まさなつさんの映画レビュー・感想・評価 - 25ページ目

イカとクジラ(2005年製作の映画)

3.6

夫婦の問題と家族の問題。

親にとっては別の問題でも、子供にとっては同じ問題。

共同監護と言ってもなぁ〜それは親の都合ばっかり。子供からみたら、それなら今のままでいいやん!ってなるよなぁ、、^^;
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バード・ボックス(2018年製作の映画)

3.3

「クワイエットプレイス」が音な を立てたら、、、こちらは見たら、、終わり^^;

ゾンビ映画のような終末観。何が起こっているのかすら、そもそも見れないから^^;、分からない恐怖。何人かで生き残ると、い
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僕は猟師になった(2020年製作の映画)

-

猟師という生き方。

猟師と言っても、お金を稼ぐ「仕事」でも、楽しみでやる「趣味」でもなく、それこそ「生活」の一部とか。別に週3日運送の仕事をしている。それも住んでるのは京都の街中から車で20分程度の
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シチリアーノ 裏切りの美学(2019年製作の映画)

3.6

「ゴッドファーザー」の呪縛 (^^;;

イタリアのシチリア出身のマフィアものとくれば、比較してはいけないと思いつつ無意識に比べてしまう、、^^;

全然別物なんですけどね。こつちは実話にもとづく作品
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いぬ(1963年製作の映画)

4.0

メルビルのノワールは雰囲気が好き^_^

彼の作品で観たものの中では、これが一番好きかなぁ、、。

クールなんだけど冷た過ぎず、冷ややだけど熱い。そして、やっぱりカッコいい!

さて「いぬ=密告者」は
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鵞鳥湖の夜(2019年製作の映画)

3.6

チャイニーズ・ノワール!

夜、雨、逃げる男、訳有りな女、、、この世界に浸るのにうってつけの冒頭の雰囲気に引き込まれます。裏街道の方々はどの国でも同じですね、、ちょっと昭和な感じもします。

その後も
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王手(1991年製作の映画)

3.9

「どついたるねん」の阪本順治監督+赤井英和コンビによる作品をついでに再鑑賞。

ボクサーと将棋という違いはあれど、まるで同じキャラ!笑。舞台も同じ大阪は新世界。通天閣がシンボル的に何度も出てくるのも同
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どついたるねん(1989年製作の映画)

4.3

阪本順治監督のトークを聞いたので昔の作品を観たくなりました。

阪本順治と言えば、やっぱりこれ!

大阪の悪ガキそのものの赤井英和を、自分勝手でやんちゃですぐ暴力ふるうし嫌な奴やのにどこか憎めないキャ
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一度も撃ってません(2020年製作の映画)

3.6

お年寄りの悪アガキが楽しくてねぇ^_^

石橋蓮司さん、岸部一徳さん、桃井かおりさん、大楠道代さん、皆さんお元気そうでなによりです。細かい事は置いといて(笑)、お年を取っても昔と変わらない個性というか
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オールウェイズ(1989年製作の映画)

3.4

スピルバーグ、何本か観てないのがあって観たいと思ってたのですが、配信を始めて「1941」「太陽の帝国」と観て、これもそんな一作。

「ゴースト ニューヨークの幻」やんて思ったら日本公開はこちらの方が先
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ムンバイ・ダイアリーズ(2010年製作の映画)

3.7

アーミル・カーンの、インド映画らしくないインド映画。監督はアーミルさんの奥様らしい、、。

もともとアーミルさんは出る予定なかったのを無理やり出たらしい^_^ だから、アーミルさんにしては地味な役。で
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鋼鉄の雨(2017年製作の映画)

3.9

何という骨太というか大胆というか、、なんとも怖ろしい映画を作ってしまうんや韓国映画!^_^

例によって北と南の話ですが、これはスケールが大きい。北でクーデター発生!ってことでいきなり緊張が走ります。
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オフィシャル・シークレット(2018年製作の映画)

4.2

巨大な権力に抗う個人。その権力が国家というとてつもなく大きなものだとしたら、、いったい個人はどうしたら良いのだろう?

この主人公の彼女は、計画的にでも、十分考えてのことでもなく自らの思いに突き動かさ
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タイラー・レイク -命の奪還-(2020年製作の映画)

3.6

誘拐された子供を救いに行く傭兵の話はとてもシンプルで、とにかくやたらに人が死ぬ。いやあ、ド派手ですね! 1人の子を救出するのに街中が戦場みたいになってる^^; クリヘムさん強すぎ。ターミネーターみたい>>続きを読む

嘘を愛する女(2018年製作の映画)

3.0

初対面の男に、履いてた靴を貸されたとして、それを履いても平気ですか?

その男が、高橋一生似の男だったらどうですか?

どうでもいいことだけど、気になりました^_^

そんな事が気になるのは、その後の
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.6

アメリカのティーン映画を観るたびに思うのは、ブロムとか卒業パーティーとか、とにかくド派手で大人っぽく、日本とは異星の事のようだということ、、。

この映画は、その卒業パーティーに焦点を当てた作品とのこ
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スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.6

噂に違わず「変」な設定なのに、最後、こんなに爽やかな気分になるとは!^_^

シュールとも、ブラックともちょっと違う、なんだろうこの不思議な感触は、、。

男二人のちょっと変わったバディモノ。この状況
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どたんば(1957年製作の映画)

4.1

「没後50年 映画監督内田吐夢」

面白い!

