マイコさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

マイコ

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居眠り磐音(2019年製作の映画)

3.8

泣きました。
なにこれ、切ない。

こんなふうに一途に思い続ける姿、
いくらでも恋愛の形がある今だから
逆に新鮮。

両替屋のエピソードにあそこまで時間割かなくてもいいからもっと幼なじみ3人や奈緒との
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レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.0


殺人マシーンとして生きてきて大人としては少し足りないレオンと、不幸な家庭の中で大人にならざるを得なかった少女の結びつき。

私には2人が年の差すぎて「純愛」と言うにはいささか苦しい。

でも噂に違わ
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アポロ13(1995年製作の映画)

3.6

パラシュートが見えた時の
安堵感たるや。

結末を知っていても7日間を耐える家族の思いに何度も胸が押しつぶされそうになった。
ケンが地上に残ったことが結果良かったんだね。
実話は重い、そして面白い。

レインマン(1988年製作の映画)

3.8

なかなか観る機会のなかった名画。

とにかくダスティン・ホフマンの名演に尽きる。
視線、たたずまい、動作、言動。
自閉症にほとんど理解のない人にも、
こういうことなんだよ、と教えてくれる。

何年も会
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クライマーズ・ハイ(2008年製作の映画)

4.0

この事故をリアタイで見ていた者には
いかに衝撃的なニュースだったか、
今でも覚えている。
墜落、絶望、生存者確認…
新聞の一面に踊る大見出しが記憶に蘇る。

事故報道に追われ数々の決断を迫られた、地元
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千夜、一夜(2022年製作の映画)

3.3

きっといまでも愛しているんだろうな。
でも同じくらい許せない気持ちもあって。

夫のセーターを着た安藤政信に思わず気持ちが高まり胸に抱いて心を吐き出すシーンにグッときた。

いくら愛されてもダンカンじ
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(2023年製作の映画)

4.0

一日一回上映の時間に合わせ
遠くのスクリーンに足を運んでまで
見ておきたいと思った作品。

大人としてふだんは
常識のある仮面を付けて
生活しているけれど、
誰にも覗かせない心の奥底には
醜い感情を持
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三姉妹(2020年製作の映画)

3.7

三姉妹女優がそれぞれに素晴らしい。

少女時代の不幸な過去は物足りないほどあっさり描かれているけど、返ってそれが現代に生きる今の姿をしっかり印象づけていていいのかな。

自分に関係ないコミュニティには
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目撃(1997年製作の映画)

-

吹き替えの地上波では
本来の映画の魅力も半減するのを
わかってたけど
未視聴のイーストウッドなので...

結果、評価は保留。

ヒトラー 〜最期の12日間〜(2004年製作の映画)

3.8

もうただ虚しさだけが残りました。

600万ものユダヤ人を殺した男の最期が。
虚勢を張ったただのおかしな老人にしか見えませんでした。

敵の手に堕ち裁かれるのを恐れ、
自分の遺体が晒されるのを恐れ、
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戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

3.9

あの過酷なホロコーストの中、収容所送りを免れ民間人に匿われ逃げ延びたユダヤ人にスポットを当てているのが新鮮。
なので収容所の様子は出てこない。

しかし、執拗なユダヤ人狩りの中、そこにあってはならない
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ゴッドファーザー(最終章):マイケル・コルレオーネの最期(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

マフィアのドンと言えど家族があり父であり歳をとれば病気にもなり気弱にもなる…
思い通りにならない子供たちにヤキモキしたり過去の後悔に悩んだり…
そんなマイケルの人間くさい面を描く最終章。

トムが出て
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ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

個人的にはⅡの方が好き。
コルレオーネの死後、ファミリーを引き継いだマイケルの苦悩と、家族を殺害されたビトーが1人でアメリカに渡りマフィアとしてのし上がって行く物語を交互に見せる。

最後は妻にも見限
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

1~3まで通しで見てさらに1を2度見てやっと全登場人物が把握出来た。
敵、味方、ほぼ濃い顔のスーツのおじさんばかりなのでそこをクリアしないとなかなか本題をゆっくり味わえない。

マーロン・ブランドはも
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エリン・ブロコビッチ(2000年製作の映画)

3.7

パワフルに突き進んで、
結果周りの人も巻き込んでハッピーになっていく、素敵な女性の実話。

成功しても胸元開きのファッション、変わらず一貫してるのいいな。

ご本人がウエイトレス役で出ているのもご愛嬌
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オールウェイズ(1989年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

前半主役の2人のセリフがなんか鼻に付いたけど、後半はとてもよかった。

2人のキスシーンを見せられ落ち込むピート、でも曲が変わってあの曲になると我に返るドリンダ。

メリンダの幸せのためにテッドに引導
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.2

12歳ってこんなだったかな。
親の事情やどうしようもない家庭環境も分かるくらい大人で、無邪気なガキっぽさもあり、おふざけも大好きで。

旅のあと、なんとなく疎遠になって行くのはあまりに濃厚な時間を共に
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MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

