SUNSHOWERさんの映画レビュー・感想・評価 - 17ページ目

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ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

3.8

ここのところ、演出のレベルがあがって、リアリティを追求したホラーだったりアメコミだったりが出てきているわけだから、リアリティを追求したコメディと呼ばれるものがあってもいいかもしれない。前作『フレンチア>>続きを読む

三銃士(1948年製作の映画)

3.4

【シネマトゥデイさんの企画「金曜レイトショー」で鑑賞。毎週YouTubeにて名作映画1本無料で公開するという素敵な企画。いつもありがとうございます!】

金曜レイトショーさんのおかげで、だんだんこの時
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判決、ふたつの希望(2017年製作の映画)

3.9

Webで読んだインタビュー記事によると、この作品は、リベラル的なセリフはリベラルに近い脚本家が、保守的なセリフは保守に近い脚本家(監督自身)が、担当して仕上げたとのこと。それに、政治的なテーマは一切持>>続きを読む

心と体と(2017年製作の映画)

4.1

すばらしかった。いつも映画を観るときは30分ごとに区切って観るのだけど、毎回10分は過ぎてしまうほどのめり込んで観た。人の描写(鹿も)があまりにも繊細で、役者の印象はもちろん、目の動き、声のトーン、服>>続きを読む

ナチュラルウーマン(2017年製作の映画)

3.7

男性は心が弱くても、力に頼って生きていくことが可能だけど、女性は人に縋って生きるのではなければ、ただただ強くなるしかない。彼女は特にそうせざるを得なかったのだと思う。救われる映画ではないけど、力強く生>>続きを読む

若草物語(1949年製作の映画)

3.7

【シネマトゥデイさんの企画「金曜レイトショー」で鑑賞。毎週YouTubeにて名作映画1本無料で公開するという素敵な企画。いつもありがとうございます!】

自分が入れと言われたら嫌だけど、見ている分には
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シドニー・ホールの失踪(2017年製作の映画)

3.7

もったいないオバケが出ちゃうくらいもったいない作品だった。始まって2/3くらいは、めっちゃおもしろかった。知的なセリフ回しや文学的な構成が物語の謎を深め、先が知りたくて食い入るように観た。でもラストが>>続きを読む

ディザスター・アーティスト(2017年製作の映画)

3.4

そもそもジェームズ・フランコが好きじゃないせいか、最後の最後まで「変なしゃべり方をするジェームズ・フランコ」にしか見えなかった。エンドロールでは、オリジナルにここまで似せたぞ映像がドヤ顔で流れるのだけ>>続きを読む

ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方(2018年製作の映画)

3.7

#ビッグリトルファーム @fansvoicejp

あまりドキュメンタリーを観慣れていないので、スタンダードがわからないけど、ドキュメンタリーを感じさせないくらい撮影や編集が良くできた作品だった。スト
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初恋(2020年製作の映画)

3.6

転がり出したら、止まることなく一気に話が進んでいくので、飽きることなく最後まで楽しめた。ただ、物語が映画のセオリーどおりに死んだり、バレたりするので、なんだかアニメを観ているような感じだった。あと、ひ>>続きを読む

ラバーズ・アゲイン(2017年製作の映画)

3.8

演出・映像がとても良かったし、音楽の使い方がきれいだった。ただ、表面的に食いつきが悪そうなテーマ(熟年男女のドロドロ系ラブストーリー)や、観ていて引くぐらい不倫に執着する夫婦の設定とかが、日本公開しな>>続きを読む

カサブランカ(1942年製作の映画)

3.7

★★★シネマトゥデイさんの企画「金曜レイトショー」で鑑賞。毎週YouTubeにて名作映画1本無料で公開するという企画。素敵な企画をいつもありがとうございます!★★★


なんの予備知識もなく観たため、
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写真家 ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと(2012年製作の映画)

3.8

今週末に行く渋谷Bunkamuraの「永遠のソール・ライター」展の予習のために鑑賞。写真家としてというよりも、彼の根本的な人間性に迫ったドキュメンタリーだった。

かなり奇をてらった作風なのに、そこに
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アウトサイダーズ(2016年製作の映画)

3.7

おもしろかった。もう一捻り欲しかった気もするけど、実話を基にしているそうだからこんなもんでしょう。出演している全員の演技がそつなく良かったのも大きな見どころ。「あばれはっちゃく」的なわんぱく感あふれる>>続きを読む

エスケープ・ルーム(2019年製作の映画)

3.8

おもしろかった。事前情報が醸し出す絶対的な「そこそこ感」が嘘みたい。まず脚本が良かった。ギミックやキャラ設定、ストーリー展開、誰が生き残るか?から誰が仕組んだか?まで、きれいにそつなくびっしりまとめら>>続きを読む

チップス先生さようなら(1939年製作の映画)

3.8

★★★シネマトゥデイさんの企画「金曜レイトショー」で鑑賞。毎週YouTubeにて名作映画1本無料で公開するという企画。素敵な企画をいつもありがとうございます!★★★


正確には「チップス先生とチップ
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.7

小さなテレンス・マリック。宇宙規模まで広げて、結局家族愛でまとめるのも同じ。様々なところがあと一歩足りない気がしたけど、いろいろ考えさせられるきっかけになったのは良かった。救われてるのか、突き放してる>>続きを読む

グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇(2019年製作の映画)

3.2

ちょっと残念な感じ。こういう場合、原作はケラリーノさんなのか太宰なのかわからないけど、太宰の『グッドバイ』のファンの私からすると、かなり期待外れな仕上がりだった。これは成島監督の『八日目の蝉』と同じ。>>続きを読む

