Mashiraheさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

神と共に 第一章:罪と罰(2018年製作の映画)

3.8

まぁやっぱ感情ってエンタメになるっすよねみたいな人情物語
アクションシーンもあるにはあるんですけど、主人公じゃなしに従者が頑張るわけで、この地点ではなぜそんな頑張るのかよくわかんない作りになっていてち
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何がジェーンに起ったか?(1962年製作の映画)

3.8

なんすかね退屈ってわけじゃないですけど、妙に閉塞的で見ていて苦しかったですね
基本的に家の中で完結するからなんでしょうけど、これに130分もかけられるとたまったもんじゃない
設定とかシチュエーションは
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第三の男(1949年製作の映画)

3.7

画面の圧倒的美しさに話がイマイチついてけてない気がしました
まぁ倫理観、キャラクターのかっこよさみたいなものは時代に左右されるから古く感じるのは仕方ないのかもしれない
観覧車とか夜のシーンなんか惚れ惚
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サンセット大通り(1950年製作の映画)

4.2

正直80%ぐらいはふーん古いけど結構しっかりしてるじゃんぐらいのノリで結構キッツイおばさんの恋愛ものを見ることになるのですが、終盤の畳み掛けからのラストシーンはもう物凄いです ぶっ飛びました
セリフも
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大脱走(1963年製作の映画)

3.7

一つのクラシックなので観たんですけど、なんかいまいちこう乗り切れなかった気がします
やはり大きい映画というか群像劇になると苦手意識が出てしまいますし、主人公ポジのヒルツが世界から浮いているというか、ま
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.8

めっちゃ映画にするの上手くて震えます
原作知らないし映画化作品も初見だけどそれでも巧さは伝わりました
時系列をいじる切り口を思いついても実行できる人間はごく一部なんじゃないかな
内容としてはクライマッ
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アウトロー(1976年製作の映画)

4.1

これはいい変格西部劇
まずオープニングのスピーディさに震えます
その後ロードムービーになり繰り返される出会いと別れ遂には夢の地に辿り着くも…とお約束を次々と破りつつもジョージーの優れた造形によって違和
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サッドヒルを掘り返せ(2017年製作の映画)

3.5

とんでもなく無謀でくだらない企画なんですけど、それに魂を賭ける人々の顔はどこまでも本気で、ラストのところとかちょっと感動しちゃうんすよね
でも僕はマエストロの方が好きっすね
メイキング系の話でたまに証
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EXIT(2019年製作の映画)

3.7

この映画のいきなり世界が終わる感じとか、家族や思い出の女の子しか出てこない構造とか、突然世界の主人公になるとことかどことなくセカイ系って感じで好きなんすよね 若者が求める物語は世界共通なんすかね
題材
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007/サンダーボール作戦(1965年製作の映画)

3.4

水中シーンすごいんだろうけどわかんねーーーーーーー!!!!!!!
ラストは良かった

007/ゴールドフィンガー(1964年製作の映画)

3.9

ヤケクソ気味に路線変更
いやどうした、みたいな下品な話、下品な敵ですが不思議な魅力がありますね
観光ノルマを達成するようにゴルフしたりスイスに行ってみたり、女が雑に死んでみたり、金ピカだったり意味もな
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007 ロシアより愛をこめて/007 危機一発(1963年製作の映画)

3.6

だいぶ前作に比べると地に足がついた感じの設定になりました
まぁ今ならもっとこうもどかしいや、みたいなシーンはありますが概ねシリアス気味なスパイものとしてうまく行ってる気がします

007 ドクター・ノオ/007は殺しの番号(1962年製作の映画)

3.7

記念すべき1作目で「いかにも」なシーンがたくさん出てきてあぁクラシックなんだなと痛感させられます
あのテーマ曲はやはり震えます 今んとこはやっぱ1作目のアレンジが一番好きかもしれません
元がギター曲だ
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トレイン・ミッション(2018年製作の映画)

3.8

この監督/主演タッグも4作目ということで完璧に息が合っていて、もう伝統芸能の域に達しつつあると思います
息もつかせぬ畳み掛ける展開と、熱い盛り上がりと無茶なクライマックスは今回も素晴らしく、終わった後
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ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

3.4

まぁこんなもんっすよね
こういうホラーコメディって主人公たちが異様に守られてるっつーか神に愛されてる感があってちょっと薄ら寒く感じたりするんすよね
そこが嫌いかと言われたらまぁ好きなんすけど
かなりビ
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ジャッキー・ブラウン(1997年製作の映画)

3.6

これにてタランティーノの長編鑑賞たぶん終わりです
デスプルーフの単体版とかフォールームスの短編とかが残ってる気がするけどまぁ気が向いたらでいいや
この映画はとにかくヒロイン見て見て〜って感じでちょっと
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007/ユア・アイズ・オンリー(1981年製作の映画)

3.6

凄いことやってんだよなこれ
今で言うMIシリーズ、あるいはそれを凌駕しうる超絶アクション 飛んだりスキーしたり潜ったり崖登ったり
でも遠景でサラッと撮ったりしちゃうから現代人からするとイマイチ迫力が伝
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007/死ぬのは奴らだ(1973年製作の映画)

