nさんの映画レビュー・感想・評価 - 27ページ目

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ウイークエンド(1967年製作の映画)

4.0

映画は自由に作っていいのだ、というのを思い出させられる。

個人的にはエロ/グロがまぶされている感じ。こういう知的な皮をかぶりつつ基本的に悪趣味なの、いいよな。
それでいえば、そもそも自分がこの映画を
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ナイチンゲール(2019年製作の映画)

3.2

ヒューマントラスト渋谷休館前日に滑り込みで。

『ババドック』があるので、ちょっと期待していただけに、これはあまりにも「普通」な内容でちょっとガッカリだった。ただの復讐譚というか。もちろん、女性と黒人
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危険な場所で(1951年製作の映画)

4.0

もぉ〜いい。
ニコラス・レイはほんとに考えが合うというか、その美学に共感する。

都会で刑事として働く主人公。日々仕事をこなすが、その実は孤独と不安に苛まれ、捜査方法も荒々しく、暴力的になっていく。
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FEAR X フィアー・エックス(2003年製作の映画)

3.8

もっと夢と現実がごちゃごちゃ交錯する上に、ストーリーもわかんないみたいなエッジィなやつかと思って身構えてた、というかそっちのを期待してたんだが、ちゃんとシンプルな(シンプルすぎるともいえる)一本のスト>>続きを読む

アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

3.0

ある情報を絶対に伝えれるはずなのに、物語の展開上、その場では言わない、みたいなのが多用されてて辟易する(MEGUMIの弟が誰か、貫地谷しほりにほのめかすくだりのとこなど)。
その他、リアルではありえな
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犬鳴村(2020年製作の映画)

3.4

主人公が真相を知っていく過程がワクワクしないタイプの"ルール違反"(現在の自制で過去のことを過去の人に教えてもらう)で、うーん...て感じ。
ご都合というか"ための"話法に見えてしまっては...。そこ
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カリガリ博士(1920年製作の映画)

3.9

こういうの観るとあらためて「あらゆる話法、テクニックはすでに(この時代に)出尽くしている」みたいなのを思い出させられる。

妄執が実際にテキストになって出てくるとことか、ガリガリ博士の真相のとこの過去
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

3.8

うーん、なんか「普通に面白い」という印象。普通に面白いならそれでいいじゃないかって感じなんだけど、もうちょっと突き抜けた何かを期待してた自分もいたりして。
アクションとかさ。ザック・スナイダー的な、一
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コロンバス(2017年製作の映画)

3.9

撮影はもちろんいいのだが、野田高梧リスペクトのわりに話がちょっと当たり障りなさすぎかなという印象。

でもこういうの観ると早く自分も撮りたいとモチベ上がるので良い。

炎628(1985年製作の映画)

4.4

胸糞映画として有名な本作。やっと見た。
噂に違わぬすごさ。すごすぎ。

映像的な美しさと"最悪"ともいえる究極的に残酷なストーリーテリング、人物描写が合わさってしまった至高の作品。

一番は顔よね。人
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欲望のあいまいな対象(1977年製作の映画)

3.9

絶対にヤリたい男vs絶対にヤらせない女。

自分のものになったと思ったら絶妙なタイミング、巧妙なやり方で離れていく。終盤の支配関係の逆転も鮮やか。

結局は追い続けている方が"幸せ"なのかもしれない。
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レ・ミゼラブル(2019年製作の映画)

3.7

ちょっと社会派社会派しすぎて自分には合わない感じ...。
なんというか、映画内における「構造」とか「システム」を強調しすぎっていうかさ。この映画で言いたいことを伝えるためには必要なのかもしれないけど。
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共喰い(2013年製作の映画)

3.2

俳優のすごさが堪能できる映画である。

ただ一つ問題は、「セックスのとき殴る」はそういうのが好きなもの同士くっつけばいいのではと思うのだが、そういうことでもないのか...。

エレクション 黒社会(2005年製作の映画)

3.8

青のかっこよさ。

長老?を中心にそれまで言い合っていたおっさんたちがお茶のために黙るとこ、そのワンシーンの中での静と動の対比が素晴らしい。

対比で言えば「おれらやったな!おまえがいなきゃできなかっ
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劇場版 BiS誕生の詩(2017年製作の映画)

3.0

もうどれがどれだかわかんなくなったが、一応観たぞ。

ザ・ルーム(2003年製作の映画)

3.0

結局、人を惹きつけるのは「抑えきれない個性」、その人にしか作れないものなのだということを思い起こさせてくれる。
トミー・ウィゾウはその「下手くそさ」こそが個性として際立ってしまったというか。
ちなみに
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珍遊記(2016年製作の映画)

2.0

最後まで一応観たおれも褒められるべき。

コメディ映画の基本の基本として「ツッコまない」っていうのは大事だよな。「〜とかだよ!」みたいなツッコんだ瞬間、一瞬で冷めてしまう。

世界でいちばん悲しいオーディション(2018年製作の映画)

