renさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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ピアノ・レッスン 4Kデジタルリマスター(1993年製作の映画)

4.0

名作と聞いてはいたがなかなか見る機会がなかったため、リバイバル上映にて初鑑賞。
主人公とその旦那と不倫相手の男との三角関係の物語。
主人公は口が聞けない代わりに、言葉をピアノに託して生きてきた。彼女の
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ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

4.1

ティモシーシャラメのファンなので公開日に映画館へ!まずは言うまでもなく彼の美しさたるや。それだけでもかなり満足。彼をとらえるのは、ルカ・グァダニーノ監督。君の名前で〜の再タッグ、うれしい。
作品全体を
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バビロン(2021年製作の映画)

1.9

最近「映画の歴史を振り返る」という心意気のある(直接的か間接的かはそれぞれだけど)作品が妙に流行っているが、バビロンは直接的にそれを語るストーリー。監督の映画愛が強く感じられるのはもちろんのこと、トー>>続きを読む

タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター(2023年製作の映画)

4.3

旧作の劇場公開かつドルビーシネマで鑑賞できて嬉しかった。過去の名作が現在の最高の環境で視聴できるなんて逃す手はない。
ドルビーシネマ初体験はもの凄く久しぶりの3D!技術革新がすさまじい…。最近作った映
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レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)

2.7

信長のことなんて小学生の頃から知ってるのに、どうしたって夢半ばで討たれる彼のストーリーを見ると、もはや反射的にと言っても過言ではないように必ず目頭が熱くなってしまうが、今回はかなりファンタジー寄りで、>>続きを読む

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.5

イニシェリン島の対岸の本土では内戦中の様子が見える。それを小さな島の二人のおじさんの人間関係のメタファーに。
そういった社会的なメッセージ感じられる一方で、二人のおっさんの歯止めの効かなくなった喧嘩の
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コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

4.0

よくある少女のひと夏の成長譚かと軽い気持ちで見に行ったのですが、登場人物たちの人生や出来事、演出が呼応して紡がれる素晴らしい作品でした。
初長篇監督作品だそうで、ビックリです。
多くは語らないストーリ
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コットンテール(2022年製作の映画)

3.3

全体的に良い雰囲気と日本とは違う壮大な風景、リリーフランキーの生気の抜けた表情と時折見せる微笑みと、スッと差し込まれる過去回想に、自分だったら?自分の親だったら?と、つい感情移入してしまう作品だった。>>続きを読む

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.0

人生うまくいってない主人公にどんどん不幸が重なっていき、ヤケになって書いた「白人が喜びそうな黒人小説」が見事大当たり。あれよあれよとベストセラー、映画化、文学賞…と転がっていく。
主人公が小説を書いて
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パレード(2024年製作の映画)

3.3

毎年新作が見れる監督なので楽しみにしていました!
今回はNetflixとの製作だったこともあり、セットが豪華だったし、藤井監督作品お馴染みのキャストが勢揃いで大変楽しく鑑賞できました。パレードのシーン
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.0

ワーナー・ブラザース様日本最速試写会にて鑑賞させていただきました!
未知の世界を味わい尽くす2時間46分。すごいものを見た…鑑賞後、頭痛がするほどに笑

濃厚かつ見たことがない大迫力映像の連続、ちゃん
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DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

3.5

Filmarks試写にて鑑賞させていただきました!

久しぶりのリュック・ベッソン監督最新作。「DOGMAN」というタイトルやダークヒーローというコピー、犬まみれのドラァグクイーン??予告編を見ても、
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マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

3.0

レビューチェックしようと思ってないのに耳に入ってくるくらい低評価だったので、すごくハードルを下げて鑑賞。全然期待してなかったからなのもあるが、思ったよりも普通に面白かった。
ダコダ・ジョンソンかわいい
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

不審死をとげた夫、容疑者になってしまう妻、遺体の第一発見者である息子、目撃者無し、そして裁判が始まる。見慣れたミステリーのフォーマットの法廷劇で明らかになっていく夫婦や家族の関係性についての映画だった>>続きを読む

劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

やっと続きが見れた喜び…!
漫画は途中まで、テレビアニメは全話視聴済みという立場のファンです。
続きを見れるのを楽しみにしていました。
展開を知らずに見たので、意外と呆気ない試合の結末で「え?もう終わ
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カラーパープル(2023年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

