赤足さんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

世界の涯ての鼓動(2017年製作の映画)

3.5

fansvoice試写会で観てきました。

ヴェンダース監督のアートな世界観と息を呑む絶景と荒れ果てたソマリアの不条理な情景。世界の果てと涯。地上と深海、様々な対比と運命に引き裂かれた2人の恋人を唯一
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存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.2

映画『存在のない子供たち』試写会。上映後監督のナディーン・ラバキー監督登壇によるトーク(Q&A)もあり、とても濃密で素晴らしい時間を体験させてもらいました。

中東の社会問題、貧困、不法移民、児童
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マンボウ(2014年製作の映画)

3.6

堅物漁師が仕事で来た生物学者との出会いを機に変化していく様を描いた物語。ジャケットやタイトルのマンボウという可愛らしく明るい話なのかと、思って観たが中身はなかなかの切ない人間ドラマ。

深刻な漁業問題
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ガチ星(2018年製作の映画)

3.7

競輪発祥の地である福岡県の小倉を舞台に、元プロ野球選手の男が競輪に挑むさまを描く人間ドラマ。

つい最近、ファブルの監督ってことと前に劇場でみたかったが、上映館数が少なくて敢え無くレンタルまで待ったこ
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プロメア(2019年製作の映画)

3.8

『天元突破グレンラガン』シリーズやアニメ「キルラキル」の今石洋之監督と脚本の中島かずきが再び組んだ劇場版アニメ。炎を自在に操る集団によって危機に陥った世界を舞台に、主人公と宿敵の戦いが描かれる。

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ダンスウィズミー(2019年製作の映画)

3.6

今回もフィルマークスさんの試写会でひと足早く鑑賞。

『ウォーターボーイズ』『ハッピーフライト』などの矢口史靖が監督を務め、自身初のミュージカルに挑んだコメディー。ミュージカルスターになる催眠術をかけ
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キングダム(2019年製作の映画)

3.2

ヤングジャンプ連載。原泰久原作の歴史ドラマ。中国の春秋戦国時代を舞台に、大将軍を夢見る少年と、中華統一をもくろむ若い王の運命を描いた歴史スペクタル大作!

結構前に鑑賞したのだが、色々あって今更なが
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ザ・ファブル(2019年製作の映画)

3.4

週刊ヤングマガジン連載の南勝久の漫画を実写映画化。天才的な殺し屋が休業し、一般人として生活するさまを描くアクションエンターテイメント!

公開前に予告を見て、こりゃ面白そうだとSNSのアイコンのイラス
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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

3.7

アベンジャーズEGで映画史を塗り替えるほどの結末と今後がどうなっていくのだろうかのファンの期待と不安が交差し、モヤモヤした梅雨の不快指数を晴らすかのように公開一作目に選ばれた。

MCUの中でも取り分
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新聞記者(2019年製作の映画)

3.7

ひと足はやくフィルマークスの試写会で鑑賞。

東京新聞記者・望月衣塑子の著書を原案にした作品で、国家の闇を追う記者と若手エリート官僚を描いたサスペンスドラマ

実際に、現政権への疑問を問われるかの様な
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嵐電(2019年製作の映画)

2.7

京都を走る、通称・嵐電として知られる路面電車・京福電気鉄道嵐山線を題材にした3つのオムニバスラブストーリー!現実世界とジブリのようなファンタジー感漂う、少し不思議な世界観が化学反応を起こしたかのようで>>続きを読む

よあけの焚き火(2018年製作の映画)

3.2

伝統芸能を受け継ぐ宿命を背負った親子と、家族を失った少女の交流を描いた人間ドラマ。狂言という普段あまり見慣れない世界はある意味、新鮮であった!父は先代からの伝統の教えを受け、そして息子は父から新たに伝>>続きを読む

さよならくちびる(2019年製作の映画)

3.6

若者たちの青春と恋愛を描いたロードムービー。全国をめぐる解散ツアーを行う女性デュオと、バンドを支える男性の複雑な思いが交錯する。

隣の芝生は青いと言うが、当の本人からしてみれば実は真逆で実はどちらも
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

4.0

予告を見た時からいや、ハリウッドGODZILLA続編のニュースであのキングギドラやモスラやラドンの商標権をハリウッドが買い取ったと聞いた時から胸の高鳴りはどんどんと高くなって鳴り響くくらい期待していた>>続きを読む

甲鉄城のカバネリ 海門決戦(2019年製作の映画)

3.4

アニメ進撃の巨人シリーズの荒木哲郎監督が製作した事で話題になったアニメ「甲鉄城のカバネリ」劇場版!

鋼鉄の皮膜に覆われた心臓を持つゾンビのような化物カバネがはびこる世界を舞台に、カバネを倒すために戦
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アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

3.7

何度見ても摩訶不思議な魅力たっぷりな世界観、ポップカルチャー陰謀論サブリミナルのオカルトにぶっ飛んだテーマはかなり刺激的で大好物。まるでネッシーの写真のようにその水面に映る姿とその下に隠れた闇が垣間見>>続きを読む

アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

集大成に相応しく、今年上映された作品の中で間違いなく上半期NO.1。終盤は今まで積み重ねてきた思い出やなんかも込み上げてきて感極まって泣いてしまった。本当に演出や脚本が上手く纏め上げられ鑑賞後は哀愁を>>続きを読む

震える舌(1980年製作の映画)

3.6

怖い怖いとネットでも噂になり、ホラー物かと思いきや、中身は病になった娘の為、家族一丸となる社会派ホームドラマだったが・・・兎に角、冒頭から終盤まで重い、重すぎる、娘の発作的動作がいつ起こるかといった行>>続きを読む

移動都市/モータル・エンジン(2018年製作の映画)

3.7

ジブリのハウルの動く城のような話かと思いきや、ハウル+ラピュタと紅の豚の世界観を組み合わせ詰め込んだ世界観で、前評判は低かったようだけれども、かなりエンターテインメントにとんだ内容と2時間を感じさせな>>続きを読む

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.7

昨年、宇多丸さんの週刊映画時評と年間ランキングで1位を獲得した作品であり映画館でも見たかったが、いつもの理由で見れずトホホとレンタルでやっとの思いで鑑賞!

