あぺさんの映画レビュー・感想・評価 - 18ページ目

映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ(2019年製作の映画)

3.9

これは売れるだろうなー
ジョーカーと似てると言われるのも納得

漫画アニメ絵本のキャラクターが現実に出てこれない悲しさって確か3D彼女リアルガールでもやってた気もするけど、ここ最近流行りのマイノリティ
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不安は魂を食いつくす/不安と魂(1974年製作の映画)

4.5

ファスビンダーに初めて暖かさを感じた

異国同士という境遇でなくても周りからの圧力と過ごす人は多いと思うし、なんだかんだ普遍性もある

アリもお茶目に、
主人公も可愛らしく撮られて今年一応援したいカッ
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ヒロイン失格(2015年製作の映画)

4.7

川上未映子がエッセイで空を超える美なんて存在しないって言ってて、その通りだなって共感して車窓から空見るたびにそのエッセイが反芻してたんだけど、本作ではその空が2人を結び付けていて衝撃だった

開きだす
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裁かるゝジャンヌ(1928年製作の映画)

4.2

ブニュエル、ジョンカサヴェデスの源流

人の表情だけでドラマは生まれる

こんな間近に真っ正面から人が喋っている姿を見ることって映画でしかない体験だよなー

クライマックスの丸こげになっているジャンヌ
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霧の中の風景(1988年製作の映画)

4.3

旅芸人の記録よりもDVDの画質が良い!!

やっぱこの手の風景映画は画質が良くないと意味ないなー

絵画とは違ったベクトルで、純粋に美しい異国の地に旅行できたなって感じた

相米、ダルベーラとかの長回
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映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~(2019年製作の映画)

4.0

今までのしんちゃんシリーズの積み重ねが凄すぎて、10の説明で100の感動を生んでいる ズルい感じもするけどやっぱ強い

クライマックスのアクションもしんちゃんアニメだからこそ成り立つ軽やかさがあった

ライフ・イズ・ミラクル(2004年製作の映画)

4.6

[バルタザールどこへ行く]を見た後だろうか、ロバの重みがいつもとは違う

ロバ映画は何本も見てきたけど、それらの作品の想いが集結したかのような一本だった

移動手段としてもレースとしてもペットとしても
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旅芸人の記録(1975年製作の映画)

4.1

前半基本ロングショット続きで人物の顔が把握できず、理解しづらかったが、サタンタンゴとは違った目的の長回しが多く、これはこれで新しかった

ただ、もうちょっと高画質で見たかったな

テスと同じく、

スリ(掏摸)(1959年製作の映画)

3.7

3人以上でスリやるシーンはピタゴラスイッチみたいで面白かった

3D彼女 リアルガール(2018年製作の映画)

5.0

冗談抜きで宇宙一面白い映画だと思う

似たような展開、テーマの映画、漫画、アニメは何本も見てきたけど、現日本のアニメ文化をハイクオリティで実写に落とし込んだ大傑作だと思った

しかもアニメ雑誌のキャラ
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不滅の女(1963年製作の映画)

3.8

登場人物の偽物をロングで撮ってそのままパンして真の登場自分を映すことで時空を超えたワンカットがなされていてビックリした
本作の影響を受けた人たちの作品を今までたくさん見てきたんだなー

快楽の漸進的横滑り(1974年製作の映画)

3.7

囚われの美女を見た時のわからなそうでわかりそうという感覚はなく、それぞれの意味の繋がりもサッパリだった

でもまあ面白いよ

ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

3.0

うーん特に悪い所もないのだけれど、2のシュワルツネッガーに流されたあの揺さぶりは本作にはなかった
ロボットと人間のギリギリを攻めたあの感動はもう無いのかな

本作とかファンタビとかの中途半端なCG見る
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バルタザールどこへ行く(1964年製作の映画)

4.3

犬猫みたいにペットとして可愛がられることもなく、移動手段としても車には勝らないという中途半端な立ち位置のロバ

人間が傷つくよりも動物が傷つく方が何倍もツライ

プリティ・ベビー(1978年製作の映画)

4.2

どう考えても倫理観めちゃくちゃなのに、切り取り方によってはごく普通のホームコメディに見えてしまうシーンも多々あってやばい

パパの無言の間の時間が絶妙だった

囚われの美女(1983年製作の映画)

4.8

あーもうこれは大好きなタイプの映画だと序盤でビビッときた

幽霊を生きているかのように描きたいという場合には実写映画がもってこい!
だって本当にキャストは生きてるから!

