このレビューはネタバレを含みます
異世界転生ものって初めて見た気がするけど、前世の記憶残ってるのね。しかも受け入れめっちゃ早いのはちょっと引っ掛かる。普通もっと動揺したりしないか？
1話で一気に転生からの6歳～12歳へサクサク進むのが特徴的。
実社会で天才プログラマーかつロボットオタクだった主人公はファンタジー世界における良いとこのお坊っちゃんエルネスティへと転生し、その類いまれなるプログラミング能力を活かし、凄腕の魔法使いとなり、かつ前代未聞のシルエットナイトを新しく開発することに力を注ぐ。
念願の新型を作り出すが、すぐさま敵勢力へ奪われる。
その後銀鳳騎士団が発足し、公式なラボとの新型シルエットナイトのコンペバトルが開催。
8話でようやく自分だけのシルエットナイトを製作し、9話でようやく戦争開始。
トントン拍子にジャロウデク軍を制圧していくが、ドラゴンタイプの戦艦にはじめて苦戦。最後はそれも乗り越えハッピーエンド。
キャラの魅力は薄め。まずエルネスティがそんなに好きになれない。ハイスペック過ぎて、いつも飄々としてるのがなぁ。大きなピンチもないし、毒気もない。こんな隙のない主人公なんてどう共感すればええねん。
アディもいちいち抱きついてきてウザいというか品性を欠いている。さらに抱きつかれたエルネスティの反応もつまらない。もっと恥ずかしがるとか、エロい妄想するとかしろよ、と。ロボットにしか興味ありませんってのも共感できないポイントかも。
敵も全然かっこ良くない。ジャロウデクのトップが小物。ジャロウデクは侵略したその先に一体何がしたかったのかが見えてこなかった。
全体的に子供向けな印象。材料は良いのにうまく料理できてない感がある。戦争が始まるのが遅すぎて終盤まで物語が締まらないのが残念だった。
シルエットナイトのデザインはかっこよかったかな。
