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怪物だ。
静かに蛾のように、僕の心もオリヴァーの擬態に騙され切っていたよ。
バリーコーガンは作品に混沌をもたらす稀有な存在。
なんか最近金持ちをあからさまに笑い物にする作品増えたよな。
ハッピーエンド至上主義なので無闇にキャラクターが殺されるのは好きでないけどちょっと今作は場当たりとご都合主義が過ぎて緊張感に欠ける。
DC作品の中では鬱展開が無く気楽に派手な映像やアクションを楽しめる>>続きを読む
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衝撃的。
北朝鮮という国について日本人はある程度共通したイメージを持つことができるだろう。ただその解像度は決して鮮明ではなくてあくまでも“独裁”や“監視社会”“洗脳”といったキーワードからイメージして>>続きを読む
これは隠れた名作。
この手のアメリカンサクセスストーリーは才能の発覚、成功と慢心からの挫折、そして再起。ほとんどの作品がこの構成に乗っかっている。この作品もそれをほぼ踏襲してるんだけど、その一つ一つ>>続きを読む
バータータウンに戻った動機はなんなんだ?マスターという知恵者を得て文明を作りたかったの?よくわかんねえ。
アウンティがマスターを取り戻そうとしたのはそういう理由だよな。あれだけ必死に追いかけた割に取り>>続きを読む
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原作ファンなので実写化には少なからず斜に構えて臨んでしまう。
和山やまのつくる笑いって独特。ガツンとボケてくるというよりは人が笑いに対して作ってる無意識の壁、その間隙を抜いてくるような間と空気感による>>続きを読む
勝手に思い描いてたマッドマックスの世界観ってこれなんだよな、というか北斗の拳の世界観が日本人には刻み込まれているわけで。
北斗の拳連載よりもこちらの方が2年ほど前ということで本家はマッドマックスのほ>>続きを読む
マックスもジェシーも何から何まで迂闊。
マックスに狂気は足りないし復讐もそんな果たし方でいいんかって感じ。
なんで暴走族の人たちこんな風に育っちゃったんだろ。
どこやらで見かけたら批評だけどステイサムの作品は彼の俳優パワーに頼り切りで脚本が貧弱ってまさしくだな。
鑑賞側もいつものステイサムだからこれでいいって具合に麻痺してたけどステイサムは割食ってるよな。自>>続きを読む
シュールで個性的であるんだけど、それでいてまるで『ローマの休日』や『カサブランカ』『或る夜の出来事』を見ているようなベタでピュアで汚れを見ない50年代のラブストーリー作品を見てる感覚もあったり。
ほ>>続きを読む
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昨年末に公開されて色んな人の年間ベスト入りしているという評判に惹かれて鑑賞。
多分自分と相性のいい作品ではないんだろうな。言語化できないけどイニシェリンとかEOを見た時と似た感覚。
好きな人は仄かな温>>続きを読む
純度の高い人間になればなるほど混じり気の多い現代社会の水に混じりきれずに浮いてしまうんだよな。
その上剥き身の卵みたいに真っさらだから不純物に対して無防備で傷つきやすくて、痛々しくて。
5秒に一回、>>続きを読む
最高の映画初めだったなあ。
大好きな映画だけどスクリーンで見るのは初めて。
オレンジの悲壮も、ブロンドのダンスも、ホワイトの情愛も何倍にも増して沁みた。
やっぱ映画はスクリーンで見る物だな。好きで何>>続きを読む
CIAのスパイであるトムを巡る三つ巴、四つ巴の構造はそれぞれの民族や宗教、欧米を交えた利権などひとつになれない中東情勢の縮図のようでこの作品のメッセージもそこにあったのは伝わった。
イスマイルとモーの>>続きを読む
なんか文学的な作品。純文学。
それで結論はどうなのってなるけどそういうのを味わうものなのかな。どうなんでしょう。正直ようわからんかった。
自分が非恋愛体質なもので最後の優ニとほぼおんなじ、登場人物なん>>続きを読む
無口、セリフもほとんどない。さして大きな事件も起きなければ、明確に彼の過去が明かされるでもない。
毎朝、住まいの目の前にある寺社を履く竹箒の音で目覚め、身支度を整える。決まった順序で毎日。家から出る時>>続きを読む
14年間も愛情で育ててきたから憎しみの注意が伝わらなかった。
結末を知っていたからお調子者で注意を聞かないボーの姿にやきもきしたけどそうだよね、彼は何も悪くない子供が子供らしく無邪気であっただけ...>>続きを読む
エッジ効きすぎだろ。
