ヒラリーさんの映画レビュー・感想・評価 - 44ページ目

フォー・ミー・アンド・マイ・ギャル(1942年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ジュディガーランド目当て!結構入ってたなぁ。
ミュージカルシーンが結構多い!ジーンケリーはいつ見ても陽気。良くも悪くも。
戦時下、時代に翻弄された男女恋物語。
ピンでそこそこ名の知れたジーンケリーとジ
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SKIN/スキン(2019年製作の映画)

3.7

去年短編を飛行機で観てから1年ちょい。
2度目をHP、3度目を映画館のスクリーンで見ることになるとは。
本作は短編とはまた違ったSKIN、対極のような作品。
子供の頃に白人至上主義者に拾われ、育てられ
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極私的エロス 恋歌1974(1974年製作の映画)

3.5

こんなん見たら精神不安定になるわ。無秩序な世界。
元彼みゆきを忘れられず沖縄まで追いかけて行った原一男のドキュメンタリー
なんというか見ててあまりの生々しさに嫌気がさした。
目の前で起きてる事や言って
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さようならCP(1972年製作の映画)

3.7

字幕がなかったので聞き取れてない部分も多々あったのだが言いたい事は伝わる。
脳性麻痺患者の団体 全国青い芝の会の記録
障害者と健常者、違いはあるが同じ人間
普通に話す事も歩く事も働く事も難しい。
街頭
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劇場版ごん GON, THE LITTLE FOX(2019年製作の映画)

3.8

小学校の時にこぎつねごんを発表会でやった。もうかれこれ20年近く前か。
私のセリフは「ごんはバタリと倒れた」
めっちゃ怒られた思い出があって、話の内容を今でも覚えてる。

病に伏せる母、看病する兵十
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いぬ(1963年製作の映画)

3.3

顔に特徴のある登場人物ばかりだったのに結構混乱しちゃったな…服も似てたし…モノクロのだめなとこだ…
2回見た。
刑務所帰りのモーリスはシリアンを誘って金庫破りを計画するも情報が漏れて警察に追われる。
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山の音(1954年製作の映画)

3.6

原節子が幸せそうな役やってるところをあまり見ない…
菊子は夫の両親との同居。義父はとても優しくしてくれる。
夫の妹は子供を連れて家に帰ってくるし、子供はまだかとも言われる。
今では子供の話はタブーに近
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銀座カンカン娘(1949年製作の映画)

3.7

これが〜銀座の〜カンカン娘〜♪

画家と声楽家を目指しているお秋とお春
飼い犬のポチを捨ててくるよう家人に頼まれるもの出来ず、歩いてるところを映画の撮影に出会す。
エキストラで参加していた白井と知り合
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悪魔の金(1941年製作の映画)

3.5

悪魔に魂を差し出す代わりに7年間の幸福を得られるなら…

とにかく金がない。ないないない。
行き詰まり2セントあれば悪魔に魂を差し出すと言った瞬間、手には2セントが握らされていた。
そして遠くから謎の
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ワンダーウォール 劇場版(2019年製作の映画)

3.2

私にないものばかりで眩しくて、羨ましかった。
京大の近衛寮閉鎖
ニュースになってたから知ってはいたけど自分には関係ないことだしと、あまり気に留めていなかった。
今でも自分の生活には全く関係ないし、これ
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心中天網島(1969年製作の映画)

4.1

凄まじい…何ですか…語彙が無い…耽美…
普通なら見せない黒子をこんなじっと見ることない。そして話す。黒子めっちゃ出てくる。

紙屋の治兵衛は妻子ありながら遊女の小春と良い仲
身請けを約束するも金もなく
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肉体の門(1964年製作の映画)

3.2

88年の肉体の門だけ見てた。
戦後、身体を売らないと生きていけない女達の中に男一人
タダで身体売ったら制裁を加える掟だが目がギラつく女達
愛を知って欲しくない、抜け駆けされたくない、残りたくないといっ
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銀河の魚~URSA minor BLUE~(1993年製作の映画)

