penさんの映画レビュー・感想・評価 - 17ページ目

ルパン三世(2014年製作の映画)

3.0

この作品、主役のルパン一味以外にアジア人キャストがメインに据えられ舞台となる国も様々。上映スタイルとして字幕版と吹替版があり、アジア方面の海外展開を意識した映画となっている。ストーリーとしては男同士の>>続きを読む

ホットロード(2014年製作の映画)

3.0

複雑な家庭環境を持つ少女が暴走族に所属する男と出会い絆を育む。かといって男女が二人だけの世界に逃げ込むのではなくて、お互いを必要としながらも自分自身の抱える問題と向かい合おうとしていくところが良かった>>続きを読む

STAND BY ME ドラえもん(2014年製作の映画)

3.5

3DCGアニメーションとして素晴らしい作品だと思った。EDで流れるある映像含めてピクサーの作品群を意識しているのはすぐに分かる。かといってその姿勢が空回りしている訳でもなく、日本製の一級CGアニメを産>>続きを読む

サバイバル・ソルジャー(2013年製作の映画)

3.0

基本は冴えない若手社員が無人島でのサバイバルによって成長するコメディ映画。どっちが良いもんで悪いもんかが分かりやすい人間関係、連発されるギャグと王道のコメディ映画という感じだった。だがやはり一番印象に>>続きを読む

ゴジラVSビオランテ(1989年製作の映画)

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久しぶりに鑑賞。
対ゴジラ防衛戦と抗核バクテリアの争奪戦が同時並行で展開し、矢継ぎ早に進んでいく。最終的な怪獣バトルまでのスムーズさが心地よい。見直すたびによく出来た映画の作りなのを実感する。

超高速!参勤交代(2014年製作の映画)

3.5

正直ネタ臭のするタイトルだなと観る前は思ったが、中身は立派な大衆娯楽時代劇だった。5日間という短い時間で江戸まで参勤交代せねばならなくなった藩の物語。悪事を仕組んだ者からの忍の刺客やアクシデントを、時>>続きを読む

ゴジラ×メカゴジラ(2002年製作の映画)

4.0

メカで作ったゴジラだからメカゴジラ。この映画は「じゃあなんで似せて作ったのか?」という普通ならお約束的なことだからという理由で済まされそうなところに着目し、その結果魅力的な設定のロボットを産み出した。>>続きを読む

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 史上最恐の劇場版(2014年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「低予算だからなんだ」と言わんばかりのVFX映像と度肝抜かれる怒濤の展開に衝撃を受けた。ここまでやっちゃったら、もう突き進むしかない。シリーズ前半の色々な謎が繋がった時のあまりに哀しい展開が印象深い。>>続きを読む

麦子さんと(2013年製作の映画)

4.0

吉田恵輔監督作品は初めて観たが、人物同士のやり取りや距離感に生々しさを出すのが凄く上手い人なんだなぁと思った。記憶に無いが間違いなく自分の母親である女性と再会した麦子の不器用な対応はそれの最たるものだ>>続きを読む

コネクテッド(2008年製作の映画)

4.0

アメリカ映画『セルラー』をリメイクした香港映画。実はオリジナル版は未見なのだが、それでも「絶対アクションは増量されてるよな」と確信。思いきりの良い特盛カーチェイスが観られる。アクションありのサスペンス>>続きを読む

映画ドラえもん 新・のび太の大魔境 ペコと5人の探検隊(2014年製作の映画)

3.5

何気ない日常からある謎に迫り、ゲストキャラの登場を機に異世界に足を踏み入れる。ドラえもんのおかげで旅行気分を味わったのも束の間、壮大な戦いに巻き込まれる。このドラ映画的物語展開を笑いと友情と感動要素を>>続きを読む

アナと雪の女王(2013年製作の映画)

4.0

お話に関してはアナとエルサ、この姉妹の関係性についてもうちょっと深く踏み込んでも良かったんじゃないかと思う。接触することへの恐れが丁寧に描かれていたり二人がすれ違う原因になったエピソードも中々に切ない>>続きを読む

ゴジラ(1954年製作の映画)

4.8

白黒映画だから、当然海は青く見えない。でもそれがこの映画に大きな効果を与えていると思う。ゴジラが潜んでいる海は黒く見え、いかにも何かがいそうな雰囲気がある。そして全てが終わった後、海に光りが当たり白く>>続きを読む

レッド・サン(1971年製作の映画)

3.0

ロクデナシしかいないような世界に実直な侍がやって来たことで発生する化学反応を楽しむ西部劇。コメディ的側面の強いロードムービーとしても楽しめる。個人的には雪山での脅迫シーンがシュールで笑ってしまった。か>>続きを読む

スリ(2008年製作の映画)

4.0

基本はドタバタやクスッと笑えるギャグのある映画。けど「スリ」という行為を「一瞬の隙も許されない物を奪う高等技術」として一貫して描いたことで、雨に濡れる夜の街での緊迫感溢れるクライマックスが誕生した。こ>>続きを読む

エレクション 黒社会(2005年製作の映画)

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この作品では度々「忠義」とか義兄弟としての和を尊重する言葉が出てくるけど、そんなもの知るか! というくらいに裏切りの連続。心理戦と銃を一切使わない泥臭く痛々しいバイオレンス要素の密度も濃く、とても面>>続きを読む

キック・アス ジャスティス・フォーエバー(2013年製作の映画)

