Taigaさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ノーカントリー(2007年製作の映画)

4.1

メキシカンマフィアの抗争現場に残されていた、血塗られた200万ドル。
偶然現場に居合わせた退役軍人のモスは、その大金を持ち去ってしまう。
200万ドルを回収する為、最恐の殺し屋、アントン・シガーが動き
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.8

「田舎娘と都会男のボーイミーツガール」
「恋人の危機を救うついでに世界を救う」

割と前シリーズと似通った構図ではあるのだが、南は宮崎、北は宮城。
全国津々浦々ロードムービーという新たなアプローチもあ
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レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)

3.3

この物語の主題が、信長と濃姫のラブロマンスという前情報を頭に入れてなかっただけに、"東映70周年記念作品、歴史超大作スペクタクル"という字面だけで、圧倒的な戦国絵巻を観せてもらえると思ったのだが、桶狭>>続きを読む

理由なき反抗(1955年製作の映画)

4.3

去り際のウインクが、真っ赤なジャケットの上で光る。
永遠の青春のアイコン、ジェームズ・ディーン。

『理由なき反抗』
そのタイトル通り、若者たちの出所の分からぬ鬱屈、行き場を失った怒り、親たちへの愛憎
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.7

コンビネーションミットを打つ音。
グローブが空を切る音。
全てを目で追うしか無い、耳の聞こえない彼女がボクシングに対して持つハンディキャップは、想像以上に大きい。
スポーツなら、他に幾らでも選択肢があ
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ブラックアダム(2022年製作の映画)

3.6

DC映画は方針が右往左往してるけど、今後どうなる⁉︎ ブラックアダム‼︎



紀元前2500年前。
民を脅かす独裁国家を打ち崩すと共に眠りについた、破壊神ブラックアダム。
そして現代、再び侵略者
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エクソシスト(1973年製作の映画)

3.8

※ブリッジして階段駆け降りるシーンは、DC版なのでご注意。



オカルトホラーの遺産的作品。
50年前の作品なので古典的だが、今観ても安定して面白い。

序盤30分くらいは登場人物のバックボーンなど
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天国から来たチャンピオン(1978年製作の映画)

3.6

「神は言っている、ここで死ぬ運命ではないと…」
全然大丈夫じゃない、問題アリ過ぎる、霊界案内人の職務怠慢。

本当は50年後に死ぬ運命だったはずのアメフト選手が、霊界案内人の大ミスによって、誤って天界
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ヘアスプレー(2007年製作の映画)

3.7

『ダンサー・イン・ザ・ダーク』の対義語的、底抜けに明るいミュージカル映画。

60年代のレトロポップなツイストダンスやファッションがステキ。

「肌の色や体型など気にせず、"ありのままの自分"を楽しめ
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ドラゴンボールZ 復活の「F」(2015年製作の映画)

3.4

最序盤だけど、フリーザ復活シーンがピークかな…。
ホルモンのけたたましいロックが流れ、フリーザが培養カプセルをブチ破って登場!そして、手下のスカウター軒並みブッ壊れていく…という一連の流れが本当にシビ
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バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー(2021年製作の映画)

3.7

"愛すべきバカ映画"

よくある様々なビッグタイトルの名シーンを切り貼りしただけの、欠伸が出るようなB級パロ映画とは異なり、「そうはならんやろ」の展開も多いが、うだつの上がらぬ俳優が大強盗と勘違いされ
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インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(1984年製作の映画)

3.9

ジョーンズ博士の助手の小学生低学年くらいのガキんちょが、魔宮の王子をボコボコにしてたシーンを幼き頃に観て、それが強烈に網膜に焼き付いていた。
多分金曜ロードショーとかで観たんだろう。

それ以外にも、
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ターミネーター2(1991年製作の映画)

4.3

2022年見納め。
皆様…、今年もお疲れ様でした…。

言わずと知れたSFアクション超大作の金字塔。

本当に30年以上前の作品⁉︎と驚いてしまう程の世界観。
旧型が新型と相対するという構図だけで燃え
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

4.0

もう映像美については多くの方が言及して尽くしているので、敢えて何も触れない。

この作品の何がネックって、その上映時間の長さなんよな。
今作新たに4人の息子たちが登場し、その一人一人のアイデンティティ
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仮⾯ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル(2022年製作の映画)

3.7

童心に帰って、「カッケ〜」っていう感想を持つだけの20代流"劇場版仮面ライダー"の楽しみ方。

劇場版の仮面ライダーに対して、元々ストーリーの濃さだとかは求めてないのが正直なところなので、ご都合主義的
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ターミネーター(1984年製作の映画)

3.8

SFアクションの金字塔。

一作目だと、冷酷無慈悲な追跡者として登場するT-800。
ヒロインを執拗に追ってくる様は、結構ホラー寄り。

続編に向けた伏線も張られているので、シリーズとして楽しみたい場
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ドラゴンボールZ 神と神(2013年製作の映画)

2.9

「スーパーサイヤ人ゴッドが誕生し、自身の前に強敵として立ち塞がる」という啓示を受けた、この世の破壊を司る破壊神は、更なる遊び相手を求めてサイヤ人の生き残りが住まう、地球に来襲する‼︎

破壊の神が気ま
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ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツ(2022年製作の映画)

4.0

ドラコ・マルフォイ役のトム・フェルトン氏はシリーズ総出演時間が約30分という短さで、約20億円ものギャラを貰っていたとのニュースが先日話題になっていた。

だが、出演時間とかそれ以前に、10年間役者と
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

2.5

世俗と切り離して作品そのものを注視したとしても、好きにはなれない。

婚約者の目前で、フラッと登場した昔の恋人に手を引かれて店を後にしておきながら、やっぱり私あの人じゃなきゃダメなのッて、お前一体何し
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チワワちゃん(2018年製作の映画)

