藤田武彦さんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

藤田武彦

藤田武彦

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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

3.2

ユージュアル・サスペクツ。
日常見られる容疑者。

船の炎上事件。
足の不自由な、唯一の生き残りが、謎の男カイザー・ソゼについて語り出す。。。

ラストで、あ~っ!そういうことだったの!、とカタルシス
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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

3.8

ジェーンとマジックミラー越しに話すシーンが印象的。

一方からは見えるが、他方からは見ることができない関係性。
トラヴィスの一方的な語りを聞いていると、観客も目をそらしたくなってきます。
男と女、年長
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L.A.コンフィデンシャル(1997年製作の映画)

3.1

L.A.コンフィデンシャル。
語られないL.A.。

ガイ・ピアースが好演。
冒頭の1カットから、イヤな奴を表現。

イヤな奴と言えば、女優のそっくりさんの娼婦を斡旋する男の名も、ピアス。
同種の男と
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運命じゃない人(2004年製作の映画)

4.0

やられた!そうきたか!

さすがカンヌ映画祭 脚本賞。

終盤は、そこまでするか?満腹感も。

登場人物たちが憎めないのも良いですね。

ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ(2001年製作の映画)

3.0

冒頭のアニメーションと、再会してからの変貌は、印象的。
Filmarksはだいぶ高評価ですね。

同じジョン・キャメロン・ミッチェル監督では、「パーティで女の子に話しかけるには」がおすすめです。

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夜に生きる(2015年製作の映画)

3.0

ベン・アフレックが脚本から主演、監督までつとめて作ったギャング映画。

デニス・ルヘイン原作の小説はハードボイルドの香りがあるが、
本作ではエル・ファニングの演説が山場。
スタッフロールでもベン・アフ
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SUPER 8/スーパーエイト(2011年製作の映画)

3.5

予想以上に楽しめた。
冒頭の列車事故のシーンは大迫力。そこから中だるみせず、一気に観れた。
キャラクターの感情につながりがあり、場面展開も自然。

ヒロイン役のエル・ファニングは、当時12才?とは思え
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ゴッホ~最期の手紙~(2017年製作の映画)

3.1

125人の画家の手による、6万枚の絵。
ゴッホの油絵の世界が、アニメーションとなって動き出す。

ゴッホはなぜ死んだのか?
親しい郵便局長の息子が、ゴッホの最後の足跡を探る。
会う人会う人話が異なり、
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レディ・バード(2017年製作の映画)

2.9

携帯電話を持たせてからの、お母さんの哀しみが印象的。
娘も、飲み過ぎて吐いてしまう。
夕陽のシーンも記憶に残る。

夕陽が印象的な映画としては、「THX-1138」もおすすめです。ジョージ・ルーカスの
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テルアビブ・オン・ファイア(2018年製作の映画)

3.1

Tel Aviv on Fire。
略すとTLV on Fire。Television on Fire。
テレビは燃えている。

脚本って、あんな風に何人もよってたかって書いているんですかね?
シナリ
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マッド・ガンズ(2014年製作の映画)

2.9

フレミング、イヤな奴ですね~
偽善性に満ち溢れている(^^;

フレミングというと、フレミングの法則、指を直角に向けた形を思い出しますが、こいつの指図する通りには動きたくないですね。
ああ言われたら、
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マレフィセント2(2019年製作の映画)

3.3

妖精の国で育ったオーロラ姫が、フィリップ王子と結婚へ。
しかし王が倒れ。。。

オルガンから射出される、妖精の花と鉄(Iron)を混ぜた爆弾、反則ですね(^^;

フェニックスのシーンは感動です。

ティーンスピリット(2018年製作の映画)

3.3

エル・ファニングの歌が上手い!

いつも偉そうに私をだまらせる
抑えつけないで
私のペースを乱さないで
私には必要ないから

傷つけたつもり?
何も聞こえないから

The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ(2017年製作の映画)

3.3

女学校に助けられた、傷を負った敵兵。

腕力を持たない集団が、何をやったか。

伍長の立場から観ると、コワさが浮かび上がります。


頬のぷっくりした子が可愛らしい。
同じく傷病兵と少女の交流を描いた
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アバウト・レイ 16歳の決断(2015年製作の映画)

3.1

原題はThree Generations。
おばあちゃんとの同居が隠れたテーマ。

おばあちゃんのニックネームはドードー。
絶滅する鳥のようですが、
独立した大人として付き合う関係が素敵です。

レイ
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彼女が目覚めるその日まで(2016年製作の映画)

4.2

多くの人に観てもらいたい良作。

新種の脳の病気にかかった主人公。

周りに症状を訴えても、まともに受け取ってもらえない孤独感がよく分かる。

双極性障害や統合失調症と診断されてしまうコワさ。

病気
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ザ・サークル(2017年製作の映画)

4.4

ラストまで目が離せない!

