外出自粛の機会に、3時間超の本作をやっとこさ鑑賞。
伊坂幸太郎並みの群像劇で描かれるのは、過去・家族等に縛られる人たち。
特に、ジュリアン・ムーアのストーリーがとても良かった。
財産目当てで結婚して、>>続きを読む
ドランの映画は基本的に「母と子の関係性」か「同性愛」がテーマだが、
最初に予告を観た時にどちらでもない新しい領域に手を出したのかと思ったが、
どちらの要素もある、むしろ今までの作品の中で、
彼自身の最>>続きを読む
大衆作で重鎮監督しかノミネートされなかった日本アカデミー賞は
10年前くらいからしっかり単館系映画もノミネートされるようになった。
でも、今回もそうだったが、大体1作だけで、
大衆からも軽視されていた>>続きを読む
友達(成田凌)と国家の陰謀を暴いたら、逆に友達だけ指名手配されて、
ビルの中逃げ回るの援護してたら、そのビルの庭で祝祭が挙げられてて、
馬車に乗って着た子供達が植物で埋められた船の上で合唱し始めるんだ>>続きを読む
最後に1作目。
最後を知ってから観ると、
アベンジャーズができたきっかけも「家族」なんだなとわかり、
世界を救うヒーローが「家族」を体現することが、
世界平和を語る最大の手段なのかなと感じる。
(も>>続きを読む
『インフィニティ・ウォー』の次はこちら。
基本彼女の失くした記憶を探すミステリーになっているのが面白い。
だから、どんでん返しもあるし、
巧妙な伏線と回収もたくさんある。
舞台は90年台なので、その>>続きを読む
『エイジ・オブ・ウルトロン』の次はこちら。
結末を知ってるけど、最後の指パッチンはとてつもなく悲しかった。
リアルタイムで見てたら、それはもう虚無感溢れるだろう。
それとともにGoG組やブラックパン>>続きを読む
『シビル・ウォー』の次は本作を鑑賞。
完全に後ろから見返している。
正直、アベンジャーズのやらかしの尻拭いしてるだけの物語だったので、
あまり面白くなかった。
でも、ホークアイがスカーレットウィッチ>>続きを読む
アベンジャーズを最初に観たのは『エンドゲーム』という
罪なことをしてしまった僕の今年の目標のひとつはちゃんとアベンジャーズシリーズを観ること。
そこから最初に観た作品は『アベンジャーズ』ではなく、『シ>>続きを読む
予告観た時から思っていたが、基本『ワン・デイ』と同じ設定・ストーリー。
ある1日を何年間も掛けて観せる演出と、親友同士の男女が惹かれあうという設定も同じ。
ただ、こちらは日本が舞台なので、日本ナイズ>>続きを読む
僕はOLでも銀行員でもないが、この映画のOLあるあるは「ある〜」と思ってしまう。
ちょっと拗らせている様なこの映画のコミュニティに対して、
バカリズムは「これも幸せ、羨ましい」と捉えているのか、
少し>>続きを読む
アーティストが「ファンの皆さんがいたからここまでこれました…」と言う発言をよく耳にするが、
どこかで「本当か?」と半信半疑になってしまう拗らせ岡崎がいます。
ただ、この映画を観ると、確かにそうなのかも>>続きを読む
昨年最低だった『屍人荘の殺人』の木村ひさし監督だったから、不安だったけど、面白かった!
ある程度出演俳優で犯人はわかった…と思ったら、
そうではなく…!と思えば、それもそうではなく…!
