リミナさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

リミナ

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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

”Across”の副題が指す通り、多次元が交差する約4年振りの続編。

見所は何といっても映像面。前作を遥かに超える人数(数百人)のスパイダーマンが登場する本作では、次元ごとに映像表現を変えているのが
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万引き家族(2018年製作の映画)

3.8

何かしら欠けていた人達が集まってできた疑似家族の物語。

タイトルと冒頭シーンから"万引き"が目を引き、単なる貧困家族の物語かと思わせて、徐々にその歪な実態が見えてくる。
物語の見せ方として、終盤まで
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怪物(2023年製作の映画)

3.9

序盤から一つの縦軸の出来事に対して複数人物の視点から描いていき、切り取られた一部の情報だけで物事を判断してしまう人間の嫌らしさ"怪物"が見えてくる作品。
事実に先入観や嘘が入り混じり、登場人物と観客と
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ブラッククローバー 魔法帝の剣(2023年製作の映画)

3.6

原作者の田畠裕基先生が総監修・キャラクター原案を務めたシリーズ初の劇場作品。

宣伝ではアクションを前面に押しているが、それに違わず実際の本編も冒頭から結末まで、大半がアクションシーンに充てられている
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

3.8

韓国で実際に起きた光州事件をベースにしたとあるタクシードライバーの物語。

当時言論統制が行われていた事件が実話として語られている以上、本作の結末はある程度読めてしまう。だが実話であるが故に生々しい光
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.5

※原作未読

伊坂幸太郎著『マリアビートル』をアメリカが映像化。

新幹線を舞台に複数人の殺し屋が戦いを繰り広げる。
如何にも海外がイメージするような日本像と密閉された狭い車内で設備を利用したアクショ
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どうぶつ宝島(1971年製作の映画)

3.5

東映創立20周年記念作品。

宮崎駿氏がアイデア構成と原画(船上での大人数アクションなど)で携わっており、後の監督作品にも通ずる要素が垣間見える。
氏以外のシーンも見所が多い。

物語そのものは子供に
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フラ・フラダンス(2021年製作の映画)

3.5

福島県いわき市に実在するリゾート施設「スパリゾートハワイアンズ」を舞台にしたフラガールの成長物語。

アニメーション制作はアイカツ!シリーズなどのBN Pictures。
いわき市が舞台の作品でいわき
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

3.8

※原作未読

強豪校である山王工業との試合を舞台に、宮城リョータとその周囲の関係性や成長が描かれる。

映像はバスケシーン全般を3DCG、日常シーンや観客席の一部を作画で表現。同じ人物でも3DCGと作
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かぐや様は告らせたい-ファーストキッスは終わらない-(2022年製作の映画)

3.8

※原作は該当話数のみ後追い

虚勢を張って仮面をつけた男と普通になれず仮面をつけた女の恋愛模様。

本作はTVシリーズ第3期の後のエピソードで、劇場で先行上映もあったTVSP(計4話分)。
映像面にお
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ELLEGARDEN : Lost & Found(2022年製作の映画)

4.0

2018年に活動再開したロックバンドELLEGARDENのドキュメンタリー。
結成から活動休止、再開のZOZOマリンスタジアム、そして現在の新アルバム『The End of Yesterday』へ。
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グリッドマン ユニバース(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

※『SSSS.GRIDMAN』『SSSS.DYNAZENON』のみ視聴済み

TVシリーズ最終話の先で交わる2つの世界、果ては次元の壁を越えて融合し生まれたカオス。
やりたいことを詰め込んだようなお祭
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.6

※昭和仮面ライダーシリーズ未視聴

『シン・〇〇』特撮リブートシリーズの最新作。

他人の命を容易に奪える強大な力を巻き込まれる形で手にした主人公である本郷猛の苦悩。緑川ルリ子と行動を共にするに連れて
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.7

※原作未読

ジャズを楽しむのに専門知識はいらない、聴けば分かる。

主要キャラは個性も経験値も異なる3人の10代プレーヤー。
時に挫折を味わい時に衝突しながらも、演奏技術的にも精神的にも成長して観客
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.5

※原作未読

生きづらい日々を過ごす7人の子供が鏡合わせのように出会い、交流を通じてまた新たな一歩を踏み出す物語。

序盤は伏線を鏤めつつ、数カ月に渡る城での交流を描き、中盤・終盤でその伏線回収から登
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神々の山嶺(2021年製作の映画)

3.8

※原作未読

日本原作・フランス制作の登山アニメーション作品。余分な要素を削ぎ落し洗練された90分間。

物語序盤は頻繁に過去と現在が行き交うが、電車やたばこの煙なども利用したトランザクションでシーム
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岬のマヨイガ(2021年製作の映画)

3.4

※原作未読

"3.11"といった直接的なワードは出てこないものの、あの震災後の沿岸部にある街が舞台の物語。

全体的にゆったりとした時間の流れであり、カットが直ぐに切り替わらないテンポ感。冒頭では約
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ゆるキャン△(2022年製作の映画)

3.5

時が経つことで寂れるもの、廃れるもの。それらを拾い上げ再生していく物語。

TVシリーズで描かれた高校を卒業し、社会人となった登場人物。やや疎遠気味になりかけていた仲を繋ぎ止めたのはやはりキャンプ。
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

