100億ドルで闇取引されるヤバいブツ“ハンドル”の追跡・回収を命じられた主人公フォーチュンの作戦とは…。セクシーなハッカー、サラを演じたオーブリー・プラザが魅力的。億万長者の武器商人グレッグ(ヒュー・>>続きを読む
第266代ローマ教皇フランシスコの゙、世界のさまざまな国、地域への訪問を描いたドキュメンタリー。南米ではまるでロック・スターを見ているかのように熱狂し、涙する女性たちに、どれほど彼が信者から愛され、敬>>続きを読む
1950年代、イタリアとユーゴスラビアの国境に位置する美しい森に住む人々を描いた物語。スロベニア語がイタリア語に似ていてびっくり。言語は似ていても、イタリア人とはあまりにもキャラが違う人々にまた驚く(>>続きを読む
ヒッチコック自身が自らの作品で使用した撮影技術やコンセプトについて語る「体(てい)」の作品。ヒッチコックの写真が微妙に動いたり、瞳に人影が映ったり、と多少のトリックもありヒッチコック好きなら楽しめると>>続きを読む
評判どおり素敵な作品だったが、そもそも誰かを好きになったら、その人のことを少しでも知りたくなるのが当然ではないだろうか? 自分のことをほとんど語らない相手をあれほど信じ、愛し、尊重できる人がいるだろう>>続きを読む
悪者がわかりやすいためミステリー感は薄いし、しかも敵が弱すぎる(デンゼル・ワシントン演じる主人公があまりにも強すぎる)し、舞台になっている小さな街はあんなに簡単にワケアリなよそ者を受け入れるだろうか…>>続きを読む
夫が突然失踪し、友達の勧めで探偵に調査を依頼した主人公が知ったこととは…。夫の設定がある意味すごいが、それ゙を永山瑛太さんが絶妙なさじ加減で演じている。あと、一見胡散臭く(特にネクタイのチョイス!)実>>続きを読む
ガッジョ・ディーロはロマの言葉で「愚かなよそ者」という意味。幻の歌姫を探してルーマニアのロマの村にたどり着いたフランス人青年が体験したこととは…。1998年当時のロマの人々の暮らしぶりは非常に興味深い>>続きを読む
パリに住む少女とキジトラの子猫が、家族の問題や環境の変化を通して成長していく物語。猫の愛くるしい表情や仕草だけでなく、予告編から想像していた以上に過酷な現実が描かれており、その過酷さの一因が人間の勝手>>続きを読む
ヘッジファンド会社で同僚として働く恋人同士のエミリーとルークは、婚約し、すべてが順調のように見えたが…。脚本・監督はクロエ・ドモントという女性で、映画でこのような展開はあまりなかった気がするが、私には>>続きを読む
振り込め詐欺の犯罪グループの元締めを補佐する姉ネリと、サイコパスの弟、穣が行き着く先は…。原作では男性だった主人公を女性に変えたことは大正解。安藤サクラさんの演技が素晴らしいのは言うまでもなく、悪役の>>続きを読む
1980年代の韓国を舞台にしたフィクション(これ、重要)。安全企画部(旧KCIA)の海外班長パクと国内班長キムは組織内のモグラ(二重スパイ)を見つけようと互いの部署の動向を監視し、対立を深めるが…。特>>続きを読む
度肝を抜く主人公ジャムのキャラに、冒頭から「この女性はいったい何?」と困惑。ギリシャの文化や音楽をほとんど知らない私にとっては「なぜベリーダンス?」「これは中東じゃなくて本当にギリシャの音楽?」「この>>続きを読む
台湾映画。インターセックスであることが判明した少年の両親は、息子に真実を伝えぬまま、性転換手術を受けさせるが…。設定は20年前くらいだと思うが、高校の制服や高校生たちのファッションにはかなり違和感。ま>>続きを読む
シェークスピアの「リチャード三世」を観劇したことがきっかけで、リチャード三世に興味を持ったフィリッパが最終的に発見したものとは…。シェークスピアによるリチャード三世像を鵜吞みにせず、真の人物像を探ろう>>続きを読む
原作は未読。働く女性にぜひ観てもらいたい作品。予告編から「日常生活に疲れた専業主婦が南極に逃避行する話」だと思っていたが、主人公バーナデットはただの専業主婦ではなかった! 物語自体は爽快なエンディング>>続きを読む
字幕版を鑑賞。アニメというより、動く漫画を観ているような感覚に、『THE FIRST SLAM DUNK』を思い出す。音楽のノリが良いのは言うまでもなく、レオナルド、ドナテロ、ラファエロ、ミケランジェ>>続きを読む
予告編を見た印象ではコメディー調なのかと思いきや、ガチで憎しみあう女優の姉と作家の弟の物語。しかも仲違いの原因がなんだかなぁというもので、家族のほかのメンバーや周囲の人々が二人をとりなすこともできたは>>続きを読む
