masaccoさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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億男(2018年製作の映画)

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「芝浜」の話。夢になるといけねぇ。
お金は、価値のあることに使おうと思った。大切な人を喜ばせるため、大切な人を助けるため、そういう自分でいるために。
「億男」か「雑魚」か、世知辛いな。港区女子か?
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トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

腹話術人形のベンソン怖え。ギャビー・ギャビーも最初、自己チューだしうす気味悪かったけど、だんだん哀れに思えてきた。ウッディもボイスボックスあっさり渡しすぎじゃね?と思ったけど、アンティーク的な価値には>>続きを読む

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

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アデルが17歳から18歳になる頃と、それから4年後?を描く。
高校生のアデルが、同世代の男子と寝てみるも罪悪感で?「悲しくなる」という。興味のある文学の会話も盛り上がらない。彼は読書苦手らしい。
友人
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劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

散文的。地下鉄ライド。2.5次元舞台のような?ソードアクション。歌唱。
東京タワー🗼
アタシ◎再生産
繰り返す
「私たちはもう舞台の上」
「列車は必ず次の駅へ。舞台少女は次の舞台へ」
アルチンボルド的
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ドリーム(2016年製作の映画)

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勇気をもらえた反面、差別問題は根深いなぁと思った。有色人種であること、女性であることで、そもそもダブルマイナスからのスタートだ。キャサリン、ドロシー、メアリーは、才能も度胸もあって、期待以上の結果を出>>続きを読む

ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

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マークが本当に手に入れたかったものは何なのか?金?名誉?権威?注目?そのどれとも違う気がする。では彼の原動力は何だったのか?強いて言えば、承認欲求なのかもしれない。エリカに「立派になったじゃん」って言>>続きを読む

ハースメル(2018年製作の映画)

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エリザベス・モス主演。頂点を極めたバンドとその転落。上り詰めていく様子はホームビデオ風映像で、落ちぶれていく様子は不穏な音がずっと鳴ってて、ベッキーの暴れっぷりはまさにカオス。若いバンドに媚びる様子や>>続きを読む

水の中のつぼみ(2007年製作の映画)

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マリーとアンヌは幼なじみ、マリーはフロリアーヌにゴミを盗み残飯のリンゴをかじるほど強い憧憬の念を抱き、アンヌは裸を見られたことをきっかけにフランソワに執着し、フランソワはフロリアーヌとセックスしたくて>>続きを読む

豚の王(2011年製作の映画)

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支配者としての「犬」。犬に食われ、“死んでからやっと価値の出る”「豚」。豚のままではいたくないとナイフを手にして犬に立ち向かう「豚の王」。その亡霊を見て、中学生時代の壮絶なイジメを思い出す。
ファース
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イーグル vs シャーク(2007年製作の映画)

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タイカ・ワイティティ監督2007年の長編デビュー作品。
ファーストショットが印象的。恋に恋する少女感。
主演俳優2人の顔も良いし、他キャストの、良い意味で冴えない感じがほんとに良い!
幼なじみの「ハッ
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ボーイ(2010年製作の映画)

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タイカ・ワイティティ監督2010年の作品。1984年のNZの田舎町が舞台だというから、1975年生まれの監督は9歳、弟のロッキーくらいか?ロケ地は、おばあちゃんちで、実際に住んでたこともあるというから>>続きを読む

ノーザン・ソウル(2014年製作の映画)

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エレイン・コンスタンティン監督の青春時代の実体験に基づく。
1970年代イングランド北部で生まれた音楽ムーブメント「NORTHERN SOUL 」。
ジャンルではなく、『レアな7インチシングルでクラブ
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エル プラネタ(2021年製作の映画)

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1989年生まれのアマリア・ウルマン監督、主演。モノクロ、黄色い字幕、時に緊張感漂う何気ない会話、シーンチェンジの時に挟み込まれるスプリットスクリーンがおしゃれ。
冒頭の、アレが一回20ユーロ、という
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ロブスター(2015年製作の映画)

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カップルカルチャーを皮肉ったコメディ。
カップルでいれば急死やレイプのリスクが小さくなるよ、って啓蒙する寸劇がバカバカしくて笑える。“外”の世界は見事にカップルだらけで異様。
ホテル内の方が、誇張こそ
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

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作家先生とか編集者とか、キャラクターはデフォルメされてると思うけど、お家騒動は角川、編集部の感じは文春をモデルにしていて、KIBAプロジェクト(のモデル)は実現しているらしい(構成作家の古川さんによる>>続きを読む

ザ・セル(2000年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

シュルレアリスムやポップカルチャーを引用し、精神世界を鮮やかに映像化。
エディ少年の孤独な砂漠、キャサリンの桃源郷はたまた涅槃、カールの虐待されていた少年時代とそのトラウマが爆発した狂気、悍ましくも美
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サンセット(2018年製作の映画)

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サンセット=日没とは、オーストリア=ハンガリー帝国の没落を暗示するらしい。
主人公イリスの背後にぴったりついたカメラの長めのワンショットが多用されるのが印象的。
しかも彼女、列車に乗って帰るのかと思い
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別れる決心(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

湿気のある青、緑、赤が印象的な画づくりが美しい。
タン・ウェイ演じるソレの多彩なファッション、豊かで複雑な表情の変化も見応えがあった。
ヘジュンがあっさり一目惚れして心酔するに値する魅力に説得力があっ
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カポネ(2020年製作の映画)

