主人公は日本人のドキュメンタリー作家。かつて仕事で訪れた長江沿いに住む人々を10年ぶりに再訪するドキュメンタリー。
長江は約6300kmあり、一口に中国といってもそこに住まう人々は本当に多様で、中国>>続きを読む
主人公がその辺に生えてる草を薬草代わりにして怪我を治したり「いやいやそうはならんやろ」という突っ込みを、画力で捩じ伏せてくる映画。
絶対に映画館でみたほうがよい。というか、映画館で観ないと駄目。>>続きを読む
2011年の「アラブの春」以降に力をつけた「IS(イスラミックステート)」に支配されたラッカ。
その現状を伝える市民ジャーナリストを扱ったドキュメンタリー。
シリアの隣国にあるトルコには、シリアか>>続きを読む
2008年にインドで起きたテロを取り扱った映画。
実話ベースなので、オチが予見できるにも関わらず、終始緊迫感がある。
インドの地下鉄では荷物チェックがあったり、空港では軍人がいたりと、重要なインフ>>続きを読む
秋葉原や力士、やくざなどなど、外国人がイメージしていそうな日本を取り込んだ、中国制作の映画。
日本人からすると少し首をかしげたくなるようなシーンもあるけれど、細かいところは気にしたら負け。とにかく深>>続きを読む
日本では撮影しがたい、砂漠のシーンが印象的な大作。
本作のために、砂漠の中に巨大スタジオを建設したそう。映画公開当時、日本経済界は勢いがあったのだな、と改めて思いました。
イスラミックステート(IS)との闘いに身を投じたクルド人女性の映画。
特に序盤は暗い画面が多く何をやっているか正直よくわからないシーンもありますが(笑)、ISの襲撃によって生じた悲劇さを訴えつつ、一>>続きを読む
売れないミュージシャンである男と、チェコからの移民である女が音楽を通じて仲を深めていく、大人な恋愛・音楽映画。
低予算で作られ、演技経験がない2人が主人公として採用された本作ですが、こうした要素が映>>続きを読む
70年代後半からのイスラム化などをきっかけに伝統音楽の衰退が著しかったパキスタン。
その再生のためにパキスタンの実業家が設立した音楽スタジオに集う往年の音楽家たちが、youtubeで投稿した動画をき>>続きを読む
写真家でもあり、映像作家でもあるレイモンドゥパルドンの、彼自身の過去や現在をつづった映画。
ロードムービーを想起させるような映画だけれど、報道写真家、映像作家としての顔も持つ彼が撮影した世界の厳しい>>続きを読む
ロードムービーの主人公の年齢が若い場合は、旅を通した成長や青春の儚さをテーマにした作品が多いイメージがある一方で、人生終盤の人をロードムービーの主人公にすると、こんな感じになるんだ!といい意味で驚きま>>続きを読む
原作が漫画で、かつ、そのテレビドラマ版も制作された「のだめカンタービレ」。
テレビドラマ版の「続編」という形で制作されたのが本作です。
日本の音楽大学を中退してパリに留学した「のだめ」と、
その彼>>続きを読む
原作が漫画で、かつ、そのテレビドラマ版も制作された「のだめカンタービレ」。
テレビドラマ版の「続編」という形で制作されたのが本作です。
日本の音楽大学を中退してパリに留学した「のだめ」と、
その彼>>続きを読む
世界同時多発テロ、いわゆる「9.11」直後にアフガニスタンの隣国であるパキスタンにいたという元バックパッカーから
「パキスタンの米軍基地から戦闘機がアフガニスタンに向かってがんがん発進していた」>>続きを読む
仕事で東京に訪れた初老のハリウッド俳優と、夫の仕事の同伴でやはり東京に訪れた若い人妻の交流を描いたストーリー。
ネオンが煌めく新宿の様子やカラオケ、ゲームセンターなど日本人から見るとさもない風景が、>>続きを読む
中央アジアは「ウズベキスタン」を舞台にした非常に珍しい映画。
レポーターとしての仕事を淡々とこなし、地元の人たちと積極的に接しない主人公が、旅好きな私からするともどかしい。
旅の醍醐味のひとつは、>>続きを読む
映画の原題は「重慶森林(Chung hing Sam lam)」。
香港の有名な複合ビル「チョンキンマンション(重慶大厦)」を舞台にした映画。
中国にありながら、南アジア・中東・アフリカなどの出身>>続きを読む
ツアーガイドの主人公が、一癖も二癖もあるツアー客とギリシャ本土を観光で巡る・・・というストーリー。
ギリシャの首都「アテネ」や、ギリシャ神話に出てくるアポロンを祀る神殿がある「オリンピア」などギリシ>>続きを読む
頭をすっかり空っぽにして観ることができる、ロードトリップ・コメディ。
本作では、欧州にある6ヵ国を巡りますが、それぞれの国の特徴をネタにしたギャクが満載。
印象に残るのは海外のクラブに行くシーンで>>続きを読む
キューバの首都・ハバナの1週間を描いたオムニバス映画。
月曜日から日曜日まで、それぞれ違う監督が作る10~20分のお話が展開されます。
正直意味がよくわからない話から、起承転結がはっきりとしたわか>>続きを読む
現代では、ホーチミンと呼ばれる都市「サイゴン」を舞台とした映画。
映画での「サイゴン」の街並みに驚かされました。2008年に私が訪れたときよりも高層ビルが多い!
