寿司さんの映画レビュー・感想・評価

寿司

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すべてうまくいきますように(2021年製作の映画)

4.1

ドキュメンタリーのようなとてもリアリティのある映画。欧州とは死生観が異なる日本人からすると異様に感じられてしまう台詞やシーンもあるが、登場人物達の様子を見ていると「人の最期に向き合うってこういうもんだ>>続きを読む

Mommy/マミー(2014年製作の映画)

3.7

監督の演出がキレッキレ。秀逸な音楽の使い方や、親子2人の未来への希望や感情を画角で表現する画面作り等、ドラン監督の類稀な才能が遺憾無く発揮されている。特に終盤のダイアンがスティーヴの「起こりえた明るい>>続きを読む

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.0

「島」という閉鎖的な空間の中で、「自分の人生はこのままで良いのか」という疑問を抱いてしまった人々が、いかに周囲の人間と向き合うかを淡々と描いていく。作品全体を通して何となく死の匂いが漂っているのは、登>>続きを読む

ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還(2003年製作の映画)

4.1

自分に課せられた宿命や使命、責務に対してどう向き合うかというテーマをシリーズを通して描いているのだと思う。
指輪を託されたフロド、そのフロドを助ける役割を任されたサム、王の末裔として戦いに身を投じるア
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エンドロールのつづき(2021年製作の映画)

3.5

映画に対する想いはとてもよく伝わる映画だった。
主人公サマイと映画館の映写室に勤めるファザルの友情や、サマイと父親の関係、ファザルと友達たちの少年時代等、色々と言及したいトピックが多いせいか、なんとな
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

4.0

真実が暴かれたり記事が出されたりするまでの過程がサスペンスのような緊迫感に満ちており、MeTooを扱った社会派の映画としてはもちろん、エンタメ作品としても普通に楽しめる良作。また、「真実を暴こうとする>>続きを読む

非常宣言(2020年製作の映画)

3.8

演出はとてもしっかりしてる。場面転換が多くても混乱しないわかりやすい脚本でもある。作品としての完成度はとても高い。
ただ、政府の対応の部分に詰めの甘さを感じてしまったのと、エピローグをもう少ししっかり
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ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔(2002年製作の映画)

3.9

希望的・絶望的両方の要素がストーリーに盛り込まれていて、盛り上がってきた感じがした。

スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

3.8

ストーリーはよくできてる。
個人的に作画がいまいち肌に合わなかったので、よくできた脚本の割に上手く熱を持てなかったんだと思う。

ロード・オブ・ザ・リング(2001年製作の映画)

4.1

物語全体のファンタジーな世界観や、主人公の少年の成長する姿、「過酷な運命を背負わされた者がどう生きていくか」というテーマ等、個人的に好きな要素がたくさんある映画で、とても気に入った。
ただ、長いストー
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風が吹くまま(1999年製作の映画)

4.5

人の生き死にの重みを忘れてしまった人間の、人生観の再構築がテーマの作品だと思う。
主人公は、都会のメディアで働き、車も携帯もある恵まれた人物だが、取材で来た村で人の生死をビジネスの一環としか捉えていな
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オリーブの林をぬけて(1994年製作の映画)

4.0

1人の男の失恋を、ここまで優しく温かく描いた作品はあまり無いのではないかと思う。「そして人生は続く」の撮影というメタファーの設定になってはいるが、村で生きる人々へのキアロスタミ監督の温かい視線が感じら>>続きを読む

ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

4.0

スコセッシ監督らしいカメラワークやディカプリオの演技、脚本はとても素晴らしいのだが、途中から登場人物たちの行動がワンパターンで少しくどく感じてしまった。

インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(2008年製作の映画)

3.4

ただでさえ冒険に出る経緯や遺跡の背景の話が複雑なのに、人間関係のゴタゴタや地球外生命体の登場などの要素も加わって、情報が処理しきれない作品になってしまったように思う。
ドタバタな感じは相変わらず面白い
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インディ・ジョーンズ/最後の聖戦(1989年製作の映画)

3.8

ハリソン・フォードとショーン・コネリーの掛け合いがとにかく面白かった。
インディアナ・ジョーンズの少年時代や、父に対する思いみたいな個人的な部分が描かれていて、物語としてとてもよくできていると思う。

インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(1984年製作の映画)

3.3

最初の物語の展開の仕方が唐突すぎて、最後まで乗れなかった感じ。
考古学的な要素や、ストーリーのハラハラ感みたいなのが他のシリーズ作品よりも少なかったのも残念。

ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

4.2

シュールな世界観、癖の強い絵、独特なキャラクター造形に観れば観るほどハマっていってしまい、ずっと観ていられそうな気がしてくる。
チェコスロバキアとフランスの合作とのことだが、物語は社会主義批判のような
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

