ろくさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ぼくらと、ぼくらの闇(2017年製作の映画)

3.3

今日でネトフリでの配信が終了するようなので滑り込み。
友情のねじれとサイコスリラー要素を混ぜた口汚いスタンドバイミーって感じでした。
終盤なかなか面白かったです。
最後はちょっと富江っぽい…ぽくない?

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

4.2

昨日のうちに見たかったのですが、間に合わなかったので。
1時間半をかけて夢を諦めた一人の男の半生を丁寧に描き、残りの30分でその人生の素晴らしさを説く名作。
この映画が何十年も愛されている理由がよくわ
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戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

4.0

クリスマス映画その2。
初っ端から、「この曲この映画のだったのか」と驚いてしまうほど前知識がありませんでした。
大変珍しいメインキャストの組み合わせ、この作品ならではのサウンドトラック、水と油のような
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ダイ・ハード(1988年製作の映画)

4.2

クリスマスなので見ました🎄
非常にテンポ良く展開するので、最初から最後までずっと面白かった。
実にクリスマスらしい派手な映画でした。
アラン・リックマン、これが映画初出演とは思えない素晴らしい悪役っぷ
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ウィッカーマン final cut(2013年製作の映画)

3.8

尺違いのバージョンがいくつかあるようだが、オリジナルフィルムは行方不明、過去に発売された長尺版から再編集されたのが今回のファイナルカット版、らしい。(パンフレットより引用)
現存する3バージョン(88
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.3

ポケモン赤緑リアタイ世代ですがゲームの方は全く触ったことないアニメだけのエアプです。勿論名探偵ピカチュウも未プレイです。
モフモフのピカチュウもかわいいですね。目がかわいい。
ストーリーはともかく、ア
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舟を編む(2013年製作の映画)

3.7

久しぶり見ると記憶にあるより人間関係の描写がしっかりしていた。
言葉を話すのも辞書を作るのも人間の行いなので当然と言えば当然か。

こういう派手さややかましさの無い、地味〜だけどアツい邦画が好きです。
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博士と狂人(2018年製作の映画)

4.0

単に英国版「舟を編む」かと思いきや、意外と人間ドラマにがっつり焦点が当たってました。
というかOEDってあんな百科事典みたいな辞書なのですね、それすら知らなかったです。
内容が内容なので英語に詳しい人
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羅生門(1950年製作の映画)

5.0

今更何も言うことない。
脚本も演出も俳優も音楽も天才。カメラと照明はバケモノみたいに天才。

異端の鳥(2019年製作の映画)

2.8

ポスターは好きなんだけどなぁ…。
第二次大戦中に祖母の家に疎開したユダヤ人の少年が渡り鳥のように各地を彷徨う話。
少年は行く先々で沢山の大人に出会うが、大概の大人はどうしようもないやつらばかり(この上
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王立宇宙軍 オネアミスの翼(1987年製作の映画)

3.3

後半30分を描きたいがために作られたであろう作品。
特に有名なあのシーンは力の入り方が違う。
ただストーリーや世界観はあまりハマりませんでした。
ものすごく作り込まれているんだけどなぁ。しかし豪華なス
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狂った一頁(1926年製作の映画)

3.3

雷の鳴り響く大雨の夜、精神病院の個室の中で踊り狂う一人の若い娘。
その隣の部屋で、床に伏せたまま動かないやつれた女と、格子越しに女を見つめる初老の男。

大正15年公開(!)と聞くととにかく凄いな…と
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ある画家の数奇な運命(2018年製作の映画)

4.0

時代の流れに翻弄される若き芸術家の半生を描いた作品。
うまく言語化できないけど、今年見た新作洋画の中では一番好みかもしれない。
現実は真実、偶然は必然、自由と自己のための芸術。
3時間越えの長尺ながら
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羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来(2019年製作の映画)

3.8

夏頃一部のオタク達が騒いでいた中国製ネコチャンかわいいアクションアニメが吹き替え版で全国上映だよ!
ということで見てきました。
地方で見るのは難しいかと思ってたので嬉しいです。

中国アニメってあまり
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海の上のピアニスト イタリア完全版(1998年製作の映画)

4.3

完全に初見です。
4Kリマスターということで非常に綺麗でした。

楽器店にトランペットを売りにきた男が語る、彼の元同僚であり親友でもある無名のピアニストの伝説。
在りし日の美しい船内と沢山の思い出、そ
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シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

4.0

地元にこの映画から店名を採用したと思われるパン屋さんがあります。
タイトル自体は昔から知っていたので、どんな映画なのかと思っていましたが、なかなか切ないお話でした。
パン屋さんのロゴがかわいらしいので
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劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ヴァイオレット・エヴァーガーデン 完!って感じ。

ドールとしての彼女よりも、一人の女性としての彼女に焦点を置いた作品でした。
作中でも長い時間が描かれていて、手紙の時代もすっかり終わってドールも過去
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インターステラー(2014年製作の映画)

3.5

久しぶりに見た。やっぱ長いわこれ。
とりあえずティモシー・シャラメが出ててびっくりです。
あと記憶よりも2001年〜をバチバチに意識してるなぁと思いました。
HALは嫌だけどTARSは家で飼いたい。
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残酷で異常(2014年製作の映画)

3.4

良いB級映画。
この手の映画にしては爽やかなのが意外、そこが良かった。
主人公はさえないおじさんだけどかなり良い人だな〜。
それにしても無限ループってこわくね?

