イザナギさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

らせん(1998年製作の映画)

2.5

何か食べながら見ると、食欲失くす映画なので、心臓に毛が生えてる人以外は食事しながらの鑑賞は避けた方が無難。

一言で言えば、【中谷美紀の妖艶さが全て】の映画。

前作リングと違いホラー的な展開はあまり
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グッドフェローズ(1990年製作の映画)

4.0

この映画で一番怖いのはジョー・ペシ
正直、あのデニーロが霞んで見える。

ジョー・ペシのジョークに【笑う、笑わない】のあの空気感、ピリピリした緊張感凄まじい。

ホームアローンで間抜けな泥棒を演じ、リ
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フェイク(1997年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

潜入捜査官の話。
この手の話だとどうも【レザボアドッグス】が頭に浮かぶが、ある意味本作の方が悲惨。

ってどっかで見たと思ったらマイケル・マドセン!!!レザボアドッグスでMr.ブロンドを演じたマイケル
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男はつらいよ 寅次郎忘れな草(1973年製作の映画)

4.0

リリー三部作 パート1
若かりし頃の浅丘ルリ子は本当に美しい。今の女優には無い気品がある。

役名を変えてマドンナが再登場するパターンは長寿作品の為、何回かあるがリリーは一貫してリリー。

リリーと寅
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ゴールデンスランバー(2009年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

【お前もオズワルドにされるぞ】

身に覚えの無い罪を着せられ、警察から追われる事になる主人公。

主人公を信じ、手助けする数少ない仲間たち。

今思うと縮図が20世紀少年に似てるな〜としみじみ。あそこ
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人のセックスを笑うな(2007年製作の映画)

2.0

人のセックスを笑うなってタイトルと小悪魔代表 永作博美が出てるなら見るしかない!!と完全に釣られて見たものの

【え?何処にセックスがあるの?21世紀ではキスをセックスと呼ぶのか?w】

【え?散々引
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ボディガード(1992年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

言わずと知れたボディガード。
全盛期真っ盛りのホイットニーが主演、役名は変えてはあるが歌手として出演。

ケビンコスナーも渋いボディガードを演じる。

ただ、この作品は果たしてラブストーリーなのだろう
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エル・マリアッチ(1992年製作の映画)

4.0

エルマリアッチである。
ストーリー的には、昨日も鍵泥棒のメソッドのレビューで触れた『入れ替わりプロット』を使っている。

ある街でエルマリアッチ(さすらいの弾き語りシンガー)のトランクとマフィアのブツ
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アンタッチャブル(1987年製作の映画)

4.3

デニーロの怪演。穏やかな笑顔の裏に人を簡単に捻り殺せる冷血さを潜ませる名演。バットの件は予想はできたが、映像で見ると迫力満点。

ケビン・コスナーも良い味だしてるが、存在感で言えばショーン・コネリーと
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黒い家(1999年製作の映画)

4.2

『目に見えない霊より、目に見える人間の方が怖い』

当時、保険金殺人が頻繁に起きていたのもありタイムリーだなと思い借りた。

保険金殺人をモチーフにしている事もあり、予想をしていたが実際見ていたら予想
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着信アリ(2004年製作の映画)

2.9

確かに怖いし、携帯電話というツールをフル活用してはいるが、やはり【リングの二番煎じ感】は否めない。

リングは念写したビデオテープだったが、本作は携帯電話なので感染速度が早い。だが、個人的にスピーディ
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鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

4.0

正直、アフタースクールのような大どんでん返しを期待して見たら肩透かしを食らうかもしれない。


【運命じゃない人】
【アフタースクール】

今までの作品の根底にもあった【恋愛】の要素にグッと近づいた印
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ドリームガールズ(2006年製作の映画)

4.2

当時ミュージカルに対して変な先入観があり、興味がほとんど無かった。

昔から海外のリズムアンドブルースが好きなのもあり、大好きなデスチャのビヨンセがミュージカル映画出演という触れ込みに誘われるがまま一
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ダ・ヴィンチ・コード(2006年製作の映画)

1.7

当時原作本を熟読してから、映画館で見ました。非常につまらなかった。

原作が素晴らしいのは、謎解き(暗号解読)の場面がちゃんとフェアに細かく描写されている所だ。もっとも謎解きがストーリーの主軸にあるの
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キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

※加筆に加筆を重ねていたら長文になってしまいました。時間ある方はのんびり読んで貰えたら幸いです。

【レビュー】
喜劇と悲劇は紙一重

自身に天才的な才能があると信じて疑わないデニーロ演じるコメディア
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ドラゴンへの道(1972年製作の映画)

4.8

今の所、ブルース・リー作品で一番好きな作品。

子供の頃、燃えよドラゴンからブルース・リーの魅力を知ったベタな入り方をしたが、それはある種正解かも知れない。

燃えよドラゴンでは、最初からブルース・リ
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ベロニカは死ぬことにした(2005年製作の映画)

3.3

真木よう子のあの話題のシーン目当てで見たものの、作品自体も予想より良かった(´(ェ)`)

命を断とうとする主人公
目が覚めると、風変わりな人が集まる不思議な病院にいた・・・

独特の暗鬱とした雰囲気
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ナチュラル・ボーン・キラーズ(1994年製作の映画)

3.1

多分好き嫌いが綺麗に分かれる作品かな。

個人的にはあまり得意ではない。

特に、ヒロインの父親が弟の出生の秘密を語る描写。謎の観客の乾いたワハハハ。うーん。胸糞悪い。ブラックジョークが好きじゃないか
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

