車イスの女性との恋。
私個人は、おばあちゃんの車イスしか押したことがありません。
若い女性が乗ると、どうなるんでしょう。
電車のシーンが印象的。
頭は普通の人とは違っても、身体は若い女性の肉体。
車>>続きを読む
オープニングから雰囲気がある。
ワイオミングの大自然を背に、2人が進む姿が美しい。
青が効果的。空と水の色。
赤と白の車が、青いブロークバック・マウンテンに入る。
フランス国旗のトリコロール、自由の>>続きを読む
「私も警官なの」
若い女性医師が明かすシーンが良い。
シリアスなサスペンスの中で、そこだけファンタジックな恋愛映画に変身する瞬間。
それはまた、誰もが2重のアイデンティティを持つという、現代人の哀>>続きを読む
幼馴染み3人組。1人が誘拐され、暴行を受ける。
そのカゲを引きずりながら、やがて家庭を持つ。
娘が殺され、3人の関係にも変化が。。。
抑えの効いた演出のもと、静かに物語が展開する。
緊張感が保たれ、>>続きを読む
田中邦衛の怒りが印象的。
好意を持った女性に、好意を伝える言葉が、なぜか他人である同僚の口から聞かされる。
イヤですね~。
半分似たような経験をしたことがあります。
好意を持ち合っていた女性に、「好>>続きを読む
叔父がいい味だしている。
判断が決まったところで、刑事コロンボのように、どうでもよい茶々を入れに来る。。。
いますよね、こういう人って(^^
棺桶にクギを打つシーンが印象的。
めり込むほどに打ち込む>>続きを読む
【"言葉"に対するアンチテーゼ】
主役2人が一言も言葉を発しないという、斬新な映画。
それでも、女の子の想いがピュアに伝わってくる。
また、外野から石や言葉を投げつけられても、気にせず胸を張って歩>>続きを読む
官軍の長髪の2人が印象的。
黒髪と白髪。女性性と老人性を象徴か。
生身で刀で立ち向かう人物に対して、鉄砲を雨あられと浴びせる姿。
佐藤浩市も見逃せない。
斉藤一をダンディに演じ切っている。
ただ>>続きを読む
【"言葉"に対するアンチテーゼ】
「それでいいでねえか!」
耳が聞こえず、口がきけない娘を弁護する哲夫。
激しい肉体労働で稼いでいる。
父は、歌を歌い、音楽で息子に気持ちを伝える。
その直後、義>>続きを読む
忠臣蔵と四谷怪談を合体。
一体どんな話になるのかと思ったら、なるほど、と納得。
それにしても、仇の吉良上野介の家臣、イヤらしいですね~。
娘や金を使い、主人公を取り込む。
真の敵とは別の相手を攻撃さ>>続きを読む
石を放り投げるシーンが印象的。
「この石で私の棺桶のクギを打ってちょうだい」、という遺志。遺志を放り投げたい。
遺志 = 午後の遺言状。日没前、まだ早い。遺言状は不要なのではないか。
このシーンが>>続きを読む
この映画、たくさん銃を撃ちますが、いずれもヤクザから取った銃なんですね。
ヤクザ = 暴力性の象徴。
それに対し、自分からは攻撃せず、相手のやり方で撃つ。
海辺でたこを揚げようとする女の子。口を矯>>続きを読む
「私の頭にはムシが居るの。。。」
こめかみを指して言う中条あやみ。
ムシを取り除いた先生の導きで、主人公以外の男と結婚しそうになるが。。。
オープニングの、2Dアニメが現実に侵入してガイドするあたり>>続きを読む
アパートの一室でホルモンを下ごしらえする男。
奇特な面々が入れ替わり現れる。
その中の一人、美しい女性と親しくなり。。。
閉塞感に満ちた中、メタファーにあふれる物語が進む。
終盤、一転して山に出るが>>続きを読む
【温かい空気の下、重層的なイメージで現代の問題を描いた名作】
イメージが豊富で、重層的な意味をはらみながら物語が進む。
例えば、うなぎ。
1人で話を聞いてくれる相手でもあり、ガラス張りの箱の中に棲む>>続きを読む
妻を殺してしまった元警官。
空白の2日間、何をしていたのか...?
ドラマを駆動する中心となるポイントだが、明かされる動機に説得力がない。
動機に目をつぶったとしても、ドラマを反転させる材料になり得>>続きを読む
【誰?】
聞き覚えのある、分かったような声がする。
そちらを振り向くと、誰も居ない。。。
こんな経験、ありますよね?