基本は、炭鉱が落盤事故を起こし、生き埋めになった炭鉱夫たちを救出する事故パニックものですが、それに絡む人々の人間模様やダイナミックな群集シーンの力強さに
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最後の追跡(2016年製作の映画)

4.0

かって、ネイティブ・アメリカンはヨーロッパからの移民に土地を追われ、その移民たちは、今、銀行に土地を追われる、、、^^; 疲弊し荒廃した土地でも、生まれ育った土地を追われるのは、やはり辛い。

男たち
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反逆児(1961年製作の映画)

3.9

徳川家康の長男!知らんなぁ〜笑

当時は政略結婚が当たり前の時代とは言え、徳川、今川、織田、敵味方入り混じったような、かなり複雑な家族関係。当然のように恨み辛みのオンパレード。中でも杉村春子の藁人形!
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きっと、またあえる(2019年製作の映画)

3.8

いかにも「きっと、うまくいく」のあやかり商法っぽい題名だけど、それだけの作品ではなかったです。

学生時代の仲間達とのやりとりと、現在の彼らが交互に出てくるということでは、どちらかと言うと韓国映画の「
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ダークタワー(2017年製作の映画)

3.1

現実世界と中間世界。二つを繋ぐ?ダークタワー。かなり壮大な世界観のようだけど、映画は結構シンプルでありきたりなダークファンタジー。

スティーブン・キングの大長編を90分で描く無謀さが、そのまま悪い方
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赤い闇 スターリンの冷たい大地で(2019年製作の映画)

3.4

ヒトラーに比べてスターリンの愚行は(戦勝国ゆえか?)あまり映画化されていないですね。観てないだけかもしれませんが?

それでも、「カティンの森」には呆然とした記憶がありますが、こんな大規模な悲劇もあっ
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はりぼて(2020年製作の映画)

-

政務活動費の不正受給、、、みんなでやれば怖くない?!

不正の数珠繋ぎとはまさにこのこと^^;

冷や汗と怒りと笑いと諦めと、、💦

やましい事あって嘘ついてる時の滑稽さが滲み出てる 笑。

なんでし
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東京上空いらっしゃいませ(1990年製作の映画)

3.7

昔から観たかった相米慎二監督作品。

牧瀬里穂がまんまアイドルを演じるアイドル映画でありながら、そこは流石に相米流。単なるアイドル映画ではもちろんないです。

設定的には大林さんあたりが撮りそうなファ
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グレイス -消えゆく幸せ-(2020年製作の映画)

3.3

新婚の夫を殺した罪で捕まったグレイス。彼女の弁護を受け持った若い女性弁護士。

罪を認めているグレイス。弁護士事務所も早く片付けるよう若い弁護士を追い込むけど、引っかかるとこがあって、、。

世の中、
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ザ・ライダー(2017年製作の映画)

4.1

足を怪我して走れなくなった馬。

頭を怪我して馬に乗れなくなったカウボーイ。

馬と人と荒野。ここには他に何もない。その土地にはその土地の掟がある。カウボーイになるのも、ロデオをやるのも、それが定めら
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ワンダーウォール 劇場版(2019年製作の映画)

3.6

「天然コケッコー」や「その街のこども」の脚本書いた渡辺あやだから楽しみにしていた作品。ドラマ版は残念ながら観ていない。

おまけに舞台が京都というのも楽しみの一つ。でも、ほとんどは寮の中^^;

歴史
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ファヒム パリが見た奇跡(2019年製作の映画)

3.7

実話にもとずく王道というか正統な作品。正統過ぎて、ちょっと物足りなくも感じますが良い映画と思います。

チェスの才能が高いバングラデッシュの少年がフランスでチャンピオンになる話。

政治的な理由?で、
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真剣勝負(1971年製作の映画)

3.6

「没後50年 映画監督内田吐夢」

内田吐夢監督+中村錦之助による、宮本武蔵五部作のスピンオフ的作品。

武蔵と鎖鎌の宍戸梅軒との決闘に焦点を当てた内田監督の遺作。梅軒は夫婦なんですねぇ。

途中まで
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グッド・タイム(2017年製作の映画)

3.6

Netflixオリジナルの「アンカットダイヤモンド」が面白かったので、この兄弟監督の一般公開作品を観てみました。

この監督は、どうしょうもない男の悪あがきを描くのが得意のようですね^_^

どうしょ
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グランド・ジャーニー(2019年製作の映画)

4.0

ああ、人は昔々、鳥だったのかも知れないね。こんなにもこんなにも、空が恋しい〜🎶

絶滅危惧種である渡鳥の雁に飛行ルートを教えるために軽量飛行機で一緒に飛ぶ、、って、ちょっと信じ難い実話を元にしていると
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宇宙でいちばんあかるい屋根(2020年製作の映画)

3.7

迷える14歳の少女の日常と、CG過ぎないファンタジーを重松清的なテイストでまぶして炭酸で割った夏仕様の作品^_^

捻くれ者で濃い映画が好きな私が、この作品を意外に?素直に観られたのは、清原果邪さんの
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ザ・ランドロマット -パナマ文書流出-(2019年製作の映画)

3.5

ソダバーグが語る金融講座^_^

とかくお金の話はややこしい。わざと複雑にして、騙す奴騙される奴がかならず生まれる。そういう仕組みになってる。確信犯やね。いかがわしいったら、ありゃしない 笑笑

これ
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宮本武蔵 巌流島の決斗(1965年製作の映画)

3.8

「没後50年 映画監督内田吐夢」

このシリーズもこれで完結。有名な「巌流島の決闘」をクライマックスにしています。

73対1という、とんでもない闘い「一乗寺の決闘」を経てもなを、悩み続ける武蔵。人を
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宮本武蔵 一乗寺の決斗(1964年製作の映画)

4.0

「没後50年 映画監督内田吐夢」

シリーズ四作目。三作目の後に春日太一さんのトークショーがたっぷり1時間あり、このシリーズが製作された背景を詳しく教えていただきました^_^

50年代は東映時代劇の
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