サンヨンイチさんの映画レビュー・感想・評価 - 23ページ目

サンヨンイチ

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ハンターキラー 潜航せよ(2018年製作の映画)

3.7

全体的に評価が高すぎる感が否めないですが、
カタルシスをとことん極めて排除したような作品であり
終始ストーリーの粗さには気にならず、
むしろ演出の大胆さや
原潜の豪快さとマッチして
映画全体の特徴に拍
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バイス(2018年製作の映画)

3.5

マネーショートもそうでしたが、
ある程度政治事情や、
アメリカの近現代の歴史について
ある程度詳しくないとなかなか面白さがわからないようで、
私は日本人の平均以下の知識しかないため、
9.11のあたり
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エクス・マキナ(2015年製作の映画)

3.5

アリシアヴィカンダーといえば、
この作品のポスターが印象的。
ドーナルグリーソンいっつも気弱な感じ。

検索エンジンやクラウドのシステムって
ホスト側の悪意によっていくらでも
利用できるよね、という誰
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X-MEN:アポカリプス(2016年製作の映画)

3.9

エックスメン新三部作最終章にして
最強の敵。
エックスメンは有能な力の割りに
インフレが起きていない印象で、
その中において今回のアポカリプスは
格が違いすぎる。

X-MENの中では
クイックシルバ
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.2

対比的な物語の性質上、
『グリーンブック』と比較される作品で、

かたや作品賞を獲り、万人受けする感動作品として総合的な評価としてはわずかながら軍配を挙げているのが『グリーンブック』だが、
個人的には
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旅するジーンズと16歳の夏(2005年製作の映画)

3.6

ブレイク・ライブリー観たさに鑑賞。
圧巻の美しさに惚れ惚れ。
16歳ではなくないか?

ストーリーはシンプルなオムニバスっぽい映画で、
それぞれが必要以上に絡み合うことなく
一人一人の人生の分岐を分か
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

4.0

クエンティンタランティーノ出世作にして
最高峰とも呼び声高い渾身の作品。
低予算ながら、脚本で多くの
有名人を虜にし、映画化にこじつけた
それだけでもドラマにできそうな話。

宝石強盗のために集まった
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X-MEN:フューチャー&パスト(2014年製作の映画)

3.5

単体の作品としての出来や、
合理性については満足する内容ではあるものの、
シリーズとしては辻褄が合わない点も多く、100%スカッとしたとは言い切れない喉越しでした。
まあこれだけ肥大したシリーズで、
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シンプル・フェイバー(2018年製作の映画)

3.7

こよなく愛す御方
ブレイク・ライブリーの主演作品とあって、
それだけで満点をつけたい作品。
本当に美しく魅力的で惹かせる。
序盤、字幕追わずに顔面を追う。
その上、アナ・ケンドリックとのダブル主演とあ
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X-MEN:ファースト・ジェネレーション(2011年製作の映画)

3.9

2011年公開作品としては
若干CGが粗めのような気がしないでもないですが、
2回目の鑑賞でもしっかり入り込め楽しめる作品はなかなか他にはないかと思われます。

エックスメン3部作で
ある程度人間関係
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.6

ワンシチュエーション作品は
最近様々な手法が試されているようで、
「聴こえる世界」に限定されたワンシチュエーションとは
そのなかでも一際目立つ作品に当たるかと思われます。

ある事件をきっかけに
警察
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運び屋(2018年製作の映画)

4.0

比較的ストレートなストーリーテリングでありながら
ズシッと心に落ちてくるのは、
クリント・イーストウッドの為せる演技の妙か。
はたまた、すごく人生に疲れを感じているからか。
何にせよ、今一度これまでの
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キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

4.2

マーベルシネマティックユニバース21作品目にしてクロスオーバーの世界観における、過去20作すべての原点の物語。
そして、アベンジャーズのまさに最期の戦いとなるであろうエンドゲームに直結する最も重要なエ
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ゲーム・ナイト(2018年製作の映画)

4.1

レイチェルマクアダムスの可愛らしさが身に染みる、もっと評価されていい作品だと思います。

ゲーム好きが講じて出会った夫婦は
日々仲間たちを集めゲームを楽しむ平穏な夫婦生活を営んでいたが、
唯一の悩みで
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.5

同時期にこんなに面白そうな映画をポンポン出されても困ります。
配給会社たちはもう少し協力して順番にいい映画を公開していただきたい。
とにかく素晴らしい映画です。
ただただ純粋に面白い映画。

頭脳明晰
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.2

1962年、天才黒人ピアニストであるドクター・シャーリーは、黒人差別が色濃く残る南部でのコンサートツアーを控え運転手役を探していた。
一方、愛すべき家族と友人を持ちながらもがさつで暴力的、その日暮らし
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アリータ:バトル・エンジェル(2018年製作の映画)

3.8

相当前からプロモーションされていて
最初は気味悪さがないとは言えなかった。
いわゆる「不気味の谷」を抜けきれていないように感じました。

冒頭でも若干違和感が残るものの、
キメ細やかで柔軟な肌質や
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ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)

4.0

男を磨くことなく結婚してしまったキャルは、
長い間寄り添った妻との間に出来た子供たちと平凡ながら安定した人生を歩んできた。
ある夜も妻とのディナーを終え、デザートを食べるか否か悩んだあげく、クリームブ
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スター・トレック BEYOND(2016年製作の映画)

