masaccoさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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アンビュランス(2022年製作の映画)

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マイケル・ベイ監督作品。ジェイク・ギレンホール主演。彼のインテリサイコっぽい雰囲気がよかった。
ほか、役者それぞれが立ってた。FBIの彼とか、戦略チームの彼女とか、蛍光ミドリに塗っちゃう彼とか、サンダ
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スペシャルズ! 政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話(2019年製作の映画)

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フランス映画。実話に基づく。公的機関が受け入れを拒否した重度の自閉症のこどもたちを受け入れ、行き場の無い若者たちに社会参加の機会を与える団体の活動を描く。
主役2人はモデルとなった人物を観察して台本無
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ボウリング・フォー・コロンバイン(2002年製作の映画)

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どうしてアメリカで銃による殺人が多いのか、考えさせられる。当時でも年間1.1万人という数字は他国を圧倒していたが、驚くことに、2021年には4.8万人と過去最高を記録したという。
劇中でクリス・ロック
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コントロール(2007年製作の映画)

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ジョイ・ディヴィジョンのイアン・カーティスの愛と憎しみ。
「HATE」を背負ったジャケット姿が印象的。「皆に憎まれている」って言ってたな。
「無垢さに手のひらを返された」って絶望感が伝わってくる。
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ディック・ロングはなぜ死んだのか?(2019年製作の映画)

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「エブエブ」のダニエルズ監督作品。世界びっくりニュースにありそうな話だな、と思ったら実話にインスパイアだった。すげーな、アメリカ。
演出は、ジーク視点でシリアスだけど、目も当てられない系コメディ。
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レリック ー遺物ー(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

認知症を患うこと、得体が知れない存在への恐怖、その人の本質への愛情を描く。
暗い部屋、無数の染み(黒カビ)、壁の中から聞こえる音は、家という牢獄に囚われ苦しんでいるさまの表象か。
ひいじいさんの腐乱死
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ダーク・アンド・ウィケッド(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

瀕死の父親とその家族たちV.S.悪魔。幻覚も見せられるし、憑依もできる悪魔が優勢。しかも十字架や聖母マリアのキャンドルも効果なし。無神論者だから効かないとか?悪魔の象徴であるヤギさんたちも惨殺するし無>>続きを読む

クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

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事実に基づく。1962年米ソ開戦を救った2人の男、イギリスのセールスマン グレヴィル・ウィンとソ連の高官ペンコフスキーの世界(すなわち愛する家族)を守りたいという強い思いで結ばれた友情を描く。
スパイ
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リトル・シングス(2021年製作の映画)

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犠牲者の“天使”として犯人逮捕のため“小さなこと”にこだわり、悪魔に魂を売るまでに捜査にのめり込み、取り返しのつかない行いを“小さなこと”だと葬り去る男たちの話。
報われない。モヤっとするわ。
ジャレ
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天気の子(2019年製作の映画)

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雨粒がアスファルトに当たって弾ける様子や、雪崩のようにドカっと落ちる雨粒の塊など、雨の表現が色々あって楽しかった。そのほか、荘厳な雲の様子や生命感すらある光の筋など、天気の描写が美しかった。
バニラの
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君の名は。(2016年製作の映画)

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新海町監督にあまり思い入れも期待もなく、大ヒット!との前情報だけで観たが、おもしろかった。
繰り返される胸揉みのシーンが不快だったが、監督も2022年のインタビューで「今だったらやらない」と言ってたの
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ピアノ・レッスン(1993年製作の映画)

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1853年アイルランドからニュージーランド(!)に嫁いだ女性の道ならぬ恋。
ビーチにぽつんと置かれたピアノとその音色に合わせて下着姿で踊る少女の夢のような景色が美しい。
男たちがエイダを求めるとき、最
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エスター(2009年製作の映画)

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ソシオパス殺人鬼ミステリー。撮影当時9-10歳だったというエスターの大人びた演技がすごい。こどもらしい残酷さ、わがまま、したたかさ、にも見える絶妙なバランス。
「見られている」演出がゾクッとする。
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クローゼット(2020年製作の映画)

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おばけのホラー苦手なので、序盤からほんと怖かった。ビデオ画質、音などびっくり演出、イナの虚ろな笑顔..。ところどころ薄目で耐えた。
霊能者役のキム・ナムギルが出てくると、オカルトファンタジーのバトルア
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ノンストップ(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

フライトパニックアクションコメディ。
“モクレン”復活ってなぜ分かった?機上で誘拐する必然性ある?核弾頭見つけるために“目”が必要ってどゆこと?ドア開けっぱなしで機内の気圧どうなってるん?とか、細かい
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FRANK ーフランクー(2014年製作の映画)

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持たざる男が持つ男に憧れ何者かになろうと空気を読まずに突っ走り危ういバランスをぶち壊す話。
フランクの被り物には実在のモデルがいるという。事実は小説よりも奇なり。
「グローナット(Grownut)」と
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フェアウェル(2019年製作の映画)

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ルル・ワン監督の実体験に基づく。余談だけどパートナーがバリー・ジェンキンスだとのことでアーチスト同志のカップル憧れる。
親戚に結婚はまだかとせかされ、奨励金ももらえずコインランドリー代?も払えないアラ
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ミナリ(2020年製作の映画)

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リー・アイザック・チョン監督の幼少期の実体験に基づく。
7歳のデイビッドが良い!バナナの皮と格闘する顔、おばあちゃんが口に含んで差し出した栗を目の当たりにした顔、「(体罰の)棒を拾ってこい」と言われて
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レディ・マクベス(2016年製作の映画)