10年あまりでサイゴンの街並みがこ>>続きを読む
シンガポールに行きたくなる映画。
映画では、"船が屋上にあるホテル"である「マリーナ・ベイ・サンズ」や「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」などなど、さまざまなシンガポールのアイコンが扱われます。
これら>>続きを読む
日本と比べると、第二次大戦後に積極的に移民を迎え入れてきたドイツ。
「移民」というと、重いイメージがするかもしれませんが、自身もトルコ系の移民である監督の体験?した「トルコ移民あるある」~イエス・キ>>続きを読む
舞台は台湾の首都・台北。
映画のはじまりから終わりまで、終始、ゆる~い雰囲気に包まれた映画。
誘拐されてしまうコンビニに店員(しかも、ファミリーマート!)が誘拐した犯人と麻雀を打ったり、警官に追い>>続きを読む
舞台が中央アジアのキルギスという、非常に珍しい作品。
美しい山々、ユルタ(遊牧民が住む移動式の住居。モンゴルでいうゲル)、イスラム教徒などなどが描かれていて、普段、日本に住んでいるとまず見ない景色に>>続きを読む
本作の舞台となったメキシコを含むラテンアメリカの「お盆」ともいえる「死者の日」を舞台にした映画。
多くの国では家族は重要なものですが、メキシコでは家族の関係は日本人の感覚からすると、とても濃いといわ>>続きを読む
世の中にいくつもあるであろう「旅先の恋」をテーマにした映画の中で間違いなく「必見」といえるのが本作。
舞台とはオーストリアの首都・ウィーン。
パリやロンドンと比較すると小さいけれど、かといって田舎>>続きを読む
「たわいもないおしゃべりと、たわいない毎日を送る。」という映画のコピーですが、あまり楽しそうでない会話が狭い美容室でなされるので、観ているこちらまで息が詰まりそう。
舞台となったガザ地区は、パレスチ>>続きを読む
仕事で上海に来た日本人が、ひょんなことから出会ったタクシー運転手と夜の上海を共に過ごすお話。
蛇足感の否めない、主人公たち以外の、日本人と中国人との交流シーンといった「サイドストーリー」も描かれてい>>続きを読む
ブエノスアイレスの無機質な街並みを背景に、30代の孤独な男女が出会うまでの生活を淡々と描いた映画。
ブエノスアイレスは非常に治安がイメージがあるとともに、あまり経済が発展していないイメージがありまし>>続きを読む
戦争やらテロのイメージがつきまとうイスラエル、そしてパレスチナ人を主人公にした映画。
随所随所にイスラエルとパレスチナの緊張関係が描かれていますが、作品作りの苦労(視聴者や役者、出資者の反応を常に見>>続きを読む
2000年代から、「それでも恋するバルセロナ」「マッチポイント」「ローマでアモーレ」などなど、ヨーロッパの各都市を舞台にした映画を監督するウッディアレンの作品。
他の作品と同様に「男女が会えば、なに>>続きを読む