3.4

カンバーバッチがよすぎたのか、
誰が悪いとかそういう訳でもありませんが
スケールダウンと感じてしまいました。

サイモンペッグは器用ですね。

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年製作の映画)

4.7

初見ではごちゃごちゃしていて
今一つしっくり来なかった作品だったのですが、
改めて鑑賞すると
ルッソ兄弟の整理整頓力に感嘆させられます。

フェーズ3以降の作品観賞後ということもあり、
ブラックパンサ
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フリー・ファイヤー(2016年製作の映画)

3.2

あらすじ以上のことはなにも起こらない、
ドストレート銃撃戦の映画。
『ルーム』のブリーラーソンですが、
約幅広すぎて戸惑う。

終始銃撃戦が続き両者
まあまあ当たります。
まあまあ当たるのになかなか死
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ファースト・マン(2018年製作の映画)

3.5

全体的に静寂が続き、
眠くなるような時間もないとは言えません。
ただ、この映画においては静かな時間のなかの僅かな音こそが貴重なBGMであり、
宇宙空間の雄大さを表現しているようです。

ニールアームス
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アクアマン(2018年製作の映画)

4.6

ある灯台守が嵐の日に救助したのは海底王国アトランティスの王女。
彼らの恋の成就にはさほど時間を要さず、
やがて人間と海底人のハーフの子・アーサーが生まれる。
彼こそが大地と海の相対する2つを共栄する1
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ちいさな独裁者(2017年製作の映画)

3.5

鈍重なBGMが戦争の終末感を醸し出し、
映画のラストの悲壮な結末を予兆しています。

脱走兵として命からがら逃げるヘロルトの様は及び腰で如何にも逃走中。

しかし、偶然見つけた軍服により状況が一変する
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天才作家の妻 -40年目の真実-(2017年製作の映画)

3.6

現代文学の巨匠ジョセフと、
自身も若き日には文才と言われながらも夫の作家人生を支えることに捧げた妻ジョーン。
物語はある不安な前夜から始まる。
文字通り浮き足立つ夫を宥める妻。
一見して長年の関係と分
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ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

3.7

よかったです。
特段面白かったかと問われると答えに困りますが、
観ていて飽きないし、
アンブレイカブルからの完結までを
追うことができ、映画ファンとして幸運でした。
それにしても観賞後、他のお客が
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マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

2.9

いやはや、ハマらなかったです。

テレビドラマすぎるというか、
序盤のスピーディーなテンポはすごく良くて
期待をもって見ていました。
仮面舞踏会的なBGMも興味をそそられましたし、
フロアを周回するよ
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ウルヴァリン: SAMURAI(2013年製作の映画)

2.7

たしかにちょっと
擁護しがたいレベルで魅力が薄いですね…

日本の描写として
大味ではありつつも、許容できる範囲ではあると思います。
岡本多緒さんも
典型的な日本人の美しさと、
どこか妖艶な雰囲気を持
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ウルヴァリン:X-MEN ZERO(2009年製作の映画)

3.3

いい加減、ちょっと長くなってきたように感じますが、

X-MEN3部作から残る謎が少しずつ明かされており、
必見の作品であります。

デッドプールがこうなるんですね、
突き詰めていくとこういうのもあり
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.5

キャストの豪華さたるや。

ウェス・アンダーソン作品は初めて鑑賞しました。
小難しくなく、世界観に見惚れているうちに
あれよあれよと話が進んでいく。

ウィレム・デュフォーだけ異常に怖い。

ゾンビランド(2009年製作の映画)

3.1

安定のウディハレルソン作品のローラー鑑賞。
ジェシーアイゼンバーグはグランドイリュージョンでも一緒でしたね。
グランドイリュージョンを先に見たぶん、知的なジェシーの姿の方が印象強いです。

ストーリー
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ハミングバード(2013年製作の映画)

3.0

アクションを求めて
短い時間でスッキリしたかったのに
もやもや。

この映画では一体何が起こって何が変わったのだろう。
結局振り出しに戻っていて、
本人の心情の変化みたいなものがあったのかなかったのか
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クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)

4.3

映画館で久しく涙しました。
前作の衝撃から比較すると
見劣りする部分もある、という評価を散見しますが、
後半にかけての高揚感ガンあげのラストスパートは息つく間もなく、
どちらが勝っても
嬉しく、哀しく
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ショーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

3.5

短文感想で。

サイモンペッグ、ニックフロストの名コンビ。

ボヘミアンラプソディが秀逸。
同じ楽曲でもポップさが弾けています。

異変に気づかず自堕落な日々を周回するシーンは可笑しくも、
戒めとなる
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.4

役者陣も
展開も
カメラワークも
音楽も
ビジュアルもすべてが不気味。
映画を構成する全要素が「不気味」の演出のために一直線に向かっていて、
「恐怖」を追求した従来の映画とは明らかに一線を画す狂気的作
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クリード チャンプを継ぐ男(2015年製作の映画)

4.0

カッコいいですね、
王道アクションにして
王道のヒューマンドラマ。

ボクシングを通じて
繋がることのなかった
あらゆる人と人とを紡いでいきます。

中盤の試合のワンカットシーンは
いつ勝敗が決するか
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