umisodachiさんの映画レビュー・感想・評価 - 23ページ目

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5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生(2017年製作の映画)

3.8

いやあ、純粋に面白かったし感動した。たまにはこういう分かりやすい映画も良いな。

ドイツ人の母とスリランカ人の父との間に生まれた主人公は、聡明で行動力があり、しかもチャーミング。視力のことを正直に言う
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ネオン・デーモン(2016年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

独特の色彩感覚と、散りばめられたメタファー。現実とも妄想ともつかない悪夢のような世界がスクリーンいっぱいに広がり、観る者の右脳を強烈に刺激してくる。ニコラス・ウィンディング・レフンの本領発揮といえる快>>続きを読む

ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

4.0

映像化は不可能だと言われる、新井英樹のマンガ作品『ザ・ワールド・イズ・マイン』の翻案とも言える作品。トシモンが、そこにいた。

ただ衝動で他者を傷つける少年・泰良を、柳楽優弥が演じている。怒りもなく、
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溺れるナイフ(2016年製作の映画)

3.0

ジョージ朝倉による原作漫画の実写映画化。これは……評価がまっぷたつに分かれているのも頷ける映画だ。

正直、演出というか、編集というか、映画としてはかなり歪。無駄に長いシーンがあるかと思えば、変なと
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.0

『沈黙-サイレンス-』は、私にとってかなりハードな作品で、相当に精神力を使った。原作は中学生の時に読んでいる。それでもキツかった。

なぜなら、私自身がカトリック教徒だから。カトリック系の小学校に入
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

4.8

韓国では700万人が観たらしい。大ヒットだな。

サスペンスかと思ったら、思いっきりオカルトホラーだった。しかも、キリスト教系オカルトホラー。

韓国の一流俳優たちに交じって、謎の日本人を演じてい
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

4.5

イギリスの巨匠ケン・ローチ監督の新作。カンヌ映画祭パルムドール受賞。経済格差と弱者に厳しい社会制度に鋭い眼を向けた作品だ。

まるでドキュメンタリーのように淡々と語られる作品。音楽もほとんどないし、
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ムーンライト(2016年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

2016年に観た映画の中で、「完璧な作品だな」と思ったのは『ブルックリン』だったが、『ムーンライト』はそれを超える。完璧としか言いようがない作品だった。

物語は、少年期、青年期(高校)、大人期とに
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ルイの9番目の人生(2015年製作の映画)

1.8

このレビューはネタバレを含みます

へんてこりんなダークファンタジーを期待していたのだが、全然違った。

『シックス・センス』を観たことがあったり、同種の事件を知っている人間ならば、プロローグの段階でオチは読めてしまう。ファンタジーでは
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希望のかなた(2017年製作の映画)

4.1

アキ・カウリスマキ監督作。テーマは移民問題だ。

内戦によって家を亡くしたシリア人のカ―リドは、フィンランドに流れつく。亡命の途中で別れ別れになってしまった妹のことを心配しつつ、難民申請をしてフィン
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ありがとう、トニ・エルドマン(2016年製作の映画)

3.2

何とも見事な作品だった。父親の冗談は爆笑というよりは失笑を誘うもので、ヴィンフリートとイネスの間には常に気まずい空気が流れているのだが、仕事人間で感情を忘れてしまったかのようなイネスが、終盤で畳みかけ>>続きを読む

キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

スタイリッシュな映像と音楽、英国紳士とスパイというスパイ映画好きの心をくすぐりまくる設定、スタイリッシュでありながら、お下劣&お下品な描写満載のくだらなさ、コリン・ファースやマーク・ストロングら素敵す>>続きを読む

否定と肯定(2016年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

1990年代に実際に起きた裁判を実写化した作品。ホロコースト否定論者を著作の中で批判したユダヤ人歴史学者が、名誉棄損で訴えられる。

アメリカ人である主人公(被告)がイギリスの裁判制度に戸惑う様や、
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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

4.2

スティーブン・キングのホラー小説の映画化作品。子供たちに恐怖を与えて襲うピエロが登場する。

実は1990年制作のテレビドラマ版も観ている。観た頃まさにティーンエイジャーだったこともあって、あまりの
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DESTINY 鎌倉ものがたり(2017年製作の映画)

3.0

私は東京生まれだが、湘南で育った。小中高は鎌倉の学校に通っていた。そして両親とも西岸良平のファンなので、彼の作品は物心ついたときから家に沢山あった。

特に、『鎌倉ものがたり』は地元が舞台ということで
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.2

言わずと知れたアガサ・クリスティの傑作。ドラマも含めると何度も映像化されている。今回は、イギリスの名優ケネス・ブラナーが主演・監督を務めた。

本作の魅力は、なんといっても超豪華なキャスト陣。殺され
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KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

4.2

素晴らしかった。

オープニングの北斎を思わせる波の迫力も、繊細でダイナミックな折り紙の動きも、国芳が描いたそのままの骸骨の迫力も、村の情景の細部まで、まったくもって文句のつけようがない。

あま
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密偵(2016年製作の映画)

3.7

朝鮮半島を支配する日本の側につきつつも、上長の全幅の信頼を得ることができないと感じていたイ・ジョンチュルは、敵である義烈団との間で大きく揺れることになる。演じるソン・ガンホは日本語を巧みに操りながら、>>続きを読む

