眼鏡の錬金術師

呪術廻戦 第2期 懐玉・玉折/渋谷事変の眼鏡の錬金術師のネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

1話目からバチバチにエモい。OPとEDがすごいエモい。

冒頭の洋館の説明なんかは原作よりも肉付けしてあったが、それ以降はほぼ原作通りに進行する。
天元様の代替わりとして、天内理子が生贄的な役割として選ばれていて、何故か代替わりの2日前に敵にその存在がバレ、天内を狙う組織から護衛するというのが五条や夏油に課せられたミッション。
最強の刺客パパ黒も登場。パパ黒強すぎてミッションは失敗するが、五条も夏油も生き残り、五条は最強になる。五条へのジェラシー、一般人への失望、九十九との問答を経て夏油闇落ち。そして現在へ戻り、メカ丸の死闘を経て渋谷事変へ。
五条悟を罠に誘う呪霊たちは一般人を盾に攻撃を畳み掛ける。過程で花御が死ぬが、五条は封印させられてしまう。そこからは五条を巡るバトルロイヤルへ突入。

立て続けに死闘が描かれる。虎杖VS脹相は脹相の勝ち。ナナミン、マキ、ナオビトVSダゴンの途中でパパ黒乱入。アンラッキーダゴンが祓われるが、直後ジョウゴがナナミン、マキ、ナオビトを燃やす。そして宿儺顕現。続いて伏黒VSパパ黒、宿儺VSジョウゴが描かれる。ジョウゴの最期切ない。ナナミンの最期やメカ丸と三輪ちゃんのやり取りも切ない。
渋谷虐殺、ナナミンの死、野薔薇の死で身も心も砕けそうなとき、現れたのはブラザー東堂葵!こんなにもかっこいいやつおる?平家物語の冒頭を引用しつつ、「俺たちを除いてな」と締めくくる、こんなん男でも惚れてまうわ。ずっと呪霊にボコボコにされてきたのもあって、フラストレーションが溜まってたのが一気に昇華されていく、ここからの展開が気持ちいい。
東堂の献身により、ついに真人を追い詰めたが、羂索が漁夫の利を得て、渋谷事変は唐突に終わる。
無為転変で素質あるやつを呪術師として進化させ、呪霊を解き放った。東京は壊滅。乙骨が虎杖の死刑執行者として登場し、終了。

アクションは漫画よりも加筆され、想像以上にスピーディーに動き、圧倒される。ずっとクライマックスかのようだ。
原作の、とにかく緊張感の高いバトルの連続を原作以上にかっこ良く表現してくれたので最高。てか本作のバトル描写は現時点であらゆるバトルアニメのなかでも最高峰じゃない?
所々のエモい演出も素晴らしい。てか終盤にかけてずっとエモい。

ナナミンや野薔薇、東堂の術式などを犠牲にして真人を倒すに至ったのに、ほとんどは羂索の思いどおりで終わった形。九十九来るの遅すぎだね。裏梅の存在がずっと謎。呪術師側は後手後手で、ほとんど何もできなかったと言える。

これは原作がすごいんだけど、真人というキャラを作れるのがすごい。普通こんなにイラつくキャラ思い付かなくない?