テロメアさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

3.0

素晴らしい、すべて間違いだ。

まあ、マスター・ルークの上記の言葉ですべて語られているかな。今作はエピソード7での批判なんてものではなく、徹底的に荒れたレビューが公開以降ずっとあったので、進んでみよう
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エターナルズ(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

すんごくよかったぁー!

今作『エターナルズ』は、最高に自分のツボ映画でした。なんだか自分では認識していなかったけれど、こういうのを求めていた、というものを映画として観せてくれたみたいな、そんなめっち
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ジョーカー(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ジョーカー誕生秘話、らしきジョーク、らしき映画。

作中に散らばる違和感を覚える演出の数々は、装填数が合わないとか、なんでお前はそれを知っているシーンとか、なんでそこに立って見ているんだ、ただのそうい
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怪獣の日(2014年製作の映画)

3.3

今話題の酷評されている映画の関連で、流れてきた監督自身のツイートで今作を知りました。

制作年数を見るとちょい前の作品らしい。怪獣の死骸問題での流れ着いた自治体と中央政府との合意や、町の住人の感情の流
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黄龍の村(2021年製作の映画)

5.0

『ある用務員』に引き続き、同監督作品として鑑賞。めっちゃ面白かった。この監督の作品は全部ソフト化したらコレクション致します。もう最高。

『ある用務員』でも思ったことですが、今作『黄龍の村』では特に顕
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キス・オブ・ザ・ドラゴン(2001年製作の映画)

3.8

アクション映画=カンフー=ジェット・リーな時代の一作かな。

当時のジェット・リー作品は大抵リアルタイムで観ていたと思っていたのだけど、何気に再生してみたら初見でした。いつもの純朴なジェット・リーが、
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幻夢戦記レダ(1985年製作の映画)

4.0

懐かしのレトロアニメの雰囲気。

今ではジャンルにまでなっている異世界召喚もの、それのレトロアニメ版。懐かしさを感じるのは、当時のアニメの効果音がだいたい一緒だったことから、他で聞いたことがある音があ
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機動戦士ガンダム THE ORIGIN 誕生 赤い彗星(2018年製作の映画)

4.5

『赤い彗星』という異名や、セリフとして「通常の三倍」というものが、映像として説得力のあるもので実感できてめちゃいい。それでこそ、現在の映像技術を駆使して描く意味があるというもの。

ザクの性能的には出
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機動戦士ガンダム THE ORIGIN 激突 ルウム会戦(2017年製作の映画)

4.6

まともな人からどんどん変わらざるをえなくなる『戦争』という人生のターニングポイントが描かれている。

セイラとドズルが特に顕著。前者は戦わねばならない状況に陥り、自己防衛として戦うことを決意する。後者
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機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV 運命の前夜(2016年製作の映画)

4.0

ザクがいかに宇宙世紀時代の戦争の形を変えた「脅威」であるかが、しっかりと描かれているエピソード。

とりあえず、思うのはオープニングのナレーションにて「爆発した」というシーンに次男坊が吹き飛ぶシーンを
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機動戦士ガンダム THE ORIGIN III 暁の蜂起(2016年製作の映画)

4.2

まさに一年戦争の始まりの戦い。

初代ガンダム本編ではどちらの陣営が悪いとかいう描写はなく、淡々と戦時下での人々がそれぞれ自分たちが置かれた立場で出来ることをしているという戦いだった。だが、前日譚たる
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機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅱ 哀しみのアルテイシア(2015年製作の映画)

4.0

シャアとしての冷酷さが光る。

一作目よりアニメ演出的ギャグシーンが抑えられ、抑圧されまくった環境下で本編のシャアが作られていく。誰かを謀殺して自らの復讐の糧とする、その入口。その復讐の狼煙を本格的に
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機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル(2015年製作の映画)

3.6

初代ガンダムの前日譚、赤い彗星のシャアに至るまで。

思いのほかアニメ演出的ギャグシーンが、全編に渡る悲惨な流れを壊しているチグハグ感。ガンダム本編へと繋がる人々の過去編が見られるのはとてもいいのだが
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G.I.ジョー バック2リベンジ(2013年製作の映画)

3.8

斬新な核廃絶映画。

核兵器廃絶させる行動その一、大胆な行動。核兵器全弾発射、相手からも全弾発射。自爆。はい、核のない世界へようこそ。この一連の流れだけでも今作を観てよかったと笑えた。核兵器廃絶させる
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ある用務員(2020年製作の映画)

5.0

どういうことだ、邦画の、それもアクション映画が、ちゃんと面白いだと! 最高だ、この監督を追いかけるぜ!

もうこの上記に尽きるかと。邦画に限らず(特に邦画は、なところが悲しいけれど)、アクション映画と
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リベレイター 南米一の英雄 シモン・ボリバル(2013年製作の映画)

4.2

シモン・ボリバルという偉人への入門映画。

日本で言うなら明治維新前の出来事。もし、彼の革命運動が今の時代まで成功を収めていならば、ラテンアメリカに先進国の大国があったであろう、という歴史のIF(もし
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安市城 グレート・バトル(2017年製作の映画)

3.8

神話としての高句麗戦記。

高句麗や唐の歴史に疎いので史実にどこまで忠実かはわかりませんが、映画としての出来はなかなかよかった。迫力ある城での防衛戦がシーンの多くを占めるため、観ていて飽きにくい。あの
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アルファ、殺しの権利(2018年製作の映画)

