ラストの画面は、映画史に残る1シーンでは。
役所広司が話しているのか、福山雅治が話しているのか、分からなくなってくる。
器のようなもの、という言葉を見事に映像で表現している。
裁判官との打ち合わせ>>続きを読む
菅田将暉が、やんちゃな拓児を好演。愛敬がある。
声音を次々に変えるところでは、さすがに怒られているが。
綾野剛も、陰のある青年になりきっている。
ハッパは、急げとせかすだけ。大きな事故につながりうる>>続きを読む
杉咲花が娘役を健気に好演。
その花ちゃんに対するイジメ、イヤですね~。
赤いリンゴを描くところに、青・黄・緑の絵の具を出す。
歩いてもらいたい時は、「歩こう」と言えば、歩けます。
左足を使わない、>>続きを読む
焼肉屋の4姉弟+幼馴染の日々。
大変なことがあっても、たくましく生きていく。
それにしても、イジメ、いやですね~。
大人数で、1人を取り囲む。
時生が最後に歩く道。
歯に囲まれているかのような道。>>続きを読む
マジックミラー越しのシーンが印象的。
片方が一方的に見て、書かれたテキストを提示するだけの関係性。
そこから、同じ場に存在し、自らの肉声で語り出そうとする。うつくしいシーンの1つ。
同様のシーンは、>>続きを読む
【憎しみの作法・テンプレートを超えて】
菅田将暉が熱演。
しかし、外野が試合やゴングを止めていいんでしょうか?
誰も止めないのなら、次の世代が止める必要があるのかもしれませんが。
"殺せ殺せー">>続きを読む
世之介みたいな空気を読まない天然キャラは、貴重では。
帰れと言われても帰らない。
食事中にキスをする。
先端デバイスに囲まれ、マニュアルがビルトインされた現代人に対するアンチテーゼでは。
カメラ>>続きを読む
アイドルが自殺して1年後。
オフ会に集ったファン5人。
和気あいあいと語らうはずが。
自殺の真相へと迫り始めて。。。
見守りとストーカーの境目はどこにあるのか。
「ラブレターはそのままに」。
どん>>続きを読む
菅田将暉の炎🔥
観ているだけで、暖がとれる。
他の監督たちは、凡庸な役を演じさせてばかり。
モッタイナイ/
上下5時間あるが、長いとは感じない。
まずは上巻から、観てみましょう/
--- 初>>続きを読む
スタイリッシュな映像と、コミカルなすれ違いのラブストーリー。
テーマソングの流れるあたりが良いですね。
部屋からこっそり声をかけるところなども、かわいらしい。
荻上直子監督、「かもめ食堂」から観たが、空気感は無くなった。
ふつうの日本映画のように感じられる。
描きたいスタイルが変わったのか。
小池栄子がいい演技をしている。
それにしても、手紙を検閲して処分>>続きを読む
モッくんがまわし姿になる、青春映画。
熱さに入り込まず、ゆるやかにユーモラスに描く。
「吉原アメリカンチアガール」
それを唱えると気分が上がるという言葉。
吉原はどうかと思いますが、面白い呪文ですね>>続きを読む
全編サビのアルバムを聴いているかのよう。
エネルギーに満ちている。
オープニングのタイトルから力が入っており、期待感が高まる。
序盤から力の入った演出が続く。
崖から飛び降りるなど、超人的な活躍(>>続きを読む
誰だ誰だ誰だ~
「科学忍法」だったのですね。
ガッチャマンの歌詞。
不思議な雰囲気のある映画です。
そこはかとなくユーモアがにじみ出て。
小物や家具もとてもおしゃれで、15年後の今観ても素>>続きを読む
チャレンジングな意欲作。
盗撮、かっこわるい。
あそこまで大っぴらにやってくれれば、潔い。
懺悔、どうなんでしょう。
毎日ネガティヴな上からの声を聞かせ続ける。
プラスにはならなさそう(^^;>>続きを読む
ばあちゃんがかっこいい。
最後にトイレに行くのも、ユーモアが効いています(^^)
音楽が一つのテーマになっていますね。
ばあちゃんの前で、赤い光の下、エアギターを奏でるリサ。
あくまでエア。音は出>>続きを読む
黒の子猫が面白い。
そこだけ写実的に映してはいけないかのような。
不幸の前触れとされているが、実体は小さいもの。
小物のウサギも同じ存在か。
耳と目に天使の羽。
失恋、スランプ、暴力事件とつながる>>続きを読む
蝉は7日で死ぬという。
八日目の蝉。
まだ死んでいない、うるさい蝉。