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アル・カポネ版「ファーザー」だった。
認知症による幻覚を描く。
ダミ声でヨボヨボのトム・ハーディが痛々しい。絶妙なタイミングでの放屁音に笑ってしまったが、笑い事ではない。下の粗相描写トゥーマッチ。
Y
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THE INFORMER/三秒間の死角(2019年製作の映画)

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北欧ミステリ小説が原作。この「ストックホルム市警のエーヴェルト・グレーンス警部」シリーズが好きで徐々に読んでいるんだけど、原作の「三秒間の死角」はシリーズ5作目。上下巻900ページにも及ぶ長編小説を1>>続きを読む

炎の少女チャーリー(2022年製作の映画)

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スティーブン・キングの小説が原作で、1984年の映画のリメイク。こちらではドリュー・バリモアがチャーリーを演じていたんだね。
超能力を持った少女が悪の組織に追われる話。
父親役のザック・エフロンが、ち
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ブラック・フォン(2022年製作の映画)

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小説が原作。作者の父はスティーブン・キングだそうで「地獄のスタンド・バイ・ミーだね」と評したらしい。確かに、少年の友情成長物語だね。
終盤の怒涛の展開、伏線回収がスカッとした。
ほとんど顔隠れてるけど
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AIR/エア(2023年製作の映画)

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ソニーがLAのバーでジョージ・ラベリングと会うシーンのピントが、並んで座った2人に交互に合うの気になったんだけど、町山さんの解説によると、撮影監督のロバート・リチャードソンがピントを瞬時に合わせる天才>>続きを読む

天外者(2020年製作の映画)

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五代友厚、坂本龍馬、岩崎弥太郎、伊藤博文。西洋から学び、経済の発展で日本を変えようとした若者の話。大胆に時をすっ飛ばし、要所で俳優の泣き顔でつなぐ。三浦春馬の殺陣の構えが強そうだし殺気もあってかっこよ>>続きを読む

ヴァニタス(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

実家がサービス業の柴原、学費と生活費のためにスーパーで働く伊藤、性自認に悩む永井、カルトで反社会的な活動をしているらしい橘、の4人の男子大学生。
それぞれやりきれない思いを抱えつつ交わす会話と“バシュ
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この世界に残されて(2019年製作の映画)

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終戦後1948年のハンガリーでホロコーストを生き延びた人々の喪失感、孤独、その共有を描く。
戦争終わったっていっても、失ったものは大きく戦前の日常は取り戻せない。
ソ連共産党による監視とか強制連行とか
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私の知らないわたしの素顔(2019年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

小説が原作。ジュリエット・ビノシュ演じる50代の女性クレールが24歳の女性クララになりすましてSNSで若い男性アレックスと恋に落ちる話。
こじらせ系ミッドエイジクライシスものだと思いきや、サスペンスで
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ぶあいそうな手紙(2019年製作の映画)

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ブラジル映画。原題は「エルネストのまなざし」って感じかな。視力は超悪いんだけどね。
78歳の独居老人エルネストと若いホームレスの女性ビアが出会い、お互いに影響し合い、新しい生き方を見つける話。
ウルグ
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アンテベラム(2020年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

アンテベラムとは内戦前という意味で、アメリカでは南北戦争前のこと。
ジャネール・モネイがプランテーションで働く奴隷と、学者で作家の二役を演じる..。
巧みなミスリードと、ちょいちょい挟み込まれる違和感
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

いろいろ考察するのがおもしろい。
特に、撮影する側と撮られる側との対比が興味深い。撮るという暴力的な行為、撮られる(搾取される)犠牲者としての動物やこどもや女性や黒人。そして撮られる側のいろんな反撃!
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緑の光線(1986年製作の映画)

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エリック・ロメール監督1985年の作品。「喜劇と格言劇」シリーズ第5作目。
冒頭の格言はランボーの「心という心の燃える時よ 来い」。
こじらせ女子の夏休み。
デルフィーヌがほんとにめんどくせぇ。
前触
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満月の夜(1984年製作の映画)

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エリック・ロメール監督1984年の作品。「喜劇と格言劇」シリーズ第4作目。
冒頭の格言「ふたりの妻を持つ者は心をなくし、二つの家を持つ者は分別をなくす」を描く?
レミと同棲するパリ郊外のマルヌは当時、
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Summer of 85(2020年製作の映画)

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「おれの墓で踊れ」という小説が原作。劇中で印象的なThe Cure の”In Between Days”ともよく合うパンクな感じと、ひと夏の恋の甘酸っぱさとほろ苦さを切り取ったエモい感じが絶妙。
ノル
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マリー・ミー(2022年製作の映画)

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ジェニファー・ロペスが「役づくりは必要なかった」と言うセレブシンガーと数学教師のシングルファーザーとのラブコメ。
彼女のキラキラした、でも忙しなくて常に他人の目に晒されている生活の一部を垣間見られる。
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ドミノ 復讐の咆哮(2019年製作の映画)

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ブライアン・デ・パルマ監督作品。
GOTジェイミー・ラニスター役のニコライ・コスター=ワルドー主演。彼はちょっと足りない色男役が似合う。
カメラのズームとかカット割とか、劇伴づかいとかクラッシックで盛
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