夢、幻想を描く時に偽りっぽく
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散り行く花(1919年製作の映画)

4.2

宗教の素晴らしい所を広めようとして、結果悲劇が起こるというビリディアナのような皮肉

天国へ向かっていく少女の顔が悲劇なのに美しいという皮肉も心をえぐってきた

イノセント(1975年製作の映画)

4.3

倦怠期の夫婦モノにつまんない作品はないんだなーー

遊んでるようで、それもイノセントな部分から突っ走って悩んでいるのが魅力的

立ち去った女(2016年製作の映画)

4.1

意外にも人の暖かみがあった
サタンタンゴみたいな神秘的な話ではなかったため、スンナリ入ってくる

ペトラ・フォン・カントの苦い涙(1972年製作の映画)

4.1

ペトラフォンカントにドラマが起きようとも無言で側にいたマレーネ
昨日見た「ひとよ」のタクシーのように、上映時間中終始存在し、無言だったが、心はしっかりとあった

言葉がなくても第三者(観客)として見れ
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ひとよ(2019年製作の映画)

4.5

人間ドラマの感動をカーアクションで表現した怪作!

あの日から今までずっとタクシーは見てきた
タクシーは感情をうまく伝えられない人同士の不器用さ中継し、無言のまま側にいて、この物語の血管のように隅々ま
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ベイビー・オブ・マコン(1993年製作の映画)

4.5

映画の中の演劇、映画、小説、漫画
この手の二重、三重構成って結構あるんだな
本作は虚構の中の虚構が真実に変わっていく瞬間が見れた

俺たちに明日はない(1967年製作の映画)

3.8

これが[勝手にしやがれ]の発展系かー
アメリカらしいアクションが盛り付けられててこういう引用はいいね

EDでも愛し続けるヒロインにも好感もてた

ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

3.5

フロリダの海、空が粗い白飛びで写ることで、全くの別物になっている

8 1/2やベロニカフォスとは違った白の使い方

グロリア(1980年製作の映画)

4.1

フェイシイズの時の趣きはどんどん薄れていってはいるが、年増の女と少年という難しい関係がドキュメンタリーショットでうまく表現されていたと思う

夜のビルが描かれた落書きから流れるように実写のニューヨーク
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オープニング・ナイト(1978年製作の映画)

4.2

ジーナローランズのカッコよさはボーイッシュとは全く別次元で女優としてのかっこよさ
歳をとってもそんな魅力が本作には溢れていた

後世に与えた影響も随所に見られてテンションマックス
是枝の真実 濱口竜介
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吸血鬼(1967年製作の映画)

2.7

ホロコースト経験者でホラー、スリラー、サスペンス、悲劇が得意なポランツキーがコメディをやってみたら??って感じなんだろうけど、
とことんコメディに向いてないことが明らかになった映画だと思う

美術に力
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こわれゆく女(1974年製作の映画)

4.0

夫もヤバくて不器用なヤツだったけど、それでも結局優しい

1番まともなのは子供

階段登り下り何回繰り返すんだよって笑ってしまった

失われた週末(1945年製作の映画)

4.3

フェリーニが大半の男が抱えるあの悩みを自身の体験から紐解いていったように、本作もアル中の物語からアル中患者or何かしらの中毒になってしまった全ての人に手を差し伸べる映画になっていた
彼女のヘレンという
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フェイシズ(1968年製作の映画)

4.4

実際に起こっている人間ドラマをTV番組のドキュメンタリーのように撮っている感じが斬新 特に序盤は全て隠しカメラで撮っているようなアングルだらけで鳥肌モノだった

アングルでこんなに人の顔って変わるんだ
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ブンミおじさんの森(2010年製作の映画)

4.0

俗世から離れた大自然と現代のカルチャーが入り混じることで異様な雰囲気に感じられるが、それが魂の移り変わりを表現しているなら、粋な演出だと思う

タイに行った身からしたら、セブンイレブンはマジでエモい

トリコロール/青の愛(1993年製作の映画)

4.1

瞳の中に人物を反射させるショットをずっと見たかったんだけど、ここに来てやっと見ることができた

主人公の家族の死からネズミの死、ラストの誕生に繋がっていて泣けた

センセイ君主(2018年製作の映画)

4.3

竹内涼真が心境を隠しつつもちょくちょく表情で漏れてしまっていたり、プロジェクションマッピングの光りが微かに入り込んだ職員室内の会話劇だったりと演出が最高

ベルイマンの『夏の遊び』のようなパラパラ漫画
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愛なき森で叫べ(2019年製作の映画)

3.9

椎名桔平が主演を務める映画が数少ない中で、本作の発表は大興奮でした
次々と女性が椎名桔平の手玉に取られていく過程も椎名桔平の魅力、オーラが納得させていっていて現実離れしてないように感じられた

そこに
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