すさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

静かなる男(1952年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

好きだったのは、おじさんたちがすぐ歌い出すところと、古き良きアイルランドの風景。
あとは古い映画らしい、時々映像が乱れて現れるピンクとか黄緑の円?も味がある。

70年前の男女はこれに憧れたのだろうか
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私をくいとめて(2020年製作の映画)

3.8

大九監督のこじらせ女子大好き…

いつの間にか妊娠してた友達に、「すぐおめでとうって言えなくてごめんね」のところとか、
仕事のできる同性の上司を心から歓迎できなくて「私ってクソだよね」のところとかは、
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バーレスク(2010年製作の映画)

2.8

高校生のときに観たハイスクールミュージカルがあんまりハマれなかったので、長らくミュージカル映画を進んで観てこなかったのだけど、最近好きな作品に歌って踊る系が多いことに気づいたので💃

もちろん歌とダン
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シカゴ(2002年製作の映画)

3.8

暗くてギラギラした世界観!
黒髪に血の赤、金髪にピンクのスリップ・青いドレス・黒い礼服、黒い肌に金の衣装、囚人たちの黒い影、夜の黒に赤いネオン。
最後に黒髪と金髪の2人が並んで踊るシーンは見惚れた〜
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隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

トラウマものだった…
「話をしてみれば、お互い1人の人間として分かり合える」っていう綺麗なオチかと思って安心してたら…
最後のシーンは見てられなくて顔を覆ってしまった。
そんな簡単な問題じゃないってこ
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ボンベイ・トーキーズ(2013年製作の映画)

3.0

インド映画100周年記念のオムニバス。
こんなインド映画もあるんだ!と思った。
すっきりハッピーエンドが定番だと思ってたけど、4つのお話はどれもちょっともやっとした余韻を残す感じの終わり方だった。
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シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム(2011年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

第一作よりスケールが大きくて好きだった!
実は1890年代にホームズが私利私欲にまみれた世界大戦を阻止したという設定。
舞台がロンドンにとどまらず、フランスに行ったりスイスに行ったり、ヨーロッパ中を巻
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シャーロック・ホームズ(2009年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

1890年のイギリスの雰囲気満点だけど、これぞハリウッド!なアクションが痛快〜!
大男が吹っ飛ぶとか、帽子だけ切れるとか。
伏線も黒魔術のカラクリも分かりやすく回収してくれて、ただただ楽しめた。

海でのはなし。(2006年製作の映画)

3.7

スピッツの曲のイメージをもとに作られたとあって、曲がBGMではなくむしろメイン。
主人公の名前さえ楓ちゃん。

曲の切り方がフェードアウトじゃなくて、ブチッと切ってたのはなんでだったのかな、と気になっ
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幸福(しあわせ)(1964年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

テレーズが死んでしまったのは、フランソワに原因があると考えるか、単なる偶然だと考えるか、どちらとも取れるような表現にしてあったと思う。
純粋さは残酷。
フランソワはテレーズの「あなたが幸せなら良いの」
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

スターウォーズが「宇宙を巻き込んだ家族喧嘩」なら、エヴァは「人類を巻き込んだお葬式」だったのかー?

この映画が大ヒットする日本ってやばいな、と思った。(良い意味で)
けど、初めて観る人にも優しくこれ
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(1954年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

「日日是好日」で、典子が「子どもの頃観ても全然分からなかったけど、最近もう一度観たらすごい映画だった」と言っていた映画。

終盤、ジェルソミーナがスープの味付けをしてあげてザンパノと一緒に食べる場面、
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PK(2014年製作の映画)

4.5

Three Idiotsの監督とアーミルカーンのタッグ再び、最高…!

宗教や性のタブーにがっつり切り込んでいて、こっちがハラハラしてしまうほど。
「恐怖ビジネス」と例えられる宗教や、「踊る車」!
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舟を編む(2013年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

まじめさんみたいな人、良いなあ…!
普段は奥さんにさえも丁寧語で話してるのに、辞書の完成前に先生が亡くなってしまって、「間に合わなかったよ…」って言ったシーンが印象的。

「恋」の語釈や「右」の説明の
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

人間は彫刻みたい、風景は絵画みたいな映画だった。

オリヴァーとエリオの服が印象的。
オリヴァーのラルフローレン、
エリオのラコステ。

白のショートパンツに白のコンバースハイカット。
2人が喧嘩した
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ほえる犬は噛まない(2000年製作の映画)

3.0

かわいいビジュアルによらず、残酷なシーンあるので苦手な人は注意…!見てられなくて早送りしたり目そむけたりしてしまったシーンがあって残念。

それでも、印象に残ってるシーン多数!

