バミューダサイキックビームさんの映画レビュー・感想・評価

バミューダサイキックビーム

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プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命(2012年製作の映画)

3.5

ゴズリング&リオッタ&クーパーその他名優達で仕上がったのは這い上がれない様な真っ暗なある男達の人生の深淵!
人生の下り坂を転げ落ちていく絶望。
またそれと併せて幸せと正義の儚さ、悪徳や汚穢の底知れ無さ
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.0

∀「時が未来に進むと誰が決めたんだ。」
因果が果因に変じ、演繹的な常識を帰納的映像で裏切られるという相変わらずのノーラン映画の迷宮振り!
全然解からんかったんで要再トライ。

犬鳴村(2020年製作の映画)

2.6

個人的にはRPGの村人に「ここは〇〇村だよ。」と言われたくないランキングの2TOPに杉沢村と共にランクインする犬鳴村!
心霊的な恐怖を持つ「犬鳴トンネル」では無く物理的な恐怖を放つ「犬鳴村」との事で日
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The Witch/魔女(2018年製作の映画)

3.7

Hello kids! Do you like violence?

約3分の2程を丁寧な仕込に使って残りで一気呵成にド肝を抜いてくるスタイル。
虫も殺さぬスーパーヒロイン&あからさまな狂言回しの親友
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.7

゛死ぬ程の目にあった奴はイカれちまう。゛「ダークナイト」のJOKERが語った様にドン底の遥か下まで落ちた男の自称喜劇。

何ら特別な通過儀礼もなく一市民がヴィランに仕上がっていく過程に作用する貧困と狂
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

5.0

3時間?いやいや5秒でしょ。
詰め込まれた内容と感動に頭が時間を忘れ、鑑賞後に気付いた痛む私奴の「日本のケツ肉」のみが現実の時間の重さを実感させる。

デシメーション後の半減世界で寒々しく凍りついたヒ
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キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

3.5

MCUに自分のストライクゾーンド直球な彼女が遂に降臨、またエンドゲームへの不可欠な話になる筈なので犬派ですが行ってきました。猫アレルギーのブリー・ラーソンがグースに触っているのは伏線なのか?


戦闘
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ヴェノム(2018年製作の映画)

3.7

過去作ではスパイディの2Pカラー的扱いを受けていたヴェノムがやっと晴れて個人映画を持たせて貰えて良かった!

しかし見に行った当日がスタン・リーさんの命日と重なり複雑な気分。
有り余る作品に命を吹き込
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ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

3.4

期待が大きかった分、正直上手く調理仕切れていないと感じる。

終わりの無い麻薬戦争の流れの中で美しくかつ綺麗に一区切りをつけた前作から不穏な雰囲気を高める音楽、100%以上にリアルに感じる時勢やミリタ
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メッセージ(2016年製作の映画)

4.0

「生命は自らの話す言語で思考する。」とは劇中の言。
ではその言語に時制がなければ時間は来し方から行く末へ流れる線形なものでは無く非線形なものになるのでは。
そんな深遠なテーマと監督独特の冷たい静けさが
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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

3.6

「アメリカの片田舎」「子供の連続失踪」「ジョン・ゲイシー」と某BAU感が感じられるテーマだが主人公はあくまでも子供達な青春ホラームービー。

自分の中ではイットフォローズに続き「ホラー映画のIT革命」
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MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

3.4

「ジョーズ」リスペクトのタイトルフォントから「敵は魔女っ娘説」は消し飛んだ!

全貌が見えない恐怖のベールを纏った序盤から中々驚きのどんでん返しの中盤を経て民主主義的な結末とその全部でサメの圧倒的スケ
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.0

カラフルさとポップさと斬新さとピカレスクとがそれぞれ尖りつつも同居した感じが堪らない!

イヤホンとリンクする劇中BGMとそれが代弁する主人公のエモーションと言うアイディアは凄い。
イマイチ読めない主
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オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.5

オジサマクルーニー率いるオーシャンズは「LEON」的ならこちらは「VOGUE」的。よりヒップでホットでフォトジェニック‼
前シリーズはベガスという派手だが空虚な舞台だった反面此方はニューヨークという尻
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海角七号/君想う、国境の南(2008年製作の映画)

3.0

正直この映画には描ききれていない部分(キャラの感情や関係性等)が多く感じられるし、「届先不明の手紙」という物語上の必殺技もボリュームが少ない使い方なんで余り見終わった時に残るものは無いかも。

しかし
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ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

3.2

「安心しろ。ここは死の島だ。」(字)って言われても安心できない。

早めにゴシックホラーなバヨナワールドに持ち込みたかった為か配分としては「ロストワールド」の島:外の配合量が3:7になった感じ。
その
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デッドプール2(2018年製作の映画)

4.2

「LOGAN」の作品的に良いのかと思うオープニング!?

テーマは○uckとFamily。
ウエイドに付き憑き纒っていた「家族」に対するマイナス感情の払拭と新たな「家族」の結成劇。
この為だけに集めら
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アナベル 死霊館の人形(2014年製作の映画)

2.8

子供の頃から人形の怪談が苦手だった自分。しかしホラー演出に目新しさが無いからか微かな伏線が回収されないからか映画本体はそこまで怖くない。
1番怖いのは人形。
どう見ても堅気では無い表情の不健康な作物色
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リバイアサンX 深海からの襲来(2016年製作の映画)

1.2

深海詐欺映画( ノД`)‼
なんでこの深海生物は陸上で平気なんだ?