シンクロナイズドモンスター(2016年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

『シンクロナイズドモンスター』機内で観たよ。11月公開予定。 そういえばということで今さらこちらにも記入。

酒浸りでダラダラしているダメ女グロリアが恋人に追い出され、NYから地元に帰ってくることから
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MASTER マスター(2016年製作の映画)

4.0

巨額詐欺事件のカリスマ首謀者と、彼を追うエリート警察官の攻防を描く。

韓国で数年前に起きたチョ・ヒパル詐欺事件をモデルにしているとか。とにかく規模のデカい詐欺行為に驚かされ、頭脳vs頭脳の絶え間な
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ポリーナ、私を踊る(2016年製作の映画)

3.4

『ポリーナ、私を踊る』鑑賞。バレエ好きにはたまらない内容。有吉京子の『SWAN』や、山岸涼子の『アラベスク』が好きな人にオススメ。(特に前者は恋愛と共にコンテに目覚めつつ挫折するところとか、内容的にも>>続きを読む

女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

銃規制派のために邁進するロビイストを描いた作品。文句なしに面白かった!!

タイプは違うのだが、ラストでここまで「やられた!」と思ったのは、『シックスセンス』『ユージュアル・サスぺクツ』以来かもしれな
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台湾萬歳(2017年製作の映画)

3.4

『台湾萬歳』鑑賞。酒井充子監督による【台湾3部作】の3作目。

台湾台東縣にある成功鎮は、原住民族と漢民族がおよそ半々の割合で暮らしている。漁業や農業の町で、漢民族や日本人が移住してきて今のような町
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三度目の殺人(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

是枝裕和監督最新作。



30年前にも殺人を犯し、現在は強盗殺人の罪で起訴されている三隅。弁護を担当する重盛は、死刑確実と思われる中で無期懲役を勝ち取ろうとする。しかし、二転三転する三隅の供述に翻
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ドリーム(2016年製作の映画)

4.0

いやー、おもしろかった。最初からずっと泣いてしまった。



黒人分離政策が行われていた時代の話なので、彼女たちは有色人種&女性という2つの偏見に晒されていたわけなのだが、3人それぞれの闘いがしっか
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たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

死期が近づき、12年ぶりに家族に会いに行く劇作家ルイ。母、兄夫婦、年の離れた妹は歓待するが、なかなかルイは本題を切りだすことができず……。

肝心の事実に一切触れず、腫物に触るような会話ばかりが続く
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ダンケルク(2017年製作の映画)

4.0

『ダンケルク』次世代IMAXで鑑賞。

第2次大戦時のダンケルクの撤退を描いた作品。フランス北部、ドーバー海峡を臨む港町ダンケルクへと追い詰められたイギリス・フランスの連合軍を大量脱出させるという「
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パターソン(2016年製作の映画)

4.8

ニュージャージー州パターソンに暮らすバスドライバーのパターソン。毎朝ほぼ同じ時間に起き、仕事に行き、帰宅し、犬の散歩に行き、その途中にBARでビールを2杯飲む。これが、彼の平日の過ごし方。そんなパター>>続きを読む

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.2

幼い頃に両親を失った交通事故の後遺症で、止まない耳鳴りに苦しむ青年・ベイビー。彼は天才的なドライビングテクニックの持ち主で、強盗の逃がし屋をしている。とある事情から逃がし屋をやめられなかったベイビーだ>>続きを読む

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.8

『新感染 ファイナル・エクスプレス』鑑賞。韓国で大ヒットしたゾンビ映画。最高に面白かった。

妻と別居中のファンドマネージャーの男が、娘とともに乗り込んだソウル発プサン行きの高速鉄道の中で、ゾンビに
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ザ・キング(2017年製作の映画)

4.7

飛行機にて。

もうね、空前絶後の面白さ。最高。

チンピラの息子として生まれ育った不良の青年が、検察を目指してのしあがっていき、次第に大きな渦に飲み込まれていく様をダイナミックに描く。

権力にま
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キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

2.8

機内で。

冒頭に登場する日本兵の眉毛が人工的過ぎて(細面で色白の妙にキレイな男)、そこに気を取られて仕方なかったのだが、突然日本刀を持ち出してから色々と吹っ切れた。ま、細かいことを気にする映画では
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ローマ法王になる日まで(2015年製作の映画)

4.0

機内で鑑賞。

アルゼンチン出身の現ローマ法王フランシスコ。彼がアルゼンチン時代に送った日々を綴る。

アルゼンチン管区長となったベルゴリオは、軍事独裁政権による圧政の下で奔走する。仲間は殺され、拷問
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ゴースト・イン・ザ・シェル(2017年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

飛行機内で鑑賞。


前々から色々と言われていたし、キャスティングなどに無理があるのは承知の上だったので大して期待してもいなかったのだが、映画単体としては、決してつまらなくはない。



まず、『
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怪盗グルーのミニオン大脱走(2017年製作の映画)

3.0

『怪盗グルーのミニオン大脱走』鑑賞。2013年に公開された『怪盗グルーシリーズ』の3作目。

よく考えたら『怪盗グルーのミニオン危機一髪』(2作目)を観ていない気がするのだが、特に問題なかった。
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ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

4.7

志願兵でありながら、宗教上の理由から銃を持つことを拒否し、沖縄戦の中で75名もの命を救った実在する衛生兵を描いた作品だ。

主人公の幼少期から、彼にとって重要なエピソード、退役軍人である父親ら家族と
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