1985のスピルバーグ版と比べた時に、エピソードのどこに重きを置くかというところの違いが面白かったし、sisterの挿入タイミングで曲の印象が変わるのもびっくりした。

まず、エピソードの重きの差だが
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機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)

4.0

「愛」がテーマな超絶怒涛のアガるアニメーション!畳み掛けてくるクライマックスの戦闘シーンに大興奮!
ずっとラクスはキラの隣で一緒に戦いたかったんだね。
「俺はラクスを愛している!」と真っ直ぐ叫ぶキラが
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僕らの世界が交わるまで(2022年製作の映画)

3.6

自己愛にまみれた母と息子。果たして二人はわかりあうことができるのか?な、家族ドラマ感動映画なのかな〜と思っていたところ、母と息子それぞれが外で何かを得た結果、お互いに向き合おうと考えが至るところが良か>>続きを読む

枯れ葉(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

初めてのアキ・カウリスマキ監督作品の鑑賞。なんと贅沢な81分。
孤独な中年男女がカラオケバーでたまたま出会い、それからひょんな出会いを繰り返して三度目の正直でお茶をして映画に行く。
紙切れに連絡先を書
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.0

とても面白かった。
ヤクザの狂児と中学生の聡実くんがカラオケを通して友情を育むお話。これだけ聞くと訳がわからないが、二人が出会ってしまったんだから仕方ない。
漫画のほうは日常系短編集のような漫画という
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.4

再上映のIMAXレーザーGT版にて2回目の鑑賞!
公開当時、予定が全く合わなくて泣く泣くIMAX版を諦めて通常スクリーンで見た。もともとSF映画は苦手な部類で、DUNEも例に漏れず「まぁこんなものか」
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

PMSやパニック障害をテーマとしたヒューマンドラマ。この手のデリケートな題材かつ男女が出会う映画は、たいてい恋愛関係になったり、常に不穏な空気を漂わせて悲しい経験を主人公に背負わせたりなど劇的な展開が>>続きを読む

ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

4.0

初見。IMAXレーザーGT版で鑑賞!
すごく楽しかった。
ラジカセを持って出てきて「カセットを持ってきたよ」とスイッチを入れるデヴィッド・バーンが脚でリズムを取りはじめるところのズームで始まる。なんと
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされたということで興味が湧いて映画館へ。
まず第一印象は、「平山さんの普段より忙しい1週間ちょいのVLOG映画(笑)」である。早朝、箒の掃く音で目覚め、枕元に置い
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熱のあとに(2023年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

ホスト殺人未遂事件を題材にした作品ということで興味が湧いたので鑑賞。
「愛」についての価値観を、登場人物たちが押し付け合いながら、どうわかり合うか(分かり合えないことも含めて)についての話だったと解釈
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.9

ハピネット・ファントムスタジオとアフター6ジャンクション2の試写会にて鑑賞!
アリ・アスター作品についにホアキンが出るのか…一体どんなホラーを見せてくれるんだ…などと勝手に想像していた情報解禁時だった
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.0

原作は最後まで読了済みで鑑賞。漫画の実写映画はスルーしがちだが、最終回まで読んだことも記憶に新しかったので、今作は劇場へ。
漫画の実写というと、ストーリーやキャラの改変、コスプレ感がキツいイメージが強
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サン・セバスチャンへ、ようこそ(2020年製作の映画)

3.5

久しぶりのウディ・アレン。いつもの調子が嬉しい、安心安定のラブコメディ。
クラシック映画のオマージュがふんだんに仕込まれていて、見ているだけで楽しい!クリストフ・ヴァルツの役もクスッときてしまいました
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.5

こんなに明るいR18作品、今まであっただろうか(笑)白黒画面からカラーに色付くタイミングも露骨で面白い!しかし、人間そんなものかもしれない、とも思う。
スチームパンク的かつ鮮やかな世界観で絵本のような
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瞳をとじて(2023年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

ビクトル・エリセ監督の最新作が公開されるということで、『ミツバチのささやき』はずっと語り継がれている名作なのは知っていたが見たことがなく、いつか見たいと思っていた矢先に特別上映。ありがたい。『エル・ス>>続きを読む

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