幾何学模様みたいなマ
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日日是好日(2018年製作の映画)

4.0

「『日日是好日』ってどういう意味?」

観てるとき横から聞かれて、私も典子が最初に答えたときと同じように「毎日が良い日ってことじゃない?」って答えてた。
どんな言葉も字面の意味だけなら、ネットで検索す
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.0

映像と色彩が素敵な映画〜と見せかけて、人間の欲!殺人(殺猫)!戦争!ファシズム!
劇中でアガサが作ってくれる、見た目すごく可愛いけど、中に工具が隠してあるケーキみたいな映画だった。
バタークリームたっ
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アフタースクール(2008年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

観るのは3回目くらいで、仕掛けが分かってるのに何度観てもおもしろい!
大泉洋演じる神野くんの絶妙な表情が2回目以降は違う意味を持ってくる…。
今回は、木村くんの淡い初恋と、ムロツヨシのナイスチョイ役(
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ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>(2015年製作の映画)

2.5

最後のかけ声、「カワバンガ!」を期待しちゃった。
"Turtle Power!!"って🐢😂

字幕メモ
Dimension=「次元」って忠実に訳してるんだけど、意味的にAnother dimensio
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鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

公開当時映画館で観たはずなのに内容すっかり忘れちゃってて再鑑賞。
大好きな「アフタースクール」の内田監督と堺雅人さんのタッグ。コメディ×ダマされる系。

胸のキュンキュンサイレンは30超えても壊れてな
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ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

誰が敵で誰が味方か分からない面白さと寂しさ!
宇宙船内のシーンがスリリングで楽しくて、ディズニーのスターツアーズ乗りたくなった。

個人的にはベケットおじさんが好きなので、死んだとき悲しかった…。
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リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

前半、「こんな怖い話だったの😂」と思ってたけど、それだけでは終わらない。

夫の浮気相手の彼氏を名乗る人が来たときのインターホンに映ってる顔がトラウマレベルで不気味で、悪夢の始まりを感じさせた。
後半
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もみの家(2019年製作の映画)

5.0

いろんなセリフやシーンが胸にぶっ刺さりすぎてしんどいほどだった…。
嫌なしんどさじゃなく、泣いたあとじんわり元気になるような。
人生順風満帆な人にはつまんないかもしれないけど、ちょっとでも生きづらさを
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アラジン(2019年製作の映画)

5.0

出だしからウィルスミスの歌うアラビアンナイトで鳥肌が…!
ホールニューワールドのシーンと、ジーニーが人間になるシーンでは泣きそうになった。ディズニーだから子供向け?と侮るべからず。
ジャスミン、芯が強
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熱砂の記憶 -ラガーン撮影記-(2004年製作の映画)

4.5

本編もだけど、こちらのメイキングのほうがむしろぐっときた…

インド映画でそれまでタブーだった、時代物・クリケット・方言の要素に全て挑戦している。

撮影のエキストラ1万人やスタッフ、セットの設営等に
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ミュータント・タートルズ(2014年製作の映画)

3.7

アメコミヒーローの好きなところはおもしろ要素。ミュータントタートルズはアクションかっこいい:面白い=3:7くらいで思ったより笑えた。
違和感のある日本語とか忍者要素も笑えちゃう。
「ハシ」っていう修行
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カランコエの花(2016年製作の映画)

2.0

先生たちの指導が安易すぎて、敢えてだとは分かってても終始フラストレーションが…

ナポリの隣人(2017年製作の映画)

3.5

頑固でちょっと変わり者。
自分のおじいちゃんを連想した。
「おじいちゃん好きか?」って台詞あったけど、私もよく聞かれたなあ。

人間の行動も人生も、何があるか分からない。
普通の家庭に起こった事件。良
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南極料理人(2009年製作の映画)

5.0

当たり前だと思ってた日常が当たり前じゃなくなった今にぴったりすぎて…!
いろんな楽しみが奪われても、ご飯が美味しくて楽しいと元気になる感じ。

同じ状況に置かれてもどう感じるかは人それぞれ。他人から見
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ラガーン(2001年製作の映画)

4.2

後半の半分くらいクリケットの試合シーンだけど、単なるスポ根を余裕で超えてきてる!

クリケットで年貢を賭けるなんていくらなんでもふざけすぎでは?干ばつで食べ物にも困ってるのに一日中クリケット…?と、ち
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地上の星たち(2007年製作の映画)

4.5

落ち着きがなくて読み書きが苦手なイシャーン。一度は人生に失望しかけたけど、半ば無理矢理入れられた寄宿学校での先生との出会いで自分らしさを開花させていく。

監督兼主演のアーミルカーンはもちろん最高なの
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リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

5.0

出てくる人が全員可愛いくってしょうがない!
寂しがりのダンシングボーイ、頑固者の炭坑夫のお父さん、ストライキのリーダーの兄、認知症のおばあちゃん、こっそり女装する親友…

「男がバレエなんて…」と戸惑
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アルジャーノンに花束を/まごころを君に(1968年製作の映画)

3.0

障害や科学との向き合い方を考えさせられる作品。

エヴァの「まごころを、きみに」を観て、原作の小説が自分的ワンオブザベストだったことを思い出して、鑑賞。
原作を読んだときは最後の一文に泣いたのだけど、
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