まさなつさんの映画レビュー・感想・評価 - 21ページ目

フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン)(1965年製作の映画)

3.3

第二次世界大戦末期、ドイツからフランケンシュタインの心臓?が日本の広島に運びこまれ、原爆が、、。なんだか奥深さそうなツカミ。まだ戦争が身近に感じられる時代が故でしょうか、、。

フランケンシュタインっ
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ジャスト 6.5 闘いの証(2019年製作の映画)

3.7

数多くの名監督を輩出している映画大国イランだけど、ガチな犯罪映画は珍しい。

イランも他国同様麻薬が蔓延してるのですね、、それも貧しい者が犠牲になってる^^;

冒頭のシークェンスは、タランティーノも
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消えた16mmフィルム(2018年製作の映画)

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謎の男、その名はジョージ。

1992年シンガポールで撮られた自主映画をジョージという男が持ち去った、、。

もし、あの映画が完成し公開されていたら、、どうだったのか、大して変わりなかったかは分からな
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ザ・ホワイトタイガー(2021年製作の映画)

3.5

インド=世界一の民主主義大国、、そう言えばそうか、、?

でも、それは人口的にってことで、その実態はカースト制が根深く残る格差の激しい国。民主主義であるが故に自分で何とかするしかない。でないと貧しい者
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MISS ミス・フランスになりたい!(2020年製作の映画)

3.5

夢に男女はない。
叶えられない夢なんてない。

今時なぜミスコン?それもフランスで?とは思ったけれど、主演のアレクサンドル・ヴェテールの性別を超えた美しさに、そんなことどうでもよくなりました^_^
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ダウンタウンヒーローズ(1988年製作の映画)

3.3

旧制中学、バンカラ風、マドンナ。四国の松山と言えば「坊ちゃん」ですね。

原作は脚本家の早坂暁。「夢千代日記」の方。脚本は山田洋次と浅間義隆。早坂暁自身の経験に基づくらしい。

青春ですね。古き良き時
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空の大怪獣 ラドン(1956年製作の映画)

3.5

ラドン、、、温泉ではありません。あ、でも火山から🌋現れたから関係なくもないか^_^

ゴジラやキングギドラの脇役のイメージの強いラドンですが、この作品では単独主演。本多猪四郎がゴジラの次に撮った特撮怪
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ハスラーズ(2019年製作の映画)

3.3

ウォール街の男達とストリッパーの女達。

金儲けの方法は違えども、どっちもどっち。悪い事は悪い事^^;

勢いのある時はいいですね。ゴージャスで派手にパーっとしてて。生きる実感みたいなものが画面からも
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カエル少年失踪殺人事件(2011年製作の映画)

3.5

韓国三大未解決事件の一つとか。

カエル少年って、、そういうことね。そんなネーミングはどうかと思う、、^^;

子供が犠牲になる事件は、やはりやるせないですね^^;親の気持ちになるとホントに辛くなりま
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この世に私の居場所なんてない(2017年製作の映画)

3.6

私達この世で何をしてるのかな?
いい人になる努力さ、、。

何が望みだ?
みんながクソったれにならないこと、、。

気が弱く言いたいことも言えずストレスたまり自分はダメだと無気力な日々を過ごすルース。
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.8

始まりは押井守、、。

坂元裕二脚本で観たけど、そう言えばテレビドラマの好きな脚本家が映画の脚本書いたのを観てあまり良かった記憶はないのですが、、^^;

こんな出逢いがあたらなぁ〜を実現してくれて、
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天国にちがいない(2019年製作の映画)

3.9

ナザレのスレイマン!(イエス?、、いえいえ映画監督^_^)

なるほど、ジャック・タチですね。その雰囲気感じました。

ユロさんならぬパレスチナ人のスレイマンさんが、故郷のナザレやパリ、ニューヨークの
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ホットギミック ガールミーツボーイ(2019年製作の映画)

3.3

山戸結希監督初かと思ったら「おとぎ話みたい」を観ていた、、。

初々しさと若々しさとあざとさと、気持ちがあっちこっち行って忙しい^^;

映像は工夫してましたね。短いカットの繋ぎのところは勢いを感じた
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ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-(2020年製作の映画)

3.3

人種を問わず格差社会はあって、白人とてそれは免れない現実。

アメリカンドリームには無縁で、そこからはどうしたってはい上がれない分断の壁。悲しいかなどの国でも確実に侵攻している病、、^^;こういう方々
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女の一生(1967年製作の映画)

3.6

何度も映画化されたモーパッサンの原作を戦後の信州に舞台を設定しての作品。

脚本が野村芳太郎、山田洋次、森崎東という当時の松竹がほこる豪華布陣。

金持ちのお嬢様が、旦那に振り回され、息子にも振り回さ
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私は確信する(2018年製作の映画)

4.0

大好物の法廷もの。一足お先にオンライン試写会で、、^_^

実際にあったフランスの裁判をもとにしながら、主人公のノラという創作の女性を登場させて、裁判制度の問題を彼女目線で見ていく臨場感があります。
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KCIA 南山の部長たち(2018年製作の映画)

4.1

今年になって劇場で観た新作はまだ5本目だけど、そのうち3本が韓国映画、、、面白そうなのを優先したらそうなったので仕方ない。それも、「インサイダーズ」でイ・ビョンホンと組んで面白い映画を作ったウ・ミンホ>>続きを読む

迷走地図(1983年製作の映画)

3.4

映画監督 野村芳太郎生誕101年 @シネヌーヴォ

政界の派閥争いの闇。

口利き、裏金、利権、癒着、権力闘争、陰謀、不倫、、、ああ忙しい、、これじゃ国民のために働く暇なんてないですね(^_^;)
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ミッドナイト・スカイ(2020年製作の映画)

