nkmさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

スウィート17モンスター(2016年製作の映画)

3.9

ヒューマントラストシネマ渋谷にて。

父を亡くしたぶっ飛び少女17歳のネイディーンの話。

予告とポスターの可愛さでずっと楽しみにしていた作品。
中二病ってどの国にもあるんだ、と知ることができた(笑)
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そうして私たちはプールに金魚を、(2016年製作の映画)

4.5

ユーロスペースにて。

埼玉県狭山市で実際に起きた時間をベースに、字の如く狭い市の中で生きる中学生の生き様を描く短編映画。

公開すぐに観に行けず、ゴールデンウイークにアンコール上映があり遠征。

2
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PARKS パークス(2016年製作の映画)

3.4

吉祥寺オデヲンにて。

亡くなった父とその昔の恋人が残した1本のテープを元に、現代の若者3人が歌を作る話。

吉祥寺と井の頭公園を中心として映画が作られ、周辺を散策してからオデヲンで鑑賞するとより一層
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帝一の國(2017年製作の映画)

3.9

MOVIX亀有にて。

特に観る予定もなく、なんとなく初日だったから鑑賞。
お客さんが若い女の子ばっかりで
、あ、これそういう映画なのかと席に座ってから気づく。

原作は未読でとりあえず菅田くんが騒ぐ
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T2 トレインスポッティング(2017年製作の映画)

4.0

丸の内ピカデリーにて。

二回席ど真ん中で鑑賞。
暴れ回っていたイギリスのジャンキー達の20年後を描いたエモ作品。

音楽もさながら、としを重ねた分だけ渋くなっていた主要キャスト4人が痺れるほどかっこ
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美女と野獣(1991年製作の映画)

3.9

TOHOシネマズ日劇にて。

公開初日4/21に仕事終わりで直行。みんな大好きディズニーということで夕方の回以降は満席。

みんな知ってるあの話をエマワトソンが演じるということで、楽しみにしていた作品
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ある子供(2005年製作の映画)

3.8

DVDにて。

先日観た『午後8時〜』の監督ダルデンヌ兄弟の作品。

シビれる愚かさ。

18歳のソニアと20歳のブリュノ。定職に就かずその日暮らしの2人だが、息子の誕生と共に【親】になるソニアと、反
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タレンタイム〜優しい歌(2009年製作の映画)

5.0

シアターイメージフォーラムにて。

言語、肌の色、宗教。様々なものが混ざり合う国・マレーシア。
ある高校で行われるタレンタイム(音楽コンクール)を軸とした3家族の話。

フィルム上映ということもあり、
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午後8時の訪問者(2016年製作の映画)

4.0

ヒューマントラストシネマ有楽町にて。

映画は患者の呼吸音から始まる。


診療時間が終わった午後8時。診療所にドアベルが鳴り響く。知人医師の代診で街のその小さな診療所を任せられている若き女医・ジェニ
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パッセンジャー(2016年製作の映画)

3.7

TOHOシネマズ流山おおたかの森にて。

舞台は近未来、120年かけ地球からある惑星へと移住計画が実施させれていた。客船アヴァロン号の船内では冬眠装置で眠る5000人の乗客の中、たった30年でその眠り
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ムーンライト(2016年製作の映画)

4.0

TOHOシネマズ新宿にて。

マイアミの貧困地域で暮らす黒人の少年シャロン。
ネグレクト、差別、薬物、同性愛、いじめ。様々な社会問題に焦点を当てながら、シャロンの成長を3つの年代に分けて描く。

全編
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LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

4.0

TOHOシネマズ流山おおたかの森にて。

インドのスラム街。電車の中で眠ってしまい迷子になった少年サルーが、紆余曲折を経て養子としてオーストラリアへ渡る。
寛容な義理父・義理母に恵まれ、不自由なく暮ら
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はじまりへの旅(2016年製作の映画)

4.1

ヒューマントラストシネマ有楽町にて。

森の奥に暮らすヘンテコ家族が母の死をきっかけに都会に繰り出す文字どおりの本当のロードムービー。

序盤の鹿を狩るシーンで動物好きとしては相当ダメージ食らいました
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.8

シネマート新宿にて。

御苑で花見して3時間カラオケした後に観る映画ではない、絶対に。

韓国の静かな田舎で突如始まる、自らの家族を残虐的に殺してしまう不気味な事件が多発。それと同時期に村にやってきた
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.2

丸の内ピカデリーにて。

前日キングコング鑑賞後、あまりにも騒いでいた為(いい意味で)、アクション映画でオススメという、マッドマックスを初めて鑑賞。
タイミング良く丸ピカで開催していた爆音映画祭にて。
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キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

4.0

新宿ピカデリーにて。

まさか。予告が公開された頃、自分がこの映画を劇場で観るなんて思いもしなかった(笑)

付き合いで観た映画ってあー微妙だったなってもあんまり顔には出しちゃダメだし、嘘でも面白かっ
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そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

4.4

柏キネマ旬報シアターにて。

DVDで観ていたが、劇場でも観たくなりつい鑑賞。

北海道のハズレの小さな町で出会う男女。
負のスパイラルから抜け出せない。トラウマと、悲惨と。こんな日常があっていいもの
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

4.2

新宿武蔵野館にて。

59歳の大工が心臓病を患う。
国の制度を受けようとするが、助けを求める手を払いのけるような福祉のシステムにより苦しめられる。同じ思いをしているシングルマザー・ケイティとその子供と
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SING/シング(2016年製作の映画)

