Cisaraghiさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

Cisaraghi

Cisaraghi

映画(1148)
ドラマ(22)
アニメ(0)

奥さまは魔女(2005年製作の映画)

-

音楽もセリフも演技も脇役のチョイス(ニーナ!)も、そこかしこにノーラ·エフロン印がついている。メグ·ライアンの代わりとしてのニコール·キッドマンと言っては失礼かもしれないけど、頑張ってる。シャーリー·>>続きを読む

ピッチ・パーフェクト(2012年製作の映画)

-

何となく敬遠していたこの映画、一度は観ておこうと腰を上げた。音楽映画というより、アメリカのマジョリティー大学生の青春映画という印象。下ネタやゲロの下品さはこの手の映画の伝統みたいなものだろうか。

>>続きを読む

バーレスク(2010年製作の映画)

-

クリスティーナ·アギレラ、名前しか知らなかったけど、たまたま聞いた「EXPRESS」がめっちゃカッコよかったので観てみた。

オープニングのアコギの音を聴いて、これはイケるのでは?(タダの勘)と感じた
>>続きを読む

ジョー、満月の島へ行く(1990年製作の映画)

-

トム·ハンクスとメグ·ライアンの共演第1作目になるのかな。話は荒唐無稽で何じゃコレハ?感強いが、メグ·ライアンの一人三役演じ分けは見る価値あった。二人目は、誰かにものすごく似てる…と思ったら見た目も演>>続きを読む

サマーフィーリング(2016年製作の映画)

-

『アマンダと僕』の監督作品ということで、こちらも。でも、アマンダほど強く感情を動かされなかった。アマンダが子供という点によるところが大きいと思うが、恋人や伴侶は替えがきいても、親子関係やきょうだい関係>>続きを読む

ぼくを探しに(2013年製作の映画)

-

人工的な都会のアパートの中にあって、空間を埋める植物の生命力と降り注ぐ陽光が異世界を形成するマダム·プルーストの部屋。あんな部屋に住みたい、世話が大変そうだけど。海辺のシーンのフレンチコニーアイランド>>続きを読む

手紙と線路と小さな奇跡(2021年製作の映画)

-

韓国の地方の田舎の風景、ローカルな鉄道や線路などに惹かれて観てみた。韓国の人は、景色を見て大体どの地方か見当がつくのだろうか?ちなみにここは、栄州近く、慶尚北道奉化郡小川面汾川里とされていた。ロケーシ>>続きを読む

HiGH&LOW THE WORST X(2022年製作の映画)

-

ストリートアートのオリジナリティー溢れる美術は確かにすごいと思うけど、実を言うと、それ以外の部分ではハイローのよさがよくわからない。暴力を媒介とした不良男子高校生(には見えなかったりするけど)の熱い友>>続きを読む

ダンシング・ベートーヴェン(2016年製作の映画)

-

プロの舞台は観たことがないし、映像でもあまり心して見たことがなかったバレエだけれど、今回ダンサーが踊るのをじっくり見させてもらい、全くすごい身体能力だとあらためて驚嘆した。くるくる回っても足を高く上げ>>続きを読む

東京物語 4Kデジタル修復版(1953年製作の映画)

-

NHK-BSでやっていたので、つい観てしまった。ちゃんと観たのン十年ぶり2回目だと思う。時代が変わり、人々の在り方も自分自身も変わったことを実感した。

夫にあくまでも敬語で話す妻、妻に対してぞんざい
>>続きを読む

非常宣言(2020年製作の映画)

-

この映画、2020年の5月にクランクインし、コロナによる撮影の中断がありつつもその年の10月には撮り終えていたようだ。しかし韓国で公開されたのは22年の8月。日本公開に至っては今年の1月。イムシワンが>>続きを読む

ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

-

1957年のDiorのオートクチュール最高!な映画。この時代の英国という設定が自分的には珍しく感じた。ジョン·レノンが17歳の頃の、まだ戦争が影を落としている英国。
 ミセス·ハリスの英国人流ユーモア
>>続きを読む

