ケヴィン・ベーコン演じる警官の設定とあらすじで恐ろしい映画かと身構えてたが、
怖い大人が色々出るから確かに恐ろしいんだけど、
作品の本質は少年の戦いと成長を描いた映画だったから驚いた。
『マッドマック>>続きを読む
噂に違わぬ傑作で、度々黒沢清監督作品を連想したのだが(もっと根幹にオリジナルがあるのかもしれないが)、
ホラー映画である以上に掴みどころも拠り所も持てずに
日常を過ごしてる少年少女達の青春映画でもあっ>>続きを読む
全体的なスピードはゆったりとしてるけど、
西部の広大な荒野と山々を映した映像の美しさや詳細に描いた銃撃描写、
ロードムービーとして展開される物語と、立派な西部劇を堪能出来た1作。
狙撃するまでの細かい>>続きを読む
寝て目覚める度に姿が変わってしまう男性と、彼が恋した女性との純愛ラブストーリーを描いた韓国映画。
変わる姿が老若男女で国籍もバラバラなのが映像の見せ方も含めて愉快。同じ構図でどんどん人が変わりながら主>>続きを読む
季節によって装いが一気に変化する大自然の中で生活する主人公の姿を映し出した作品。春夏秋冬の季節それぞれ1本約60分、計4本の短編映画。映画館では2本ずつに分けて前後編として公開しており、本作は冬春を纏>>続きを読む
季節によって装いが一気に変化する大自然の中で生活する主人公の姿を映し出した作品。春夏秋冬の季節それぞれ1本約60分、計4本の短編映画。映画館では2本ずつに分けて前後編として公開しており、本作は夏秋を纏>>続きを読む
『シン・ゴジラ』で使われたBGMの1つの元ネタ。印象的に音楽が使われる場面が2箇所あって、1つは『マッドマックス 怒りのデスロード』のクライマックス、もう1つは『スターウォーズ』の宇宙空間での戦闘シー>>続きを読む
殺陣というより殺し合いといった表現が似合うアクション、画面から夏の季節なのが伝わってくるほど新緑の木々や汗をかいた登場人物達、1つ1つがカッコいい鮮烈な映像と約90分の中にこれでもかと魅力が詰まった1>>続きを読む
全体的に静かな雰囲気ながら、内実はかなり熱い映画。
本作で中心になる物語は、天才・羽生善治と怪童・村山聖の真剣勝負。とはいっても彼らが分かりやすく対立するような構造ではなく、むしろ共感し合い、だからこ>>続きを読む
非常に軽快なテンポで話が進んでいくにも関わらず、劇中の人々の動きや日常生活はゆっくりで、その人達が生きていた時間を感じさせる。
戦時という過酷な時代であるにも関わらず人々の生活には笑いがあり、その笑い>>続きを読む
カッコいいカット割りやカメラワークが多用され、佐藤信介監督は現在が最盛期ではないか? と思えてしまうほど演出が冴え渡る。特に街中の混乱の描き方や乗り物の走行シーン、銃を使う部分なんかは一味違うものを感>>続きを読む
説明不要の傑作映画という評判はよく目にするものの一度も観たことが無かったのでかなり期待して鑑賞し、その上で自分の中のハードルを高々と越えていった1作。
良い奴、悪い奴、醜い奴の3人を中心とした個性豊>>続きを読む
姿の見えない犯人がメディアを使って人々を翻弄する前半、その犯人の手口を回想形式で見せながら人々にあっかんべーするようなラストまで突っ走る後半と、2部構成の物語に目が離せず、正直かなり見応えがあった。>>続きを読む
次々とスクープをモノにしていく前半は非常に爽快感があり、そこはかとなくスパイアクションモノを連想させて燃える。えっ! と驚くようなカーアクションも挿入され、とにかく丁寧に娯楽作を作ろうという本気を感じ>>続きを読む
『キューティーハニー』というよりも反体制要素も入れた近未来SF映画なんだけれど、CGを盛り盛りに使った画作りは悪くないし(白組を始めとした製作会社が多数協力)、一見クールな性格なようで誰かを守りたいと>>続きを読む
映画の題材的に、しようと思えば120分にも出来たはずだ。というか本作で描かれている要素の数だけを数えれば、それくらいに出来ると思う。
実話がベースの航空パニック、機長はもちろん十人十色な乗客も含めた多>>続きを読む
