まーろうさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

まーろう

まーろう

映画(101)
ドラマ(12)
アニメ(0)

貞子DX(2022年製作の映画)

5.0

脚本は仮面ライダーエグゼイド、ゼロワン、ギーツの高橋悠也氏。
現実世界のコロナ禍を意識した新しい貞子の呪いの形に唸らされました。
小芝風花さんと川村壱馬さんの明るさもあり、ホラー映画的な怖さよりも謎解
>>続きを読む

セブン(1995年製作の映画)

5.0

キリスト教の七つの大罪をモチーフにした連続殺人事件が発生。刑事二人は捜査の末に犯人に辿り着くが……という話。
怖いけど最後まで目が離せない。『映画を早送りで観る人たち』なら先に結末を把握した上で倍速視
>>続きを読む

日本のいちばん長い日(1967年製作の映画)

5.0

ポツダム宣言の受諾を決定した日本政府は8月15日正午の玉音放送に向けて準備を進めるが、終戦反対の陸軍若手将校たちが放送阻止のため皇居やラジオ局を占領する事件を起こし…というお話。

2015年のリメイ
>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

5.0

面白かった!
人類よりも高度な知性と科学技術を有する存在が現れた時、我々には何ができるのか、何をするべきなのか。
冒頭から引き込まれ、終盤の展開にも唸らされました。

流浪の月(2022年製作の映画)

5.0

事実と真実、どちらが本当なのか。
プロの俳優はとてつもない演技力を秘めていて、それをどれだけ引き出せるかは脚本の完成度の高さに依ることがよく分かる作品でした。
説明台詞はほとんどなく、表情や動きだけで
>>続きを読む

さかなのこ(2022年製作の映画)

5.0

さかなクンがモデルのミー坊がおさかな博士になるまでの物語。
好きなことを仕事にしようとしても、魚が好きだからって大学受験に合格できる学力があるわけじゃないし、水族館や寿司屋の仕事が合うわけでもないとい
>>続きを読む

タクシードライバー(1931年製作の映画)

5.0

タクシードライバーをしているベトナム戦争帰りの男が街の腐敗に憤りながら精神を病んでいき、やがて非合法な手段で銃を手に入れ、社会の悪を正そうとする話。面白かった。

40年以上前の作品にネタバレ配慮とい
>>続きを読む

沈黙のパレード(2022年製作の映画)

5.0

『容疑者Xの献身』『真夏の方程式』と同様に、悪意を持った人間のせいで善意の人たちが罪を犯すという展開ですが、真相が分かったあとのやるせなさは今作が一番だと思いました。
登場人物みんなが自分が○○してい
>>続きを読む

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

5.0

内容はタイトルの通りで、締切に追われて深夜残業と休日出勤が続く地獄の一週間を繰り返していることに部長以外の全員が気付くという、社畜版エンドレスエイト。爆笑と感動の素晴らしい作品でした。

ループに気付
>>続きを読む

新幹線大爆破(1975年製作の映画)

5.0

時速80㎞以下になると爆発する爆弾を新幹線に仕掛けた犯人たち、それを逮捕しようとする警察、爆発を回避するため終着駅までノンストップで運行する鉄道会社(国鉄)、パニックになる乗客たちの姿を描いたサスペン>>続きを読む

クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)

5.0

突然妻に出ていかれた仕事一筋の男が、残された幼い一人息子の育児に奮闘するものの、父子二人での生活に慣れてきたところで妻が子どもを引き取りたいと再び現れて…という話。面白かった。

脚本術の本でよく取り
>>続きを読む

太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)

5.0

面白すぎた。

東海村の原発からプルトニウムを盗んだ男(沢田研二)が自宅で原爆を完成させて日本政府を脅す話。
男の要求が政治的でなく、犯行動機も明確でないところが意外だけどかえって良かった。

主人公
>>続きを読む

カサブランカ(1942年製作の映画)

5.0

かつて正義のために戦いながらその志を捨てた男が再会した元カノとその夫を助けるために再び正義の心を燃やす話。
ガチの戦時中に戦意高揚のために作られた面もあるとはいえ、エンタメとして面白いです。アメリカ凄
>>続きを読む