子供の誘拐。
子を奪われた実の親の哀しみはどれほどか。
「死ねばいい」、もよく分かる。
とはいえ4才まで育てた子供を取り返され>>続きを読む
高校の悪友2人組の青春。
挫折感が織り込み済みとなっている。
ボクシングの試合に勝つシーンを、ほとんど省略するところなどが印象的。
ところどころにユーモアもにじみ出る。
屋上からカカシを吊り下げる>>続きを読む
内田けんじ「鍵泥棒のメソッド」のリメイク。
オリジナルと並んで名作です。
オリジナルよりヒロインが可愛くなっており、ラブコメ要素もUp。
オリジナルを観た人も楽しめるでしょう。
役者の違いを味わ>>続きを読む
南米の革命家チェ・ゲバラの、若き日の旅。
ガエル・ガルシア・ベルナルが、革命家となる前の、24才の学生チェを爽やかに演じている。
オートバイで南米を旅し、ハンセン病の村に滞在する。
ハンセン病の村は>>続きを読む
美しい色使いの画面。
可愛らしい登場人物たち。
ちょっとシュールにコミカルに展開する。
中でもビデオを送り合うシーンが象徴的。
起きることを予め見越しておいて、ビデオメッセージを作っておくおじいちゃ>>続きを読む
引っ越した先が、旧い動物園だった家族。
飼育員たちと、開園にむけて奮闘するが。。。
熊のシーンが感動的。
人に対する野生、人工に対する自然。
短い映像で、見事に表現している。
人間もしっかり撮って>>続きを読む
2時間超だが、長さを感じない。
独房のシーンは壮絶。
それに対する、無言の海辺の集落が印象的。
貝を採り、胸のTatooを有力者に移す。
この静寂が、監督の撮りたかった世界では。
「俺はまだ生き>>続きを読む
視覚を乗っ取ることのできる、ANON=匿名。
五感を乗っ取り、無抵抗の相手に対して、至近距離から銃を放つ。
嫌悪感をもよおすシーンですが、繰り返し見せられていくうちに、FPSシューティングゲームの>>続きを読む
高評価ですが、お芝居を見ている感が強く、自分には入り込めませんでした。
守護天使が現れる演出は良いですね。
三船敏郎はしなやかな貫録がありますね。
白黒の画面から、生身の体温を感じます。
対する飛び道具使いが、小憎らしい(^^;
商家の倉を焼いたり、ウソをつき背後から撃ったり。
三船が、家の壁を壊し、天>>続きを読む
オリジナルのシドニー・ルメット版「12人の怒れる男たち」を観て下さい。大傑作です。
白黒ですが、気になりません。全く古さを感じさせません。
この作品「評決の行方」は、そのリメイク版です。
緊迫感、>>続きを読む
ペルシアの10万の軍勢を迎え撃つ、300人の戦士。
王ですらその声を聞かなくてはならない神官、エフォロイ。その声を無視して、戦いを挑む。
レオニダスが槍を投げるシーンが象徴的。
雨のように飛んでく>>続きを読む
音大生ドラマーと教師の対峙。
フレッチャーが、そこまでするかというほど、今時めずらしいパワハラ体質(^^;
そのフレッチャーの指揮を無視して叩き出すのが、痛快。
やや唐突感のある展開もあるが、ド>>続きを読む
軽快な音楽に乗った、軽妙な詐欺劇。
競馬の馬券売り場をまるごと偽造し、皆で演技してだます。
痛快です。
演技される側を描いた映画として、「トゥルーマンショー」もおすすめです。
J.J.エイブラムス監督。
「Super 8」がFilmarksの評価以上によかったので、こちらも鑑賞。
残念ながら、エンターテイメント性が薄れている。
製作からスピルバーグが抜けた影響か。
映画に>>続きを読む
「ローマの休日」のワイラー監督 & ヘプバーン主演。
しかし、風刺性に重心を置き過ぎて、物語としての面白さは半減。
同じ監督・主演コンビでも、ローマの休日とは大違い。
映画には脚本が重要だというこ>>続きを読む
「編集の教科書 第1位」
若者を、12人の陪審員が裁く。
人が人の人生を左右することのおそろしさ。
たった一室での会話劇だが、緊迫感のある脚本と演出で、見事なエンターテイメントに。
75才の、注>>続きを読む
老人に似た姿の宇宙人、E.T.。赤い光で通信する。
英語2文字。"It"=「あれ」のような響きがありますが、エリオット(Elliott)の最初と最後の文字でもありますね。
そのE.T.の持つ花は、な>>続きを読む