たちくるみさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

たちくるみ

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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

5.0


とても好きな映画のひとつになりました。


今までになかった『スケートボード』というスタイルを軸に、ストリートに染まっていくひとりの少年と周りの仲間や家族の姿を描く傑作。

90年代のファッションや
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ライフ・イズ・ビューティフル(1997年製作の映画)

4.6



こんなに優しく切ない嘘はない。


彼の存在は周りの皆を明るくさせた。
そして彼の底抜けな明るさと強さは明るくさせたい人の存在で生まれている。

すごく単純で、すごく難しい。

前半と後半ではまる
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search/サーチ(2018年製作の映画)

4.2

面白い。
デスクトップを使った作品自体は斬新でありながらも現代人にとっては馴染みのあるSNSの世界の怖さと良さを描いている。

伏線回収がきちんとされていて観ていてのめり込むような深みがある。
基本暗
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

4.3


ビートルズの偉大さに改めて思い知らされる作品。

ファンでもない僕でもたくさん曲を知ってた。
それだけ大きな存在を映画にしただけでもすごく意味のある挑戦だったと思います。
そんな作品を作ろうと決めた
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blank13(2017年製作の映画)

3.3


キャストが好きだったので鑑賞。
高橋一生 、斎藤工、松岡茉優、リリーフランキー、神野三鈴や前半部のお芝居や構成流れはとてもよかった。音や映像にもこだわりを感じた。

ただ、それだけに中盤のお笑いパー
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アルカトラズからの脱出(1979年製作の映画)

3.7


前作の「穴」につづき脱獄作品。
クリント・イーストウッドが主演、そしてこの物語は実話をもとにしていると言うのがポイント。

個性豊かな囚人仲間や所長のキャラクターが印象的だし実際にこんなことが行われ
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(1960年製作の映画)

5.0


衝撃を受けた作品。

ジャック・ベッケル監督の遺作であり、
実際に起こったサンテ刑務所脱獄計画を描いた作品でもあります。

とにかくよく出来ている。
『実話ほど優れた物語はない』という言葉がよく当て
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日日是好日(2018年製作の映画)

4.3

日日是好日。

日常の些細な出来事に目を向けさせてくれる、
心落ち着く物語。
観るより五感を研ぎ澄ませて感じる作品です。

晴れた日の柔らかい陽射しや植物の息吹、水のゆらめきなど日本の良さが感じられま
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シコふんじゃった。(1991年製作の映画)

3.8


本木雅弘がとても格好いい。
今でいう新田真剣佑みたいな美しい顔。
それでいて主役らしいどっしりした幹のような芯を感じる。

内容はと言うと思いのほか面白かった。

柄本明が若いし田口トモロヲがあんな
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許されざる者(1992年製作の映画)

4.2

もう一度しっかりみたい。

イーストウッド監督の込めた西部劇への批判や
尊敬する師への敬意をもっと感じれるほど色んな作品に触れた上でもう一度鑑賞します。

イーストウッドが10年も脚本を熟成させて役と
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レナードの朝(1990年製作の映画)

4.2

実話を元にした医者と患者の物語。

ロバート・デ・ニーロの名演技が忘れられない。
映画史に残る心に響く切なく真っ直ぐな演技。

ロバート・デ・ニーロもロビン・ウィリアムズもふたりとも笑顔がかわいいんだ
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500ページの夢の束(2017年製作の映画)

4.0


観終わるとほっこりする作品。

自閉症の難役を「アイ・アム・サム」のダコタ・ファニングが演じていることにも感慨深さを感じました。

主人公に感情移入せずにはいられない一喜一憂の旅は印象深く、何よりス
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新聞記者(2019年製作の映画)

4.0


日本の現状の政治を知っていればいるほど届くものがある作品。

「加計学園問題」「望月記者問題」など実際の問題をモデルに日本政府の闇にメスを入れるべく作られた日本においては珍しい作品でした。
その珍し
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グッバイ、サマー(2015年製作の映画)

5.0

本当にだいすきで大切な作品。

心があったかくなる。

子どもの頃けっこうダニエルと近いことを考えていたからすごく共感した。

テオの存在が尊い。
じぶんにもこんな友達がいたらどうなっていたんだろう。
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GO(2001年製作の映画)

5.0


邦画のなかでもベスト5には入る好きな作品。

いまも続く差別の問題と、その壁に対して
荒々しくもまっすぐもがく青春の描き方が素晴らしい。

金城一紀の原作と宮藤官九郎のユーモアセンス溢れる脚本、そこ
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

4.5


ウディ・アレン監督のコミカルな恋愛映画。

ウディ・アレン監督ならではの台詞の言い回しのセンスやジョークが詰め込まれていて面白いしそれでいてニューヨークをお洒落に切り取っていてよかったです。

ティ
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12モンキーズ(1995年製作の映画)

3.8


時空間を超えたサスペンス。

ブラッド・ピットの演技が非常に印象的。
ブルース・ウィリスの絶妙な狂った感じもよき。
考えられている脚本で伏線回収もしっかりしていました。

ただ何かが少し物足りないよ
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ミザリー(1990年製作の映画)

4.6


キャシー・ベイツの怪演。
観始めて登場したときから変貌することは分かっていたけれど、それでも恐ろしかった。

癇癪持ちのスイッチの入り方はほんとに恐い。
聞く耳を持たないから暴力でしか止めようがない
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プレステージ(2006年製作の映画)

4.1


クリストファー・ノーラン監督初の時代物作品。
「マジック」と「科学」の進化、愛と欲望と名声を巡る2人の孤独な争いの物語。

喝采を浴びる舞台の下で同じように成功をかみ締めてお辞儀するヒュー・ジャック
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スナッチ(2000年製作の映画)

4.5


初のガイ・リッチー監督作品。

痛快な群像劇、面白かった!
映像と音楽のお洒落さが群を抜いているように感じました。こだわり抜いて作られています。

登場人物が多く、また若干キャラクターが後半似てきて
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ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます


面白かったです!!

よく作り込まれている作品で評価が高いのも納得でした。ドイツにもこういったジャンルで素晴らしい映画があることを知れたきっかけの作品になりました。

この作品の素晴らしいところは疾
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デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます


タランティーノ監督6作目。

素晴らしいB級映画。

【グラインドハウス】
B級映画などを2、3本立てで上映していたアメリカの映画館のこと。

まさにこのタイトル通り、この作品は2部構成のように作ら
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JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

3.8


スピルバーグ監督が脚光を浴びるきっかけとなった作品。

これを28歳で作れる才能がすごい。

観る者を世界に引き込むうまさ、きちんと大迫力なスリラー、ホラー、パニック映画にもなりつつ人間の慢心だった
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

5.0


タランティーノ監督第9作品。

Once Upon a Time In Hollywood....
(むかしむかし、あるところに、、)

というおとぎ話ならではの明るくまっすぐな願いや強さを感じられ
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ワン・デイ 23年のラブストーリー(2011年製作の映画)

4.2


23年にわたって互いに正直な想いを打ち明けるまでの紆余曲折をお洒落な映像とアン・ハサウェイの見事な変貌ぶりと共に送る恋愛映画。


お互い友達と言いながら好意があるのは分かっていて、だけどそれが恋愛
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