mistyさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

misty

misty

映画(402)
ドラマ(1)
アニメ(0)

ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりに映画館で観るべき映画を観た気がする。これがPG12とかそれでいいのか?超絶に不謹慎だけどもう崖上がってからの壮絶さ、メルギブのノリノリ感がすごい。血に飢えてるね!もう暴力を楽しんで撮っている>>続きを読む

プライベート・ライアン(1998年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

アタマ20分を観るための映画かな…という感じだった。トム・ハンクスの「すごいなこの光景は」としみじみ感じ入ってるあの言い方、とてもよかった。中盤は結構地味な人探し道中だったけど案外あっさり登場したライ>>続きを読む

硫黄島からの手紙(2006年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

この彩度の低さ、the イーストウッド映画だな〜と思う。渡辺謙、外国に理解がある心が広い良い上司をやらせるとやはりすごいな…そして中村獅童の哀れさよ…他だと結構根性論ゴリ押しながらも最後にはいいシーン>>続きを読む

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

4.0

すごいタイトル。一体なんの話なんだ…と思っていたけど、めちゃくちゃいい映画なんていい映画…9.11でお父さんを亡くしたアスペルガー少年の大冒険。出会う人はみんな優しく、君の家族はみんな君を心から愛して>>続きを読む

天才スピヴェット(2013年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

映画ってわりと観たそばから忘れていくものも多いし、ましてBGMなんて映画館出た瞬間に頭から吹っ飛ぶことがほとんどだけど、この映画のメインテーマがとっっっても好きで今でも口ずさめて、この音楽がまた聴きた>>続きを読む

武曲 MUKOKU(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ぶっちゃけ、全く期待してなかったんだけど、めちゃくちゃよかった…ひょっとして、村上虹郎くんの人生史上最高の美しさを捉えることに成功した奇跡の一本となったのでは…?!(完全なディカプリオ理論)いや本当に>>続きを読む

ダブルミンツ(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

もう(物理的に)痛いのが確定してるのでびくびくしながら観て、やはり要所で痛い…痛そう…うう…と縮こまる映画だった。BL要素は少ないかな〜調味料程度で。チンピラの方のみつおくん(漢字忘れた)がよかった。>>続きを読む

光をくれた人(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

悪い人は出てこない。単体だとみんなきっと素朴でいい人で、なんでこんなことになっちゃうかなあ〜と不条理を物悲しむことしかできない。その不条理を引き立たせるのが離島の圧倒的な自然というか海の姿で、あの海な>>続きを読む

映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

生きづらい、しんどい、先が見えない、今しか持てない、周りはスマホしか見てない、わたし何やってんだろ、みんなバカに見えるけどそんなわたしもほんとは寂しい、そんな中で「会いたい」と言ってくれる人がひとりで>>続きを読む

グッバイ、レーニン!(2003年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

めっちゃよかった…コメディってジャンルだったから油断してたけど全然コメディじゃないよ…!あの手この手で東独を蘇らせようとする主人公の努力が涙ぐましすぎる。それぞれのペースで東西統一を心に落とし込んで前>>続きを読む

美女と野獣(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

もう絵に描いたようなトゥルーラブというかもはや絵 改めて、わたしが無意識のうちに「理想だなあ…」と感じてしまうその「理想」って、「ディズニー」のことなんだなと感じた。そんなにディズニー大好き!!って自>>続きを読む

小さな恋のメロディ(1971年製作の映画)

3.0

20年経って、彼らのこの思い出が黒歴史になってないといいな…というのが心配でならない。振り回される大人の方に同情してしまうくらいにはわたしもつまらぬ大人になってしまったものだ… ジャック・ワイルドの変>>続きを読む

僕とカミンスキーの旅(2015年製作の映画)

3.5

話の噛み合わない難ありすぎの年の差コンビの珍道中。騙し騙され、クソ野郎とクソジジイが同じ車に乗るとこういうことになるのか…と笑い、それでも「君は友達だ」と言われるとちょっとぐっときてしまう。そしてチャ>>続きを読む

人生タクシー(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

よかった…ただタクシー運転手に扮した監督がたまたま乗せた客とのやりとりを流しているだけなのにこんなにもドラマなのか。いやさすがにこれは仕込みっしょと思いたくなるくらいの強烈な客たち、チャーミングな姪、>>続きを読む

ノルウェイの森(2010年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

あまり評価高くなかったぽいけどわたしはこの色味けっこう好きだったな。日本人じゃない監督が撮るって聞いて当時はなんか戸惑ってしまって観に行かなかったけど、村上春樹が書く日本はわたしたちの日本ではなく「彼>>続きを読む

ぼくと魔法の言葉たち(2016年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

手放しにいい話!愛って素敵!奇跡は起きる!とは言えない。オーウェンを置いて年を取っていく両親の気持ちや、将来両親と弟すべての面倒見なきゃならないのを覚悟してる兄さんの気持ちとか考えると愛😭というより現>>続きを読む

犬神家の一族(2006年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

30年ぶりのセルフリメイク、ということで、確かわたしが高校生くらいの映画だったかと思うけど随分古風な撮られ方をしていた。時代設定がちゃんとあるしあんまり新しい撮り方するのも逆に変になるんだろうな。あと>>続きを読む

夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

森見登美彦作品であるというよりは湯浅政明作品だった。も〜黒髪の乙女が可愛くて可愛くて四畳半の明石さんとはまた違う可憐さ!あんな格好アニメじゃないとできない、も〜ほんとに各方面からの理想を体現したような>>続きを読む

キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

人間は引っ込んでろ感がすごい全部趣味で作りました!!的な映画だった。筋はない。地獄の黙示録たしかにフィーチャーされてるけどめちゃくちゃただの踏み台だった。すべてはあのゴリラと使徒のための2時間だった…>>続きを読む

SING/シング(2016年製作の映画)

3.5

ハッピー映画だった。ご都合主義に話が進むけどみんなにそれぞれいいところがあり見せ場があり、どこの誰であろうと、みんな人生の主役になれる瞬間はある!!の力技で押し切っていた。歌うことで日々のルーティンか>>続きを読む

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

めっちゃよかった。ゴリラ(キングコング)観て無理にテンション上げるよりも今のわたしに寄り添っていた。君はたしかにある立場から見たらクズかもしれないけど、それでも違う世界の誰かを導くことができる。家壊し>>続きを読む

ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

一族の謎を追う系サスペンスなのでまず一族の関係を頭に入れるのが大変なんだけど謎を暴いていく過程が超いいので夢中になれた。雑誌記者と天才ハッカーという組み合わせからして萌えしかない。謎解きはもちろん、や>>続きを読む

アイヒマンの後継者 ミルグラム博士の恐るべき告発(2015年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ミルグラム博士という人物とこの人が行なった研究の内容はとても面白いけど映画としてはクソつまらん。博士が全部自分で説明してしまうのでああはいそうだったんですねと映像つきの講演会聞きにいってる感じだった。>>続きを読む

ANTIPORNO アンチポルノ(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

全く意味がわからないし鑑賞後お茶でもしようかという気分を一撃のもとにぶち壊してくれる(食欲を奪う)そもそもこれがアリならロマンポルノリブートプロジェクトなんてなんでもありになるだろ!!と思いはしたがわ>>続きを読む

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.0

最高だった…これが98年のアニメだとはにわかには信じられない。というかアニメだとは信じられない。完全に騙された。本当の自分はだれ(どれ)っていう自意識の話でもありストーカー問題の話でもあり、当たり前の>>続きを読む

アナザヘヴン(2000年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

15年前に当時のネット友達が「これいいよ!BL!萌えるよ!」とオススメしてくれたのを今になって突如として思い出し観てみた。ホラーかな?サスペンスかな?グロ系かな?と少し警戒していたが、結構ハイレベルな>>続きを読む

お嬢さん(2016年製作の映画)

3.5

よかった。お互いに騙しあってる三つ巴の展開で、最後まで「いや、まだひっくり返るのでは…」とわくわくしながら観た。R18だしそれなりなシーンもあるのだが不思議とやらしさは感じなかった。俳優に感情移入する>>続きを読む

虐殺器官(2015年製作の映画)

3.5

本を買うだけ買って20頁くらい読んでほっぽらかしていた。屍者の帝国が頭にあるのでまた頭がパンクするんじゃないかと慄いていたけどあれよりはまだ理解はできた…が、最後の最後で読解能力が底を尽きて頭がこんが>>続きを読む

たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

「他人の考えてることなんかわからなくて当たり前」と「家族なんだから歩み寄らなきゃ」の妥協点が見出せない家族の物語。でもそこに愛はないのかというと間違いなく愛なのだった。ぶつかるけど、瓦解はしない。そん>>続きを読む

ワイルド わたしの中の獣(2016年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ぼんやり日々を送る干物女がハンサム狼に一目惚れ、あの手この手でとっ捕まえてドッキドキの共同生活☆狼に出会った瞬間に水を得た魚のごとくアクティブになる主人公の行動力は常軌を逸するものがあった(狼にガチ惚>>続きを読む

ジムノペディに乱れる(2016年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

主演に板尾創路を使ったのはちょっとミスではないかな…相手役の女優がまだあんまり知名度がなくてかつ絶妙なかわいくなさ具合を持ってる人たちだったので知名度がある板尾創路をそこに持って来てしまうとちょっとし>>続きを読む

未来を花束にして(2015年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

そうだったんだなあというかんじ。ええーフィクションじゃんこんなの、って思ってしまいそうだけど100年足らず前のことだと思うとしんどい。怖いのは男の敵じゃなくてその世界で居場所を得てそれなりに納得して生>>続きを読む

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

答えを出すのがものすごく難しいしそもそも正解がない…キリスト教によって人々は幸せになれる!と思ってやってくる宣教師はむしろ自分がいない方が人々は幸せな暮らしをしているし、自分の背後にあるキリスト教を信>>続きを読む

エゴン・シーレ 死と乙女(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

シーレというからなんか、自分!!自分大好き!!闇!!闇闇闇!!みたいな映画かと思って観に行ったら(とんだ先入観)案外ふつうの?ラブストーリーだった。シーレがどうというよりは、彼の周りで振り回される女の>>続きを読む

ミルピエ パリ・オペラ座に挑んだ男(2015年製作の映画)

4.0

ナタリーポートマンの旦那でブラックスワンの振付師がパリのオペラ座でプロデュースしたバレエ舞台のドキュメンタリーということで、結構期待して観に行ったけど、よかった。超よかった。編集がよい。途中で眠くなる>>続きを読む

アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男(2015年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

邦題がワイドショーのサブタイトルみたいになってるけど中身は激渋。役者が激渋。疑ったり疑われたりで最終的には派手にドンパチあるのでは…?とハラハラしたけどそんないかにも映画的なことは起こらない(ただ別方>>続きを読む