TENET テネット(2020年製作の映画)

3.8

全然理解出来なかったらどうしよう…と思いながら見に行ったが、わりと素直な作りだった。
初見には初見なりに理解できるように作られてて、意外とノーラン親切じゃんって思いました。
単純に見るだけならダンケル
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続・深夜食堂(2016年製作の映画)

3.5

久しぶりにドラマを見たら映画の2作目も見たくなりました。

焼肉定食、焼うどん、豚汁定食。
焼うどんの2人はドラマ本編の中にもちょくちょく出ていたので、こういう転機があったのか〜と。
豚汁定食は前回の
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スパルタカス(1960年製作の映画)

3.4

古き良き歴史スペクタクルって感じです。
ちゃんと序曲から始まる昔ながらのハリウッド超大作でした。
カーク・ダグラスのための映画という感じ。
ヒロインのジーン・シモンズはとても美しかったです。
あとエキ
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西部戦線異状なし(1930年製作の映画)

3.8

第二次大戦前に作られたとは思えない、名作反戦映画。
最近の戦争映画みたいな派手さはなく淡々と進む。
そしてこの時代で既に戦争の必要性について核心を突いている。
でもこの映画の製作から数年で第二次大戦は
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ランボー/怒りの脱出(1985年製作の映画)

3.7

前作よりもアクションが派手になりエンタメ色の強くなった2作目。
サブタイトルの通りブチギレたランボーが暴れまわる。
火薬の量も前作以上で見た目も派手。
後半からの展開など、おそらくこういうヒーローが望
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悪童日記(2013年製作の映画)

3.6

なんとも言えない。
最後まで名前も出てこない双子の少年がなりふり構わずたくましく生きていく作品。
タイトルにこそ"悪童"とは書いているものの、彼らの周りの大人たちはろくでもない人間が殆どなので、そりゃ
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グレース・オブ・ゴッド 告発の時(2018年製作の映画)

3.4

フランスで実際に起きた、神父による児童への性的虐待事件。
主人公である男性3人(全員事件の過去の被害者で成人済み)を中心に、最初の告発から証言、起訴に至るまでを描いている真面目な社会派映画。
真面目過
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東海道四谷怪談(1959年製作の映画)

4.3

傑作すぎる。正直舐めてました。
夏も終わるしホラー見ておこうと見始めたのですが、1時間ちょいの時間に良い要素が詰め込まれている素晴らしい怪談映画でした。
怪談らしい湿っぽい雰囲気と着物美人の美しさと恐
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T-34 レジェンド・オブ・ウォー 最強ディレクターズ・カット版(2018年製作の映画)

4.5

ロシア製作・2018年公開の戦車爆走映画のディレクターズカット版。
公開当時本国で爆発的にヒットし、日本国内上映時もかなり評判が良かったみたい。
数年前の自分が通常版をclipしていた事にさっき気付い
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if もしも・・・(1968年製作の映画)

3.8

ここ数年見た映画の中でもかなり難解な作品だった。
「時計じかけのオレンジ」のアナーキーな主人公で有名なマルコム・マクダウェルの初主演作。
キューブリックもこれを見たことがきっかけで時計じかけ〜にマルコ
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アングスト/不安(1983年製作の映画)

3.8

1983年に公開されるも内容が過激すぎて上映禁止になった作品のリバイバル上映。
倫理観はさておき、今の感覚的にはそこまで凄惨な映画ではないと思います。
大変な良作でした。

主演がとにかく素晴らしい。
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.7

これが好きな人は「ミッドナイト・イン・パリ」も好きだろうし逆も然り説。
とか思ってたら同じ監督でした。なるほど納得。

主演は今をときめく若手俳優のティモシー・シャラメ、君の名前で〜すら見てないので初
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燃えよドラゴン(1973年製作の映画)

3.7

ブルース・リー主演作、この一本でとりあえずは見終わりました。
ワーナーとの共作だからか他の主演映画よりお金がかかってそうですね。
脚本は相変わらず単純ですが面白い。
ラストの鏡の間とか、場面の見た目的
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砂の惑星(1984年製作の映画)

3.5

原作はスターウォーズの原点でありながら、映画版はスターウォーズに成り得なかった作品。
すごく面白いんだけど色々と惜しい。
原作をそのまま映画化すると10時間くらいの尺になるらしいのでめちゃくちゃ端折っ
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ランボー(1982年製作の映画)

4.2

お約束のベトナム戦争帰還兵PTSD映画。
てっきり戦場での話だと思ってました。こういう話だったんですね。
火薬ガソリンマシマシで見ていて楽しいので高ポイント。
終始殆ど口を開かなかったランボーが最後の
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機動警察パトレイバー THE MOVIE(1989年製作の映画)

4.2

4DX版にて。
パトレイバーはテレビ版をちょっと見たくらいであんまよく知らんけど押井守だから初見でも大丈夫やろ!と行ってみた。
今まで見た4DXの中で一番寒かった。水と風半端ない。

面白かった〜見に
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コマンドー(1985年製作の映画)

3.8

映画において火薬の量は多ければ多いほど楽しいという単純な理論を教えてくれる名作。
車や建物がぶっ壊れる映画は大好物。シンプルisベスト。
力こそパワー!筋肉が全て!第三次大戦!

シンディが良い。最初
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