3.5

トンでる若者たちの青春グラフティ。

岡崎体育の「MUSIC VIDEO」よろしく、色んな撮り方や映画のオマージュをパッチワークのように切り貼りして"合法的トビ方"をしながら、ちょくちょくアウトなこと
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.4

瞬間最高風速は今年一の傑作‼︎

今の今まで湘北と山王の試合結果さえ知らなかった原作未読の僕。

トリックスター、天才桜木の話は漫画本編でこれから追っていくとして…、今作は他の1人のメンバーにスポット
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マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ウェアウルフ・バイ・ナイト(2022年製作の映画)

2.5

怪物たちを打ち倒す力を持つブラッドストーンを巡り、モンスターの狩人たちが争奪戦を繰り広げるという話。
実はその狩人たちの中に、人狼が潜んでいて…。

というあらすじだとサスペンスの様に聞こえるが、ポス
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マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル(2022年製作の映画)

4.1

MCU2022の締めくくり。
エンタメ的な仕上がり面でも、今後に繋がる情報面でも、ガチガチに必見レベルの傑作。

宇宙犬コスモの本格参戦だったり、ガーディアンズが更に絆を深めた温かいストーリーだったり
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

3.8

ティ・チャラのリキャスト、ないしはVFXで顔を合成して出演させるという手段もあったが、彼を喪われてしまった者として受容れる姿勢を貫いたのは、とても良かった。

だが、"喪失と再生"というフェーズ4の作
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コマンドー(1985年製作の映画)

3.5

引退した最強のアーミーが、誘拐された娘を救出に暴れ回る、王道展開な脳筋版『96時間』
まぁ、こっちの方が先だけど。

娘を救う為には手段を選ばないばかりか、悪役まがいな犯罪行為を繰り返すので、クライム
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レイダース/失われたアーク《聖櫃》(1981年製作の映画)

4.3

"アクションアドベンチャー"の原点にして頂点。

OPの、アトラクションの様な古代遺跡のトラップを躱しながら、黄金の石像を掴み取るジョーンズ博士の一幕は、観客の心さえもハントする程に魅力溢れている。
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もっと超越した所へ。(2022年製作の映画)

3.5

かなり情緒不安定で、躁鬱激しい映画。

四人のクズ男に沼る四人の女性たちの群像劇なのだが、まぁ四者共にベクトルの異なるダメンズっぷりを魅せてくれる。
ポケモンのステータスみたいにハッキリとクズパラメー
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ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

3.6

人は守る物が在れば強くなれるッて、果たしてソレ全部嘘だったのか…?

初めての彼女とのささやかな幸せに微笑む岡田(濱田岳)の下に、森田剛演じる"無敵の人"森田(役名)が、死神のように纏わりつく…。
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ドラゴンボール 最強への道(1996年製作の映画)

3.5

孫悟空、始まりの物語を最新技術(1996年製)で描き出す…というテーマ。

少年期の悟空が人造人間8号と雪合戦してるシーン、和やか過ぎてナゾに涙出てくるぅ…。

変に発展途上であろうCGを使わず、全て
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RRR(2022年製作の映画)

4.5

"映画界最強のバルク"

英国植民地時代のインドを舞台に、ガンジーも黙らせる、ゴリゴリの武力行使アクション超大作!ここに降臨‼︎

英国軍によって誘拐された、同族の少女を救出せんと立ち上がる"最強の羊
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奇跡のシンフォニー(2007年製作の映画)

3.4

「チャーリーとチョコレート工場」で知られる、フレディ・ハイモアのファンタジードラマ。

音楽の才能を持つ孤独の少年エヴァンが、生き別れてしまった父母を、街が奏でている"音"に導かれ、再び絆を繋ぎ止める
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ドラゴンボールZ 龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる(1995年製作の映画)

3.3

前作で天界にいた悟空がしれっと生き返っていたので、魔人ブゥ編直後辺りかな。

スーパーサイヤ人3随一のフォトジェニック技、龍拳炸裂!
更にトランクスが如何にして背中に携えている勇者の剣を手にしたのかと
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悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

3.6

原題のセンス!
"テキサス皆殺しチェンソー"
ド直球過ぎる‼︎

ホラー×チェンソーの原点。
ジェイソンじゃねえ…、チェンソーはレザーフェイスじゃ…。
よく耳にするやり取り。

ラストシーンはホラー映
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アタック・オブ・ザ・キラートマト(1978年製作の映画)

1.5

※ホラーではなく、シュールコメディです。

殺人トマトが襲って来る‼︎っていうOPテーマがピーク。
トマトを地面に転がすだけで、トマトが人間を襲ってる‼︎って言い張るパワープレイ。
それ故、トマトが人
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ドラゴンボールZ 復活のフュージョン!!悟空とベジータ(1995年製作の映画)

3.7

"俺は悟空でもベジータでもない。俺は貴様を倒す者だ‼︎"
悟空、ベジータ登場。
そして最強のフュージョン形態、ゴジータ降臨。
カッコいい…、激アツ過ぎる…。

物語は悟飯、悟天らの住む現世パートと、死
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アバター:ジェームズ・キャメロン3Dリマスター(2022年製作の映画)

4.4

十数年越しの劇場鑑賞のチャンスを与えてくれた製作陣に感謝の意を噛み締めながら、MX4Dの座席に揺られて来ました。

ストーリー本質は様々な社会問題を提起しているものの、表層的には「先住民と侵略者の二項
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