OBさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

SHADOW/影武者(2018年製作の映画)

3.4

最近は、洋画→邦画→アニメ→韓国映画というルーチンだったなか、久々に中国映画。

『HERO/英雄』が大好きなチャン・イーモウ監督の最新作。前作『グレート・ウォール』はあくまでもハリウッド向けビジネス
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男はつらいよ(1969年製作の映画)

4.2

『男はつらいよ』
いちおう映画好きの私ですが、本シリーズが公開されていた頃は若気の至りで、これはおじさん、おばさんの映画でしょ、と敬遠していた作品群。

今、おじさんになった私が初めて鑑賞しました。取
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黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)

4.0

本当に怖い映画だった。

何が怖かったかと言うと、当然、今だに続く黒人差別を背景とした冤罪の、そのエグさと多さには驚愕した。しかしそれ以上に怖かったのは以下。

我々は映画として、監督の演出に従いこの
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.0

巷で非常に評判の良い本作をやっと鑑賞。
女子高校生の仲良し二人組が高校生最後の夜を楽しむべく奔走するお話。普段はあまり観ない系の映画。

今どきのアメリカの高校生の生活が描かれる。下ネタも多く、一見す
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ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

4.0

新年一発目はこの作品に決定。新しい年にふさわしい良質な映画だった。

「人はちゃんとした目的を持って生きなければ行けない。その目的を達成することで、その人の人生は有意義になる。」

確かに正しい言葉で
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On Your Mark(1995年製作の映画)

4.3

2020年の締めは、意外にもこの作品。

昨晩、急に娘が『On your mark』っていう隠れた名作があるらしいんだけど観たい。というので、これは見せるべしと急遽Blu-rayを購入。

1995年
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のぼる小寺さん(2020年製作の映画)

3.5

『アルプススタンドのはしの方』の流れで鑑賞。
両作とも、何かに向けて真摯に愚直に頑張っている人が、周りを感化していくお話。

『アルはし』は感化する人物が画面に登場せず役者さんの演技のみで観る側に想像
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

4.5

出ました、2020年も残り3日のタイミングで本年ベスト。

やはり評判通りの傑作だった。
過去にも述べさせて頂いていますが、私が映画に求めるものは以下2点。

①自分の生活では見ることの出来ない景色(
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ハスラーズ(2019年製作の映画)

3.5

20年位前だろうか。J.Loは大好きでCDは全て所有してよく聴いていた。
あの頃の彼女はシンガーとしてまさに絶頂期で、ダンスも抜群のまさにスターだった。

映画にもいくつか出演していたが、歌手のそれと
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ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

4.1

記念すべき200レビュー目はこの作品。

MARVEL&DC含めた女性ヒーローNo.1(あくまでも私的ですが)ガル様のWW1984。期待度100%での鑑賞です!

いやぁ、堪能しました。
約150分間
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母なる証明(2009年製作の映画)

4.2

ポン・ジュノ作品を観ようシリーズ第5段。

ジャケットの中年女性とその子供らしき人物二人の地味な写真に『母なる証明』という一見とっつきにくそうな雰囲気で、どうしても後回しにしてしまった作品。

あらす
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アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

3.8

いつもの、WOWOW「W座からの招待状」からの一本。

伊坂作品はお気に入りで、なかでも『フィッシュストーリー』や『ゴールデンスランバー』といった、ワクワクドキドキの豪快な伏線回収ものが特に大好物。
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ザ・プロム(2020年製作の映画)

4.1

フィルマにて最近本作の存在を知った。
メリル・ストリープとニコール・キッドマンが出演するミュージカル!

NETFLIXで近日配信とのことだが、これは劇場案件だろうと急遽映画館へ。
結果、久々にいわゆ
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スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐(2005年製作の映画)

4.8

Amazonのブラックフライデーセールにて「スターウォーズ 4Kコンプリートセット」が格安に! 
元々欲しかっただけに思わず衝動ポチり。

翌日には着弾。なかなか豪華なBOXセットでコレクター心をくす
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市民ケーン(1941年製作の映画)

4.2

歴史的な名作を恥ずかしながら未見だった為『マンク』の予習も兼ね鑑賞。

勝手な先入観から、もっと政治的で難解な作りの映画なのだろうと苦手意識を持っていたが、蓋を開けて見るとシンプルかつ骨太な人間ドラマ
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グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

3.8

ポン・ジュノ監督作で観たかった本作がWOWOWで放映された為、録画鑑賞。

まさに韓国版『ゴジラ』でした。

米軍の薬品不当投棄のせいで変異した生物がモンスター化。突然、市井の人々を襲い始めます。
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テリー・ギリアムのドン・キホーテ(2018年製作の映画)

3.3

現実と虚構。

正論で言えば現実が正で、虚構はまがいもの。人は現実に生きているので、虚構や空想はともすれば現実逃避というネガティブな印象を持つのが一般的では。

しかし、現実と虚構どちらが正しいのだろ
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ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

3.5

ターミネーター1&2の正当続編とのことで鑑賞。
ターミネーターシリーズはあまり思い入れがある方ではない。当然1と2は観ていて面白かったが、それ以降は多分観ているが内容を覚えていないレベル。