MY (K)NIGHT マイ・ナイト(2023年製作の映画)

-

超にわかランペファンなので、映画に関する小出し情報がやたらと入ってきていたため、それを越える驚きとか意外性とか新鮮さがあまり無かったのが残念だった。ほとんどネタバレしていたに近い。シャットアウトしてお>>続きを読む

ウェディング・ハイ(2022年製作の映画)

-

以前から面白いと聞いていて、ちょっとハードルが上がり過ぎていたせいか、突き抜けて面白いという訳ではなかったけれど、あそこからの予想外の展開はよかった。岩田さんや向井理の役どころも癖強くてよいし(何あの>>続きを読む

HiGH&LOW THE WORST(2019年製作の映画)

-

鉄棒でボコボコに殴って打ちのめしても、二階からそこそこ大きな石を投げて当たっても、決して人が致命傷を負わず死ぬこともない暴力のリアリティーラインに始終戸惑いながら視聴。楓士雄が人垣の上を通って二階に達>>続きを読む

ようこそ、大統領!(2013年製作の映画)

-

大統領をここまで笑いのネタにしていじれるのは、さすがベルルスコーニが長年大統領をやっていた国だけのことはある、とヘンに感心した。イタリアでは国民と大統領との距離が、日本の国民と首相との距離より近いのか>>続きを読む

見わたすかぎり人生(2008年製作の映画)

-

イタリアでも文系大学院卒はこれほどゴミ扱いされるんだ…とわかって悲しかった。来世は理系一択だ。ブラック企業に洗脳が付き物なのも世界共通か。映画としては面白かったが、ついてくる現実がキビしいので、観てい>>続きを読む

私がモテてどうすんだ(2020年製作の映画)

-

私がこの映画を観てどうすんだ?ではあるけれど、吉野北人クン目当てで観てみた。ほぼツッコミどころだけで出来ている、観客のツッコミを待っている受け映画またはボケ映画と言ってもいいと思う?が、腐女子の生態が>>続きを読む

メイド・イン・イタリー(2018年製作の映画)

-

アコルシ、渋くなったなあ…と思いながら最初のうちは観ていたが、これまで何本かの映画で見たステファノ・アコルシが下地のように透けて見えてしまうせいか、アコルシが30年もハム工場でハム作るワケない、とそも>>続きを読む

愛の果てへの旅(2004年製作の映画)

-

眠くならないストーリーテリング。美しいが物量少なめな映像。あまり製作費はかかってなさそう。イタリアの50歳は、マイケル·ケインと同じく老人枠なのか?同じ監督の作品『グランドフィナーレ』よりずっと好きだ>>続きを読む

忘れられない年、秋(2023年製作の映画)

-

春と夏が予想よりずっと楽しかったので、季節を先取りしたくはなかったけれど、ついでだからと秋も観てみた。これは、申し訳ないけどハズレかな…。主役の方の演技の力量に難があるように思えた。音楽も、この手の今>>続きを読む

忘れられない年、夏(2023年製作の映画)

-

Amazon Studioブラジル4部作、3作目の「夏」は、リオ!カーニバル!サンバ!ボサノバ!という最もメジャーで華やかなイメージのブラジル登場。

どちらかというと貧困だの犯罪だの政治的スキャンダ
>>続きを読む

忘れられない年、春(2023年製作の映画)

-

ブラジルの『忘れられない年…』シリーズの春編。思ったよりずっとよかった!