3.8

汚職警官と麻薬売人の日常と顛末。

あらすじも読んでいない状態で鑑賞。映画は前情報がなければないほど、良い作品に出会ったときの感動は大きい。ので、そのまま観たけれど、相変わらずの日本版パッケージのせい
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アンチグラビティ(2019年製作の映画)

4.5

開始早々、アート的な夢世界。

予告編や日本でのポスターや煽り文句では、バトルアクション映画的なものになっているが、メインはバトルではない。今作はハリウッド映画ではなくロシア映画なので、ハリウッド的な
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バス174(2002年製作の映画)

3.6

ブラジルの社会問題が多過ぎ山積み問題。

本作は『シティ・オブ・マッド』(原題の日本語訳『終着駅174』)で扱われたバス事件のドキュメンタリー映画で、監督が『エリート・スクワッド』シリーズのジョゼ・パ
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パッション(2004年製作の映画)

4.0

ナザレのイエス版『マーターズ』。

キリスト教について僕は造詣がなく、今作をあくまで映画としての評価となります、あしからず。前回『マーターズ』を観た際に、真っ先に今作を思い出したのでレンタルして観まし
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マーターズ(2007年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

胸糞映画ではなく、宗教映画なのでは。

全然違う系統の映画を検索していてたまたま今作をチェックし、Amazonプライムにあったので何の映画か全然知らない状態で鑑賞。とんでもない目に遭いました。流し見し
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シティ・オブ・マッド(2008年製作の映画)

3.5

あれ、ボッピの隊員で見かけた方が。

マイブームのブラジル映画を巡回中。購入後、本棚で眠っていた今作を初鑑賞したところ、まだ俳優の顔はちゃんと覚えてないけれど『エリート・スクワッド』でお馴染みの方が。
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エリート・スクワッド ブラジル特殊部隊BOPE(2010年製作の映画)

5.0

相変わらず人間の命がゴミのように軽い凄さ。

前作『エリート・スクワッド』からの二作目。前作では主に麻薬組織VS特殊部隊だったのが、対立軸はその腐敗構造(システム)そのものに。相変わらずなのは日本版パ
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エリート・スクワッド(2007年製作の映画)

5.0

ブラジル映画の衝撃が凄まじい。

ちょい前に『ケルベロス 紅の狼』でブラジル映画って良いなぁ、と思い久しぶりにブラジル映画を検索して良さげなのを見ていたら、今作シリーズを発見。脚本が『シティ・オブ・ゴ
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.5

4作目への前哨戦かな。

今シリーズで生まれたガンフー。その銃対銃のシーンは見ていてとても面白い。のだが、肉弾戦はさすがに無理があるなぁ。なんせ、『ザ・レイド』シリーズでの一作目と二作目のラスボス、ヤ
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ゴースト・エージェント/R.I.P.D.(2013年製作の映画)

3.8

悪霊版『メン・イン・ブラック』という説明で全て終わる。

この映画は最近作られたとは思えないほど、80年代や90年代のテイストのザ・ハリウッド印の娯楽作なので、その年代の映画だと思えば埋もれていた映画
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リベンジャー(2011年製作の映画)

3.5

往年のハリウッド映画のように、一人で全部解決しちゃいます主人公。

こういう系の主人公がいたら、警察などの治安組織は基本的に後処理係。映画が終わったあと、彼らが後片付けしてくれます、というちょっとした
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ケルベロス 紅の狼(2018年製作の映画)

4.6

ガスマスクが素敵なダークヒーロー。

ブラジルのコミック原作らしく、アメコミ的にいうならゴッサムシティで生まれたパニッシャーみたいな感じ。そこに目がぺかーと赤く光る謎のガスマスクというイカした風貌が最
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ガンヘッド(1989年製作の映画)

4.5

やっぱり、現物があると映画としての説得力が衰えない。

巨大ロボットと巨大ロボットがぶつかり合う。こんなSF映画を三十年前に作れたのか、昔の邦画は凄いな、とめちゃ感心致しました。特にガンヘッドの造形が
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ロボ・ジョックス(1990年製作の映画)

3.8

資本主義の悪いとこ濃縮還元映画。

今回初見。観た時期が悪かったのかもしれない。現在進行形でそれを体感しているご時世だからか、作中に出てくる自分勝手な人々、特に主人公側であるマーケット陣営による足の引
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KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

4.2

新しく語られた日本昔話。

先日、良質な日本昔話だったゲーム『天穂のサクナヒメ』をクリアしたので、同じように日本昔話的な今作はとても良かった。これが海外の監督なのだから、細かなところでは日本文化とは違
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ジェミニマン(2019年製作の映画)

2.5

ダブル「ウィル・スミス」ということで、吹き替え声優も江原さんと山寺さんという一度で二度美味しい的なダブルスミス配役にナイスと思いましたが、やっぱり残念どころとしてプロ声優以外がいて、それが延々といるも>>続きを読む

名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

4.6

これはいい、夢に見た世界だ。

自分が子供の頃に夢想した「ポケモンがいる世界」を映画で観られるなんて、最高だ。ファミリー映画としてとてもいい。やはり、実写化は海外で行えば成功率がかなり上がるようだ。
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インターステラー(2014年製作の映画)

5.0

「愛」は時間や空間を超えた座標である。

今作は『テネット』で描かれていたノーラン監督の時間に対する哲学、あるいは予定説の現代アップデート版と同じ理論でした。ノーラン監督がテネットとは違うところは、こ
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

5.0

意味のない会話だけなのに、飽きない不思議さ。

思い出したのは『ラバー』(超能力に目覚めたタイヤが怪電波で人を殺すというお茶目な映画。なお、プールに沈められたシーンなどは荘厳な静止画だった、例のあれ)
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