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「マクベス」の翻案「ムツェンスク郡のマクベス夫人」という小説が原作。
年の離れた夫と舅に蔑ろにされている若い妻が、使用人の男に溺れ堕ちていく話。
フローレンス・ピューの低い声とコルセットがきつそうな骨
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主戦場(2018年製作の映画)

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慰安婦問題について、歴史修正主義者、否定論者として紹介されたみなさんの主張が、歴史学者や憲法学者のみなさんの主張により、ことごとく覆される演出がスリリング。
慰安婦として連れてこられた少女の像をサンフ
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ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

「少年の君」のデレク・ツァン監督、チョウ・ドンユィ主演。
放浪生活を続ける安生と地元に残った七月。異なる生き方を選んだ二人は、お互いを“そうなりえた自分”として憧れ、妬む。
そこに男が絡むとややこしい
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少年の君(2019年製作の映画)

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中国映画。「高考」を控えた少女と、チンピラ青年の友情とも恋愛とも言い難い関係を描く。
目指す道は違えども、暴力の被害者、居場所の無さ、保護者の欠如といった共通点で共感し、深く結ばれている。尊い。
チェ
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元カレとツイラクだけは絶対に避けたい件(2020年製作の映画)

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訳ありの男女2人がセスナ機を操縦し、次々に襲いかかる困難を乗り越えながらサバイブする話。
原題「Horizon Line」でオリジナルのビジュアルは明確にパニック・ディザスターものだとわかるシリアスな
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モーリタニアン 黒塗りの記録(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

9.11容疑者として証拠も裁判もなく14年間グアンタナモ収容所に拘束された男の手記に基づく実話。
人権侵害の弁護士にジョディ・フォスター。テロ容疑者を弁護することで非難を受けつつ「無実かどうかは関係な
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ローズメイカー 奇跡のバラ(2020年製作の映画)

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フランス映画。バラ育種家と従業員たちが新種のバラを開発しようと奮闘する話。
開発の仕方、良いバラの条件、香りの複雑さなど業界のあれこれが知れて楽しい。
200株の損害はおおよそ50万円、運転資金12万
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TOVE/トーベ(2020年製作の映画)

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トーベ・ヤンソンの30代から40代を描く。“sing, sing, sing ”で踊るシーンが印象的。情熱的な女性だったんだなぁ。“ト”フスランと“ビ”フスランが盗んだ?大きなルビーは、トーベとヴィヴ>>続きを読む

ラスベガスをやっつけろ(1998年製作の映画)

5.0

ハンター・S・トンプソンの実話に基づく小説が原作。サンフランシスコのクラブのシーンでご本人登場。
彼の付き人をやって所作を完コピしたというジョニデ。タイピングのクセ、歩き方、エーテルで足腰ガクガク、ア
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

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デンマーク映画。
湖を一周する間に瓶ビール1ケース(20本?)を2人で?飲み干すという競技に唖然。
デンマークでは、飲酒に年齢制限はなく、酒の購入は16歳から、バーなどでの飲酒は18歳から可能だそうだ
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HARAJUKU(2018年製作の映画)

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ノルウェー映画。日本のポップカルチャーに憧れる15歳の少女の、クリスマスの波乱に満ちた一晩を描く。
駅?のエスカレーターのネオンが印象的だった。
原宿などのロケや細田守風アニメが妄想としてカットイン。
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

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巨大化したイナゴの謎を追うパーク組と、メイジー救出のワールド組との迎合。
長い爪が特徴のテリジノサウルス、潜水もできるピロラプトル、闇市、ポインタを追うよう調教されたアトロキラプトルなど恐竜のシーンは
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

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伊坂幸太郎の小説が原作。
新幹線の車中や駅構内など幻想の日本の描写がポップで楽しい。
困り顔のブラピ、髪をまとめるブラピにきゅんとする。
荒唐無稽なアクションも良い。特に新幹線のフロントガラスを拳で⁈
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メインストリーム(2021年製作の映画)

5.0

こじらせた承認欲求、尊厳の傷つけ合い、インフルエンサービジネスなどSNSの闇を見た。
後にYouTubeで大人気となる過激な男役、アンドリュー・ガーフィールドの危ない魅力がすごい!着ぐるみを脱いで初め
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ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償(2020年製作の映画)

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実話に基づく。マルコムX、キング牧師没後、過激化した人民解放運動の最中、ブラックパンサー党シカゴ支部に潜入したスパイの葛藤を描く。後年のインタビューで当時の心境を語る本人とその末路にショックを受けた。>>続きを読む

ほんとうのピノッキオ(2019年製作の映画)

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“ドッグマン”の監督のイタリア映画。しゃべる人形・動物、妖精が存在する世界。CGではなく特殊メイクだそうなので、いずれも実在感があり異形の妖しさ。コオロギと人面魚のインパクト大!判事が思いのほかチンパ>>続きを読む

オテサーネク 妄想の子供(2000年製作の映画)

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ヤン・シュヴァンクマイエル監督2000年の作品。コマ撮りアニメと実写の合成。チェコの民話に基づくホラーファンタジー。ペドフィリアのじいさんと少女のシーンが特にキモい。ゲー。いろんなスープを真上から撮っ>>続きを読む

きっと、またあえる(2019年製作の映画)

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インド映画。原題“Chhichhore(お気楽な)“。両世代を特殊メイクで演じているらしい。ラストのミュージカルは大団円感あってアガル。「あるがままでいい」「余計な心配はやめよう」という歌詞が沁みる。>>続きを読む