3.4

前作は「知らない世界を覗きこんでしまった」という感じで主人公のデイヴとともに新鮮かつ驚きの体験をする作品だった。今作ではそのデイヴもヒーロー側の人間になり、以前の新鮮味は無くなったかもしれない。ただ今>>続きを読む

こねこ(1996年製作の映画)

3.5

猫が大好きな方が観たら傑作の可能性が高い。自分は程々に好きなので名作扱い。ロシアの寒そうな街を猫が歩く姿はとても印象的。作中で登場する「猫達に囲まれて生きる男」に理想のライフスタイルを見出だす人もいる>>続きを読む

抱きしめたい 真実の物語(2014年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

同じ場所で同じカット割りを使ったことで「あの二人やっぱり親子なんだよなぁ」となんの説明も無いのに思わせてくれる場面が時々にあり、そういう演出が出来る監督の作品だから面白くないはずが無かった。予告で流れ>>続きを読む

ラッシュ/プライドと友情(2013年製作の映画)

5.0

ハンス・ジマーの音楽と重低音のエンジンを吹かす音が最高に気分を盛り上げたかと思えば、展開される二人の男の戦う姿と人生に興奮すること間違い無し。全く違う主義主張をぶつけ合うことが出来るのは、互いにライバ>>続きを読む

ホワイトアウト(2000年製作の映画)

3.0

この映画は傑作『ダイハード』の日本版みたいにいわれることがたまにあるけど、本家にあるような犯人と主人公の緊迫したやり取りはそんなに無い。作中では状況を見つめる人物の視点が様々に切り替わる為、一つの事件>>続きを読む

金融腐蝕列島 〔呪縛〕(1999年製作の映画)

3.8

いってしまえばこれは「銀行モノ」。なので観る前は専門用語がいっぱい出てきて難しそう・・・というイメージがあった。しかし観始めるとその考えは杞憂に終わる。舞台となる大手都市銀行に東京地検が家宅捜索に入っ>>続きを読む

ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

4.8

主演のレオナルド・ディカプリオの「病気か!?」と思えるくらいのメーターが壊れた演技を軸として、他の役者陣もカメラの動きも流れる音楽も全速力で突っ走っている。結果、とんでもなくハイな映画に。一方で「パー>>続きを読む

アメリカン・ハッスル(2013年製作の映画)

3.8

高いスーツやサングラスを身につけ、酒を飲みジャズに酔いダンスを踊る。けどそんなことをする登場人物から見えてくるのは、背伸びしたい気持ちや何かから抜け出したい気持ちというなんとも生々しいもの。「えっ!?>>続きを読む

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-04 真相!トイレの花子さん(2012年製作の映画)

4.0

まさかこのタイトルでこれが「タイムトラベル」モノだなんて思う人、いないんじゃないだろうか。時間と空間が歪んだ建物の中で主人公達は一人の少女の命を救う為、時空を超える。そんなSF的物語が展開されていく。>>続きを読む

カルト(2012年製作の映画)

3.8

フィクションをドキュメンタリー作品であるかのように撮った作品を「モキュメンタリー」とかいうが、そのジャンルだからこそ出来ることを最大限に活かした作品。物語は『パラノーマルアクティビティ』かと思わせとい>>続きを読む

ドラッグ・ウォー 毒戦(2012年製作の映画)

4.8

流れるようなカメラワーク、息もつかせぬ話運び、ハードな銃撃戦・・・自分の中にあった期待値を悠々と超えた傑作。スマートかつ連携を見せながら仕事をする麻薬捜査官達が素晴らしく、警察密着24時的な面白さが凝>>続きを読む

黒執事(2013年製作の映画)

2.5

世界観は最後まで一切分かりませんでしたが、アクションやそれを行う役者がカッコ良く撮られているという意味では良い作品。特に山本美月が最高でした。それにある人物が主演の二人を喰うほどの迫力を見せていたので>>続きを読む

ロッキー(1976年製作の映画)

4.8

「ロッキーってボクシング映画でしょ? ボクシング映画って興味無いしなぁ」という人は確実にいると思う。しかし意外なことに、6作あるシリーズの中で一番最初のこの作品の試合シーンは結構あっさりしている。
>>続きを読む

エグザイル/絆(2006年製作の映画)

4.2

ジョニー・トー監督作品は『奪命金』しか観たことなかったんだけども、これは素晴らしい作品だった。長々と説明せず映画全体を繋ぐ「写真」というアイテムで主要キャラ三人の深い友情を見せたかと思えば、台詞少なめ>>続きを読む

ダイ・ハード(1988年製作の映画)

4.8

クリスマスに観て、改めて滅茶苦茶面白かった一作と認識。序盤にばら蒔かれた伏線がさらっと回収されつつどんどん派手になっていく展開はテンションが上がる。野沢那智吹き替え版で観賞したが、まさにハマり役。

欲望のバージニア(2012年製作の映画)

3.5

こう表現して良いのか分からないが、70年代の東映作品とか深作監督作品を思い出した。

BUSHIDO MAN:ブシドーマン(2013年製作の映画)

4.0

監督が作りたいものを情熱と尋常ならぬ意気込みで作ったことが伝わってくる、スピリッツ溢れるアクションエンターテイメント作品。言葉少なめだが戦うもの同士の気持ちが伝わりキャラの性格も理解しやすい様々なアク>>続きを読む

キャバレー(1986年製作の映画)

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完全なる雰囲気映画。物語、台詞、音楽、出演者・・・全ての要素が渋い雰囲気を作り出す為に存在している。そういう意味じゃこの作品は100点であると思うし、後はこれに浸れるかどうかで評価が変わってくると思う>>続きを読む