『君の名は。』『天気の子』を経て日本を代表するアニメ映画監督となった新海監督。最新作はあの「3.11」に真っ向から向き合い新たな扉を開いた意欲作。

物語の大筋や軸、発想の起点などは入場特典の冊子に記
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劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥(くら)き夕闇のスケルツォ(2022年製作の映画)

3.4

※原作未読

TVシリーズでは描かれなかった第5層が舞台。
前作に引き続きアスナ目線でも物語が進行するため、また違った角度で物語を追想できる。

終盤のボス戦はフィールドを絡めたギミックに、集団で挑ま
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四畳半タイムマシンブルース(2022年製作の映画)

3.8

※原作未読

TVアニメ『四畳半神話大系』放送から約12年、あの頃に戻れるような空気感を味わえる作品。

監督は『四畳半神話大系』の湯浅氏から同作第6話で絵コンテ・演出を担当していた夏目氏に変更。
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雨を告げる漂流団地(2022年製作の映画)

3.5

流されるままの団地という閉鎖的な過去を乗り越え、自ら未来に進む子供達。

タイトル通り、突如として団地ごと漂流してしまった小学生男女。始めはキャンプ気分でも時間が経つにつれて精神的にも疲弊していく様子
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夏へのトンネル、さよならの出口(2022年製作の映画)

3.5

※原作未読

今を犠牲にしても取り戻したい過去とは。

本作は同CLAP制作の前劇場作品『映画大好きポンポさん』よりもさらに短い83分。良くも悪くも、物語の本筋には秘密を共有する主人公とヒロインの2人
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.7

耳が聞こえない家族へ届かない歌声。

主人公は4人家族の中で唯一耳が聞こえるがゆえに通訳者としての役割に縛り付けられる。外部から雇おうにもそんな金銭的余裕はない。そんな環境下で物語を主に以下の4つの軸
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.8

ロンドンを舞台に過去と現在、夢と現実が交錯し訪れる恐怖。

ホラー作品として単に怖いだけでなく、ミスリード要素を鏤めつつどんでん返しもある縦軸の物語も楽しめる。

エドガー・ライト監督の過去作『ベイビ
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バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

3.6

良くも悪くも王道。破天荒な展開や壮大なスケール、ミュージカルパートにものることができれば面白い。
誰かとワイワイしながら観るのが合いそうな映画。

過去パートでの大戦では、言動や戦術によって2人の王子
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ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

3.6

※原作一部既読

一躍時の人となった歌手Adoの起用、赤髪海賊団の登場で話題を生んだ劇場版15作目。

ウタと麦わらの一味ら海賊や海軍兵との戦力差を埋める、またルフィやウソップが赤髪海賊団との共闘を実
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

3.8

今こうして送っている何気ない"普通"の生活は、数々の命を賭した偉業の上に成り立っている。
史実に基づいた数学学者達の知られざる壮絶な物語。

劇中では、主人公の人格形成を担った幼少期、エニグマの暗号を
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.7

クリープハイプのMVも手掛ける松居大悟監督作品。

劇中にもメンバーが登場しライブするだけでなく、尾崎世界観(Vo.)氏に至ってはセリフのある隠れたキーパーソン。

冒頭に結末に近いシーンを持ってくる
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.0

36年の時を経て新たに飛び立つ『トップガン』。

現実と同じように劇中も時が流れ、機体や設備からパイロットの在り方といった時代性まで変化。
一方で前作を彷彿とさせるシーンの数々。人、もの、環境、変わる
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トップガン(1986年製作の映画)

3.4

『トップガン マーヴェリック』の予習のために視聴。

どの機体に誰が搭乗してどういう位置関係なのか、当時の撮影環境の関係もあるかもしれないが、如何せん空中戦が分かりづらかった印象。

管制塔のくだりが
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犬王(2021年製作の映画)

3.9

※原作未読

湯浅監督の最新作。
盲目の琵琶法師と異形のポップスターの2人が織り成すエンターテインメント活劇。

時代劇となると前提知識の有無で多少なりとも身構えてしまうもの。だが、物語の流れにはそこ
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映画 五等分の花嫁(2022年製作の映画)

3.4

※原作既読

五等分の姉妹との恋愛模様を描いた完結編。

物語の流れ自体は概ね原作通り。根本的に足りていない約2時間の尺に収めるため、原作から最低限の要素を拾いつつ、時系列シャッフルなどで筋が通るよう
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

『シン・ゴジラ』の制作チームが再結集して作られた新たなウルトラマン。

冒頭のタイトルバックからも地続きに位置する作品であることは伝わる。
同じものを期待して観るかどうかが評価の分かれ目の一つ。

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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

視覚と聴覚に刺激をもたらすミュージカル風アクション映画。

運転技術の腕を買われ、一度犯罪に加担したばかりに後戻りできず、
ズブズブと嵌まっていく主人公のどうしようもなさ。
犯罪に巻き込まれていく一般
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劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明(2020年製作の映画)

3.7

※原作未読

TVシリーズから続くさらに下層への冒険。そして、けじめの物語。

物語の舞台が主に5層であり個人の因縁も絡むことから、冒険要素よりは対人関係に重きが置かれた内容。自分たちと同年代の少女と
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