nさんの映画レビュー・感想・評価 - 25ページ目

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ジオラマボーイ・パノラマガール(2020年製作の映画)

3.9

こういう"なんでもない"話を劇場でゆっくり観るの、いい。
なんというか、ああ、そういえばこういうなんでもない青年たちの話が読めるから岡崎京子にハマったんだった、って思い出させるような。

躍る画面。
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スリー・フロム・ヘル(2019年製作の映画)

3.9

何人ぶっ殺せば気が済むのか!

2とほとんど同じことをしているのかもしれないが(再見はしていないからアレだが)、ロバート・ロドリゲス並にガンアクションしているので、おお、この人ってこっちもいけたんだっ
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ロード・オブ・セイラム(2012年製作の映画)

3.0

なんかあんまり評判が良くないんで、観ないままずっときてたんだが、やっと。

観たら実際まぁ...ちょっと脚本がアカンかな。70分くらいの映画にして欲しい感じ。あるいはPV。
まぁでも、これはもう作家が
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都市とモードのビデオノート(1989年製作の映画)

3.8

「語るべきことを持つ人がそれを自分の声で表現する術を身につけ、強さと必要の傲慢さを備えた時、その人は"牢獄の囚人"ではなく牢獄をわがものにできる」

〈スタイル〉について。皆ここを通るのだな〜と。
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スパイの妻(2020年製作の映画)

3.9

東出クンのイヤなデカさが効いている。
やっぱりいい俳優だよなー。

ライフ・イズ・カラフル! 未来をデザインする男 ピエール・カルダン(2019年製作の映画)

3.3

ほとんど80歳の川久保玲や山本耀司がバリバリ現役でやってることが驚異だとは思っていたのたが、こちらのピエール・カルダンは96歳でっていう。

なんか年取ったら引退、っていう考え方は別に考えようで、やろ
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悪魔の沼(1976年製作の映画)

4.1

もう最高です。この素晴らしき混沌。

特に最近、普通の映画ではなんか物足りないなーと、"映画インポ"に陥りかけてたとこだった自分にはこれくらいのカオスがちょうどいい。

とにかく最初から最後まで「どう
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鵞鳥湖の夜(2019年製作の映画)

4.1

もう最高。今年一番かもしれない(そもそも今年は新作が少ないが)。

ネオンなライティングをはじめ、とにかく撮ってる街とか場所が最高。そういう切り取り方がめちゃくちゃセンスある。

黒沢清がこの映画のコ
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歓びの毒牙(きば)(1969年製作の映画)

3.9

事件現場のフラッシュバックって問答無用にアガルる。

オープニング、タイトルシークエンスもシャレてて好き。

オン・ザ・ロック(2020年製作の映画)

3.7

マンブルコア出身ですか?ってくらいこじんまりした映画(メキシコパート除く)で、もちろん好きな映画の部類なんだが、ソフィア・コッポラとなるとその名前で多くを期待してしまう自分がいて、その期待から比べると>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.0

ムズいムズいと聞いてたから一応構えて行ったのだが、いくつかのポイントを除いて意外とわからない話でもないなと。
コンディションあんま良くないまま行って4分の1くらい寝たにも関わらず...。

なんつうか
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D.O.A.(1980年製作の映画)

3.8

パンクシーン隆盛時の熱狂を捉えた一本。

しかしPILのドキュメンタリーでもうっとりしてしまったんだが、何度観てもこの頃のジョン・ライドンはオシャレで可愛くてカッコいい。まさにカリスマというほかない。
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恋に落ちたら…(1993年製作の映画)

3.1

うん、結局な何がやりたいのかわからないっていうか。

恋愛か暴力か男同士の友情か...結局どれも中途半端になってしまった印象。
ラブロマンスとして見るには、マフィアが女に対してやってること(簡単に言う
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ロープ(1948年製作の映画)

3.3

自他ともに認める失敗作として有名な本作だが、実際観ても、やっぱり微妙である。

自らの人としての有能さを示すために殺人を行ったことで有名な「レオポルドとローブ」事件をもとにしているとはいえ、自分から「
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事故物件 恐い間取り(2020年製作の映画)

2.9

ラストがおれが一番苦手なタイプの、スティーブン・キング原作でよくある悪霊と物理的に戦うやつでほんと萎えた。ああしないと物語が終わらないのはわかるけど、あれは一種の逃げだと思ってる。


途中はまぁ普通
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.0

まんま、女性版『スーパーバッド』って感じ。
主人公たちが辿る物語の導線的にも。
青春コメディではお決まりの、"童貞"が卒業前のパーティで女の子とヤろうとする話を女性でやりました、みたいな。

遊んでば
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KIDS/キッズ(1995年製作の映画)

4.0

ホワイトシネクイントで、mid90'sの公開に先駆けてのやつで。
しかし、こんな救いようのない破壊的なラストだとは忘れていた。90年代だわー...。

序盤の男どもとガールズのそれぞれのセックストーク
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僕の好きな女の子(2019年製作の映画)