3.0

WACKドキュメンタリーをバーっとみてきて最後、これ観てもうけっこうどうでもよくなった感じある。


このあたりでジュンジュンが表に出るのはやめて、裏でぐいぐい操る方にいっては。BiSHがあるんだし。

ALL YOU NEED is PUNK and LOVE(2017年製作の映画)

3.3

告白されたときのアイナジエンドの反応が白眉。
なんつうか、持って生まれたスター性みたいなのは、あるよな...。

それ以外はまぁ。

WHO KiLLED IDOL? SiS消滅の詩(2017年製作の映画)

3.4

これが一番面白かった。アイドルというより、男の残酷出世物語的な見方で。
できるやつができないやつリンチする構図。
これをできる側のやつが作ってるから、なんとも手放しでは褒められないのだが。

とはいえ
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The Documentary of WACK オーディション~オーケストラ物語~(2017年製作の映画)

3.0

女性の存在を虐げ、坊主にすれば許される、そしてそれを一つの文化として疑問視するどころか楽しんでしまう我々。
ここ日本という国の文化の象徴、それがジュンジュンという存在なのかもしれない。
(飛躍して聞こ
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劇場版 アイドルキャノンボール2017(2017年製作の映画)

3.2

一つのオーディションから3本?(1本は一応テレビ番組)映画作っちゃう、ガメツさよね。よく考えるな、って思っちゃう。

バクシ氏の肩叩きは笑っちゃう。

劇場版 BiSキャノンボール2014(2014年製作の映画)

3.2

ファーストサマーウイカがいかに真面目な人なのかっていう。

チャーリーズ・エンジェル(2019年製作の映画)

3.0

ちょっとこれは...。
なんつうか、画面が狭い。寄りが多めの印象で、詰まって見える。

まぁクリステン・スチュワートを拝みに行ったと思えば。

プリテンダーズ ふたりの映画ができるまで(2018年製作の映画)

3.3

ジェームズ・フランコってわかりやすくて、ちょっとミソジニー入った男描きがち。嫌いじゃないけどね。

幻想っぽい展開になるは面白いっちゃ面白いけど、まぁ、うん...。

良くも悪くもない作品である。

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.3

やばい、だいぶ良かった...。宣伝でワンカットワンカットうるせぇなって、あんま期待してなかった分もあるし。

ワンカット以上に、ショットのカッコよさにやられた。映画はやっぱりショットが"すべて"なのか
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.2

この人、基本的に人間を信用してないのと、人の命をなんとも思ってなくていいよな。肌に合う。

イメージで繋いでいく楽しさなど。
論理を超えて、イメージを繋ぐことで飛躍が生まれる。
"炎と花"のショットな
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AI崩壊(2020年製作の映画)

3.0

「ための」映画みたいな。「AIが暴走する」っていうデカすぎるテーマから考えられることから、すべてが超えてこない。
すべてが世界観の説明。記事を読んでるみたいなね。それなら別に映画でやる必要ないやんてい
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月影の下で(2019年製作の映画)

3.6

コールド・バレットが好きで観たんだが、ニートな画面構成がやはりいい。ブルーな画面が美しいね。

「スローで飛ぶブタ」のイメージも良かった。




設定はまぁ...某超有名SFアクション映画の縮小再生
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ハングマンズ・ノット(2017年製作の映画)

3.2

見た目からゲテモノというか、そっちのパッと見の見た目から拒否反応を示す人も多いのかもしれないが、この人、間違いなく才能ある。わかる人にはわかる。

一つ間違いないのは、ちゃんと引きの画が撮れるところ。
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グッドライアー 偽りのゲーム(2019年製作の映画)

3.1

真相わかったとての映画。説明されればされるほど、さめていくような。尻すぼみ。
中盤まではわりとバイオレントで面白いんだけどな。

殺人の追憶(2003年製作の映画)

3.9

なんかずっと家で観れなくて(途中で辞めてしまう)今回シネマート新宿のポン・ジュノ特集で映画館でってことで、やっと最後まで観れた。

最後まで観て思ったけどやっぱり家では最後まで観れなかったと思うw 地
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アンダー・ユア・ベッド(2019年製作の映画)

4.2

おお、これはすげぇ。

「好きな女のベッド下に潜む変態紳士」っていう企画だけが立ってる系のチープな感じかと思ったらいい感じで裏切られた。

ガツンとえげつないもん見せられる。「そこまでする?」っていう
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全員死刑(2017年製作の映画)

3.0

こういう感じか...。

「ありのまま」を描いたら、その実際に起こったことが超現実akaシュール(この言葉使うのあんま好きじゃないが)すぎて逆に笑えてしまう、という原作(事件)なのに、こうやって自分か
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セプテンバー(1987年製作の映画)

3.7

アレンの中でも最も「売れなかった」一本である本作。
すべて一軒家の中で物語は進む。外のシーンは一切なし。演劇的なやつである。

作り手の観点から見れば、部屋の中での人物の動かし方、限られた人数でいかに
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