何でもシェアする現代社会を描きながら、エンターテイメントに仕上がっています。

SNSをやっている人も、そうでない人も必見の傑作!


トム・ハンクスが、先端トップはこうで
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ドニー・ダーコ(2001年製作の映画)

3.1

普通の高校生が、宇宙人の声が聞こえるようになって。。。

銀色のウサギ頭の宇宙人が微妙に不気味(^^

オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分(2013年製作の映画)

2.9

オープニングは期待をもたせる。
信号待ち。クラクションを受けて、一呼吸。ウインカーを右へ切り直す。

その後は、運転席の主人公の一人芝居。
試みは評価したいが、1時間半見続けるには単調すぎる。

主人
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ガルヴェストン(2018年製作の映画)

3.0

オープニングは雰囲気がある。
嵐の中、窓をたたきつける木の枝。

アクションかと思いきや、ドラマのよう。
しかしそれが、しっくりこない。

娼婦役でも清潔感のあるエル・ファニングを観るのが救い。

シドニー・ホールの失踪(2017年製作の映画)

3.0

作家の3つの時代を、時間軸を替えながら描く。

エレベーターのシーンは胸が詰まる。
閉塞感や息苦しさが迫ってくる。

エル・ファニングの美しさが救い。

トランボ ハリウッドに最も嫌われた男(2015年製作の映画)

3.0

不屈の脚本家トランボ。
ローマの休日の真の作者。

赤狩りを受けながらも、匿名で脚本を書き続ける。
そして、奴隷剣闘士の反乱を描く、大作スパルタカスを書き上げる。
(剣闘士役のカーク・ダグラスが子供の
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メアリーの総て(2017年製作の映画)

3.2

美術がしっかりしていて、その時代に入り込める。
登場人物は少な目だが、中だるみしない。

特に前半は物語の強度がある。
後半は、エキセントリックな人物が登場し、ややギクシャクするが。
エル・ファニング
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マレフィセント(2014年製作の映画)

3.6

映画としての力強さがある。
役者に演技させられている感がなく、自然にスムーズに物語に入っていける。

マレフィセント。
恋心を利用され、羽を奪われる。自由、力の源を失う。
怒り、ディアベルを遣い、様々
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架空OL日記(2020年製作の映画)

3.8

バカリズム原作のブログ小説の映画化。
脚本もバカリズム本人で、原作とは一味違う映画ならではの内容になっている。

青とオレンジのパステルカラー一色の、ファンタジックな画面。
色褪せた世界に、一体なぜこ
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アポロ13(1995年製作の映画)

3.1

前代未聞のトラブルから、地球への帰還を試みる宇宙飛行士たち。

トム・ハンクスが若い!いつも通りナイスガイ。
ケビン・ベーコンが、少しクセのあるクルーを好演。

打ち上げまでの葛藤をリアルに描き、宇宙
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トゥモロー・ワールド(2006年製作の映画)

3.0

子供の生まれなくなった世界で、赤子を身ごもった女性。
主人公と2人、組織からの逃避行へ。。。

テロリスト組織のトップ役が、キウェテル・イジョフォー。
裏表もあり、暴力性も発揮するのですが、彼が演じる
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怪物はささやく(2016年製作の映画)

3.2

怪物との出会いを通した、少年の成長譚。

お父さんは離婚し、お母さんも病気。
両親の不在。
代わりにおばあちゃんに引き取られるが、反発する気持ちもよく分かります。

怪物の語る、物語の世界も魅力的。
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パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

4.0

シュールでコミカルなボーイ・ミーツ・ガール。
のようでいて、それを超える映画史に残る作品。

オープニングからアップテンポ。
パンクに始まり、パンクに終わる。
「決められた青春。押しつけだ!」
「計画
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20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

3.2

母と息子と3人の下宿人。
ジェイミーが、まわりの影響を受けながら、自由で優しさをもちながら成長する。

ジュリーとアビー。
素敵な身近な異性から、直接人生の機微を教わります。

それに対してウィリアム
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.7

声だけを頼りに、犯人を追う警官。
そんな彼も、裁判を抱えている。
彼の罪は。。。

殺せるから殺してしまう。
静かにさせるために命をうばう。
どちらもGuilty。

部屋から表へ出る姿は清々しい。
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ロブスター(2015年製作の映画)

3.4

カップルにならないと動物にさせられてしまうというホテル。
独身者を狩りに森に入っていくと。。。

風刺の効いたブラック・コメディ調。
クセのある展開に、やみつきになりそうな味わいも。

犬のシーンは、
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ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

3.7

ラストのカットの力強さ。
いつまでも胸に残る。

それにしても、ジョージ・クルーニーがすご過ぎ。スーパーマンですな。
さすがにKr切れを起こしているが。
サンドラ・ブロックも、そこから逞しくなってくる
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