tipsy806さんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

クルックリン(1994年製作の映画)

3.3

黒人一家の日常を描いた家族映画。いい音楽かかってる。ご近所付き合いのトラブルにも陰湿さは全くなく、むしろその場で言いたいことを言い合える間柄というのが良い。この地区の中に信頼性が出来ていて、日々の浮き>>続きを読む

シークレット・サンシャイン(2007年製作の映画)

3.7

生きることと救いについて考えてる2時間。そして宗教の持つ偽善についても。
ここまでの精神的苦痛の場合人は宗教にすがるのかもしれないという気持ちはわかる。すがりたくもなるだろうし、救いとか許しとか癒しと
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エンター・ザ・ボイド(2009年製作の映画)

3.4

ひたすらトリップとドラッグと性と死。ちょっと万人にはオススメできない。オススメはできないけど新たな映画体験としてはオススメなのかもしれないけど、オススメではない、みたいな笑。
決してつまらなかった訳じ
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僕の好きな女の子(2019年製作の映画)

3.4

又吉直樹の同名恋愛エッセイの映画化。友達以上恋人未満の煮え切らない関係。こんなに仲がいい男女関係になってしまってから踏み込んでいくのは、確かに難易度高いのかもしれない。 どこかで彼女に期待していたよね>>続きを読む

キンキーブーツ(2018年製作の映画)

4.2

三千円の価値あり。
映画では見たことあったけど、ミュージカルとなるとパワーが凄く、ローラが出てきた辺りからうわーってなりっぱなしだった。これを本場ブロードウェイで見たらどれだけ興奮するんだろうな(言葉
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生きちゃった(2020年製作の映画)

3.0

幼馴染み男女3人の関係が破綻していく様子を眺めます。
主人公は自分の感情を相手に表現できない、言葉に出来ない人間。奥さんはストレートな愛を求めるために、言葉にしていたらこうはならなかったような状況にな
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MIND GAME マインド・ゲーム(2004年製作の映画)

3.5

湯浅監督の初監督作品なのか。
とてつもないパワーで日常なのか非日常なのかわけわからないままに進み考える暇も与えられない疾走感アニメ。相当斜め上な展開で最後までハイテンションが途切れない。これ映画館でみ
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ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

3.7

この映画に使われているホテルやクラブに行ったことがあり、懐かしみながらの二度目の鑑賞。
この雰囲気は女性ならでは感性だなーと思う。日本が舞台の外国人同士の恋。異国の地で、心の隙間を埋める様に引かれ合う
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海辺の映画館―キネマの玉手箱(2019年製作の映画)

3.3

闘病中だった大林宣彦監督の遺作。
映画愛と戦争の悲劇を二度と起こさないようにという願いを詰め込んだ3時間の大作でした。絵本のような紙芝居のような、沢山のコラージュで埋め尽くすような作風。慣れるのに時間
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グッド・ストライプス(2015年製作の映画)

3.7

とあるカップルができちゃった結婚をするまで、というありきたりな話だが、この二人がいい。付き合いたての、この人が運命だと感じきらきらしてる感ゼロ笑。何年か付き合ってからおきる完璧なマンネリ感や相当なるだ>>続きを読む

カノン(1998年製作の映画)

2.9

連発ドゥーン。この男の暗闇の中に突如として現る突拍子もない音の使い方。ドゥーン。延々と主人公の頭の中で起きている独り言が続くわけだが、あまりに隠さなすぎてそのまま行動しすぎて嫌だ。ドゥーン。娘かわいそ>>続きを読む

(2000年製作の映画)

3.8

2000年キネ旬1位は、逃亡犯話が気づけば人生讃歌になってゆく凄い熱量の藤山直美ショーであった。

これまでの鬱屈をバネにしたかのようにはじける主人公。逃亡しているのに生き生きとしていき、別人レベルに
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ひかりのまち(1999年製作の映画)

3.3

弱い光をひろい集めたような映像が、人といてもふと孤独を感じたりするあの気持ちに合っている。何かが起こりそうで何も起こらないんだけど、家族の絆だとか愛だとかいうものが語られててラストなんかよかったな。

トウキョウソナタ(2008年製作の映画)

3.5

黒沢清監督らしいなーっていうのがわかってきてからの再鑑賞。見ているうち昔見たことを思い出したが、そんなの関係なく特異な雰囲気に集中してた。
とある家庭の断面がバサリと切り取られ、小さな違和感がいっぱい
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ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ(2019年製作の映画)

3.0

見る前は黒人の人権映画かと思っていたが、ゆるめに進む展開に拍子抜けし、何でこうゆう行動してるのかわからないまま進む。中盤から徐々に本題のテーマに展開へ。祖父が立てた家、家族が幸せに暮らした家。かつて住>>続きを読む

接吻(2006年製作の映画)

3.5

主人公の女性に共感はできんかったが、究極に自分に重ね合わせてしまう異常性からこんな行動するとかやばい。終始独特な雰囲気で観ているこちらがのまれてしまう。
欠落を抱えた人達の未成熟なコミュニケーションを
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グッバイ、リチャード!(2018年製作の映画)

3.3

肺ガンで余命宣告された大学教授。家族に病気であることを言えないまま、授業をする日々。
余命わずかとなり一般的ルールから完全解き放たれた状態で、自分なりの終活を進めているように見えた。本気で何かを伝えよ
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ペイン・アンド・グローリー(2019年製作の映画)

3.7

ゲイを公言している監督の自伝的なかつ、自らの現況を語るかの如き作品.。主演はアントニオ・バンデラス。この監督の作品は自信の内面を表現しているようなものが多い中、これはその最たるものだろうと思う。
老境
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テキサスの五人の仲間(1965年製作の映画)

