このレビューはネタバレを含みます
スコセッシが「沈黙」を撮るという話を耳にして数年、紆余曲折を経てようやく本当に見れたら傑作だった。長く感じるかとも思っていた162分間、劇場が静まり返っていました。
日本を舞台にしたアメリカ映画として>>続きを読む
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いろいろ後出し&都合よすぎな気もしたけど随所に意外性があってなかなか。ウォリアーと同じく親父と兄弟の話でもあり。ベンアフは個人的にベストアクトだった。こっちの想定よりコンマ何秒か早い攻撃やイミフすぎる>>続きを読む
「シルビアのいる街で」とは真逆の喋りっぱなし映画。どっちもミニマルミュージックのように退屈と興味の混淆で結果的に好き。ただ今作は途中から会話の内容はどうでもよくなって、撮影と虚実の皮膜の興味のみで見た>>続きを読む
「ホワイト・バレット」が満席で近くでやってたこっちに変更したら、直前に見た「山椒大夫」と重なる部分多数のこれまた普遍的な問題を描いた傑作だった。
ただしこちらは貴種流離譚ではなくパンピーの話なため大逆>>続きを読む
溝口監督の安寿と厨子王を香川京子さんのトーク付き上映で観賞。60年以上前の作品とは思えない。
何度目かの再観賞で気づいたんですが、「ちはやふる」とけっこう似てる。
どちらも漫画のようなハイテンションヒロインと、幼なじみのメガネ男子とイケメン男子とお調子者男子、孤立した同級生との強引な交流(笑)>>続きを読む
沖田修一監督ファンにも関らず劇場公開をスルーした判断は残念ながら正解だった。
クスッとくる小ネタは随所にあるもののなかなか話に入り込めず、松田龍平の全てどうでもよさそうな顔を見てるこっちも段々どうでも>>続きを読む
ミニマルで好み。説明なさすぎて時代も不明だけど。2040ぐらいだとしたらあり得そう。でもそれならカードキーじゃないよなとも思うけどそうするとお話上不都合か。とか、良く出来てるだけに細部にやや引っ掛かり>>続きを読む
立川極爆2D字幕。低音で劇場が揺れっぱなしの4DX状態で得した気分。
SW弱者の為スコアはなし。ドニー・イェン目当てだったけど他の人もよかった。
キャラと展開がEP7と似てるのはわざとなのかな。
製作発表→期待→公開→見れない→賛否両論→スルー
のパターンで見逃してたのを後悔するほど面白かった。やっぱり気になったやつは見るべき。
二つのベタなジャンルのミックスなんだけどそれが合わさる事によって>>続きを読む
人生ベストと言いながら初の劇場観賞。しかもソレダケもやってくれたシネマートで、爆音というより音割れ寸前までボリューム上げました感の音が最高でした。孤高の遠吠の年にオリジナルネガ発見~リマスター版上映と>>続きを読む
チェット・ベイカーは、日本で未DVD化のドキュメンタリー「レッツ・ゲット・ロスト」をずっと見たいと思っていてこの機会にどこかで上映してくれないかと密かに期待。
この作品は去年のTIFFのコンペ作で一年>>続きを読む
TAMA CINEMA FORUM ブリィヴ・ヨーロッパ中編映画祭セレクション -日仏映画交流- -Vol.2-
中編と短編の間ぐらいの長さながらワンアイデアで切れがよく、自分の思う短編寄りの印>>続きを読む
公開の翌年ぐらいにDVDで観賞して以来何度も見る作品。オダジョーをはじめとした豪華キャストな黒沢清の異色作としてより、本編終了後に流れるバックホーンの「未来」のPVとのセットで最高なパッケージ。これが>>続きを読む
人間の記憶と認識についての映画はもちろん数多く最近の邦画でもリアル、Dressing Up、SHARING等が先行作としてあってこの作品も必然的に既視感を覚える描写はあるものの、新鮮さが上回った。それ>>続きを読む
一種の貴種流離譚で究極の異文化交流話で裸の王様ならぬ裸の○○人。まっさらな状態の目から見てインドは地球一ツッコミがいのある国だろうな。すいません、「きっとうまくいく」のレベルを期待してしまったのでこの>>続きを読む
センス合わず。クオリティ高いしテーマ的にも賞を与えやすい作品なのはわかるけど。世界にひとつのプレイブックの方が好み。
短い出代ながら作品を引き締めていた「百円の恋」のボクシングトレーナーが、なんと主演のヒューマンドラマ。犯罪被害者側視点の「ケンとカズ」とでもいうか、結婚間近のアラサー男が親友と彼女との間で揺れ動く物語>>続きを読む
今年のTIFF一本目で初のEXシアター観賞。椅子の背もたれが低いのやスクリーン上のライトが目に入るのが気になったりしてたけど映画が始まると忘れた。先が読めない映画が好きなので、3年前に「歌う女たち」を>>続きを読む
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キャスティング5
ストーリー3
オリジナリティ3
音楽3
完成度4
自分には好感の持てる作品どまりだった。
プロトタイプ的な短編の上映もあってそこからの伸び率は凄いと思ったので今後にも期待。
追記>>続きを読む
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堂々たる現代ゴシックホラーラブロマンスでフランス映画としてまったく違和感はない。ただ、監督が日本人でなければ日本公開はされてないだろうなとも。
開始2分で黒沢清の映画になって、主人公の歩く街が工事現場>>続きを読む
プラスとマイナスが多くてプラスがやや多めで結果好きな作品。可もなく不可もなくより全然いい。惜しさはあるけど。
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初日で舞台挨拶ありの回ながら満席とはいかず。深田監督の長編は多分全部見ててどれも傑作だと思うし毎回テイストが違って先が読めないのも好きな点。でもそういう作風は宣伝しにくい。これからも撮り続けて欲しいの>>続きを読む
何年か前に下高井戸シネマで。「二重生活」の「哲学的尾行」で思い出したけど、こっちはほぼセリフもなく全編尾行のみなのに面白い。