3.3

壮大そうなSF。劇場向きなのかな?評判はあまりよろしくないようで、ハードル下げたので普通には観られましたが、、。

地球の何処か極寒の地と宇宙船の中が舞台。よくある王道的な話で意外性はあまりないですね
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拝啓天皇陛下様(1963年製作の映画)

3.7

寅さん前の渥美清。

でも、やっぱり寅さんっぽい^_^

貧しい田舎に生まれ両親をなくし、それ故に三食付きの軍隊大好きな男。軍隊内のイジメや過酷さは抑え気味で、コミカルに描いている人情喜劇風。同じ様な
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

3.8

若い頃観た時はそれほどでもなかったのですが、今観るとなんだかいいですね^_^

少年時代の冒険旅行のテッパンですね。そんなに遠くでなくても、気の合う仲間との道行は楽しいものです。でも、仲間でも一緒にい
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帰って来たヨッパライ(1968年製作の映画)

3.0

オラは死んじまっただ〜オラは死んじまっただ〜オラは死んじまっただ〜天国へ行っただ〜♪

当時大ヒットした歌。歌っていたフォーククルセダースの三人が主演した映画。当時のビートルズの映画を意識したのかどう
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新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

3.7

スケジュール表を見間違えて、まさかの4DXデビュー^^;

プラス900円は高いなと思いつつ、他に観たいのもなかったので初体験。場内は私を入れて2人のみ。あわや貸切^^;
第一の感想は、マッサージチェ
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ローマンという名の男 信念の行方(2017年製作の映画)

3.6

デンゼルさん大活躍!

それもかなり個性的なキャラ。弁護士だけど、変な髪型に変な服。でも記憶力が半端ない、、。

優等生タイプのこの方も、いろんな役をやりますね。演技の幅が広い。それも段々と魅力的に見
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アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

3.1

トーシロが、レザボア真似るなんて100年早いわ!笑

タラちゃんに怒られますね^_^

なんでしょねこれ。本人たちの解説による再現ドラマ付き素人犯罪ショー?

今の自分でない何者かを夢見るのは若者の特
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どん底作家の人生に幸あれ!(2019年製作の映画)

3.4

波瀾万丈の人生を走馬灯のごとく超ハイスピードで駆け抜けていく、、^_^

ディケンズの有名な小説の映画化ですが、なぜこの邦題なのか、、?^^;

主人公のディビッド・コパフィールドが歩む人生は、かなり
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ローズ島共和国 ~小さな島の大波乱~(2020年製作の映画)

3.3

この感じ何処で、、、って思ったら「いつだってやめられるシリーズ」の監督だったのね。なるほど!

それもこれ、実話らしい!よくこんな事を思いつくなぁ〜いや、思いつくまではいるだろうけど、実行に移してさら
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チャンシルさんには福が多いね(2019年製作の映画)

3.9

昨年の大阪アジアン映画祭で見逃した作品。

アラフォーでお金も家も男も子供も恋も青春も仕事もないけど、チャンシルさんには福がいっぱい♪

ホンマに?痛すぎない?

いやいや色々あっても、坂の多い町を軽
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ピンポン(2002年製作の映画)

3.8

数少ない卓球🏓映画。

テクノに乗ったピンポン!どうしたって努力では天才にはかなわない?いやいや、、青春やね〜^_^

窪塚洋介、いかにも漫画的な明るくてアホなキャラクター。らしい役ですね。適役でした
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40歳の解釈: ラダの場合(2020年製作の映画)

3.9

貧困ポルノなんてクソ喰らえ!

30歳以下の才能ある30人に選ばれた脚本家のアフリカ系女性ラダ。40歳になり仕事もあまり恵まれなくなり、ラップに走る、、。

この立場・視点の映画ってあんまり観たことな
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ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画(2019年製作の映画)

3.7

天然前向き度100%!

コロナがまた拡大する中、こんな時はスパイス効いたインド🇮🇳映画を、、。

この内容だと、どうしたってアメリカ映画の「ドリーム」を思い出しますが、こちらには、女性差別もあからさ
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夜が明けるまで(2017年製作の映画)

3.5

ロバート・レッドフォードとジェーン・フォンダによる老老恋愛ドラマ(失礼)。

高齢になりパートナーを亡くした二人。女性からの提案で、女性宅に泊まり夜一緒に過ごす(ベッドは一緒でもお話するだけ^_^)、
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秋立ちぬ(1960年製作の映画)

3.9

成瀬版「小さな恋のメロディ」は結構辛口。

この監督としては珍しい子供が主役。周りには「大人はわかってくれない」大人たちばかり。

高度経済成長の日本。銀座界隈の景色も変わっていく中での家族の風景。甘
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ドリーマーズ(2003年製作の映画)

3.4

ベルナルド・ベルトリッチの18禁映画。ああ、「ラストタンゴインパリ」もあったか、、。

美しい男女三人による、ちょっとエッチで美しいイチャコラ^_^まあ、美しい三人だから絵になりますが、、、。

フラ
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バスターのバラード(2018年製作の映画)

3.7

始まりの話はタランティーノ風。そこから始まる6話の西部劇短編集。西部劇の短編集は珍しいのでちょっと新鮮でした。しかも、コーエン兄弟監督の西部劇も珍しい。

この監督とはあまり相性は良くないのですが、こ
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ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ(2018年製作の映画)

3.8

「凱里ブルース」が中々良かったビー・ガン作品。Netflixにありました^_^

チャイニーズ・ノワール!静かな静かなノワールなんで、油断すると夢の中へ、、となりそうです^^;

舞台はまたも凱里。女
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