イザナギさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

ゴースト/ニューヨークの幻(1990年製作の映画)

4.2

あまりラブストーリー映画では泣かないんだが、珍しく号泣した映画。

多分、男目線で進行する映画だから感情移入しやすかったのもあるのかも。

ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer(2000年製作の映画)

3.0

正直、黄泉の国編からが本編でそれまでの事件は、黄泉の国編へ入る為のただの前フリだったんだなと思える位、事件もトリックも内容が薄い。

そして肝心要の黄泉の国編で朝倉と対峙。だけどまたこの辺りの描写がわ
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ブラック・レイン(1989年製作の映画)

4.6

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ブラックレインである。
意味有りげなタイトルではあるが、後半ヤクザの組長が語るシーンで「お前らアメリカが原爆を落とし、黒い雨を降らせた。そして佐藤みたいな人間が生まれた。佐藤を作ったのはお前らアメリカ
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パラノーマル・アクティビティ(2007年製作の映画)

4.0

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パラノーマル・アクティビティシリーズ第一作。当時映画館で見に行ったがかなり怖かった記憶がある。

まあ、ブレアウィッチプロジェクト系のフェイクドキュメンタリーではあるんだが、役者の演じてない自然体な感
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es [エス](2001年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

何が起こっても〜♪変じゃない〜♪
そんな時代さ〜♪
覚悟はでーきてるよ♪

失礼。es違いでした。(ネタ古し)

実験の為、高い報酬を餌に人を集め
看守か囚人 2種類の役割をランダムに与える。

最初
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ノトーリアスB.I.G.(2009年製作の映画)

3.5

NOTORIOUS B.I.Gは世界一好きなラッパーである。

その為この自伝的映画がリリースされた時は真っ先にみたが、何処までが真実に基づいて作られているかは定かではないが(恐らくBad Boy関係
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

5.0

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マーロン・ブランドの嗄れた声と、佇まいはまさにドンの風格だ。安っぽいヤクザ映画の組長とはまるで違う。威圧感、緊張感、冷静さ全てを兼ね備えている

平たくいえば本作は家族の絆の映画だ。ただやり方は過激で
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ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

4.5

音楽要素を取り入れた映画はちょいちょい見てきたが、本作が一番好き。

まず笑える要素がふんだんにある。ドリフも真っ青な家屋倒壊、ブラックジョーク(お嬢さんなんぼ?とか)、やり過ぎなカーチェイス。これぞ
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サタデー・ナイト・フィーバー(1977年製作の映画)

4.0

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冒頭から流れるStayin Aliveが胸を高めてくれる。

ダンスクラシックとトラボルタのキレッキレなダンスの組み合わせが素晴らしい。

ただ序盤から華のない女性キャラしか出てこない部分には違和感。
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ノア 約束の舟(2014年製作の映画)

2.5

全体的に暗い雰囲気が漂う作品。
ま、女神転生よろしく人類滅亡の話だから仕方ないんだけど

食料不足で精神的に極限状態になり、仲間を殺しその肉を貪る人々。醜いあまりにも醜い。

終いには、ノアが家族と長
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LIFE!(2013年製作の映画)

3.0

作品自体は素晴らしく、字幕で見ていたらスコア4だったと思いますが、吹替で見てしまったのでぶち壊しでした。

ナイナイ岡村は、本職の声優ではないから、演技に幅が無いのは仕方ないにしても、【外国人が関西弁
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アフタースクール(2008年製作の映画)

5.0

前作【運命じゃない人】は、タイトルのドライさと反して、蓋を開けてみたら運命じゃない人が運命の人に変わって行くというロマンチックなストーリーだった。

実は、内田けんじ監督の作品はどれもラブストーリーが
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ラストサマー(1997年製作の映画)

2.0

スクリームにも言える事だが、何故中途半端にミステリー要素を盛り込むんだろうか。

謎解きしてみたら、え?あんた誰って犯人だし。ミステリーですらない。

まだスクリームはミステリー要素がつまらなくても、
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

4.5

あまりミステリー映画は見ないのだが、今まで見てきた中では一番面白くラストの衝撃度は、アフタースクールと良い勝負

各キャラクターの個性も豊かで◎
シンプルに【カイザーソゼは誰か?】って謎が、本作の制作
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まほろ駅前狂騒曲(2014年製作の映画)

4.0

映画館で見ました。
まほろ駅前番外地からアサコさん(真木よう子)が引き続き出演しているので、まほろ駅前多田便利軒→まほろ駅前番外地まで網羅しているとより楽しめる作品になっています。

プッシャーのシン
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舟を編む(2013年製作の映画)

4.6

松田龍平はまほろシリーズでハマり、探偵はBARにいるシリーズも見て、辿り着いたのが、【舟を編む】

辞書一つとっても、これだけの時間と手間、これだけの人の想いが詰まっているんだなと感じた。

まほろの
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まほろ駅前多田便利軒(2011年製作の映画)

4.5

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今住んでる場所が舞台という事もあり、地元でまほろワッショイした数年後に興味本位で借りてみた

誰しもが痛みを抱えているよね。うんうん。としみじみ思った。

母親から愛情を貰えず非行に走る少年
由良公を
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IT/イット(1990年製作の映画)

3.5

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ホラー要素を取り除けば本作はスタンド・バイ・ミーより絆の強い青春群像劇。

前編が少年時代、後編が大人(中年)時代という風にわかれている。

やはり前編のペニーワイズの怖さは異常。

少年時代 ホラー
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放送禁止 洗脳 邪悪なる鉄のイメージ(2014年製作の映画)