ギャラドスがジャケに映ってるのにコイキングメインで話が進む感じ?
ショボい進化前の深海生物が原因のスケール小さめなインベージョンと
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アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

4.3

ユニバース全体あげての仕込みが上手かったからかシリーズとして“たったの3作目“とはとても思えない。
これまでのユニバース作品のそのままの延長なのでいきなりの無慈悲にまず度肝を抜かれ、その後の目まぐるし
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

2.9

「薬は注射するより飲むに限るぜ、ゴジラさんよ」by権堂一佐
私はビオランテ大好き勢なんでこの台詞が頭をよぎりました。

災害後の現代日本と地続きな感のある舞台建てとゴジラ出現までのスピードが良かったか
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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

3.4

テーマはアフロアメリカンの凱旋帰郷か?
ある社会的カテゴリーのアイデンティティーを全面に出した映画として立ち位置は「ワンダーウーマン」に近い気が。

旬から渋めとスキの無い面子のキャスティング。
加え
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ローマに消えた男(2013年製作の映画)

3.7

歳をとったらトニ・セルヴィッロになりたい。
でもカッコいいスーツもダンディさも髪の毛も足りないよ(´O`)。

政治家という職業のアジテーター的側面と権力故の孤独という代償を表情以外には見た目に殆ど変
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.1

茹で卵と半魚人には塩を振れ!

昔好きだった岩井俊二の「ウォーレスの人魚」の様な密やかさとデルトロ監督の性と死のスパイスの効いたワカモーレの様でやはりユニーク。
監督!私奴には「ストレイン」は難しめで
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マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)

3.2

タイトル見た時マンUの映画だと思ってた(゜ロ゜)。
ベッカム役プラット、ベスト役マット・ボマー、ロブソン役イーサン、カントナ役御本人とか?

キャストの渋さと華美さのバランスが良い!
デンゼルとプラッ
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13時間 ベンガジの秘密の兵士(2016年製作の映画)

3.6

「今夜僕らが死ななかったらの話だけど」と言い残して事件の起きた時間にOFFになった大使館員がいたということでネットゲーム界隈でも有名なこの事件。

敵の実態とか背景とかがまるでわからないので若干消化不
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スプリング・ブレイカーズ(2012年製作の映画)

3.8

スケアリーモンスターズの流れるパーティーピーポー達の出し惜しみの無い御乱行のオープニングを見て思った。
なんで俺の春休みの思い出とはこんなに違うんだよ(゜ロ゜)?

全体的にはどぎつい雰囲気重視でふん
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オール・アイズ・オン・ミー(2017年製作の映画)

3.5

エルビスに並び不死の伝説と化した2pacの映画かつミショーンとマギーもいるということで“悪い子“ではないしTWD好きな自分としてはシアターの雰囲気は怖そうだが是非行かねば(゜ロ゜)。

「ストレイトア
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X-ミッション(2015年製作の映画)

2.9

結局エクストリーム自殺じゃないですかねコレ?チキン野郎な自分にはそうとしか思えない。

なんでまたこんな事してんだろと思ってたけど原因は過激なヒッピーの禅的な苦行なんだな(´ω`)。成る程分からん(;
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スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

3.9

グッズの売り上げにも関わるだろうしファズマとポーグにもう少し出番をやってくれよ( ̄^ ̄)!

シスの色で縁取られたロゴからは禍々しさが感じられたがファーストオーダー勢は何か頼りない。
破格のカリスマを
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死霊のはらわた(2013年製作の映画)

3.5

BLTサンドからトマトだけを抜き取るような挑戦かはたまた暴挙か?
サムライミ版からコメディ成分を綺麗に抜き取った様な感じで、初めて見た時は「真面目かっ!」と突っ込みをいれたくなった。
死霊は相変わらす
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ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)

3.8

混雑するSW勢を尻目にJLに行くこの敗北感(´Д`)。

スナイダー監督の降板とジョス・ウェドンの編集のせいか「アベンジャーズっぽいDC映画」というアマルガム的日本語に繋がった。
町山さんの「神のDC
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

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あかん!分からなかった!
アンドロイドは電気羊の夢を見るのかどうかは分からないが余りの超長時間着席のせいで僕はケツの肉が取れる夢を見そうになった(´・ω・`)!

「ボーダーライン」に続き空撮から入っ
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袋小路(1965年製作の映画)

3.7

「反撥」に続きサイコな不条理劇。
監督は今流行りのハリウッドセクハラ問題の先駆者ポランスキー。
ホームインベージョン系のこれを撮影したのがその後マンソンファミリーに実際に家宅侵入され妻を殺害されたポラ
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.7

塩の花や桟橋の古ぼけたペンキの虚しい白と消耗した兵士の疲労の色合いの相乗作用が醸す絶望の味が苦い!

チネチッタライブサウンドで観賞。
耳元で聴こえる様な銃声と爆撃の音からは焼けた金属の匂いを、CG
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エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)

3.5

偏執的なまでにSF描写とファスベンダーとマッチョな女主人公への愛に拘りぬいた感じがあるけど、突き詰めれば寄り道して酷い目にあうというホラーの王道的映画。

またそこに出てくるのはホラー界のアイコンなエ
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