3.5

主題歌アレンジの劇伴がダサすぎてこればっかり頭に残るんだよな
天下のポールマッカートニーだしまあ格好いいと言えなくもないんだけど、映像のなんとも言えないユルさからかダサく聞こえるんだよな〜でもこれが味
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ペイルライダー(1985年製作の映画)

3.1

羽化しきれなかった微妙な一作
切り口は斬新、特にオープニングなんかおっと思う出来で、カーボン渓谷編の出来はなかなか素晴らしくて、女性の視点が入って(銃は人を殺せるけど救えない、という視点)いるのも新し
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記憶にございません!(2019年製作の映画)

2.5

コンセプトの面白さに惹かれて手に取った三谷幸喜作品
恥ずかしながら初見なんですけど、この作品で描かれる人間観というか道徳というかそういったものが絶望的に理解できなくて、なんだか知らない飲み会の席に着い
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007/ムーンレイカー(1979年製作の映画)

3.7

ほぼ実写という驚愕のオープニングからギャグタッチの主題歌に始まり徹頭徹尾ユルくてよくわからないハリウッドのパク…オマージュ演出が多用されている
荒野の七人とか未知との遭遇とかもう何のためにあるのかよく
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ドクター・ドリトル(2020年製作の映画)

3.3

いや悪いところはほとんど見つかんないんだけど…なんだろう…薄いっすね……今月見たのにもう記憶から消えかかって……ユニバーサルのこういう子供向け編集みたいなのある気がするけど好きじゃないな……
ドリトル
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アラビアのロレンス/完全版(1988年製作の映画)

4.1

あまりにも長い。長すぎる。せっかくなので映画館で見たんですが、終盤中々物語の終着点が見えないせいか自分含めてみんなソワソワして見てました。
長いことを除けばまあロレンスという個人から見た歴史ロマンとし
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犬鳴村(2020年製作の映画)

3.5

優れた映画かと言われるとノーなんですけど、公開日にカップルに分断され散り散りになりつつ友人達と満員の劇場で一緒に見た体験はプライスレスなんで+1点ぐらいしてます。
賑やかな劇場が徐々に静まり返り、映画
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.8

そりゃワンカットはすごいっすけど、やっぱどこか予定調和的というかコント的というか、ハプニングまみれのコースを走行しているような気分になって映画を見た気になったかと言われると微妙っすね。これだけ没入させ>>続きを読む

バルジ大作戦(1965年製作の映画)

3.5

ドイツ側の信念も描いてるのが印象的だったような。
戦車の迫力には圧倒された。

バッドボーイズ フォー・ライフ(2020年製作の映画)

3.3

まあうんやっぱりこうバッドボーイズの続編ともなるとね、いかにもベイ的な演出、アホみたいにセクシーな車とかバカなパーティとか見たいわけで、バッチリ応えてはくれてるんだけど、ベイじゃないって先入観のせいか>>続きを読む

エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

4.0

韓国においてチキン店というものがどういうものなのかわかったような気になる良作コメディ。
ぶっちゃけパロディネタ(椅子に座ってるシーン)がクリーンヒットしてしまい、お腹よじれるぐらい笑ったので過大評価気
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.1

絶対に暗くなりそうな設定なんだけど、語り口が上手くて全くそれを感じさせない。コメディネタも中々面白く感じられて、この映画の題材は普遍的なものなんだなと感じた。基本的に脚本が非常に上手く、局所局所で予想>>続きを読む

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.0

SW8がアレだったので多少身構えていましたが、めちゃくちゃスマートかつスタイリッシュにまとめあげていてビビりました。
ミステリーというジャンルは基本的に地道な捜査や証拠集めがメインになり、絵面が退屈に
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キャッツ(2019年製作の映画)

3.6

遊園地みたいな建物にものすごい人混み。はぐれないように手を繋いでいたのかもしれない。キャッツを見に行くと言われ出かけた夜があった。キャッツとは何かと聞くと劇だと言う。その頃の僕にとっては劇と言えば学芸>>続きを読む

もののけ姫(1997年製作の映画)

4.2

今まで見たアニメ映画の中でも一番好きかもしれん
生きる事の理不尽を描いた中々お目にかかれない作品
ちょっとCGっぽいカットがこなれてないのがまあ玉に瑕かもしれないけど あと曲のアレンジが一辺倒でちょっ
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北北西に進路を取れ(1959年製作の映画)

3.7

基本的には荒唐無稽ながらもテンポよく進んでいき楽しく見れるのですが、クライマックスはやりたい事優先でちょっとノンビリ感じられました
数度あるとにかく強烈な視覚体験が後世にちょくちょく影響を与えたのかな
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.0

ジュブナイル戦争コメディと複数ジャンルをごった煮にしてまとめ上げるバランス感覚がすごい
シーンレベルでは割と使い古されたものもあったりするんだけど配置や演出がフレッシュで飽きずに見ることができた
希望
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.0

ドラマとしてまあちょっとデフォルメしすぎたか不可解な点はありますけど、レースシーンのぶっち切りの描写力が全て持っていきます
序盤はちょっと作り物くさく見えましたが、加熱する物語と演出により中盤以降は全
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アザーズ(2001年製作の映画)

3.3

えぇそれでいいのか…
アイデアがものすごく優れてるのにこうもっとうーん……読解力が足りないのかあんまり見てて嬉しくなかった……凄いネタなのに……