映画では、応援している人たちなんです。
「明るく素直に美しく!」
そんな応援な>>続きを読む
【妻と2人、旅する浪人の処世術】
剣の達人だが、自らは剣を抜かない姿が面白い。
屋外で、樹々の合間に身を置き、無言で素振りし気を整える。
怒声を発することはなく、気に応じてノドが揺れるのみ。
宮崎美>>続きを読む
「おとさん、おとさん」
と頼られる鉄道員。地域のレールを管理する。
娘が死んでも泣かない、感情を露わにしない、仕事人。
そこに、亡き妻そっくりの娘が現れる。
人形に重なる赤色が繰り返し使われる。
赤>>続きを読む
竹光と聞いて、切りかかってくる。
この気持ち、分かります。
偽物って、イヤですよね~。
以前、好意を持ち合っていた女性がいました。
会社の中で、その女性に関するウワサが聞こえてきます。ウシオ電機とい>>続きを読む
映像はうつくしい。
厳選された美術に、明暗のコントラストがきいた、"300調"の画面。
映画「300」。
300人の兵で、10万の軍勢に立ち向かった人たち。そこから国民全体の戦いがはじまる。
大勢や>>続きを読む
描かれる組合つぶしが、面白い。
人事権による脅し、従業員どうしを競わせる、異性コンパニオンを使った接待、など。
裏金作りも、他の映画ではあまり描かれず、興味深い。
水増し発注など、似たようなことが行わ>>続きを読む
個人の意志を強制する、全体主義のおそろしさが希薄。
全体的にさわやかに描かれているが、苦みが描かれていないため、重みが感じられない。
また、死ぬなという怒りのメッセージはあるが、戦争映画としての意味だ>>続きを読む
【現代の神話】
実在の事件をもとにしたというが、普遍的な内容となっており、神話の趣すらある。
物語がしっかりしており、役者も体当たりの演技。
特に、でんでんがスゴい。
温かい親しみのある声と、居丈>>続きを読む
渋谷と福島を舞台に、二重生活を送る現代人を描く。
渋谷で「デリヘル」に入るシーンが迫力がある。
全裸になり、「働きます」。
今後、指示に従うことの重みが感じられる。
自宅では、カメラがピッタリと張>>続きを読む
戦死した戦友のハガキを、遺された妻に渡しに行くと。。。
良い意味で、紙芝居のような演出が印象的。
"紙"をめくって、"芝居"を見せられているかのような。
物語の筋が通っており、役者の演技も血が通っ>>続きを読む
剱岳を初登頂すべく、陸軍測量部が挑む。
大自然の猛威。
雪崩には、年長者をやり込める若者も巻き込まれる。
先端装備で固めた日本山岳会からは、一方的な対抗心を向けられる。
そんな中、支える妻、宮崎あ>>続きを読む
【映画史に残る1シーン】
ユウレイとなったニシノユキヒコが、少女みなみの口を借りて語りかける。
ニシノユキヒコが語り、1テンポ遅れてみなみが声に出す。
身体はそこになくても、思いは残り、通じる。>>続きを読む
オープニングは雰囲気がある。
本屋でアルバイトしている男と女。
女 「いつも何してるの?」
男 「本屋でアルバイトしているだけ」
知っているはずのことを聞く妙な会話。
まるで、誰か他の人が聞いてい>>続きを読む
オープニングのアップテンポでコミカルな路線が良い。
朝の通学。ゴミ袋をあさるカラス。なぜか開かない改札。押し寄せる群衆。露出狂の変態男。それらをけなげに乗り越えていく主人公。
映画のスタンスが分かり>>続きを読む
亮平と結婚間近な朝子。
似たタイプの元カレが戻ってきて。。。
誰も居ない海辺。
2人で気兼ねなく話せるはずだが、テクノロジーで護岸され、引き返す。
「お前を一生信じられない」
戻ってきた朝子に対す>>続きを読む
後半のヒマラヤ山脈に入り、映画の視界がひらける。
無言で羊を誘導する羊飼いの老人。
電気は通っているが、まだローテクの木造の家。
日本と共通する点もあるが、旧き良き時代がまだ残っている。
エンドロ>>続きを読む
Filmarksの評価より面白い。
現代のミステリと、過去の秘められた恋とが交差する。
ライトノベル原作だが、大人も楽しめる映画となっている。
2つの小説がカギを握っている。
①「切通坂」
両側に崖>>続きを読む
「かもめ食堂」のようなほっこりとした映画として始まりながら、徐々にざらついた空気が混じり出す。
その正体は何か。実は、この映画で服は、強権性の象徴でもあります。それを示すシーンが幾つかあります。>>続きを読む
川辺でだべっているだけだが、不思議と成り立っている。
何も起きない展開で、ドラマを成立させるために必要な大きなリアクション。
それも、菅田将暉が演じると、そこに瀬戸君が居るかのように自然に映る。
ただ>>続きを読む
"仕事"やめても、死なないんですよね。
「ちょっと今から"仕事"しようか」
「この子らと鬼ごっこや」
浮かぶタイトル、「ちょっと今から仕事やめてくる」
これ、やめるのが仕事なのか、"鬼ごっこ"なの>>続きを読む