あぺさんの映画レビュー・感想・評価 - 20ページ目

ホーリー・モーターズ(2012年製作の映画)

4.5

リムジンの見せ方で河合勇人の[PRINCE OF LEGEND]に勝るものは無いが、本作のリムジン達も超現実として躍動感を見せてくれた

CG映画が玉石混交とする中で本作はモーションキャプチャーで撮影
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地獄に堕ちた勇者ども(1969年製作の映画)

3.2

この手の家族経営会社の争奪戦は追うのが怠くて嫌いだけど、やっぱヴィスコンティだから絵はバキバキに決まっててなんとかもった

ただナチスの腕章着けながら英語を話す違和感は最後までノイズとなった

ベルリン・アレクサンダー広場(1980年製作の映画)

5.0

898分の長尺をも納得させる最終回

ジョナサンジョースターとディオ
ハリーポッターとマルフォイ
のような奇妙な友情が
フランツとラインホルトにはあった
殺したいほど憤ってるのにどうしても切れない糸が
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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

4.1

正直前半は退屈だったけど、後半からは一気にのめり込んだ

父と子が打ち解け合う過程も可愛くていいけど、そっからの旅も楽しい

マジックミラーを使った反射の絵図は最近見た反射演出の中でも最高だと思う

反撥(1964年製作の映画)

3.7

ベルイマンの[魔術師]の壁から手が出てくる演出が典型的なホラー映画の演出に変化していく過程が見れて楽しい

夢か現かごっちゃにしていく演出は既視感満載だけど、夢の時は時計のコチコチ音オンリーなのは本能
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NIGHT SAFARI(2014年製作の映画)

3.8

実際に起こったヤンキーの抗争を本物の当事者を使って同じ場所で再現するというドキュメンタリー性に脱帽

バラエティ番組とかで再現VTRとかあるけど、あれ全部 当本人でやればいいのにって思った

スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.3

[プロメア]ほどのカメラの大移動とかスピード感はなかったけど、画面の中で面白いことが同時多発的に起こったり、ショットとショットの繋げ方もウマすぎて終始楽しかった

若者のすべて(1960年製作の映画)

3.4

話は面白かったけど、映像としての面白さが見出せなかった 残念

家族の肖像(1974年製作の映画)

4.1

今は一人暮らし満喫してるけど、何十年も続くと本作に共感するようになるのかな

家族の肖像ってタイトル素晴らしいな

白夜(1957年製作の映画)

4.4

犬に泣く、、

ブレッソンの[白夜]と話が同じだからどうしてもフラッシュバックしちゃうけど、どっちも全く違ったアプローチで最高だった

鏡の演出なんて腐るほど見てるのに またヴィスコンスティで斬新な鏡
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ベニスに死す(1971年製作の映画)

4.2

主観ショットと視線の絡み合いで語られる情愛

この手の実体験した人っていっぱいいるんじゃないかな
小学生の時の家族旅行を思い出した

夏の嵐(1954年製作の映画)

3.8

ドレスがデカいだけで面白い
監督が貴族出身であることが、ヒシヒシと伝わってきた
中盤で光の関係でグレーに鏡に反射した将校と将校本人を同時に映す演出が斬新

鏡の演出は腐るほどあるけど、本人と虚像の光の
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ファスビンダーのケレル(1982年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

性行為としての暴力 暴力としての性行為が入り乱れる中にポツンとジャンヌモローが輪に入れずにいる感じがエロすぎてやばかった

下手な男女の濡れ場よりもエロい

ジャック・ドゥミの少年期(1991年製作の映画)

-

ロバと王女の着想とか知れるのよかったし、伝記として見れてよかったな

アニメ作りとかしてたのも面白い

ロシュフォールの恋人たち(1966年製作の映画)

3.0

見てるこっちの気概にも問題があるんだろうけど 見てる時に何回も他のこと考えちゃったりして全く集中できなかった

ミシェルピコリは昼顔のせいか、変質者にしか見えないし、見てるこっちの責任もあるけど色々や
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天気の子(2019年製作の映画)

