ユースケさんの映画レビュー・感想・評価 - 16ページ目

ダークシティ(1998年製作の映画)

5.0

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【メトロポリス】の影響をビンビンに感じさせるレトロフューチャーな街を舞台に、フィルム・ノワールの影響をビンビンに感じさせる影のある登場人物たちが、連続娼婦殺人事件の真相を追う中で宇宙人の侵略を知るとい>>続きを読む

サプライズ(2011年製作の映画)

3.0

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両親の結婚35周年を祝うために人里離れた別荘に集まった10人の家族に動物のマスクを被った3人の殺人鬼が襲い掛かるところがサプライズだと思っていたら、10人の家族の中にサバイバル・キャンプ育ちの女殺人マ>>続きを読む

28週後...(2007年製作の映画)

4.0

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夫が愛する妻を見捨てて全力疾走で逃げる感染者の襲撃を描いたオープニングで掴みはOK。

【28日後…】の続編は、生き残った妻と夫の再会のキスが感染拡大のきっかけになったり(前作同様、【死霊のはらわた】
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28日後...(2002年製作の映画)

4.0

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感染すれば即発症、発症すれば即狂人、返り血でも感染というスリリングな感染設定で全力疾走系ゾンビの新たな可能性を示した一本。

廃墟と化した無人のロンドンを一人彷徨う主人公(キリアン・マーフィー)、燃え
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ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

5.0

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「歴史上の被害者たちに復讐させてあげたい!せめて映画の中だけでも!」という事で、前作【イングロリアス・バスターズ】でユダヤ人の代わりにナチスに復讐を果たした映画界の復讐請負人クエンティン・タランティー>>続きを読む

アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

5.0

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過激な暴力表現と女性蔑視で発禁処分を受けたブレット・イーストン・エリスの小説【アメリカン・サイコ】を映画化した本作は、昼はM&A(合併と買収)夜はM&E(殺人と処刑)に励む三高の快楽殺人鬼パトリック・>>続きを読む

イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

4.0

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ナチスに家族を皆殺しにされ、復讐の鬼と化したユダヤ系フランス人の娘ショシャナ・ドレフュス(メラニー・ロラン)と連合国軍という正義の皮を被り、虐殺の限りを尽くすアルド・レイン中尉(ブラッド・ピット)率い>>続きを読む

回路(2000年製作の映画)

5.0

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死後の世界の容量は無限ではなかった。死者が死後の世界の容量を超えた時、死者はインターネットを通じて現世へ溢れ出す。

死者を現世へ召喚する赤いテープで目張りされたあかずの間とそれを増殖させるウェブサイ
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サイレントヒル:リベレーション3D(2012年製作の映画)

2.0

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ゲームの世界観を忠実に再現しようするクリストフ・ガンズ監督のハードコアな愛情がほとばしるゲームの映画化のお手本のような【サイレントヒル】の続編である本作は、【サイレントヒル3】をベースにはしていますが>>続きを読む

サイレントヒル(2006年製作の映画)

5.0

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雪のような白い灰が舞う廃墟の街、現実と幻想の狭間を彷徨う主人公、憂いを帯びた山岡晃の音楽が流れれば、そこはもう完璧なサイレントヒル。
原作ゲームの世界観を忠実に再現しようするクリストフ・ガンズ監督のハ
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レアエクスポーツ 〜囚われのサンタクロース〜(2010年製作の映画)

3.0

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【トロール・ハンター】の公開によってノルウェーに巣食うトロールの恐怖の実態が明かされ、子供の夢がぶち壊された2010年。時を同じくして公開された本作によってフィンランドに巣食うサンタクロースの恐怖の実>>続きを読む

ALIVE アライヴ(2002年製作の映画)

3.0

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北村龍平が前作【VERSUS -ヴァーサス-】の成功がまぐれではない事と自分がアクションだけの男ではない事を証明するため、高橋ツトムの漫画【ALIVE】を実写映画化した本作は、アクションを封印し、密室>>続きを読む

