サラリーマン岡崎さんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

サラリーマン岡崎

サラリーマン岡崎

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天気の子(2019年製作の映画)

4.2

『君の名は。』はボーイミーツガールを描きながら、世界を救う話。
それに対して、『天気の子』はボーイミーツガールを描きながらも、
世界に抗う話。

世間的には前者の方が受けがいいに決まっている。
世界を
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ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

4.5

2週間前、主人公ツリーの虜になり、こんなにすぐまた会えるなんて!
1を2年遅らせて公開させた日本はある意味最高だね!

さて、2は怖くありません。SFアクションです。
1では完全に解き明かされなかった
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東京喰種 トーキョーグール【S】(2019年製作の映画)

4.3

前作は喰種と人間を同時に描きながら、
喰種も人間も誰も悪くなく、人間しか食べれない体で生まれてしまったこと自体の無常さを訴えてきた。

今回は人間はさほど出てこず、喰種内の話だ。
喰種にも人間を殺すこ
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さらば愛しきアウトロー(2018年製作の映画)

4.2

こんなロマンを持って、人生生きられたら最高だ。
お金に困窮して銀行強盗を行うのではなく、
楽しいから銀行強盗を行う。
脱獄も自由が欲しいからするのではなく、
楽しいからする。
何かに制限されるのではな
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ワイルドライフ(2018年製作の映画)

4.7

燃えることで、森が再生する山火事のように、
諍いを起こすことでまたひとつになる家族の物語。

起こる出来事は、観客の中には体験したことない人が多いものかもしれない。
(少なくとも自分は父親の失業も母親
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ペトラは静かに対峙する(2018年製作の映画)

4.6

意地がとても悪い映画だ。

せっかくスナック買ったのに、
タイトル通り静かすぎて、
一口も食べれずに映画が終わってしまったわ。

映画自体はかなり衝撃的なことが起こるが、
スクリーンではその様にその事
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Diner ダイナー(2019年製作の映画)

4.0

父・蜷川幸雄を劇中で伝説のボスとして据え置き、
実際に彼を師匠としていた藤原竜也を
劇中でも師弟関係として見せ、
その他、蜷川幸雄と関わりのある俳優と、
土屋アンナや48系列等、自らの関わりのある俳優
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

4.3

公開から全回満席な今作。
20:30頃、仕事に終わりの兆しが見えて、
ワンチャン見れるかも…?と思い、劇場のHPを見たら、あと3席!
急いで予約し、そそくさと吉野家でご飯を済ませて映画館へ。

繰り返
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COLD WAR あの歌、2つの心(2018年製作の映画)

4.2

『ララランド』やよくあるミュージカル映画のように、
歌詞で直接的に感情を代弁するのではなく、
とても上質に歌と映像で間接的に感情を伝えてくれる贅沢な映画だ。

冷戦下で社会から引き離される悲しき恋人た
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ピアッシング(2018年製作の映画)

3.6

殺人衝動という性癖を持つ人間たちの沼を
窮屈でおしゃれな画使いでそれを語るだけの作品。
おしゃれさと裏腹に、物語がうまく展開しない様は面白い。

凪待ち(2019年製作の映画)

4.0

2011年の年の漢字は「絆」だった。
しかし、人々の心はもう離れ、
福島から越してきた人たちを中傷することもでてきた。
そんな中で、血縁のない実質他人同士が「絆」を生む作品。

近親者が亡くなり、自暴
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ホットギミック ガールミーツボーイ(2019年製作の映画)

4.9

山戸結希監督作品を観ているなと自己認知する贅沢さ。
すごく僕の中の感覚を刺激するような演出方法が堪らない。
『溺れるナイフ』で中毒になったあの感覚は健在だった。

「わかんないよ…!」
主人公の初はこ
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ジョナサン ふたつの顔の男(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

昼を生きるジョナサンと、夜を生きるジョン、彼らは体は同じ。
どちらも自分自身なのに、相手をコントロールできない様は数多ある多重人格ものとあまり変わらないが、
結局は2人の絆を描いているのが良い。

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劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん(2019年製作の映画)

4.4

父親と息子ってどこかに変なわだかまりがあるって結構普遍的なものだと思う。

僕は次男なので、どちらかというとこの映画の山本舞香みたいな感じだったけど、
兄と父の関係にこの映画の2人は似ていた。

一番
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ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

4.3

俺はなんて間違えをしたのか。
いつも通り、上映前にコーヒーとお菓子を買って、席について上映開始。
映画が始まって数分で悟った、
これはあの俺が唯一映画を観て体調を崩した『アンチクライスト』のラース・フ
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メン・イン・ブラック:インターナショナル(2019年製作の映画)

5.0

小4までは映画が大嫌いだった。
小1くらいで観たアニメ映画の予告の最後がとてつもなく怖く、トラウマに。
それ以来、映画を観る時は予告編だけ
アイマスクをつけるという意味不明な行動に出ていた。

しかし
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ウィーアーリトルゾンビーズ(2019年製作の映画)

3.4

映画は小4から好きで、よく泣きじゃくっていたけど、
中3くらいから全く泣けなくなってきた。
別に何か人生の窮地に立つような衝撃的な出来事が起きたわけではなく、
それは段々と訪れてきた。
多分、いろんな
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エリカ38(2018年製作の映画)

3.9

本作の元となった山辺節子が逮捕されているところをニュースで見たことがある。
とても冷静で、淡々と現地警察に話していたのを覚えている。

映画の中でも、主人公のエリカは
どんなに裏切られても、詐欺を働い
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町田くんの世界(2019年製作の映画)

4.2

人生26年間生きてきて、
ありがたいことに「岡崎は良い人だね」と良く言われてきたが、
「良い人」だけでは世の中やっていけないと思っていた。
だけど、ちゃんと「良い人」をすれば、何とかやってけると町田く
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スノー・ロワイヤル(2019年製作の映画)

4.3

リーアム・ニーソンの子供が危害加えられ、彼が復讐する映画はもうひとつのジャンルとして成り立っている。
流石にこのジャンルも多分7作くらいはあるから、
そろそろ飽きられるかなと思ったけど、
今回のそれは
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アラジン(2019年製作の映画)

4.3

想像していたより楽しい映画だった!