4.3

ここ最近の関東の雨続きと本作の雨続きがリンクしている感覚になった

おそらく本作で一番凄いショットはファーストショット
空を写してから病室の窓ををすり抜けてヒロインを映すまでをワンカットでこなしている
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ロバと王女(1970年製作の映画)

5.0

🚁最高のお金の使い方🚁

ここまで手作りで固められた映画は陽炎座ぶりだし、天使の入江の時から気づいてたけどジャックドゥミはセンスの塊

ディズニー以上にメルヘンを作り込んでるし、デ
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スティング(1973年製作の映画)

1.5

なんでこんなに人気があるのか全くわからない

そもそもこの手の組織とかが複雑な話が好きじゃないんだけど、スコセッシとかゴッドファーザーとか仁義なき戦いみたいに映像としての面白いエッセンスがあれば、のめ
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天使の入江(1963年製作の映画)

4.0

中盤はなんて薄っぺらいんだって思ってたけど、最初と最後でもってかれてしまった

作品に対する評価がこんなにブレるのも久しぶり

ラストの鏡の使い方は流石にセンスありすぎる

ローラ(1961年製作の映画)

4.1

少女が初恋をする瞬間をスローモーション等の演出で表現していて、響いた

家庭(1970年製作の映画)

3.7

シャドがレオのことをおばさんに話すショットとレオがシャドのことをおばさんに話すショットを交互に切り返す演出面白い

不穏に花が開いて浮気がバレるのも面白かった

惑星ソラリス(1972年製作の映画)

4.0

そんな外国の高速道路知らないけど、それにしても日本の高速って入り組んでて近未来感あるなとは思ってたけど、他国からしてもそう感じるんだな

凪待ち(2019年製作の映画)

4.4

ハートフルで良い映画
今年もなんだかんだ邦画はゾンビを除いて豊作

病院の赤ん坊をガラス越しに見る音尾琢真とその後ろの方が見てる香取慎吾の画は複雑なドラマを1つの枠に収めててよかったし、
香取慎吾がギ
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魔術師(1958年製作の映画)

3.3

そんな面白くなかったけど トリックは凄かったな

沈黙(1962年製作の映画)

3.9

どこからそんな強い光がやってくるの?と光の演出が今回も秀逸

鏡の中にある如く(1961年製作の映画)

3.8

ここまでブニュエルとかベルイマンとかが神の不在唄ってたら、影響されちゃいそうになるよね

海獣の子供(2018年製作の映画)

4.0

ボーッとしてたら話には置いてかれたけど
筒井康隆のエディプスの恋人、2001年宇宙の旅のクライマックスの地球誕生的なヤツをアニメーションで浴びれたから劇場行ってよかった

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

サム・ライミとアメイジングのスパイダーマンはどうしても好きになれず当時友達に合わせて面白いと言っていたけど、MCUのスパイダーマン本当に好きになった
本作を見て気づいたのは僕が好きになったのはスパイダ
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ホットギミック ガールミーツボーイ(2019年製作の映画)

4.8

マンション育ちだからか刺激される部分が多く、マンションの中での狭いコミュニティはノスタルジックだった

こんな劇は僕のマンション時代にはなかったけど、こんなのあったら良かったな

一方で、僕がよく通っ
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冬の光(1962年製作の映画)

3.4

絶妙な光のショットとか絵は相変わらず良かったけど、それにしてもセリフ長すぎてダルい

昼顔(1967年製作の映画)

3.5

初回の仕事の帰りに遊ぶ子供を映すのうまい

プロメア(2019年製作の映画)

4.6

結局は湯浅が土台になってたり、2001年宇宙の旅のスリットスキャンをオマージュしてたりしてたけど、こんなにアングルがグァングァン動いてる映像は実写含めて見たことがないし、バトルと距離が近いのも最高だっ>>続きを読む

夏の遊び(1951年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

別に僕の場合は相手が死んじゃったわけじゃないし別れてもないけど一旦距離を置かれた今年の4月の僕も主人公の回想と全く同じことをしてて、何気ない男女のふざけ合いにも涙が止まらなかった
いつもならここの照明
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