「赤フン一丁」
ずいぶん以前から、いつか見たい見たいと思っていたのに、なかなか見なかった映画である。そういう映画はもう1本あって(そちらはもう見てレビューも書いている)、その映画も偶然にタイトルに「>>続きを読む
「月面車」
ジャスト1カ月前にBSで吹き替え版を鑑賞。若山弦蔵さんの声を久しぶりに聞いた。
原作を原語と翻訳本ですべて読み、映画も全部見ているという007フリークは絶対にいると思う。そういうディープ>>続きを読む
「巨大クロワッサン」
日本で公開された日は2012年8月24日である。手元の手帳を見ると、私が鑑賞した日は同年8月4日になっていた。試写会に行った覚えはないので、先行上映を見に行ったのだと思う。それ>>続きを読む
「Spellbound」
ヒッチコック監督は自分で脚本を書く人ではない。原作の見つけ方が上手いと思う。これは!と思った原作を、天才的な手腕で映画化する。この「白い恐怖」も面白い話をネタにしたなあと感>>続きを読む
「全盛期」
登場人物の個人名は出てこない。主人公は「ドライバー(運転者)」だし、彼を追い回す刑事は「ディテクティブ(刑事)」だし、彼を助ける謎の美女は「プレイヤー(賭博師)」、仕事の仲介人は「コネク>>続きを読む
「短編3本分 その2」
この映画も「たそがれ…」と同様、短編3本が合体している。「隠し剣鬼ノ爪」「邪剣竜尾返し」と男女の淡い恋愛を描いた人情劇「雪明かり」(『時雨のあと』収録)の3つである。
先日、>>続きを読む
「短編3本分」
公開時に映画館に見に行き、心底魅了されてしまって、もう1度映画館に行ったのを覚えている。私が2度映画館に行くのは非常に珍しい。原作を読んでいたわけではないし、真田広之のファンだったわ>>続きを読む
「騙されました…」
原題は「Stage Fright」。意味は「舞台負け、気おくれ、アガること」で「恐怖症」とまではいかない。でも「舞台アガリ症」ではサスペンス映画のタイトルとして迫力不足だから変え>>続きを読む
「オルガン演奏」
原題は「ジキル博士とハイド氏」である。今となってはこちらの方がメジャーで誰でも知っているけれど、公開当時は一般的ではなかったのかもしれない。「狂へる悪魔」って… いったい誰のことか>>続きを読む
「最後のサイレント映画」
監督は「ヒッチコック映画とはいえない代物。取り柄はわたしの最後のサイレント映画ということくらいだ」と語ったそうだ。“サー”の称号をもつ作家ハル・ケインの小説が原作なので、雰>>続きを読む
「日米合作映画出演コンビ」
ジョセフ・コットンはこの映画の前年公開の「ガス燈」に出演している。なので、ビジュアルはほぼ同じである。かたや警部補、かたや疑惑の叔父さん。演じた本人もなかなかにスリリング>>続きを読む
「latchkey」
実を言うと、1988年に公開されたリメイクの方を以前に見たことがある。マイケル・ダグラス主演の「ダイヤルM」である。もう内容は覚えていないので全く問題なかった。
原作は舞台劇だ>>続きを読む
「検察側の証人」
再見にて鑑賞。例によってほぼ覚えていなかった。というより、全く覚えていなかったと言った方が近い。こんな名作なのに、どうして記憶が全部すっ飛んでいるんだ???前に1度見たことがあると>>続きを読む
「完璧主義者のホラー音痴」
映画は、苦労して自信作に仕上げたつもりでも、興行成績がよくなければ成功と言えない。厳しい世界である。キューブリック監督は前作「バリー・リンドン」でコケてしまったので、巻き>>続きを読む
「アイデア勝負」
迷路に足を踏み入れた何人かは惨殺される。迷路の魔物ミノタウルスもちゃんと出てきて追いかけまくられる。さあ、どうやって出口を見つけて脱出するのか。
一見シンプルなストーリーなのだけれ>>続きを読む
「商売上手」
前作「フランケシュタイン」を見たあと、続編も見たくて見たくて見たくて悶々としていた。あの手この手を駆使してようやく見られた本作、期待通りの素晴らしい映画だった!