π(1997年製作の映画)

5.0

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1.数学は万物を表す言語
2.身の回りのものは全て数字に置き換え理解できる
3.どんなシステムも数式化すれば法則が現れる
よって法則は自然界の至る所に存在する

「216桁の数列を理解した者が世界の全
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VERSUS ヴァーサス(2000年製作の映画)

5.0

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サムライとゾンビがチャンバラするオープニングで掴みはOK。

キレッキレのアクションとキメッキメの画面作りで、いい顔をしたいい漢たちがハイテンションで戦いまくる本作は、日本のキメ画職人こと北村龍平によ
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

5.0

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神経を逆撫でするコリン・ステットソンの音楽、不安を煽る母親アニー(トニ・コレット)の顔芸、そして、兄ピーター(アレックス・ウォルフ)の運転ミスによって妹チャーリー(ミリー・シャピロ)が首チョンパするシ>>続きを読む

バニラ・スカイ(2001年製作の映画)

4.0

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夢と現実の狭間の空は、夜と朝とが曖昧なバニラスカイ…
バニラの花言葉のように永遠に続く生活は、バニラのように甘すぎて、甘味はやがて苦味に変わる…

ハンサム顔を失い、夢に引きこもって150年。人間は苦
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復讐捜査線(2010年製作の映画)

4.0

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イギリスのテレビドラマ【刑事ロニー・クレイブン】を映画化した本作は、【サイン】でM・ナイト・シャマランに演技のダメ出しを食らいプライドをボロボロにされ、私生活でトラブルを起こしまくったメル・ギブソンが>>続きを読む

クローズZERO II(2009年製作の映画)

4.0

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タバコを指で弾き飛ばし、全力疾走する山口祥行(当時38歳)演じる美藤真喜雄が放つ凄まじい漢気で掴みはOK。

高橋ヒロシによる傑作不良漫画【クローズ】の実写映画化第2弾は、先生も警察も存在しない世界で
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悪の教典(2012年製作の映画)

4.0

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貴志祐介のサイコ・ホラー小説【悪の教典】を監督・三池崇史×主演・伊藤英明で映画化した本作は、【海猿】でくすぶっていた伊藤英明が全裸でサイコパスな本性をさらけ出し、試写会でAKB48の大島優子を嬉し泣き>>続きを読む

メメント(2000年製作の映画)

5.0

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10分間しか保てない記憶。体に刻まれたタトゥーとポラロイド写真に書き込まれたメモ。殺された妻の復讐が男の全てだった…

結末から10間隔で過去へと遡って描かれるカラーの映像と時系列通りに描かれるモノ
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バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)

5.0

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初恋の女性との幸せな結末を求めて過去を書き換えまくる主人公。しかし、どれだけ過去を書き換えても状況は悪くなるばかり。果たして主人公が最後に選んだ選択とは…

とにかく、少年時代に記憶喪失を治療するため
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来る(2018年製作の映画)

5.0

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澤村伊智の小説【ぼぎわんが、来る】を、【告白】の中島哲也が映画化した本作は、2016年の夏、ふんどし姿の國村隼が韓国を恐怖のどん底に陥れた【哭声/コクソン】を越えるお祓いエンターテインメント。

とに
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Returner リターナー(2002年製作の映画)

3.0

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名作漫画や名作アニメをレイプし続ける映画界の寄生獣こと山崎貴監督の唯一のオリジナル作品である本作は、人類とエイリアンの戦いを止めるために荒廃した未来から【ターミネーター】みたいにタイムスリップしてきた>>続きを読む

チャーリーとチョコレート工場(2005年製作の映画)

4.0

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ロアルド・ダールの児童小説【チョコレート工場の秘密】の【夢のチョコレート工場】に次ぐ二度目の映画化である本作は、エキセントリックな工場長ウィリー・ウォンカ(ジョニー・デップ)の仕組んだ出来レースに巻き>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.0