2021年のドキュメンタリー。スウェーデン在住のミュージシャン、パトリシオ・ガルベスの娘アマンダは、同国で最も悪名高いISISメンバーと結婚し、シリアへ密航する。が、娘は夫とともに殺されたため、パトリ>>続きを読む
パリ・オペラ座バレエで、エトワールをめざしていた主人公が、恋人に裏切られたうえにケガを負い、新しい生き方を模索していく物語。「ラ・バヤデール」から007ばりのオープニング クレジット、美味しそうな料理>>続きを読む
1975年製作のアルジェリア映画。1930年代終盤の干ばつから1954年のアルジェリア独立戦争の始まりまでを、ある男の人生を通して描いた壮大な物語。178分という長尺、説明はほとんどないので、アルジェ>>続きを読む
実話に基づく作品。就寝中に医療用通報装置を誤作動させた主人公ケネスと、彼の安否確認にやって来た3人の警官。ケネスがドアを開けることを拒否したことから警察が取った行動とは…。日本ではおそらく起こりえない>>続きを読む
原作『ハロウィーン・パーティ』は未読。第二次大戦の数年後のベネチアでハロウィーン・パーティ? しかも、子供を含めなぜほぼ誰もイタリア語を話さない?というツッコミはさておき、殺人事件の謎解きだけでなく、>>続きを読む
夫との関係が冷え切り、別の男性と外出を重ねる主人公に突然起こった出来事とは…。とにかく、田村健太郎さん演じる夫のあまりにも事務的で冷たすぎる話し方に驚いた。私の周りにはこんな男性はいない(と願う)が、>>続きを読む
北千住シネマブルースタジオにて鑑賞。原作は未読。舞台は1950年代(映画自体は1990年の作品)。夫、敏雄の浮気を知ったことにより、神経が狂ってしまう妻ミホ。松坂慶子さん演じるミホの、まるで二重人格の>>続きを読む
留置場(刑務所?)のアイヒマンを監視する刑務官、裁判の調査官、絞首刑後の死体を火葬するための焼却炉(イスラエルでは火葬は行われないため)を作る人々などを描いた物語。ミハの話には感銘を受けたが、それ以外>>続きを読む
1955年、砂漠の街「アステロイド・シティ」で、ジュニア宇宙科学大会が開かれるが…。かなり物騒な出来事が起きるが、それでも、まばゆいばかりの青空、音楽はノリノリで、「古き良きアメリカ」が描かれている。>>続きを読む
北千住シネマブルースタジオにてフィルム鑑賞。1984年公開の作品で、南果歩さんのデビュー作とのこと。主人公の相俊と伽倻子は、確かに普通の日本人とは異なる生い立ちであり、それだけに二人の距離が縮まるのも>>続きを読む
トークイベント付き先行上映にて鑑賞。ドキュメンタリー映画『ベスト・オブ・エネミーズ』(1968年、アメリカの保守思想家ウィリアム・F・バックリー・Jr.と彼に反目するリベラル作家ゴア・ヴィダルが出演し>>続きを読む
関東大震災後の直後、香川県からの薬の行商団15名が千葉県東葛飾郡福田村で地元の自警団に暴行され、9名が殺害された事件を描いた作品。100年前の事件なのに、昨今の世界情勢を考えると、当時と今の人間はそれ>>続きを読む
原題は Tell It Like a Woman で、女性を主人公とした7つのショートストーリーで構成された作品。7つの作品にはあまり関連性が見られず、正直まとまりは感じられないが、『声なきサイン』と>>続きを読む
原作は未読。横浜流星さん演じる、ボクシングに賭ける翔吾と、佐藤浩市さん演じる、トレーナーとして翔吾を支える元ボクサー。トレーニングの様子はもちろん、二人の過去や周囲の人物、ボクシング界の現実等も丁寧に>>続きを読む
正直、物語は退屈で、なおかつ男性の視点中心で描かれており、「欲求不満の作家が、思春期にしたかったことを妄想した作品?」かと思いきや、ラスト5分で劇的に印象が変わる作品。こういうシチュエーションって日本>>続きを読む
同日公開のロイヤル・バレエの『眠れる森の美女』とどちらを観るか非常に迷ったが、結局こちらを選択。アシュリー・ショーによる大胆で表情豊かなオーロラ姫は言うまでもなく、ライラック伯爵役のパリス・フィッツパ>>続きを読む
関東大震災直後、倒壊した建物、激しい火事、混乱の中逃げる人々、そして焼け焦げた死体…これらの映像を撮影した3人の男性に焦点を当てたドキュメンタリー。音がなくても、緊迫の映像だけで、怒号と騒音が聞こえ、>>続きを読む
イランの中年夫婦と二人の息子、一匹の犬が車でトルコ国境近くに向かう理由とは…。まるでミュージカルのように昔の歌謡曲を歌いながら感情を表現する演出に違和感。旅の目的は理解したが、なぜ羊の皮? 一番印象的>>続きを読む