原作者のメアリー・シェ>>続きを読む
「大ファン」
考えてみたら、アマプラは決して激安とは言えない年会費を払い、それを払っていれば見放題なわけだけれど、その見放題メニューの中に入っていないのに見たい映画というのが必ずある。さらに課金しな>>続きを読む
「元祖動物パニック映画」
映画を見終わったあと、★マークをつけて、本文には「記録」と書いて終了。これができたらどんなに楽かと思う。これをやらないのは、私の意地みたいなものである(笑)。というか、後か>>続きを読む
「巨大セット」
ジェームズ・スチュワート&グレース・ケリー。もうこれだけで十分!と思ってしまう傑作サスペンスである。スチュワート演じるジェフはカメラマンだ。主人公がカメラマンの映画にハズレはなし!!>>続きを読む
「兄弟映画」
ジェシー・ジェイムズは日本ではビリー・ザ・キッドほど有名ではないかもしれない。でも私のような西部劇フリークなら絶対に知っていると思う。ジェシーは単独行動ではなく4家の兄弟で強盗団を結成>>続きを読む
「真実を話せ!」
現実と夢の境界線が曖昧な映画は、非常に私好みである。たとえば、学校の食堂に突然現れる巨大なモンスター。学校というリアルな場所に出現するダークファンタジーのキャラクターは、白日夢であ>>続きを読む
「スナポラツ」
マストロヤンニ様目当てで鑑賞。序盤ですぐに○落ちだなあとわかってしまった。わかっていても面白い。フェリーニのはちゃめちゃパワーが炸裂していて、好き放題に映画を撮っているところが大好き>>続きを読む
「汚名を晴らす!!」
原作は、アルフレッド・エドワード・ウッドリー・メイソンが1902年に書いた小説。サイレント時代から6回も映画化されているそうである。イギリス人って、こういう物語が大好きなんだな>>続きを読む
「心理的虐待」
原作はパトリック・ハミルトンが書いた戯曲で、1940年にイギリスで最初の映画化がされている。こちらも是非見てみたい!ハミルトンはヒッチコックの「ロープ」の原作者でもある。優秀なサス>>続きを読む
「元祖すれ違い映画」
この映画は「めぐり逢い」というタイトルで2回リメイクされている。1957年のレオ・マッケリー監督自身による「めぐり逢い」、さらに1994年のウォーレン・ベイティ主演の「めぐり逢>>続きを読む
「A Love Story」
妻子あるヴァイオリニストが独身のピアニストと不倫をする物語。レスリー・ハワードがヴァイオリニストのホルガ―を演じている。ハワード自身が私生活でも不倫をしていたと知って、>>続きを読む
「気の毒な原作者」
原作はバーナード・ショーの同名の戯曲で、かの有名な「マイ・フェア・レディ」と同じ元ネタである。これも知らなかった~~(^_^;) ヒギンズ教授を演じているのが、レスリー・ハワード>>続きを読む
「鳥はいいかもしれない」
あまりに好きすぎてDVDだったかVHSテープを購入した覚えがある。主演が大ファンであるルトガー・ハウアーだったこと、子供のころから変身譚が好きだったことなど、いくつかの理由>>続きを読む
「幸福度ランキング1位」
いつか徹底的にしようと思っているけれど、その「いつか」は永遠に来ないような気がしているもの。それは「断捨離」… ミニマム生活には本当に憧れる。荷物のない空間で生活したい。で>>続きを読む
「ヒロインの意外な顔」
アジャーニ様目当てでみた「ブロンテ姉妹」を見て、当然のことながら元ネタも見てみたくなって、恥ずかしながら初見で鑑賞した。ローレンス・オリヴィエのアメリカ映画第1作として有名な>>続きを読む
「イケメン義賊」
ドロン様目当てで鑑賞。双子の兄弟を一人二役で演じている。顏はそっくりだけれど性格はだいぶ違うという設定で、兄は剣客で精悍でアクティブ、弟はおとなしくて少しナヨっとしている。弟は、兄>>続きを読む
「直腸陥没」
映画館で見たかった映画。アマプラでレンタル代を払えば見られるのがわかったので、迷わずお金払いました!!
HR/HM(ハードロックヘヴィメタルと読みます)は私の大好きな音楽ジャンルである>>続きを読む
「大好物同士の対決」
タイトルからしてアヤシイ… B級とも言えないトンデモヘタレホラーの中には、意外な掘り出し物があったりするので食指が動いた。ミイラものは大好きだし、フランケンシュタインものも大好>>続きを読む
「運命のいたずら」
レビュー250本目は何にしようかと考えた末、この超有名な名作映画に決めた。
アメリカでは、動画配信が停止されているという。日本ではそうならないとは思うが、久しぶりに再見することに>>続きを読む
「怪奇ホラーのスター」
恥ずかしながら、ベイジル・ラスボーン演じるシャーロック・ホームズを初めて拝見した。私の中ではホームズと言ったら、グラナダテレビシリーズのジェレミー・ブレットなので、他の俳優さ>>続きを読む
「おうちほどいい場所はない」
初見ではないことは確かだが、やはり詳細は忘れていた。プロローグとエピローグがセピアカラーという斬新な演出だったのか!このセピアカラーがまたなんとも言えない素敵な色合いで>>続きを読む