マトリックス リローデッド(2003年製作の映画)

5.0

レザレクションズを見るための復習。
高速道路のアクションシーンはどうやって撮影しているのだろう。
繰り返される世界という意味だからリローデッドなのか。

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.0

面白かったです。殺し屋を仕事にしている女の子たちの話なのでガンガン人を殺すし、殺すことへの心理的な葛藤もないんですけど、そういうところを気にしない人なら、女の子二人のゆるわな同居生活と派手なアクション>>続きを読む

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.0

最初から最後までちゃんと見たのは初めてだったんですけど少年たちの置かれている家庭環境や街の治安などがイメージよりもシビアだったのが驚きでした。

目的地に向かって行くことと少年たちの成長が重なる構成に
>>続きを読む

デビルシャーク/エクソシスト・シャーク(2015年製作の映画)

-

コンセプトはジョーズvsエクソシストなのですが、映像やストーリーのクオリティよりも、こういう作品を創り上げた制作陣のその情熱に感動しました。

映画って監督一人だけじゃ撮れないわけですよ。でもデビルシ
>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

5.0

表向きはリア充カップル向けのデートムービーですが、やはり坂元裕二脚本、その実態は学生時代に培われた文化的なものを愛する感受性が、就職後の長時間労働によって失われ、心が乾燥していく過程を2010年代のサ>>続きを読む

異端の鳥(2019年製作の映画)

4.0

放浪する一人の少年が行く先々で大人たちから暴力、虐待を受ける模様をモノクロ映像で3時間延々と見せつけられる地獄のような作品でした。
少年が残酷な世界で逆境と戦うという点では『鬼滅の刃』に通じるものがあ
>>続きを読む

来る(2018年製作の映画)

5.0

2018年公開、『告白』の中島哲也監督。
表向きはJホラーの雰囲気を漂わせながら、中盤まで「本当に怖いのは人間」であることがよく分かるドロドロの人間模様が展開しつつ、終盤では全国の霊媒師たちが集まり、
>>続きを読む

アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

5.0

最高でした。
野球のシーンが一切出てこない野球映画。
青春のはしの方にいる高校生たちの淡々とした会話劇が、予想外の試合展開と観客の歓声と吹奏楽部の演奏と重なりながら怒涛の盛り上がりを見せていくのが熱か
>>続きを読む

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

5.0

レイトショーで観てきました。
煉獄さんがカッコよすぎでした。
2時間の間に3回泣きました。
この日は残業が終わらず諦めかけたのですが上映開始時間ちょうどに滑り込みました。
行って良かった。
作品からも
>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.0

「訳が分からないけど面白い」の意味がよく分かりました。本当にその通り。考察を読むのが勿体ない気がして何日か寝かせておきたいです。

時間の逆行については『ぼくは明日、昨日の君とデートする』を観てたおか
>>続きを読む

事故物件 恐い間取り(2020年製作の映画)

4.0

『リング』の中田秀夫監督だし、確かにホラーなのですが、恐さはそれほどではなく、人を笑わせたくて芸人になったのに事故物件ネタで売れていく心優しい男とそんな男を心配し見守るヒロインの関係が印象的な哀しくて>>続きを読む

映像研には手を出すな!(2020年製作の映画)

5.0

とてもワクワクする時間でした。
俳優陣の感情豊かな演技とハイクオリティなVFX、そして何よりそれらの土台となる「創りたい物を創る」という物語そのものの面白さ。
創作万歳!

梅澤美波さん演じる金森氏が
>>続きを読む

ダンケルク(2017年製作の映画)

4.0

第二次世界大戦が舞台の戦争映画って、軍人でもヒーローでもない徴兵された一般兵が苦しみながら死んでいく場面が確実に出てくるのでホラー映画以上に観るのに気力がいるんですけど、「観客席にいる自分は絶対に死な>>続きを読む

ぐらんぶる(2019年製作の映画)

5.0

落ち込んでる時に見ると元気がもらえる映画です。
全裸の男たちがいっぱい出てきますが、女性にセクハラをしたり、濃厚なラブシーンは全然無いので、全裸の男に抵抗が無ければ楽しめると思います。
予告ではあまり
>>続きを読む