3.9

前半は物語や状況の説明が多い為に少しダレた印象を受けたが、後半からの水の映像美や独特な世界観がとてつもなく面白く、観終わった時には大きな満足感を感じていた。映画館で観るべき作品。

あのこと(2021年製作の映画)

4.0

アンヌの焦燥や苦悩、悲痛が追体験できるような構成・画面になっていて、観ててとてもキツい映画だった。

暗殺のオペラ(1970年製作の映画)

3.8

綺麗な画面作りや、60年代の名残がある感じの独特な演出は面白かった。
英雄と見做されている男が本当のところはどうだったのか、英雄はいかにして作り上げられるのかといったテーマを扱っているのは面白かったが
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ブラックアダム(2022年製作の映画)

3.8

今までのヒーロー映画にあまりない切り口が面白かった。
正義と秩序を貫かんとする従来のヒーローとしてのJSAと、民衆が真に求める自由を理解するアンチヒーローとしてのブラックアダムの対比が良く効いた脚本だ
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

3.6

暴力が更に次の暴力を招いていくという話が盛り込まれていたので、川が山から海へと流れていくように、人間も一連の因果の中で生きているということがテーマなのではないかと感じた。
観ているだけで過酷さを感じさ
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her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

3.2

物語の設定が特徴的な割に展開に起伏が少ないので長く感じてしまった。

ダンス・ウィズ・ウルブズ(1990年製作の映画)

4.2

アカデミー賞作品賞も納得の出来栄え。
美しい雄大な自然を背景に白人とインディアンの心の交流が描かれているのだが、両者がお互いを理解していく過程がかなり入念に映し出されていて、作品へのツッコミどころや違
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.9

演出や作画のクオリティはめちゃくちゃ高いと思う。ストーリーも丁寧に練られた印象。
ただすずめの成長譚がこの映画の軸なのであれば、草太やおばさんの視点は入れずに、もう少しすずめ個人にフォーカスした話だっ
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

3.7

ブラックパンサーの続編としては素晴らしい作品だと思う。突然王がいなくなってしまったことによる影響や、残された者達の混乱と再生の過程はとてもよく描かれており、ワカンダという国のたくましさを強く感じること>>続きを読む

少年と自転車(2011年製作の映画)

4.5

貧困により父親に育児放棄された少年の再生の物語だと思っている。

少年にとって父とのつながりを感じられる唯一の物である自転車が、捨てられた側の呪縛となってしまっているのが印象深い。自転車がきっかけで少
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キッド(1921年製作の映画)

4.5

映画の「原点」を観た感じ。
たった50分くらいの間にディケンズのような波瀾万丈な物語や、笑いと悲しみという人間の心の機微、社会問題などを盛り込んでいて、映画というメディアの表現の可能性を強く感じられる
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サニーサイド(1919年製作の映画)

3.6

人が滑稽に動くだけでこんなにも面白いのかということを改めて認識させられた。

ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)

3.8

丁寧に作られた映画だと思う。
鬼軍曹の心理の変化や物語の結末は割と容易に想像できてしまう脚本だが、画面作りや役者の気持ちの表現等がしっかりと演出されているので、最後まで作品に没入して鑑賞することがてき
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ヘルドッグス(2022年製作の映画)

3.3

アクションシーンはすごい。岡田准一の体術は流石の一言。

掘り下げれば面白そうなテーマや設定を扱っているのに、展開を何個も仕掛けたり、物語を早く動かす為に役者に早口で喋らせて結局何を言ってるか分かりづ
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RRR(2022年製作の映画)

4.8

少年ジャンプの漫画のような熱い展開、聴くたびに気持ちが揺さぶれる楽曲群、ハリウッド顔負けのド派手なアクション、そして観終わった後の爽快感。エンタメの極地だと思いました。

家族の肖像(1974年製作の映画)

3.8

その人が過去集積した物が置かれたり、生活様式が染み付いたりしている「家」というのが、今作では老教授の人生のメタファーとなっている。
教授の価値観が反映された家に、全く新しい価値観を持つ現代の若者たちが
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.6

登場人物が多い上に設定が少し込み入っているので、作品に没頭するのに時間がかかる。しかし一度流れに乗れば頭を空っぽにして楽しめるようになっていて、最終的にはハリウッドのエンタメ映画を観たという満足感を感>>続きを読む

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