3.6

こういうさくっと観れる軽めの恋愛映画、ええよね。アニメ原作じゃないやつ。

ただ渡辺大知のツッコミが微妙なのが気になったが。セリフがセリフのまま発せられてるというか。ノッてないよね。あれはなんとかした
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ボディ・ダブル(1984年製作の映画)

3.5

おれ、これ観たと思ったら全然観てなかったわ。
というわけで、いまさら初見。

殺人、のぞき、窃盗(ひったくり)等、"犯罪の愉しみ"ともいうべきもので満たされており、それによって観ている方も興味を持続す
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マッド・ハウス(2019年製作の映画)

3.0

アメリカの主要なファンタ系映画祭を回ってた作品で、ずっと気になってたんだが。

なんつうか、単にカルト宗教団体に取り込まれて、逃げるだけの話というか。悪い意味で。
洗脳のプロセスを描いて、主人公が取り
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最も普通の恋愛(2019年製作の映画)

3.5

うむ、良くも悪くもなく。
たまにクスリと笑えて。
飽きずに最後まで観られて。
でもめっちゃいい!ってこともなく...。

普通。

アングスト/不安(1983年製作の映画)

4.0

ラストのみんなが◯◯◯◯見てるカット、最高だな!

(500)日のサマー(2009年製作の映画)

4.5

昨日ふと、おそらく通算5回目くらいの鑑賞をしたんたが、これ面白すぎるな。

ほんと観る度思うが、これがあったらもう他の恋愛映画いらないじゃんて、軽く絶望するっていう。

宮本から君へ(2019年製作の映画)

3.2

演技のパターンが泣くか叫ぶかしかないみたいな、一番苦手なタイプのやつで、観てる途中シラけまくってしまった。
まぁ原作がそういう感じなんだろうけども。

あげくにエンディングで宮本浩次の激情系ロックがか
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風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

3.9

このタイミングで生まれて初めて観たんだが、構造はもののけ姫とほとんど同じだよね。(というか、もののけ姫がナウシカを洗練させたみたいな感じといった方が正しいか)

しかしこれ、ムシがダメな人けっこうダメ
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透明人間(2019年製作の映画)

4.0

"質の高い(そして超面白い)B級"撮らせたら右に出る者はいないリー・ワネルが今回もやってくれた!って感じ。

ま、みんなも思ってるだろうが、ぶっちゃけラストは「うーん」てならざるを得ないのだが、それに
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もののけ姫(1997年製作の映画)

4.5

劇場でやってるせっかくの機会なので。
小学生のときに観た以来、しかもそのときも最後まで観たかどうか覚えてないくらいだったのもあり。

したら、もうめちゃくちゃ面白いのな。

とにかく脚本の構成が鬼スゴ
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忘れられた人々(1950年製作の映画)

3.8

近年自分が観た中でも稀にみる「ウソでしょ!?」な終わり方の映画であった...この絶望。
(クローネンバーグの『ラビッド』と同じ感じ)

金を盗み、人を殺し、盲人を容赦なく殴りつけ、未亡人を誘惑し、ハイ
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プライス -戦慄の報酬-(2019年製作の映画)

2.9

うーむ。

最初、ホラー的な雰囲気から始まり、途中から犯罪スリラーになる、という感じはキラいじゃないのだが、その犯罪スリラー部分があまりにも雑というか、あまり面白みを感じない。
ジャンルを飛び越えた微
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ゴーストマスター(2018年製作の映画)

3.3

海外のホラー系映画祭とかいくと、こういうコメディタッチのゴア描写満載の軽めで見やすい作品ていっぱい観れるんだけど、そういう意味ではいまの日本ではあんまりない「世界標準」の作品ともいえる。

ただ、やっ
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.5

悪くないが、やたらと女子大生を求める大人の男たちがちょっと気になる。

出てくる「教養」としての固有名詞をはじめ、古臭いといえばそうなのだが、でもウディ・アレンを観といてそれはないだろう、という思いも
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.5

うーん、そんなに響かず。
時系列のあべこべがちょっと混乱した。
編集も、おそらくこの感じだとめっちゃ長いのをかなり削ったのだろうが、とりあえずお話を語るだけというか、いわゆる"ダイジェスト"感が出てし
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ビジターQ(2000年製作の映画)

3.6

話には聞いていたが、マジでクレイジーだ。

殺人、屍姦、近親相姦、家庭内暴力、援交、レイプ、ヤク中、アナル攻め、イジメ、その他ありとあらゆる、いわゆる"タブー"のフルコース。
おそらく、これらのワード
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アニー・ホール(1977年製作の映画)

3.9

もう10年以上に一回観ただけだったので、最近見直した。

主人公の心の声が字幕として出てきたり、突如のアニメ、過去と現在がワンシーンで同居、マクルーハンについて話していると実際に横にマクルーハンがいる
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アリス(1990年製作の映画)

3.5

主人公の女性(ミア・ファロー)がある中国人医師?からもらった怪しいハーブを使うとあら不思議、体が透明になっちゃう。そこから彼女は自分の人生を見つめ直す、みたいなファンタジー要素のあるドラマ。


数ヶ
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