4.0

映画館で見ました。

隠された真実自体は、過去の作品に比較したらかなり優しめ。

最後丁寧にネタバラシまでしてくれている。

しかし、火事の真犯人は本当にあの人なんだろうか。

まだ隠されている真実が
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野獣死すべし(1980年製作の映画)

4.5

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本作を見た原作者が激怒したという程、原作をほとんど無視した松田優作ワールド全開の作品である

蘇る金狼でムキムキなタフガイを演じた松田優作が一転、ガリガリな陰影の強い役を演じる。この体型の変化だけ見て
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暴力教室(1976年製作の映画)

3.2

クールスも出演しているが、正直大した悪さはしない。(舘ひろしはレイプするシーンあるが)不良より学校内部の方が腐敗しているという皮肉。

松田優作も初出演作という事で往年の作品程のギラギラさはないが、舘
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蘇える金狼(1979年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

松田優作のベッドシーンエロすぎ問題。

ハードボイルドな松田優作を堪能したいのなら、本作をオススメする。

ただ典型的なダークヒーローである。

自分の野望の為なら、自分の会社の専務(成田三樹夫)の愛
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処刑遊戯(1979年製作の映画)

4.7

遊戯シリーズ最終話

本作ではお笑い要素は一切無し。
頭からつま先までハードボイルドである。

そして松田優作も徹頭徹尾 演技で応える。

序盤の長回しの脱走シーンでは一切喋らない。表情と仕種のみ。セ
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殺人遊戯(1978年製作の映画)

4.3

遊戯シリーズ第二弾。

探偵物語二話【サーフシティ・ブルース】で犯人役を務めた色気とオーラが素敵な女優、中島ゆたかさん。最近のチンチクリンな女優とは月とすっぽん位の差がある。遊戯シリーズのマドンナ(こ
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最も危険な遊戯(1978年製作の映画)

4.3

先に蘇る金狼を見ていた為、ハードボイルドさの凄さは少し弱く感じた。
蘇る金狼は遊戯シリーズの後に見るのがオススメ。

プロの殺し屋 鳴海晶平。高額の依頼料の代わりに確実に仕事を完遂するまさにプロ

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天才スピヴェット(2013年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

主人公の天才っぷりは随所に表現されてはいるが、肝心の【半永久的な物質運動】の図面を書くシーンがない。この発明こそが本作の軸と言える要素なのに。

天才故に誰からも理解されない孤独感はよく表現されていた
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美女と野獣(2014年製作の映画)

3.0

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ディズニーとはまた違う独自の設定に変えた事で、現代劇としてはかなりわかりやすい作品にはなったとは思う

ただ、ベルが野獣王子に惹かれていくプロットが、夢の世界の中で鏡が野獣王子の過去を映し出すのを見る
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渇き。(2013年製作の映画)

4.0

中島監督の作品と初めて出会ったのは「告白」だった。陰惨な復讐劇で駄作だとは思わなかったが、正直勧められる作品ではないなって印象だった。

ある種、本作の渇き。も復讐劇な訳だが、告白と比べ過激さ、残虐さ
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時をかける少女(2006年製作の映画)

4.5

細田監督映画デビュー作。
筒井康隆原作の「時をかける少女」を未見だったが、
思い切って本作を見てみました。

ある日、主人公のマコトが事故に遭う寸前タイムリープ(時間を巻き戻せる能力)を手に入れる。
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冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

4.0

実在する事件「埼玉愛犬家連続殺人事件」をモデルにした作品。事実は小説よりも奇なりという言葉があるが、まさに現実では時に恐ろしい出来事が起きる。

モデルにしてはいるが、細かいディテールはアレンジされて
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おおかみこどもの雨と雪(2012年製作の映画)

4.4

前作サマーウォーズも家族をテーマにした作品だった。本作も家族をテーマした作品だがだいぶ毛色が異なる。

おおかみと人間のハーフ「おおかみこども」時に狼に、時に人間に変化する稀有な存在。表向きには狼であ
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サマーウォーズ(2009年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

一言で言えば凄い映画

ただこの映画には、明確に誰が主人公って概念が無いんだよね。

皆が皆ではないけど、活躍する場面。見せ場が存在するからだ。

そう何回もテレビに映し出される甲子園野球のように
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運命じゃない人(2004年製作の映画)

5.0

大好きな監督内田けんじ監督の長編2作目。

時間軸をバラバラにしつつ、登場人物目線を切り替えて
ストーリー進行して行く手法はパルプ・フィクションとレザボアドッグスを足して2で割ったような別に目新しい手
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セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年製作の映画)

5.0

アル・パチーノの作品はいろいろ見てきた中で、本作程彼でしかこの映画は成り立たないなと思った映画はなかった。

盲目の元軍人と、彼の世話を任されたアルバイトの学生。
全く歯車のあわない2人だったが、徐々
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カリートの道(1993年製作の映画)

5.0

アルパチーノはギャング系の映画出演が非常に多い。その中で一番好きな作品 それが本作「カリートの道」

ある種、スカーフェイスのIFストーリーとも解釈できるストーリーではあるが、スカーフェイスとは全く違
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ディア・ハンター(1978年製作の映画)

5.0

戦争映画は正直好きじゃない。何故ならそこには悪も正義も無いからだ。だがこのディア・ハンターは違うベクトルで戦争を描写している。

あくまで、戦争に参加する青年達の目線がメインで描写されている。戦争に参
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