3.7

MOVEX亀有にて。

これを観に行く途中にバイクが壊れて途方に暮れて序盤10分見逃した上に間違えて吹き替え版のチケットだったから暗闇の中汗だくで少し泣いた…

動物達が歌って踊る楽しい映画。
ちょっ
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モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

3.8

TOHOシネマズ流山おおたかの森にて。

観るものがなさすぎてなんとなく観てみたが、想像を超えてきた、、おばさんにも夢を見させてくれてありがとうございます。

すごい言いにくい名前の島のパワフルプリン
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バンコクナイツ(2016年製作の映画)

3.8

テアトル新宿にて。

タイ・バンコクを舞台とした、そこに勤める娼婦ラックと、客であり特別な存在になりつつある日本人オザワのロードムービー。


空族の映画は初めて観たが、俳優さんたちの演技力にムラがあ
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.9

TOHOシネマズスカラ座にて。

観たのはひと月以上前だけど今更レビュー。
夢追い人の男女が出会いぶつかりララランドするお話。

ミュージカル映画というハッピーハッピーなものは普段あまり見ないが、さす
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スプリング、ハズ、カム(2015年製作の映画)

4.2

渋谷ユーロスペースにて。

広島に住む璃子が大学への進学のために上京する。
父親である肇と祖師ケ谷大蔵にて部屋探しをする、ある1日を描くロードムービー。

以前からフィルマークスで気になっていた、可愛
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彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)

4.0

MOVIX亀有にて。

トランスジェンダーであるリンコとその恋人マキオ。そして母親に育児放棄され2人と暮らすことになったマキオの姪っ子トモの日常を描く。

「めがね」や「かもめ食堂」の荻上監督新作とい
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愚行録(2017年製作の映画)

3.9

丸の内ピカデリーにて。

1年前に起きた、とある一家惨殺事件を追う記者のインタビューをメインに描くサスペンス。
同じ頃にその記者の実妹が育児放棄で逮捕された。

2つの事件について、並行しながら紐解い
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ショコラ 君がいて、僕がいる(2015年製作の映画)

3.7

柏キネマ旬報シアターにて。

20世紀初頭に挫折と栄光、どちらをも掴んだ白人フェティットと黒人ショコラの道化師コンビのお話。

有色人種への差別に葛藤しながらも成功に溺れ、落ちぶれていくショコラ。
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ショート・ターム(2013年製作の映画)

4.7

昨年公開した【ルーム】で数々の賞を受賞したブリー・ラーソンの過去作。レンタルにて鑑賞。

家庭環境に問題があり、家族と離れて、ショートタームと呼ばれる〝短期保護施設〟で暮らす10代の子供たちと、彼らを
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ミュージアム(2016年製作の映画)

3.6

TOHOシネマズ流山おおたかの森にて。
今更ながら鑑賞。

予告が流れ始めたあたりか結構楽しみにしてたのに、カエル男が妻夫木くんですっていうバラしで一気に観る気が失せた作品でした。(笑)

妻夫木くん
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PK(2014年製作の映画)

4.3

新宿シネマカリテにて。
名作『きっとうまくいく』の監督の新作ということで、公開から少し経ちましたがまだまだ満席状態のよう。

インド映画のイメージ、突然歌い踊り出す部分は裏切らない(笑)
きっとうまく
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

5.0

立川シネマシティにて。
極上音響つられて、思わぬ長旅に、、。

すずという女性と、その家族たちと、戦争。70年前の広島で、穏やかに進んでいく日常。そしてその片隅でカウントダウンされていく日々。

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アズミ・ハルコは行方不明(2016年製作の映画)

3.4

先日の東京国際映画祭にて。

なかなかのぶっ飛び方で、終わったあとも『なんだったんだ!今のは!』となる作品。いや多分いい意味で。

時系列がぶっ飛んでおり、一度観ただけでは多分10%も分からないかもし
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

5.0

TOHOシネマズ柏にて。

今年No.1です。
君の名は。よりもシン・ゴジラよりも、私はこの『湯を沸かすほどの熱い愛』を押します、、!

宮沢りえ演じるお母ちゃんと、その娘、杉咲花ちゃん演じるあずみ。
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オーバー・フェンス(2016年製作の映画)

4.2

テアトル新宿にて。

ずっと観たかったけど訳あってすぐに観れなかった分、聡と同じくらい感情が揺さぶられた、、!

自覚なく妻の感情をぶっ壊し、いつも作り笑いを浮かべているバツイチ男、白岩。
キャバクラ
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淵に立つ(2016年製作の映画)

4.0

TOHOシネマズ柏にて。

なんとも薄気味悪く、お金を払って観に来た映画なのに帰りたくなるほど誰も救われない…。

凄まじいオーラのある映画です。
楽しいー!また観たーい!とはならないけれど観ておく邦
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永い言い訳(2016年製作の映画)

3.9

TOHOシネマズ新宿にて。

本当に言い訳がましい、薄っぺらな男でした。(笑)

黒木華ちゃんの言い放つ、『先生は誰のことも抱いていないですよ』というセリフが好き。
というかこのシーンの幸夫くんクズす
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ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

3.8

TOHOシネマズ柏にて。

正しい判断とそれによって最良の結果が得られたのにも関わらず、自分に疑心暗鬼する飛行機パイロット。

報道で傷つく人間がこの世には多すぎる。
外の人達の知りたい気持ちが加速し
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