ようすけさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

パーフェクト・ノーマル・ファミリー(2020年製作の映画)

4.3

多感な時期に両親が離婚。お父さんがお母さんになるというのは世界観が変わり足下が揺らぐぐらい衝撃的なんだろうなぁ。好きだからこそ、理想の姿があったこそでかい出来事だと思う。何か裏切られたような感覚もある>>続きを読む

KAPPEI カッペイ(2022年製作の映画)

3.8

悪役が出てこない映画のヒーローは何をするべきか。まぁこうなるわな。それにしても師匠はリアルの世界に何か物凄い恨みでもあるのだろうか。そしてこれほどまでに奈落の底に叩き落とされる「解散」は見たことないわ>>続きを読む

大人たち(2014年製作の映画)

3.8

確かにホームセンターの家具でやたらとくつろいでいる人はよく見かける。それにしてもスペイン語は普通に喋っても何か情熱的だなぁ。

理想の人生を演じている二人はどこか哀しさもあるけれど、他のおじさんや店員
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ビフォア・ザ・レイン(1994年製作の映画)

4.2

歴史を学ぶのは、人間が犯した過ちを教訓にするため……なんて言う人もいる。「失敗の本質」なんてベストセラー本もある。けれど、いつの世もやはり同じ過ちばかり繰り返すのだなぁ。三部作の悲劇の循環ループ構造を>>続きを読む

エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

4.4

純愛もので、それこそキラキラしていて、記憶を消してもやっぱり出会っちゃうの!みたいな映画かなぁと思って見始めた。一部は正しかったが。
博士、お前もか。それにしてもパトリックは気持ち悪いなぁ。でも、エピ
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オデッセイ(2015年製作の映画)

4.7

何か地球で色々悩んでいる自分がアホらしくなる。空気も水も食料もあるじゃねぇか。

「生きているよ。びっくりした?」

火星に取り残される何て毎日が危機一髪。そんな極限状態で彼はどんな心境かな。

植物
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アーティスト(2011年製作の映画)

4.5

昔は良かった……なんて追憶の情で、その当時の自分の状況や心情が美しく見せるんだろう、何て思うこともある。
無声映画なんて見たことないけれど、(もちろんつい最近の映画)どうだろう?と興味本意で見た。
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最強殺し屋伝説国岡 完全版(2021年製作の映画)

4.0

殺し屋という仕事を描いているけれど、悩みが新卒二年目のレベルだったりする。ちょっとついていっていいですか?のノリからのスタート。よく国岡さんも引き受けたなぁと思ったがその辺りのユルさがあるからこそ面白>>続きを読む

イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

4.4

ドラマとして見るのか、コメディとして見るのか、どちらだろうと思いながら見ていた。終盤で思い切り主人公が尻を出しながらバイクに乗って彼女に会いに行くシーンで安心。教祖の前で、みんなの姿は?これがやっぱり>>続きを読む

世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

4.4

そういえば冬季オリンピックのフィギュアスケートでダブルスの良い感じのコンビがいたなぁ。世の中は付き合っているのかいないのか、なんてことに興味津々。なんだか上手く世の中ははぐらかされて終わった。仮にペア>>続きを読む

クレッシェンド 音楽の架け橋(2019年製作の映画)

4.4

必要なのはチームビルディングだ。取り敢えずアイスブレイキングだぁ、なんてことが流行った十年ほど前の研究会。初対面のグループで謎のゲームをやらされて、まさにその場が凍りついたのを覚えている。

最後の数
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ベルファスト(2021年製作の映画)

4.5

子供は子供なりに考えている。外国の子育てを見ていると、子供の考え、というよりも子供が考えたことに対して尊重しているのが分かる。接し方もある意味一人前として(言葉は物凄く噛み砕いているが)。なぜ母でも父>>続きを読む

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.5

先日、コンビニでがっつり女装したおじいさんを見た。白髪頭ではではでのコスプレみたいな鮮やかな服。どういう境遇で、なんの理由があってそうなったのかは分からない。けれど、何かこれはこれで格好良いと思った。>>続きを読む

サンドラの小さな家(2020年製作の映画)

4.1

棲み家を作ることも大切だけれど、本当に大切なのは自由を手にいれること。自分は結末を納得してみていた。DV旦那は自分の行動で悪い意味で証明してしまった。

それにしても「メハル」って良いねぇ。無償で助け
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.7

手話の方がよっぽど表現が露骨に伝わる面白さ。確かに相手と状況にもよるが戦士ヘルメットを被るべき。聾唖者の兄さんはLINEでナンパ。主人公の友達の「お兄さんマッチョね。」など、制作サイドの考え方がよく>>続きを読む

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

4.5

何度も示されるアルコールの血中濃度。それが0,00%のシーンがやっぱり印象的だった。陽気な酒と陰気な酒。人とのむ酒と一人酒。酒の味を楽しむ飲み方と、酔うための酒。やっぱり酒そのものが大切ではなくて……>>続きを読む

嘘喰い(2022年製作の映画)

4.0

結論から言うと、原作が好きだったが、これはこれでとても楽しめた、というところ。

もうちょっと演技とわかっていても貘が狼狽する姿を見たかった。
夜行は目蒲をやはり一撃でやってほしかった。マルコの体格が
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コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

4.4

もうストーリー上の標的を騙すというより、メタ視点で視聴者を欺くことがほぼ目的の場面もある。騙されるのは分かっているので、どのように騙されるのかなぁと考えながら見る始末。