3.7

やっと見れた…!!!
シンプルだけど柔らかいタッチの絵、幻想的な河
銀河を守る老人と少年
片方は夜空を観測、片方は釣った魚を料理(丸焦げ)
大熊座が荒らされた事から少年の銛の技術をくんで、星を追いかけ
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左様なら(2018年製作の映画)

3.1

中学からの同級生の綾が亡くなった。
残された由紀とクラスの子達の群像劇
彼女の死因は事故死、との事だったが後から自殺かもとか彼女の悪口を言う人が出てくる。
映画の内容そのものよりもクラスのカースト制度
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実は熟したり(1959年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

若尾文子映画祭
お見合いをするも毎度その相手を友人に配給するしのぶ(あやや)
本人としては一応本命である幼馴染の五郎(川崎敬三)がいるが彼とは軽口を叩き合う仲、決して恋愛にはならない。
そこで大阪から
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銀座っ子物語(1961年製作の映画)

3.8

若尾文子映画祭
3本見る為仕事休みましたからね。わたしゃ若尾文子が好きだよ。
銀座の呉服店の3人息子
傍から見れば気立ての良い兄弟、父から見ればバカ息子
3人一緒にランニングし、シャワーを浴びる。仲が
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婚期(1961年製作の映画)

3.9

若尾文子映画祭
一つ屋根の下で暮らす女達のいざこざ
結婚して3年目、子なし夫婦
長兄船越英二は女にだらしがないと嫁京マチ子は小姑から日常的に嫌がらせを受ける。
ある日夫は外で浮気し子供までいるという怪
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セントラル・ステーション(1998年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

セントラルステーションで代筆屋をするドーラ
お客さんは彼女に代筆を頼み、金を払って去る。
彼女は書いた手紙を持ち帰り、処分する。
お客に手紙を出したのか問い詰められてもこれから出すからとか、ブラジルの
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グッバイ、ケイティ(2016年製作の映画)

3.7

クズ野郎しかいない。田舎の地獄。
サンフランシスコで美容師を夢見て貯金するケイティ
母は無職で補償も切れ、二人暮らしの生活費を稼がなければならない。
ダイナーの仕事だけではやっていけないから身体を売る
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At the terrace テラスにて(2016年製作の映画)

3.8

華やかなパーティーがお開きになる。
招待客は続々と帰っていき、残されたの家主と数名の招待客
パーティーの主催者である専務、専務夫人、息子
デザイナーの夫とその妻、トヨタ勤務の男、病み上がりの男
男5人
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月極オトコトモダチ(2018年製作の映画)

3.2

ムラボとしては良い。ちゃんと映画と音楽の調和が取れてる。
ただシナリオとしてはどうなの…っていう。。

ひょんなことからレンタル友達を知ったWEBマガジン編集者の那沙は男女の友情は成立するか、をテーマ
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第三夫人と髪飾り(2018年製作の映画)

3.8

今更レビュー…公開してすぐに劇場鑑賞
美しい映画だった。
富豪の元に嫁いだ14歳の第三夫人
第一夫人には一人息子、第二夫人には三人の娘
第三夫人にも言わずもがな。
私も父方の祖父にはあまり良いように思
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イバラード時間(2007年製作の映画)

3.9

私、耳をすませばが好きなオタク。
10分の短編見る為に三鷹に行くし、浜松の近藤喜文展にも行ったし、聖蹟桜ヶ丘で聖地巡礼もしたし、イバラードの原画を展示してると聞いて東京の書庫カフェにも行った。
井上さ
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ペピ、ルシ、ボンとその他大勢の娘たち(1980年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ペイン&グローリーの御口直し。ちょっと刺激が足りなくて…
アルモドバルって言ったらこれくらい目茶苦茶に乱れてないとしっくりこないのよ…
ペピは大麻栽培を向かいの警官にちらつかせられ自分から股開いたくせ
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秋立ちぬ(1960年製作の映画)