メインテーマのカニバリズムだけでも禁忌だっていうのにアッラーフアクバル!って叫んでイスラム過激派のフリをするとかちょっとヤバ過ぎて若干引いちゃった。
殺し屋アクション×家族再生ロードムービー
人物を深く掘り下げもしないし、アクションもだいぶ薄味。このテーマがどっちも中途半端でシナジーがなかった。
逆にいえばかなり軽い口当たりの作品で何も考えないでも>>続きを読む
ワンシチュエーション物すっきゃ。
どうあったって絵は動かないんだから脚本・演出の工夫が必要だからな。
粗さは結構目立つけど展開は早くて広がりもあってエンタメとしては十二分に楽しめた。
SNS使うくだ>>続きを読む
所謂黒孩子か。福祉の網からこぼれ落ちる人に焦点を当てて、その無情さが克明に描かれていた。それをなし得てるのは杉咲花の演技だよなあ。市子にある厭世的な雰囲気と魔性の同居、凄まじかった。
ミステリー仕立て>>続きを読む
正直チャーリーとチョコレート工場は中学生以来見てないからあんまり覚えてないんだよな。
当時の自分にはさして刺さらなかったけど、ティモシーシャラメのウィリーウォンカを見てみたくて鑑賞。
彼のキャスティン>>続きを読む
現代のペース&スペースバスケを作り上げた稀代のゲームチェンジャー。
でもレブロンみたいにずっとエリートコースを歩んできたわけじゃないんだよな。
サイズも身体能力も平均以下。
バスケットそのものを変えて>>続きを読む
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肝心のミステリー部分があまり擬態できてないのは致命的で「騙された!!」っていう気持ちよさはなかった。
でも登場人物の視点を変えて時系列を組み替えてっていう構成は王道ながらめっちゃおもろい。道尾秀介の『>>続きを読む
子供もワクワク楽しめるみたいなこういう映画久々に見たな。
現代版クリスマスキャロルって触れ込みだったけど僕はクリスマスキャロルのストーリーを知らないんだった。
appletvの字幕って話者が誰か出てく>>続きを読む
なんかすんごい好き。
説明できる語彙を持たない。
音楽とか映像とかキャラクター作りとか世界観とかいろんなものが少しずつチクチクと琴線に触れてきた。
最近アジア系の薄顔女の子のエスパー流行ってんな。>>続きを読む
アクションコメディと割り切るには笑いどころがなく、スパイアクションととるには緊張感が足りず...どっちつかずな作品。
肩肘張らずに見られるけど見た後に残るものもさしてない。
アナデアルマスがとにかく可>>続きを読む
なんとも複雑な形容し難い気持ちになるな。
自分にとってのメリットなんてない。ただ残される家族がその事実を知らずにまたその先を過ごすための選択。
選択肢があるということが残酷だ。
引き継ぎのタイムラグ>>続きを読む
太陽フレアでオゾン層が破壊されて危険な紫外線に晒されたそんな近未来の世界が舞台。
至る所で危険な自然災害が起こり、世界に残された物資も乏しく、僅かに生き残った人類は荒み信用ができない。
主人公のフィン>>続きを読む
法廷のシーンでスカッとするカタルシスを得られるかと思ったら期待通りには行かなかったな。でもユーニスが言った通り「誰かが変化をもたらすために今こそ明るい光を当てるべき」
彼らの件が人種による住宅差別の問>>続きを読む
ご都合主義は所々感じるけどしっかり感動させられる。
フローラはビッチで奔放で、親としてどうしようもない部分もあって最初は感情移入に難儀した。実直なジェフとのやりとりも彼女がどうリアクションを取るものか>>続きを読む
短尺ながら戦場描写の密度がすごい。
永遠と繰り返される報告から現場の緊張感がひしと伝わってくる。
群狼作戦って言ってたけど本当その通り、一隻撃沈して普通ならここで万歳かなってとこから次々に襲撃されるん>>続きを読む
おもしれえ。
テトリスの権利を巡る商談バトル。
に終わらない。崩壊直前のソ連が舞台というのがよかったね。
西側の常識は全く通用しないし、ソ連政府内部も一枚岩ではなく終わりゆく連邦に忠誠を誓うものもいれ>>続きを読む
かなり好き。
「リスクが1番高いのは行動に出る瞬間ではない、問題が起こるのは行動に出るまでの数日数時間数分前と、出た後の数分数時間数日だ。」
準備と後片付けにフォーカスした殺し屋作品。数多存在する殺>>続きを読む
ホアキンの演じる皇帝というと『グラディエーター』のコモドゥスがぱっと思い浮かぶけどそれを期待しすぎたな。
あの愛憎混じり合った狂気的な演技。英雄か悪魔か。なんて煽り文句つけられたら期待せざるを得ないよ>>続きを読む
短尺でよくまとまっていたけど特筆すべきところもなかったな。
タイムループを認識していない、時間の積み上げがない部長との関係性にオチを持ってくるのは無理があるかなあ。感動に至らんかろ。
といいつつマキタ>>続きを読む