なんと言っても、アラジンを囲うキャラクターが愛すべき存在になっていたのがよかった。

なんと言っても、ジーニーが最高。
他のディズニーの作品とは違って、
ジーニー
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アナと世界の終わり(2017年製作の映画)

3.7

観終わった後の劇場で
多分授業をサボったと思われる男子高校生ふたりが「こんな感じで明日世界が終わるかもしれないから、俺はバイトしないわ〜」と話していた。
すごく若々しくて、気持ちいい発言だった。

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さよならくちびる(2019年製作の映画)

4.7

秦基博とかあいみょんとかがここ数年流行っているのは、
だれもがもやもやしている恋愛とか友情の言語化しにくい感情を、
具体的にではないけど、とても感覚的に伝えているからなのかなと思う。

その2人が楽曲
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パラレルワールド・ラブストーリー(2019年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

高校生くらいのときに小説は読んでいた気がして、
この間実家に帰ったら、机の棚にやはりあった。
ただ、ほぼ内容は覚えていない。映画を観ていてもあまりフラッシュバックしてこなかった。
俺も記憶の改変が行わ
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誰もがそれを知っている(2018年製作の映画)

4.6

いつもの通りのアスガー・ファルハディ節。
家族や恋人たちの表面化しない「悪」、いつもそれが現れ、主人公たちが「悪だくみ」をする。
別に単純に悪いことをしようとしているときではなく、
本当に自分や家族を
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うちの執事が言うことには(2019年製作の映画)

3.0

可愛げのあるジャニーズ×スマートなmen's non-noという面白い組み合わせは話題性がありそう。
だから、ふたりのコンビ感をもっと作ってほしかったな~。

申し訳ないけど、永瀬廉は演技が下手だけど
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小さな恋のうた(2019年製作の映画)

4.7

日曜の朝、「今日は暇だな」と思い、めちゃめちゃ観たい映画もなかったので、本作を観た。
そしたら、とてつもなく号泣してしまった…。
舐めていました…すみません…。

なので、予告編も1回しか見ていなく、
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僕たちは希望という名の列車に乗った(2018年製作の映画)

4.8

課長がある日「いやー、普段泣かない俺が最後泣いちゃったもんね」とか言うから、うずくじゃん。
と、まんまと課長の言葉に乗せられ鑑賞。

いや、こりゃ泣きますやん…。
ドイツ映画によくある政府に対抗する青
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南瓜とマヨネーズ(2017年製作の映画)

4.4

ふたりの男に揺れる様を描くことで、
結局は優しくて、可愛げのある方を尊いと思えるのだとわかってくる。
そう感じた時の人の表情はとても美しいし、人間味がある。
臼田あさ美演じるツチダの気持ちが全く理解で
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アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

4.7

丁度、この映画を観る前に、家で「しくじり先生」を観ていた。
今回は今井華が先生で、彼女は「普通」が嫌で、
ギャルになったと語っていた。

いつかは「何者」かになれると信じて、誰もが生きている。
そんな
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

4.4

MCUはガーディアンズシリーズとアイアンマンちょこっと、スパイダーマンHCしか観たことない真のニワカな私。
アベンジャーズは1回も観たことない。

でも、こんなに映画界の世界的な出来事を
今、味合わな
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ホワイト・クロウ 伝説のダンサー(2018年製作の映画)

5.0

すんごい俺の好きな感じやんと思ったら、
脚本がデヴィッド・ヘアだった!
流石すぎるクラシック感と重み。

仕事の関係で今流行りの山口周さんの書籍をいくつか読んでいるのだが、
彼はこの混沌とした社会で、
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轢き逃げ -最高の最悪な日-(2019年製作の映画)

3.9

轢き逃げをする時は人が自分の弱さに負けた瞬間。

劇中、様々な展開が用意される。
轢き逃げをした2人の青年の逃避行、
その2人を貶める脅迫者の存在、
その中のひとりの青年と彼が務める会社の副社長令嬢の
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

4.1

ラストの伏線回収が秀逸だった…。
予告で初めてこの映画に触れた時から、
その伏線は張られていたとは…。

話としては、今時のダイバーシティの話。
ポケモンと人間との共生を描きながら、
異なるものたちが
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映画 賭ケグルイ(2019年製作の映画)

4.5

滾ってしまいましたぁぁあああ〜!!!

主人公・蛇喰夢子の口癖だが、
そう、この百花王学園の生徒の様に、
この世界観に滾ってしまったらもう終わり、
抜け出せないほど沼にハマってしまう!!!
ドラマ版は
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.3

すごくめんどくさい映画だ。

劇中、「幸せになりたいっすね」という台詞が何回か交わされる。
僕は最近、神社でお参りをするときは基本的に「幸せになれます様に」しかお願いしない。
恋人ができます様に、試験
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