4.2

日本でどうしようもない大人を描かせるなら成瀬の右に出る者いないんじゃない?
私が今まで見た加東大介出演作品、ロクな役やってないから出演してるだけで身構えるわ。

未亡人の母、息子秀夫を連れて東京へ
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ジョゼとピラール(2010年製作の映画)

3.6

EU Film days Bプロ
祖国を自首亡命し、スペインの島で妻と二人暮らす作家のジョゼ・サラマーゴと妻ピラール
私自身彼の事は全然知らないし、本も読んでない。
なのでこの映画を見ながらジョゼとピ
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私はゴースト(2012年製作の映画)

3.2

私はゴースト、ゴーストゴースト…

ジャケットの白目、まじで一瞬しか出てこないからこれに惹かれて見るとがっかりするかも。
郊外の一軒家、地縛霊となったエミリーを成仏させるお話。
普通の映画と違うのはエ
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内回りの二人(2018年製作の映画)

3.1

就活苦戦してた時に知ったネガティブアイドルに山手線車内で遭遇
彼女と同じ駅で降りて、彼女の隣で信号を待つ。
普通だったらめちゃくちゃ怖いけどイケメンだから許されてる感
いくら以前ライブで会ったことある
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驟雨(1956年製作の映画)

3.6

久しぶりの成瀬巳喜男!
結婚4年目、倦怠期の夫婦
新婚の愚痴を聞きながら夫はあっけらかん。
妻は夫の事が理解出来ないし、夫は妻の事を理解しようとしない。
原節子は聞き分けの良い妻役を見る事が多いんだけ
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ボー・ジェスト(1939年製作の映画)

3.7

外国人部隊が辿り着いた砦、動かない人々
偵察に上がったラッパ手は行方不明、転がる死体に引き上げる部隊…

孤児の3人は伯母に引き取られ従妹と共に暮らしていた。
ある日伯母の宝石である青い水が一瞬にして
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ペイン・アンド・グローリー(2019年製作の映画)

3.3

アルモドバルの半生
彼の映画を初めて映画館で見た。
名前を使ってるわけではないが赤裸々に表現してるなぁって。
彼の映画で毎度重きを置いてる母親についてもこの映画を通して彼の母への愛(昔は女性への恐怖心
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いつか輝いていた彼女は(2018年製作の映画)

2.2

ムラボ2018
女子高生のすれ違い
幽霊軽音部だったからなんかしら共感するかと思ったけどなんか中途半端印象で終わってしまった。
私の立場としてはマホと同じ(練習は断る、バイトとライブ優先だった)だった
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音楽(2019年製作の映画)

2.6

またしても期待作で外れてしまった…
上映前にシアターで空洞です→ズックにロックがかかり、ゆら帝のライブで錯乱し友達に殴られた事を思い出した。
周りも絶賛してたし特別音響上映を楽しみに待ってたが上映前S
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にっぽん泥棒物語(1965年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

盗人物語なのかと思いきや裁判もコメディに変えるとんでも作品だった。
ただ訛り聞き取るの難し過ぎて切実に字幕が欲しかった…途中から理解出来たけども…

戦後昼はもぐりの歯医者、夜は泥棒を生業とする三國連
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マイ スキニー シスター(2015年製作の映画)

3.7

スマートでフィギュアスケートが上手な姉カーチャとぽっちゃりでフィギュアスケートが下手っぴな妹ステラ
年齢、体型、性格共に正反対の姉妹
うちは姉弟で仲が劣悪だからあれだけど姉妹の感覚ってこんな感じなのか
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ビッレ(2018年製作の映画)

3.7

EU Film days Bプロ
ファンタジックな映画だと思って見たら家族、家庭、貧困と結構シビアな内容だった。
父は飲んだくれ、母は家事、生活からかなり貧しく身内の家に行く為の旅費は靴を売る。
この
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