で本作。
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

3.6

C.イーストウッド監督作ということで期待しての鑑賞。
結果、良くも悪くも「ストレート」な作品だった。

筋としては『ハドソン川の奇跡』と同系列の、英雄扱いから一転容疑者となり、その結末は、、というもの
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カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

3.8

藤沢にあるお気に入りのミニシアター「シネコヤ」にて鑑賞。(https://parismag.jp/bread/15006)

いわゆる少年が自立し大人になる成長過程を描いた作品。少し前だと『リトルダン
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

3.9

先週末の土曜日曜でTV版を一日13話づつ消化という強行予習敢行し、本日晴れて映画版を鑑賞。(トータル鬼滅歴4日目の超にわかです(笑))

映画館でアニメを観るのは、娘と観た『君の名は。』以来。ちなみに
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チャーリーズ・エンジェル(2019年製作の映画)

3.6

今日はちょっとお疲れだったので、何も考えなくて楽しめそうな最新版チャーリーズ・エンジェルをチョイス。

私的チャリ・エンと言えばやっぱりTV版。
当時1番人気のファラ・フォーセットではなくて、後任役だ
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宮本から君へ(2019年製作の映画)

3.7

いつものWOWOW「W座からの招待状」からの一作。

やはり、噂通り相当な熱量を持った映画で、鑑賞後の第一声は
「役者さんは大変な職業だなぁ。」

振り切った映像が続く為、次に何が起こるのか、観ている
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ガーンジー島の読書会の秘密(2018年製作の映画)

3.5

ザ・リリー・ジェームズ観賞映画。
アクティブなパンツスタイルから胸元の開いたセクシーなドレス姿まで、彼女のファッションショーかの如く堪能出来る。
彼女に対する贔屓度合いで評価が大きく分かれそう。

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MILES AHEAD マイルス・デイヴィス 空白の5年間(2015年製作の映画)

3.8

台風接近もあり、久々にレコード鑑賞を敢行! 
ノラ・ジョーンズ、ジョニ・ミッチェル、キャロル・キング、アリシア・キーズ、スティング、宇多田ヒカル、ビートルズ、リー・モーガン等々、脈絡なく聴き入った訳で
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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

4.5

フィルマでお世話になっている3618さんのお薦めの一本をようやく鑑賞。

新海誠という作家の本領が垣間見れる素晴らしい作品でした。

『天気の子』や『君の名は。』のような際立った写実性の高さよりも、絵
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空母いぶき(2019年製作の映画)

3.7

WOWOW録画鑑賞。評判からあまり期待せずにハードルを下げて鑑賞した為か、思いの外楽しめた。

近い将来、クーデターを起こした独立国家が日本の領土を侵害した場合、自衛隊は、日本国は如何に対応すべきか、
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.9

TENET観ました!

本作はIMAXフル画角の池袋グラシネで観ると決めていて、初日に観たかったのですが、席取り競争に完全に乗り遅れ、やっと取れたのが朝8時からの回で前から4列目という、18メートルの
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オールド・ボーイ(2013年製作の映画)

3.5

韓国のオリジナル版はずっと気にはなっていたけどなんとなく敬遠していて、観ることのなかった一本。

実は本作の存在も今まで知らずにいて、何かの拍子に知り、サノス主演で、私の“推し”のワンダがヒロイン、お
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見えない目撃者(2019年製作の映画)

3.6

WOWOW録画鑑賞。
本家韓国版と日本版のどちらを観ようかと迷ったが、吉岡里帆さん見たさでこちらを選択。

女子高生連続誘拐殺人事件を巡り、元警官であり、ある事故から盲目となったなつみ(里帆さん)が、
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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

4.6

MCU INFINITY SAGA.

多分、今まで観た映画シリーズの中で一番好きだと言えるシリーズ。
クライマックスとなる『エンドゲーム』に至っては6回も映画館に足を運んだ。

今ではそんなに大好き
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スノーピアサー(2013年製作の映画)

3.5

ポン・ジュノ監督作品ということで鑑賞。海外資本による本格的なグローバル初進出作品としての位置づけか。

地球温暖化対策として冷却装置を作動させた為に、逆に地球全体が氷河期となり生物は全滅。唯一、地球周
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クライマーズ・ハイ(2008年製作の映画)

4.5

時節柄、何年か振りの鑑賞。やはり邦画史に残るべき素晴らしい作品だった。

1985年8月12日。日航機123便は群馬県の山中に墜落。この世界最悪の飛行機事故を巡り、群馬の地方紙記者達が記者魂をかけて取
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人間失格 太宰治と3人の女たち(2019年製作の映画)

2.5

WOWOWにて放映、話題になっていたこともあり鑑賞。

蜷川実花監督は映像美(?)と言われている過剰な極彩色調と、あえて外した和洋折衷な音楽使いが先行し、肝心のシナリオ+演出がそれに追いついていかない
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ダンケルク(2017年製作の映画)

4.2

既に何度も観ていて、特製スチブ仕様の4Kブルーレイも所有済の本作品。

あの池袋グラシネで全角IMAX上映があると知り観てみたいと思っていますが、昨今の状況からどうなるか判らない為、我が家のDOLBY
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新聞記者(2019年製作の映画)

3.9

いつものWOWOW「W座からの招待状」からの一作。『サニー 永遠の仲間たち』のシム・ウンギョン主演ということで注目していた作品。

内閣府調査室では、現政府を維持することのみを正義とし、情報操作を行う
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