タランティーノ監督のデビュー作。
個人的にはタランティーノ作品の中で一番好きな作品。

冒頭のレストランで、マドンナのライカバージンの歌詞について議論するいい年した大人達w

こういうユーモラスな会話
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キル・ビル Vol.2(2004年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

キル・ビル1は、単にユマ・サーマンのスーパーアクションを何も考えずに楽しむ作品で、シンプルに楽しめた。

さて、問題は2である。
本作の主軸は一貫して【自分を半殺しにし、愛しい子供を殺したビルを殺す】
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キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

3.5

キル・ビル1は単にアクション映画として純粋に楽しめた。

千葉真一の安定感と存在感は異常

栗山千明との一騎打ちの方が、本作のラスボス戦より興奮したかな。

ジュース(1992年製作の映画)

4.1

今は亡き2Pacの映画デビュー作。

ブラックレインの佐藤(松田優作)のように敵役が主役を演技面で喰ってしまった縮図の作品。

2Pacの怪演に唸る、というより恐怖する。一回目に見た時は【怖っ!!】と
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人間の証明(1977年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

ママー♪ドゥユーリメンバー♪
ジョー山中もゲスト出演した探偵物語「裏切りの遊戯」でもネタにされた本作「人間の証明」

うーん。映画というより2時間ドラマを見たって感じのスケール感に終始していた。

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トリック劇場版 ラストステージ(2013年製作の映画)

3.9

常習犯的なファイナル詐欺のトリックも本当にファイナルを迎えた。

当時映画館で見に行きました。

本作を見る前に、トリックシーズン1(少なくとも母の泉編位は)を復習すると、より楽しめます。

まあ、も
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ヘルタースケルター(2012年製作の映画)

1.5

沢尻エリカのベッドシーンに多少は期待はしていたが、蓋を開けたら期待を大幅に裏切る酷さだった。

沢尻エリカは色気やエロスが壊滅的に無いんだなって事を痛感した作品。

色気やエロスが無い時点で、いくら体
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駆込み女と駆出し男(2015年製作の映画)

4.0

当時映画館で見に行きました。

江戸時代は今と違い、離婚届というものがなく、亭主がロクに働かない、浮気をする、暴力を振るうなどの理由で別れたくても別れられず苦しむ女性を助け、保護する施設が【縁切り寺】
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ブタがいた教室(2008年製作の映画)

2.0

人は動物の命を食べて生きている。
ベジタリアンだって植物の命を食べて生きている。本質は同じ。

食べ物を粗末にするという事は人間の為に生命を奪われた動物達の命を粗末にするって事。

子供の頃から厳しく
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ステキな金縛り(2010年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

全体的に面白かったけど、不満点が2つ

一つ目は結末の終わり方

本作は、深津絵里と西田敏行の友情話のはずなのに、西田敏行が半ばストーリーから強制退場。幽霊が見れる条件を満たせなくなったからなのはわか
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みんなのいえ(2001年製作の映画)

4.0

新築の家を建てようとするが、嫁の父親(田中邦衛)である昔気質の大工の棟梁と新進気鋭のデザイナー(唐沢)との間で意見の相違が度々生まれ、それに翻弄される夫婦の物語。

田中邦衛さんや、唐沢さんは言わずも
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SOUL RED 松田優作(2009年製作の映画)

4.0

日本でも最も好きな俳優「松田優作」彼の軌跡を影響を受けた俳優陣、共演した戦友達のインタビューも挟みながら物語は進行していく。

「松田優作の走り方の美しさ」や「銃を持つだけでスクリーンにピリピリした緊
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探偵はBARにいる(2011年製作の映画)

3.0

んー。大泉洋とハードボイルドの相性ってどうなんだろう?って一抹の不安が鑑賞前に正直あった。

不安的中。結論から言うと、大泉洋とハードボイルドの組み合わせは合わない。大泉洋=コメディリーフって先入観が
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セルピコ(1973年製作の映画)

3.5

金八先生の中で有名なセリフに「腐ったミカンの方程式」というのがある。沢山の綺麗なミカンが入った箱に腐ったミカンを1つ入れると他の綺麗なミカンも腐っていくって言うモノ。早い話が危険因子が全てをダメにする>>続きを読む

狼たちの午後(1975年製作の映画)

4.0

アッテカ!!!アッテカ!!!

密室劇。お粗末な計画を立てた銀行強盗二人が人質を取り、銀行に籠城。銀行強盗と警察の心理戦。そして民衆までをも取り込むアル・パチーノのカリスマ性。

次第に犯人側の素性ま
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その男、凶暴につき(1989年製作の映画)

4.0

たけし映画を初めてちゃんと見たのが本作。

真っ直ぐな正義感とそれを貫く為なら暴力も厭わない姿勢を持つ主人公 我妻刑事。

終始バイオレンス描写にピリピリした緊張感が漂い、本作が初監督とは思えない出来
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COWBOY BEBOP 天国の扉(2001年製作の映画)

4.0

カウボーイビバップはかれこれ10年以上ファンである。

テレビ版が最終回を迎えた後の劇場版は本当に嬉しかった。

順番的には、テレビ版を最終回までじっくり見てもらってから劇場版を見た方がより楽しめるか
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ゴースト もういちど抱きしめたい(2010年製作の映画)

2.0

映画館で当時見に行きましたが、いろいろとアレな映画でした。

オリジナルとの一番の違いはゴーストになるのが男から女に変わった事。

これにより、女性目線の進行になり泣けない展開へ。女性は泣きやすいのか
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