3.7

いつも犠牲になるのは
罪なく、力のない人たち。

まだ被害者の中には認定を受けられない人もたくさんいるし、子や孫にまで症状が出る、終わらない問題。

どんな文章よりも1枚の写真が訴える力は凄い。

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ベスト・キッド(1984年製作の映画)

3.7

80年代のファッション、音楽、
懐かしく心地いい。
ラフな作りもおおらかな時代を感じる。

ミヤギさんのキャラにやられますね。
謎のスーパーおじいさんじゃなく、
人間くさいのがいい。

思ったよりジー
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杉原千畝(2015年製作の映画)

3.4

「シンドラー」を観たのでこちらもと思い。

日本人としてこの偉業を知れたことは素晴らしい。
彼の内面や人間性もわかり、感情移入できる。
車輪の話もよかったな。
ただ、小雪さんの「ファッションショー」は
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シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

昔、見たけど長さに挫折したままになってた作品。
あの時の私は何を見ていたのか。

確かに序盤のシンドラーは女好きの要領のいい野心家に見えて良い奴なのかもよく分からない。
(多分前回この辺で飽きた)
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無垢なる証人(2019年製作の映画)

3.9

韓国映画って
心の端っこを絶妙に突いてくる。
決して「泣かせよう」の押し付けがまじさはないのにいつの間にか入り込んでしまう。
そんな作品。

ガンパウダー・ミルクシェイク(2021年製作の映画)

3.0

キレイなお姉さんたちが
強くて爽快。
図書館トリオや母の過去、もっと見たい気がした。

サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

子役の2人が本当に自然で、
昭和ってこんな短い半ズボン履いた男の子ばっかりだったよね。

そんな2人を見守る、
周りのさりげない優しい大人たちがとってもいい。
両方の親、先生、みかんのおじさん、帽子の
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シルミド/SILMIDO(2003年製作の映画)

3.9

後から事件をググって納得。

映画向きに脚色されてはいても
ベースになる事実は重い。

自決前に血で名前を書くシーン。
赤のテロ集団として死ねない、
韓国人としてみな名前があり、
この国に生きていたん
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新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

3.4

前作のその後の韓国を描いていて
まあこれはこれで楽しめる。

伏線回収もきっちり出来てすっきりなんだけど、あの軍隊崩れみたいな集団がなんで組織されたのかよくわからなかった。

小川の辺(2011年製作の映画)

3.3

忠誠心と正義VS友情、
そんな内面の葛藤をもっと描いて欲しかった気がしますが…
何もかもサラッとしすぎていて
やや物足りない。

女だてらに剣の使い手で、兄とも反りの合わない気の強い妹に菊地凛子さんは
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コリーナ、コリーナ(1994年製作の映画)

3.9

なごみます。
加えて50年代のファッション、インテリア、車、最高におしゃれ。

モリーはもちろん子役がみな可愛すぎる。
黒人の子達のキャラもいい。

最後人種差別的な展開になっていくのは意外だったけど
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グラディエーター(2000年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

アワードものって変に期待した分、
辛口な見方をしちゃうけど
これはもう大納得。
次々襲ってくる色々な感情に
追いつくのが忙しい。
3時間の長丁場も
全くダレない、飽きない。

戦いの終わったコロッセオ
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.4

なるほど名作。
あっという間の140分。

塀の中でずっと諦めたような表情のアンディが外に出た途端、身体の奥から喜びを爆発させるあのポーズ。

聖書、ポスター、刺繍、口座…伏線回収も素晴らしく観終わっ
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キャプテン・フィリップス(2013年製作の映画)

4.4

緊張感、臨場感、ものすごい。
救命船の中の潮の匂いに混じった男たちの体臭まで漂ってきそう。

SEALって凄い。
招集され真っ黒な空から降ってきて船に降り立ち、装備する姿、痺れた。
船長を助けるには海
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おじいさんと草原の小学校(2010年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ケニア独立の戦士であったマルゲが
政府からの謝罪の手紙を読みたい一心で
教育無償化になった村の小学校に通う。

村人の反対や異民族との軋轢、校長の転勤…
そんなものを乗り越えて最後は教育の大切さを国連
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親愛なるきみへ(2010年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

泣けるラブストーリーを見たい時に
オススメします。

休暇中の2週間で恋に落ちた2人が
離れても手紙で愛を育んでいく。
しかし9.11で除隊が延びたことで…

サヴァナ、いい子すぎです。
いくら寂しく
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.2

封切時に映画館で観て、また再視聴。

白鳥の対比が辛い。
賞賛を浴び王道のステージで踊る一果と
夜のショーパブで酔客相手に踊る凪沙。
それは望まずとも「女」という性を
生まれながらに与えられた者と、
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愛と青春の旅だち(1982年製作の映画)

4.1

王道のシンデレララブストーリー。
何十年ぶりかの再視聴。

10代の頃映画館で見た時は
最後のシーンがそれはもう印象的すぎて。
でも10代の少女にもどこか陰のあるギアのセクシーさと制服姿の凛々しさは十
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