まぁ確かに英雄が必要とされな
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イップ・マン 黎明(2022年製作の映画)

3.5

ええと、これはイップマンではありません。名前を借りているだけです。だからあの大人気のイップマンシリーズだと思わないでください。もちろんドニーイェンも出てきません。

それにしても悪いことをする人ばかり
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AWAKE(2019年製作の映画)

4.2

最後の一分を見て、すっかり満足してしまった。観始めたら一気にトイレにも行かずに最後まで。
電王戦はどちらも間違っていないし正しい判断だったと思う。
決着がついた(ついたと判断した)時の英一の頷きと笑顔
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ファイティング・with・ファイア(2019年製作の映画)

4.2

ベタのB級だけれど、低評価にしたくない作品があるが、これもその一つ。冴えない降下消防士の分署が、救助した子供達の面倒を見ることになった話。

ほっこりしてくれぃ!まぁ笑ってくれやという感じで終始貫かれ
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サウンド・オブ・ミュージック(1964年製作の映画)

4.2

ミュージカルでしかも古典的名作であり、仕事のために見る、という動機で手にとった。ミュージカルだろ、ほれ歌い出すぞ、すぐ踊るぞ、そら手を繋ぐぞ、何て思いながら始めは見た。

エーデルワイスってこんな場面
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WOOD JOB!(ウッジョブ)神去なあなあ日常(2014年製作の映画)

4.4

好きか嫌いかと言われたら好きだな。
伊藤英明の山猿っぷりもすごく良かった。
畏敬の念とか、自然愛護とか言われるけど、里山で遊んで、一緒に仕事や生活をしたら一発で意識が変わるのでは。研修生のなかで林業が
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リベリオン(2002年製作の映画)

4.4

アクション映画は頭を空っぽにして爽快感を楽しめば良いみたいな考えで見てほしくない。
アクション意外は何もないか。ガンカタを見て爽快感に浸るだけで良いか。
いや、頭が空っぽなのは見たあなただよと言いたい
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愛を語れば変態ですか(2015年製作の映画)

3.0

そうです。あなたは世の中の常識で言うと変態です。

スッキリしたくて見るものではない。男たちの会話は堂々巡り。

ストーリーというかあさこの行動は滅茶苦茶。

すっごい魅力的で、周りにそう見られている
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百円の恋(2014年製作の映画)

4.2

やたらと評価が高かったので鑑賞した。

やはり試合後が良い。いや、お約束の展開だけれど何でこう、みんなこういうのが好きなんだろう。

ヒーローなんてものはいない。ジャイアントキリングなんてそう簡単に起
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ある夜、彼女は明け方を想う(2022年製作の映画)

4.0

スピンオフは女性側の視点。
何だい、浮気をしやがって❗とは思えない。男性側を既に観ていたからどんな悪女かとも思ったがそうではなかった。
いや、浮気はよくない。それでも、結婚、就職、旦那の海外出張、自分
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明け方の若者たち(2021年製作の映画)

4.4

DVDのジャケット写真はどの場面のものかなぁと思いながら観ていた。初めから終わることを想定したつきあい方だなぁとは思っていたがやっぱりそうですか。

風俗嬢の方がグッドジョブでした。言葉を介さなくても
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街の上で(2019年製作の映画)

4.3

チョコレートケーキの消費期限は冷蔵で三日ほどらしい。何でこんなことを確認したかというと、この話がどれぐらいの間の出来事なのかがとても気になった。
まぁ彼女と腐っていないか確認して恐る恐る食べたことを考
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ショック・ドゥ・フューチャー(2019年製作の映画)

4.0

男性が狩猟、女性が木の実や穀物の採取と料理……なんて時代もありました。今は女性の方が激しく巧みに猛獣を飼ったりする。お婆さんは山へ芝刈に。職場でふとそんなことを思った。SDGSで男女平等が先進国で最下>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.3

長く感じたか短く感じたかと言われたら、自分にはあっという間に感じられた。設定を色々理解するまでは時間がかかったが、映像の美しさと、絶体絶命だらけの緊迫感で世界観にのめり込んでいた。

SFはあまり好ん
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そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

4.5

原作は最初の数ページしか読まずに映画化を待っていた。その数ページは、結婚式の朝ご飯を優子のために作っている森宮の独り言のような感じだった。

結局未読の状態で鑑賞した。石原さとみがかなり持っていきそう
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.6

初っぱなからエピソードの語りから始まる。想像力を必要とするだろうなぁと思っていたが劇中の登場人物の想像を想像する序盤で心の準備、これから三時間付き合おうという覚悟ができた。

レトリックがふんだんにあ
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キャッシュトラック(2021年製作の映画)

4.4

こいつは一体何者だシリーズその2(その1はMr.nobody)のつもりで見た。ジェイソンステイサムが警備員役だが明らかに役不足のスキル。悪口を言って新入りをばかにしていた同僚の掌返し。よしよし、予想通>>続きを読む

Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

4.5

失礼な話だけれど、レンタルショップでランキング上位のアクション物は面白くないと思っていた。あまり期待していなかったが、見ていて途中で「おかしい……。」と思い、このサイトの評価を見て爆笑。いやぁこれは面>>続きを読む

ワイルド・スピード/ジェットブレイク(2020年製作の映画)

4.3

メタ視点の台詞が要所要所でアクセントになっていた。

困難や危機に立ち向かっても結局生きてる。
ほらな、無傷だ。
これが映画だったら悪者が不意をつかれて負けるシーン。
車が爆発したのに助かるか。
いい
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