TVシリーズ未見の人間。
山田尚子監督作品は初めて観たけど、この人は登場人物同士の精神的な距離感を非常に大事にされているんだな、ということがひしひしと伝わってきた。
2人の主人公であるたまこともち蔵>>続きを読む
開始早々からアクションのつるべ打ちでテンションが最高潮。上から下へ、右から左へ、奥から手前へ・・・と様々な方向へ進んでいく移動アクションが非常に見やすく、そして派手に描かれるので、良い意味で「アトラク>>続きを読む
不満点含めて色々と言いたくなることはあるものの、役者陣の熱演で作品全体を引っ張るほどに魅力的になったキャラクターのドタバタ、ポップな雰囲気とは全く対照的な渋い銃撃戦の描写が、深く心に残った。
自殺部隊>>続きを読む
内容・演出ともに今までの新海誠監督作品の集大成且つ間口が広く作られたエンターテイメント作品。
遂にこういう路線の作品を作ったというところで感動してしまう。
色んな作品を思い出すけれど、このSF要素は自>>続きを読む
『VSメカゴジラ』を経て対G兵器を描く描写は格段に進化しており、特にMOGERAの演出は本作のグレードを一段上げてるのではと思えるほど。MOGERA好きが出てくるのも納得の出来。
映画本編は男臭い刑事>>続きを読む
物語は非常にシンプルで悪役も分かりやすいぐらいに悪役。なのにこの作品に惹かれるのは、物語の舞台となる水の都と呼ばれる街「アルトマーレ」を濃密に描いているからだろう。
冒頭の水上レースから絶えず色々な登>>続きを読む
先行で動画配信されているアルティメット・エディションを観賞。こちらは劇場公開版と比べると約30分映像が追加されている。
追加されたことで何がどう変わったのか、細かい部分は実際に観てもらうとして、全体的>>続きを読む
『X-MEN』シリーズやマーベル映画シリーズと比べるとヒーロー映画って雰囲気ではないけども、科学を志した若者達の挑戦・悲劇・友情を描いた青春映画としてなら素敵と思えた作品。
主要メンバー4人が出会う>>続きを読む
身に覚えのないことだが、もしかしたら何かしてしまったのかもしれないという恐怖を話の軸にして、ホラーとしてもサスペンスとしてもハラハラさせてくれる作品。
ある日突然誰かが誰かを殺す描写は『CURE』を>>続きを読む
住居に不審者が侵入してくる映画のことを「ホームインベーションムービー」と呼ぶらしく、そのジャンルとしての怖さを確実に演出しながら、強烈なゴア描写で目を惹く作品。
また、この監督と脚本のコンビが本作の次>>続きを読む
複数の霊媒師が登場してそのうちの1人が確かな実力を持つ、というのは同監督の『カルト』を連想した。だが『カルト』が1人の霊媒師の強烈な個性でドラマを押しきっていくのに対し、本作の霊媒師は問題を解決しよう>>続きを読む
下ネタメタネタポップカルチャーバイオレンスアクロバティックなアクションとカラフルなデコレーションがされながら、根本には愛する女性への純すぎる男の想いが描かれた、素敵なラブストーリー。
異形の者へと変>>続きを読む
1つのお店に集った仲間が、警備の目を掻い潜ってゾーンに入り、その人にとって1番の望みが叶うという「部屋」を目指す……という物語は、観ていて『ドラクエ』か『ウィザードリィ』を連想させた。
案内人となるス>>続きを読む
明らかに『マッドマックス2』のような世界がいきなり提示されるが、砂漠が拡がるロケ地とCGを組み合わせることで、見事な終末世界のビジュアルを見せてくれる。改造トラックの爆走やモヒカン頭の外道な人間まで出>>続きを読む
作中で語られるゴジラが現代の日本に甦った意味を深く考えるべきなんだろうが、どうしても怪獣同士の戦いや街の破壊描写に目を奪われてしまった。それほど魅力的で、ダイナミック且つ燃える映像が連発される。
周>>続きを読む
どんなに製作された年代が古くても鮮烈な印象を与える映画は沢山あって、自分にとっては本作はまさにその中の一つといっていい。
子ども達が無邪気に歌う不吉な唄から始まり、平穏な日常の中で静かに事件が起きる>>続きを読む