みきてーさんの映画レビュー・感想・評価 - 88ページ目

みきてー

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君の名は。(2016年製作の映画)

4.1

実は最速の完成披露試写で7月に見てたんだけど、消化しきれず感想が書けぬまま今に至った。案の定、見た人のああでもないこうでもないムーブメントに気圧されている。

私は新海誠が非常に苦手である。全作観てる
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栄光のランナー 1936ベルリン(2016年製作の映画)

3.6

クッソ惹かれないマーチャンが不憫なのだが、内容はまっすぐに胸を打つ佳作スポーツ物。

オリンピック試合の入場→ラン→ゴールまでを舐めるようなワンカットで撮っており、高揚感とカタルシスがある。その分大会
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名もなき復讐(2015年製作の映画)

3.7

韓国ノワール特集でひときわ評判が良かったのでチョイス。

セルマ並みに不憫な目に遭うヒロインがいたたまれず、身につまされる。さらにそこから一層ドライブして、捜査担当の女警察官の過去が共鳴していくシーン
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ケンタとジュンとカヨちゃんの国(2009年製作の映画)

3.7

話運びは凡庸さを感じるが、主演三人の演技が素晴らしくフレッシュさがある。
安藤サクラのスタイリング担当は天才。

ヤング・アダルト・ニューヨーク(2014年製作の映画)

4.0

この邦題イヤがらせなのかな???

ノア・バームバックらしい居心地の悪さが堪能できる作品。良い映画です。

特に自分のフィールド(趣味でも人間関係でも)に友人知人がズカズカと入り込んでくる所在の無さは
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ロスト・バケーション(2016年製作の映画)

4.2

有象無象のサメ映画界…ぶっちぎりで本作は怖い、そして面白い!
(多分厳密にはサメ映画ではなくて、ワンシチュエーションスリラーなのだと思うけど)

単にサスペンスフルなだけでなく、自然/海/生き物に対す
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オペラ座 血の喝采(1988年製作の映画)

3.8

アルジェント作品の中でも屈指の痛そう映画。
犯人の目的がヒロインを殺すことではなく、そのままの意味で括目させることなのが面白い。

ジャケの“下まぶたに針スタイル“は「オーディション」(洋画の方)の元
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オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年製作の映画)

3.5

金ロー鑑賞。

前半部は同ジャンルの中でも最高の面白さ、文句のつけようがないほど滾る!4dxで前線上陸シーンを永遠に見ていたい。いつもの軽薄そうな笑みからグラデーションで兵士の顔になっていくトムの演技
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DENKI GROOVE THE MOVIE? 石野卓球とピエール瀧(2015年製作の映画)

3.5

旦那に謎の電気グルーヴブームが訪れており、一緒に鑑賞。

自分は熱心な電気ファンではないつもりだったのだが、見進めていくと「あ、この曲も知ってる、このアルバムも持ってた」みたいな瞬間が多々あり、彼らが
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フェノミナ(1985年製作の映画)

3.7

虫嫌いと集合恐怖症の人は絶対見ちゃダメ!

ヒロイン:ジェニファーコネリーのイノセントな美しさと、虫/フリークスのおぞましさの対比が素晴らしい取り合わせ。美しいようでいて、グロテスクでまさにアルジェン
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わたし出すわ(2009年製作の映画)

2.8

森田節炸裂の台詞回し&イメージ映像のカットイン炸裂。入門がこれだと面食らうかもしれない。

「なぜか大金を工面してくれる小雪」という設定は大いに惹かれたが、いざ見て見ると見返り無しにポンポン金を出す人
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スイートプールサイド(2014年製作の映画)

3.9

松居大悟の青春もの、今の所百発百中。

“変態性”はマジョリティの定義によって生まれるもので、ぜんぜん忌避するものじゃないよ~と力強く背中を押されるような映画。

チャイナタウン(1974年製作の映画)

4.1

傑作ミステリー。面白かった~

偏執的と言っていいほど、細かく主人公の動作を描写しているのに、結果冗長な印象が無いのがすごい。
ホンのことはよく分からないが脚本が素晴らしく洗練されてるのだと思う。ハラ
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不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)

-

ほぼ徹夜明けで見に行ってしまい、上映時間の4分の1くらいはウトウトしてしまった…

寝ても覚めてもクークー言ってるし、中盤緩急はほぼ無いような話なのに人の心を惹きつけて離さない愛らしさがある。

同じ
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ゴール・オブ・ザ・デッド(2014年製作の映画)

1.6

長い…長すぎる。
サッカーの前半戦/後半戦になぞらえて話をセパレートしたのは面白い発想だとは思うが、前半・後半の監督共に真面目なテイストでひたすら長々とやっているので完全に飽きてしまった。

腐った腕
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リンカーン vs ゾンビ(2012年製作の映画)

2.5

リンカーンが大鉈振り回して首をはねまくるビジュアルが最高に良い。見ちゃうよね。
史実との絡め方もB級具合の程よく出た適当さで堅苦しくなくて好感が持てた。

ただ肝心のゾンビ側にまったく脅威を感じない。
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バッド・ブレインズ/バンド・イン・DC(2012年製作の映画)

3.2

再結成後の動向を全然追ってなかったので、HRが今こんな有様になっているのを知って暗澹たる気持ち…

客をおちょくるような酷いパフォーマンスをするHR。ライブ後キレるドクター・ノウの顔は、諦めまじりの笑
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ゴーストバスターズ(2016年製作の映画)

3.9

十人並みのファンながら、先行上映初回に駆け付けたうえ「ハロルド・ライミスに捧ぐ」の文字を見た瞬間ボロボロ泣いてしまった…オリジナルへの愛が詰まりまくり。

本国では女性主役陣がネオナチまがいに色々揶揄
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ケンとカズ(2015年製作の映画)

3.3

“10日間寝てない山崎まさよし”みたいなケン。
本当に死んだ鮒のような目をしていて印象深い。これからカトウシンスケ人気出そう。

ケンとカズはお互いがお互いの半神(萩尾望都的)だと解釈するとしっくりく
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Super Tandem(2014年製作の映画)

3.0

きゃりーぱみゅぱみゅと楽曲使用で揉めてた所、やっと決着が着いたらしい。スクリーンで見られて満足。

リンチシーンでは、後に「孤高の遠吠」でも会える顔がちらほら見えてまるで同窓会のような嬉しさ。
大石君
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絶叫のオペラ座へようこそ(2014年製作の映画)

3.7

スラッシャー×ミュージカル。そしてオペラ座の怪人×歌舞伎×ダサメタル。発想がバカバカしくて好きだ。
本家オペラ座で唯一吹替キャストだったミニー・ドライバーの雪辱を晴らせただけでも価値があると思う。
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ファインディング・ドリー(2016年製作の映画)

3.4

酷評を散見して構えて鑑賞したが、実際見てみればさわやかで子供大喜びな夏休み映画だった。

今までの高水準なピクサー映画と比較すれば直線的過ぎるように思えるストーリーラインにも見える。が、それだけに久々
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