3.3

なんの前情報もなしに見たから、凄い勢いで走る馬車にどんどんピックアップされる男たちが何をしてても途中で投げ出して飛び乗ってるのに何事かと思ったわ。娘の結婚式でも関係ないし。何をするかと思いきやポーカー>>続きを読む

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

3.9

昔に見たときは暴力的印象ばかりでなぜこんなに有名なのかと思っていたが、それでも忘れられる代物なワケがなく。今見たらイメージしてたものより面白い。
女性へ対するシーンは嫌なシーンが多いが、全体としては芸
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アングスト/不安(1983年製作の映画)

3.1

世界中で上映が見送られた問題作。
人を犯して死刑にもならず10年で出所した彼がまた一家族を皆殺しにする。 
カメラワークが面白いことが主人公の異常性を際立たせ、耳なじみの悪い音楽が不安を煽ってきます。
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

3.0

高校演劇部の舞台の映画化なんですね。一切グランドも野球選手も映らない野球映画。会話と音だけでここまで表現してるのはすごいと思うし、風がスクリーンから吹いてきそうな雰囲気はちょっとあった。何かを諦めてき>>続きを読む

クローズZERO II(2009年製作の映画)

3.5

再鑑賞。
え!綾野剛出てる!公開時見たときは綾野剛を知らなかったのかもしれん。喧嘩のてんこ盛りなんだが、みんながかっこよく見えてしまうヤンキーマジックがあると思います。

クローズZERO(2007年製作の映画)

3.6

再鑑賞。
公開時、映画館で見て小栗旬と山田孝之かっこよすぎて相当に萌え~ってしたんですよ。今見ても確かにかっこいいけど、昔ほどの高揚感はなかった。けど、かっこいいねー。(女子的目線のこの2人のかっこよ
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Fukushima 50(2019年製作の映画)

3.5

映画としてみたら賛否両論あるだろうが、あれから10年が経つ今、あの時のことを思い出すためにも忘れないためにも、見ておいていい物語だとは思った。実際、原発のことについて考え、今の状況を調べたのは事実。>>続きを読む

きみと、波にのれたら(2019年製作の映画)

3.0

前半、カップルの日々の物語は幸せだらけで、付き合いたてのリア充爆発感はむず痒くも微笑ましい。後半、悲しみと喪失にめためたにされても、何かにつまずいている人を一歩前進させてくれるような前向きなお話。真っ>>続きを読む

望み(2020年製作の映画)

3.6

行方不明になった息子は殺人事件の加害者か被害者か。
両親の気持ちがどちらもつらく、事件により家族が崩壊していく怖さとマスコミの容赦のなさよ。それもさることながら、SNSも人の噂話も相当無責任なものだ。
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マイ・ブラザー(2009年製作の映画)

3.7

トビー・マグワイアの痩せっぷりも演技も、スパイダーマンのかけらもない。
戦死したと思った兄が帰ってきて泥沼になるんだろうと安易に思っていたが、そんな事よりもっと重い戦争のPTSDを描いた映画だった。
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今日から俺は!! 劇場版(2020年製作の映画)

3.5

ドラマからの映画へ。主役2人は根っからの悪というわけでもなく、なんかいい人だから観ていて嫌じゃないし、ほっこりするんだよね。
アドリブ合戦もあるから理解してないと面白くないのかもな。ドラマを見てた私は
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Diner ダイナー(2019年製作の映画)

3.0

映画化は無理と言われていた小説のようでどんなものなのだと鑑賞。原作は相当グロいようだが蜷川実花ワールドでそこまでグロくはなく、監督らしい映像美あり。(きっとそのまま映像化したらおぞまし過ぎだろうと思う>>続きを読む

月曜日のユカ(1964年製作の映画)

3.3

ヌーヴェル・ヴァーグに影響を与えた中平康監督というからずっと見てみたかったです。
月曜日に見た月曜のユカ。男を喜ばせることが喜びという、かわいい顔した小悪魔加賀まりこの可愛さでできている映画。見ている
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こはく(2019年製作の映画)

3.0

アキラ100%が演技をやっていたことを初めて知る。
親の家出によるトラウマを抱えた兄弟の物語。兄弟どちらにも欠けている部分があるな。家族の全員が大切な何かを守るために、何らかの嘘をついている。家族や兄
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ベスト・キッド2(1986年製作の映画)

2.7

クミコが何故か常に乱れ髪だし、着物でも乱れ髪だし、これでいいの?髪型!!
どういうまとめ髪?
後ろからぐーーーーっと前に持ってきて上で止めてるだけ?
この髪型についてはどうしても流すことができない。

SKIN/スキン(2019年製作の映画)

3.7

この映画と短編SKIN、どちらも同監督作品。実話ベース。相当な衝撃の短編とは違う展開だけど、こちらも力作。
改心した元差別主義者の男が辿る苦闘の日々。タトゥー除去に伴う激痛が更生への道がどれほど大変か
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大脱出(2013年製作の映画)

3.0

ランボー見た勢いで。
バレンタインにコレみてたんだわたし。
画面に並び立つ体の大きい二人とその勇姿。スタローンが頭脳プレイでらしくない設定だが、ランボーラストも頭脳プレイだったなー。刑務所で出会う相棒
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.9

ずっと映画の余韻を引きずっている。
坂元裕二が脚本というのがなるほどまさになお話で、美男美女の薄っぺらい感動させようとする映画ではなくしっかりとした内容。
電車遅れてとか、恋する瞬間こんなに偶然ある?
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