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

4.0

A24のなかでも上位にランクするくらいおもしろかった。たいてい貧困層を描く映画はひどい面をクローズアップしたものが多いけど、この作品は視点があくまで子供なので、限られた中で起こる楽しみや喜びがメインと>>続きを読む

紳士は金髪がお好き(1953年製作の映画)

3.7

★★★シネマトゥデイさんの企画「金曜レイトショー」で鑑賞。毎週YouTubeにて名作映画1本無料で公開するという企画。素敵な企画をいつもありがとうございます!★★★


以前金曜レイトショーで「ナイア
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ダンボ(2019年製作の映画)

3.6

アニメ版を踏襲しつつ、実写化しつつ、現代でも楽しめるようしつつ、アニメの倍の時間に延ばさなくちゃいけないわけだから、ちぐはぐな出来ではあったけど、がんばってた方だと思う。ただ、その分脚本ありきになって>>続きを読む

ダンボ(1941年製作の映画)

3.7

実写版を観る前の予習。結構楽しめた。本編とあまり関係のないピンク・エレファンツのシーンは、なにげにこの映画最大の見どころで、最大の盛り上がり。他にもマイノリティや当時の貧困を意図的に描いていたりと、な>>続きを読む

オリヴァ・ツイスト(1947年製作の映画)

3.6

★★★シネマトゥデイさんの企画「金曜レイトショー」で鑑賞。毎週YouTubeにて名作映画1本無料で公開するという企画。素敵な企画をいつもありがとうございます!★★★


ちょっと演出過剰なところと、「
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メリー・ポピンズ リターンズ(2018年製作の映画)

3.5

前作にくらべてコメディよりミュージカルのほうが強くなってしまったのが残念。前作は観ているだけで笑顔になっちゃう感じが良かった。監督はロブ・マーシャルじゃなく、もっとコメディ色の強い監督が良かったかも。>>続きを読む

メリー・ポピンズ(1964年製作の映画)

3.8

ミュージカルだけどコメディのほうが色濃いのが良かった。特に悪ふざけギリギリのユーモアのセンスがいい感じ。そして、この映画を一番魅力的にしているのがメリー・ポピンズやバートをはじめとする登場人物の人柄。>>続きを読む

グランド・ホテル(1932年製作の映画)

3.9

★★★シネマトゥデイさんの企画「金曜レイトショー」で鑑賞。毎週YouTubeにて名作映画1本無料で公開するという企画。素敵な企画をいつもありがとうございます!★★★


おそらく私が今まで観た映画の中
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巴里のアメリカ人(1951年製作の映画)

3.4

★★★シネマトゥデイさんの企画「金曜レイトショー」で鑑賞。毎週YouTubeにて名作映画1本無料で公開するという企画。素敵な企画をいつもありがとうございます!★★★


掴みどころのない映画だった。確
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

3.9

いやーおもしろかった。今後ずっとJJ様に付いて行きますというところ。確かに無理矢理すべてを回収し、決着をつけた感はあった。でも、前作で最悪だった「ジェダイのアベンジャーズ化」を上手いこと収集させてくれ>>続きを読む

男と女(1966年製作の映画)

4.0

『男と女 人生最良の日々』を観たための再鑑賞。なんべん観てもおもしろかった。映像や音楽がお洒落なのは言うまでもなく、それに加えて物語や感情描写がすばらしくよく描けているのがこの作品のすごいところ。先の>>続きを読む

男と女 人生最良の日々(2019年製作の映画)

3.7

映画の出来としての点数は3.7だけど、『男と女』という作品のファンの視点から観れば、4.5をつけてもいいくらい満足な作品だった。もちろん50年も経つのだから、映画自体の価値観や重みも変わっていて、あれ>>続きを読む

ラストレター(2020年製作の映画)

3.5

なんで日本人の監督だったり作家だったりする人は、歳を重ねると人を描けなくなるんだろう。人を描くというより、どこか他の作品で観たことのある描写をつなぎ合わせた感じになる。そして人を描けなくなると、決まっ>>続きを読む

mellow(2020年製作の映画)

4.0

ここのところの若手の男性監督は、女性を描くのが本当に上手くてほっとする。特に日本人の男性監督は、女性を描くのが下手な人が多いので殊の外そう思う。若い世代についてはいろいろ思うところあるけど、こういうこ>>続きを読む

スター・ウォーズ/フォースの覚醒(2015年製作の映画)

3.8

★時系列順に全編鑑賞中★

思っていたよりおもしろかった。前6作品に比べて、いろんな箇所で表現が豊かになったように思える。ストーリー、セリフ、カメラワーク、デザイン、キャラクター。すべてにおいて、過去
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.8

昨年の暮れあたり、『ジョーカー』のトッド・フィリップス監督の発言を発端に「コメディに不謹慎さは必要か否か」という論争が起こったようだけど、まさにこの作品は「笑えないところにこそ真のユーモアがある」と考>>続きを読む

風と共に去りぬ(1939年製作の映画)

4.0

★★★シネマトゥデイさんの企画「金曜レイトショー」で鑑賞。毎週YouTubeにて名作映画1本無料で公開するという企画。素敵な企画をいつもありがとうございます!★★★


作品を観たことのない人でも一度
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スター・ウォーズ/ジェダイの帰還 特別篇(1997年製作の映画)

3.7

★時系列順に全編鑑賞中★

アベンジャーズにしてもそうだけど、ストーリーの括りを観たという達成感や満足感が強すぎて、作品の出来はどうでもよくなっちゃう節がある。作品の出来から言えば、やっぱり前作のほう
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