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全てはクライマックスのライヴエイドでのパフォーマンスのために…

という事で、ほぼ完全再現されたライヴ・エイドでのパフォーマンスは確かに素晴らしかったのですが、ものまね番組の御本人登場の如くエンドクレ
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メイフィールドの怪人たち(1989年製作の映画)

5.0

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平凡な郊外の住宅街メイフィールドで巻き起こる殺人鬼騒動。
荒れ果てた屋敷、夜行性の住人、そして、真夜中に地下室から鳴り響く轟音。引っ越してきたお隣さんは何者なのか?
近所に住む老人の失踪をきっかけに、
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寄生獣 完結編(2015年製作の映画)

1.0

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名作漫画や名作アニメをレイプし続ける映画界の寄生獣こと山崎貴による岩明均の漫画【寄生獣】の実写映画化の第2弾は、前作同様、泣かせる事を目的とした感動の押し売り演出と名シーンや名ゼリフを表面だけを再現し>>続きを読む

寄生獣(2014年製作の映画)

2.0

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人間の頭部を乗っ取り、人間を捕食する寄生生物=パラサイトと人間の戦いを、パラサイトに右手を乗っ取られた高校生の泉新一の成長を通して描いた岩明均の漫画【寄生獣】を、【ドラえもん】の非公式最終回をパクった>>続きを読む

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)

5.0

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妖しい微笑みを浮かべながらビルから落下し、陽炎のように揺らぎながら夜景に解けていく草薙素子という【攻殻機動隊】シリーズのキービジュアルを作り出したオープニングの要人暗殺シーンで掴みはOK。

士郎正宗
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SPIRIT スピリット(2006年製作の映画)

4.0

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【ドラゴン怒りの鉄拳】でブルース・リーの師匠として登場した上海精武体操学校の創設者にして秘宗拳の達人である霍元甲(フォ・ユェンジャ)の物語。

関節や経穴などの急所を狙う素手での格闘。槍・剣・三節棍な
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HERO(2002年製作の映画)

4.0

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暗殺を恐れ、百歩以内には忠実な家臣以外近づけさせない秦王(チェン・ダオミン)に、十歩以内なら確実に相手を仕留める十歩必殺剣をぶち込むため、秦王の命を狙う残剣(トニー・レオン)、飛雪(マギー・チャン)、>>続きを読む

ジャッジ・ドレッド(2012年製作の映画)

5.0

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【デモリッションマン】の脚本をパクったシルベスター・スタローン版【ジャッジ・ドレッド 】の呪いによって、【ザ・レイド】に脚本をパクられたのに【ザ・レイド】の脚本をパクった汚名を着せられ、正当な評価をさ>>続きを読む

ジャッジ・ドレッド(1995年製作の映画)

3.0

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【ヒストリー・オブ・バイオレンス】の原作者ジョン・ワーグナーによるイギリスのコミック【ジャッジ・ドレッド 】をシルベスター・スタローン主演で実写映画化した本作は、製作費90億円に対して北米で興行収入3>>続きを読む

メアリと魔女の花(2017年製作の映画)

4.0

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「魔女、ふたたび。」というあからさまに【魔女の宅急便】を意識したキャッチコピーからやる気まんまん。空から降ってきた少女で始まり、滅びの呪文で終わる【天空の城ラピュタ】を思い出さずにはいられない物語、【>>続きを読む

トランスフォーマー/ロストエイジ(2014年製作の映画)

4.0

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※本作は【ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金】のマーク・ウォールバーグを知ってから鑑賞すると【グッドフェローズ】のジョー・ペシを知ってから鑑賞する【リーサル・ウェポン2 炎の約束】や【ホーム・アローン>>続きを読む

ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金(2013年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

「俺たちは努力(ペイン)して最高の肉体を手に入れたんだからそれに見合った報酬(ゲイン)を得るべきだ!それには肉体に見合わない報酬を得ている金持ちから金を奪って帳尻を合わせればいい!そうすればアメリカも>>続きを読む