と何重も重ね>>続きを読む
「思う存分反抗したら、しっかりお母さんに電話するのよ。約束よ?」
家出した主人公ユマに障害者専門のセックスワーカーの舞が放つセリフだ。
こういうことが言えるカッコいい大人になりたい…。
舞の様に水商>>続きを読む
話としてはヘンテコなのかもしれないけど、
三池監督作としてはとてつもなく正統派な映画だ。
タランティーノの様に様々な登場人物が狂いながら面白おかしく混ざり合い、カオスへ向かって行く展開はまさに三池流>>続きを読む
冒頭、W杯で人種問わずフランス国民皆が喜んでいたシーン(ポスターも同じシーン)とは反対に、
小さな町で日常茶飯事に起こる諍い、その2日間を描く作品。
先進国のフランスでもこんなことが起きていると思うと>>続きを読む
先日、女友達2人に「二人は何で、まともな人と付き合わないの?」と聞いたところ、
「子宮が疼かない」と答えがきました。
この妻夫木聡はおそらく「子宮が疼く男」なんだと思います。
まぁ、エロいもんな…。>>続きを読む
精神不安定な彼女と付き合っただけなのに…。
ただ、それはただの一要素でしかなく、
実はもう逃れられない罠に最初からはまってしまっていたのかもしれない…
というくだりは監督前作の『へレディタリー』と同じ>>続きを読む
会社の研修で見る情報セキュリティの学習ビデオのようだった。
特に警視庁セキュリティ対策室の室長が出るくだりは
情報セキュリティのよく起きる事象・原因・対策をそれはまぁ不自然なセリフで説明してくれるので>>続きを読む
こんなナチス政権のような社会がつい最近まであったのかと思うと本当に恐い。
女性キャスターみんなでエロ親父に訴訟を起こそう!という映画ではなく、
ひとりの女性キャスターのエロ親父への訴訟から、
そのT>>続きを読む
話自体は摩訶不思議だけど、
あの街に行ってみたい。
この映画が神秘的なのは
船乗り場が地下にある家、
卑怯の岩や無人島、
小さい島の中にあるアミューズメント施設など、
様々な場所の魅力が溢れ出してるか>>続きを読む
『マッドマックス』が「行って帰る」話であれば、
本作は「行く」だけの話。
でも、『マッドマックス』と同じくとても面白い。
本作の特徴はやはり全編ワンカット風なことである。
主人公をずっと追う臨場感に>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
素晴らしき終活啓蒙映画。
各金融機関はこの映画を顧客に配布したほうが良いと思う。
というのは冗談ですが、本当の主人公はヤコブではなくヨルゲン。
彼の葛藤にも共感できるし、恐怖にも共感できるし、
でもそ>>続きを読む
近未来、人類が唯一生きることができる列車が、
社会の縮図を表しているというオスカー監督ポン・ジュノのハリウッド進出作。
上級階級のいる先頭車両に行くことじゃなくて、
ソン・ガンホが見つけた別の希望の>>続きを読む
家という建築物は本当に住人の生活の断片を物語るなと感じさせる。
子供頃、年ごとに身長を測った印、親に反抗して壊れたドア…。
建築映画であれば、空間萌えはもっと欲しかったが、それでも満足するくらい空間に>>続きを読む
本作のドン・キホーテのように、
テリー・ギリアムが映画界に
一石を投じたいという意思がかなり強く見える本作。
利益に目を眩ませる社会に、ヘンテコな映画を作って、
無鉄砲で純粋な気持ちが大事だということ>>続きを読む
「This is about "control"」
冒頭に流れるジャネット・ジャクソンの独白がこの映画の全てを物語る。
金融マンが金でストリッパーを支配していると思いきや、
ストリッパーが金融マンをペ>>続きを読む
基本的な流れは予想できるものの、
物語の核はなんと歴史的方向へ。
この流れ、大好きです…。
「Good Liar」とは、"良き嘘つき"ではなく、
"巧妙な嘘つき"という意味。
主人公の今回の施策もそ>>続きを読む
入江悠監督作はそんなに観ている訳ではないけど、
埼玉のラッパーの映画を撮ってから、
段々と撮れる作品の規模も大きくなって、
念願の大作を撮れた今作は、作品どうこうというより、
その出世した入江監督自体>>続きを読む
教皇たちもひとりの人間で、
様々な罪を犯し、それとともに思考が作られ、
保守派や改革派と分かれていく。
そして、保守派だった教皇も枢機卿によって、
少しずつ変わっていく。
その枢機卿も彼自身の生き方で>>続きを読む
懐かしい昔ながらのミステリー。
観ていて、子供の頃ワクワクしながら、
明かされる真相の驚きを楽しんでいた気持ちが蘇ってきた。
特に演技合戦と脚本がすごい。
古典的な一風変わった何を考えているかわから>>続きを読む
離婚するけど、これからも愛してる。
愛してるけど、離婚する。
ただただ結婚生活の破綻を描くのではなく、
そういう話だった…。
だから、離婚調停中でも普通に2人は会うし、
普通に話す。
でも、あるとき>>続きを読む
フリーパス最終日なので観賞。
「みんなと音楽をやって、時間って平等じゃないんだなって知った。言葉を交わさなくても、繋がっているよううな最高の瞬間になる」
こんな台詞が劇中颯太から語られるが、
この台>>続きを読む
同じ監督の作品が2週連続で公開されることがまず凄い。
仕事しすぎやろ…。
そして、先週公開された『mellow』と同じく、
「許し」がテーマとなっていたのも凄い。
『mellow』は告白に対する許す>>続きを読む
今年観た映画感想。
パラサイト「最高」
フォードvsフェラーリ「最高」
マザーレスブルックリン「最高」
ジョジョラビット「最高」
私の知らない私の素顔「最高」
ラストレター「最高」
mellow「最高>>続きを読む
テーマは「職人の創造性」。
それがこの物語のエンタメ性である「隔離」という要素とマッチしていたことがとてもアガる。
私は会社では制作とか企画の仕事をしているのだが、
やはり営業となかなか噛み合わない>>続きを読む