世界遺産に登録されている古都オウロプレトの春。ヨーロッパ風の中産階級的な町が、日差しが強く色とりどりの花が咲き乱れる熱帯地域
>>続きを読む

差し出がましいのですが(2021年製作の映画)

-

笑わせようとして作った映画ではないのかもしれないが、笑えるポイントがたくさんあって結構楽しかった。深い意図はさておき、差し出がましいおじさんという発想がよい。この差し出がましさは、ク○○プと同質らしい>>続きを読む

タイガーボーイ(2012年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

よくやった、マッテオ!と思うと同時に、やはりこういうことは誰にも相談出来ないものなのか…と暗澹とした。男の子に対する性的虐待、どう対処すればいいのだろう…。

忘れられない年、冬(2023年製作の映画)

-

Filmarksでこの映画を観ている人が3人しかいなくて、チリのスキー場を見たい人、もっといないの?と拍子抜け。

ブラジルの高校生が高校を卒業し、家族と共にチリのスキー場にバカンスに行く話。お母さん
>>続きを読む

マルモイ ことばあつめ(2018年製作の映画)

-

映画の中の再現であっても、日本が朝鮮を植民地にしていた時代があったということを実感出来るのは、歴史を知るという意味で日本人にとっても有難い、と言いたい。映画的脚色や架空設定はあるだろうが、朝鮮語学会が>>続きを読む

カーライル ニューヨークが恋したホテル(2018年製作の映画)

-

夕食時、TV代わりに1泊2万ドルのホテルってどんなの?という下世話な興味から見始める。しかし、正直なところ、このホテルの本当の価値は映像では伝えられず、常連客になって滞在してみないとわからないのでは?>>続きを読む

ぼくと魔法の言葉たち(2016年製作の映画)

-

フィクションだと思って観始めたらドキュメンタリーだった。

原作と脚本を書いたのは、オーウェンの父親であり、ピューリッツァー賞を受賞したジャーナリスト。自閉症の人としては、国にも親にも福祉環境にも恵ま
>>続きを読む

チャンブラにて(2017年製作の映画)

-

これまで観たイタリア映画に、全くと言っていいほど登場しなかったロマとアフリカ系。いない訳ではなく、撮影すら難しいゲットーに隔離されるようにして暮らしていたのだと腑に落ちたように思ったが、ここはイタリア>>続きを読む

マルセル 靴をはいた小さな貝(2021年製作の映画)

-

マルセルのキャラクターを決定付けているジェニー·スレイトがとにかく素晴らしい。ご本人を見てもこの人があの声を出しているとは信じられないけれど、作った声でよくこんなにわざとらしくなく自然に喋れるものだと>>続きを読む

アカーサ、僕たちの家(2019年製作の映画)

-

バカレシュティ湖ってどこの国?という興味から見始める。インドとかバングラデシュとか、見た目的にはあの方面の人たち?子供たちは水が不透明な湖で泳いでいるし、暑そうな所に思える→でも、街の俯瞰図は、どう見>>続きを読む

草原に黄色い花を見つける(2015年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

ベトナムの瑞々しい緑園の中で綴られる小学6年生の淡い恋心…そんなものが自分にもあったような気もするが、感情移入するには遠すぎて…。
 ムーンが知っている小学4年生によく似ていたので、その子と重ねて“可
>>続きを読む

スマホを落としただけなのに(2022年製作の映画)

-

イムシワンのサイコパス役が似合ってるとFilmarks のレビューで読んで、観たいと思っていた映画。怖かった…韓国映画だけど、まさか主人公殺されないよね?オリジナル日本版主人公は北川景子らしいし、それ>>続きを読む

ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ(2018年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

凱里ブルースとは少々趣が違う夜の幻想譚。前半は何しろ水。後半は、その昔読んだことのある村上春樹作品の雰囲気を思い出した。中国でも氏の作品は大いに人気があると聞いたので、影響があるのではないか。異世界に>>続きを読む

凱里ブルース(2015年製作の映画)

-

貴州省映画ということで、迷いなく選択。貴州省は印象が薄くイメージが湧かない省だと近頃思っていたので、渡りに舟だった。

見たところどんな所だったかというと、写っていた凱里の街はうらぶれていて冴えなかっ
>>続きを読む