家長である祖母を亡くしたグラハム家、その日
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ゴジラ対ヘドラ(1971年製作の映画)

3.4

「三大怪獣 地球最大の決戦」を借りる際に、実はまだ未見であったヘドラも一緒にレンタル。その昔から、その禍々しくおどろおどろしい圧倒的インパクト大のヴィジュアルに一目置いていた怪獣ヘドラ。

まず冒頭か
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三大怪獣 地球最大の決戦(1964年製作の映画)

3.5

来月(5,31)に公開が迫った「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」「三大怪獣 地球最大の決戦」のこの作品が主にモチーフになっているとの事、やはり本家を知った上で堪能したい為。映画ファンなら定石の予習>>続きを読む

アクアマン(2018年製作の映画)

3.8

海洋生物と意思の疎通ができるアクアマンが人類存亡の危機に立ち向かうアクションヒーローの活躍を描いた作品。

DCは作品公開の順番を何故しっかり考えず公開してしまうのだろう?ワンダーウーマンの前にバット
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スモールフット(2018年製作の映画)

3.8

遥か山脈の人里からかけ離れた山で暮らすイエティのミーゴ。ある日偶然人間と出会ったが、村人は信じようとせず。真実を求めいざ下界に降り人間を捜す旅に出ることになった

雪男と人間の友情物語を描いたストーリ
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テルマ(2017年製作の映画)

3.4

昨年、映画「ウィンド・リバー」を鑑賞する際に予告で流れ気になっていた作品。ミニシアター系の作品の為、やはり地元には来ず(涙)の作品でやっとレンタルで鑑賞!

大学に通うため一人暮らしを始めたテルマ、信
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トリプル・フロンティア(2019年製作の映画)

3.3

Netflixオリジナル作品。
米国退役軍人5人組が麻薬王相手に大金強奪計画を実行するストーリー

ベン・アフレックからオスカー・アイザック監督にはオール・イズ・ロストの監督等。豪華キャストを揃えた布
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キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

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ガッツリ!ネタバレしてるので御注意を!

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きみへの距離、1万キロ(2017年製作の映画)

3.2

こちらの作品も去年、注目してた作品だったのだがいつの間にかレンタルで準新作になってたのを発見鑑賞!

北アフリカの砂漠で石油泥棒を監視するロボットを、1万km離れたアメリカから遠隔操作するゴードン。彼
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オーケストラ・クラス(2017年製作の映画)

3.6

劇場で見たかったがいつものとおり田舎の宿命を背負って見れなかった作品である。

挫折したバイオリニストが、初めて音楽に触れる子供たちとの交流から、演奏会を目指そうとする人間ドラマ。

最初主人公がクラ
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四十九日のレシピ(2013年製作の映画)

3.6

去年(2018)の年間映画ベスト10中~自分の中で7位にランクインした「ミッドナイト・バス」伊吹有喜という著者が書いており小説も購入したほどハマった!それ繋がりで他にも映像化されていた作品を知り鑑賞。>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.0

最高のバディ&ロードムービー性格と生き方も正反対の2人がコンサートツアーの旅でぶつかり合いながらも互いの境遇や人種の壁を乗り越えいつしか認め分かちあって行く様はずっと終わらず見ていたいと思うほどに素晴>>続きを読む

アリータ:バトル・エンジェル(2018年製作の映画)

3.6

原作(銃夢)の存在は知っていたがほぼ未見、映像もアクションもキマっており話のテンポも良く、肝心の主人公アリータの目が大きい問題、予告やなんかで賛否あり、自分も

観賞前「目でかすぎて無理」
観賞後「ア
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劇場版めんたいぴりり(2018年製作の映画)

3.8

2013年8月に放送されたテレビ西日本開局55周年記念ドラマ「めんたいぴりり」明太子を作った「ふくや」創業者夫婦の生き様を描いた笑いあり、涙ありの人情作品。

福岡のドラマシリーズから舞台化までした"
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劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ(2018年製作の映画)

3.7

今年劇場鑑賞1発目となる記念すべき作品!‪TOHOシネマズ新宿にて鑑賞。まさか丸々新宿が舞台となってたのには驚いた。自分が見ている映画館から果ては長野から新宿まで乗って来たバス乗り場までも色々な新宿ス>>続きを読む

パッドマン 5億人の女性を救った男(2018年製作の映画)

3.8

あけましておめでとうございます🎍🌅🎍

プライベートが多忙の為更新できずにいました。
しかし、また今日からレビューしてきます。

年末、2018年最後に見た作品でもある本作。下町ロケットも顔負けの、妻
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シュガー・ラッシュ:オンライン(2018年製作の映画)

3.5

今年これを見ずに年は越せぬと前から期待していた待望のシュガーラッシュの続編。

前作はアーケードゲームの世界を舞台にしていたが、今回はインターネットの世界へ、シュガー・ラッシュのゲーム存続の危機を救う
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