バイトから帰宅した悪の秘密結社「鷹の爪団」の総統は、何者かに視界を奪われ不思議な音声を聞かされる。すると突然猛烈な便意が！音声の正体は団員のレオナルド博士が開発した「ゴールデン・スペル」。たった一言で人間を操り、姿形まで変えられる新たな秘密兵器だ。「これならコロナの影響が残る昨今でも、音声だけでリモート世界征服できる！」とはりきる鷹の爪団。手始めに近所の商店街を征服しようとするが……

ゴールデン・スペル生成プログラムを何者かに盗まれてしまった鷹の爪団は、手がかりを求めてIT企業「クロッター社」に潜入。そこでは社長の黒輝が「特定の言葉を聞くとバカになる」という奇病に悩まされていた。原因がゴールデン・スペルと謎の人物「シュガー」であることを突き止めたレオナルド博士は対抗策「アンチ・スペル」の開発を始めるが、材料にはレア素材と「感謝の言葉」が必要で……

クロッター社に再び事件が！今度はゴールデン・スペルの影響で全社員が赤ちゃん言葉を話すようになってしまった。200万円でアンチ・スペルの開発を依頼された鷹の爪団だが、材料となる「感謝の言葉」を悪の秘密結社が集めるのは至難の技。そこで正義の味方デラックスファイターを手伝うことにするが…… 一方、クロッター社の事件に奇妙な館内放送が関係していることを突き止めた政府は、NTSこと内閣特命捜査室の鳳美冬に捜査指令を下す。

クロッター社から支払われたアンチ・スペル製造報酬で新たな秘密兵器を開発した鷹の爪団。さっそく近所の公園で世界征服を始めようとすると、デラックスファイターが登場。いきなり吹き飛ばされてしまうのかと思いきや、「今日は俺が世界征服を手伝う！」と言い出した。総統と吉田は困惑しつつも手伝いを頼んでみるが、デラックスファイターは次第に暴走していく。実はシュガーが放った、『手助け・スペル』に汚染していたのだ！

鷹の爪団は「デラックスファイターズ」を名乗り、順調に人々の感謝を集めていた。評判が評判を呼び、なんと宮中晩餐会でグルテン王国の女王を護衛することに。しかも会場には、女王の命を狙う国際テロリスト「ジャジャッカル」が潜んでいるという。失敗は絶対に許されない！ところが、デラックスファイターと鷹の爪団は女王の目の前でとんでもない奇行に走ってしまい……

一連の事件の犯人「シュガー」。その名前に着目した吉田は甘そうな物に反応する怪人「アントーマン」を作るが、案の定ケーキ屋さんや無関係の人にばかり食いつき、調査は難航を極める。さらに、シュガーの入れ知恵により総統の正体を探ろうとする黒輝と、一連の事件にデラックスファイターと鷹の爪団が関与していると睨んだNTSもそれぞれ調査に乗り出すが……

クロッター社の副社長ザハルに疑惑の目を向ける鷹の爪団。そこにザハル本人から呼び出しの電話が！「尻尾をつかんでやる」と豪語してクロッター社に乗り込んだ鷹の爪団だったが、逆に囚われクロッター社と黒輝の裏の顔を知ることになる。おまけにクロッター社を探りたい美冬、NTSを探りたいザハルの間で板挟みになりややこしいことに。このピンチをチャンスに変える吉田の秘策とは！？

任務のために接近したのに、別の意味で急接近してしまったザハルと美冬。今度は「地元島根の元恋人」という設定で接触を試みるが、恋愛偏差値が小学4年生程度の二人は吉田に次々とウソを吹き込まれて…… どうなる！？任務と恋とゴールデン・スペル事件！

シャイニングブラックから追われる身となったザハルと美冬。二人を助けに向かった鷹の爪団は、道中でDXカンパニーの従業員 岩佐と出くわし、衝撃の事実を知らされる。一方、ゴールデンスペル生成プログラムを手に入れた黒輝は世界征服を開始するが、作戦は想定外の事態を招くこととなり……

自社メディアとディープフェイク技術を駆使し、日本中を混乱に陥れる黒輝。しかし、そこにゾンビの大群を従えたシュガーが現れ、黒輝の手下やNTS隊員をも次々とゾンビに変えてしまう。加速するゾンビ化とシュガーの怒りを止める手段はあるのか！？

日本中で爆発的に広まるゾンビ・スペル。レオナルド博士は対抗策として全てのスペルを無力化する「アルティメット・アンチ・スペル」の開発を始めるが、その材料には100万ポジティブもの善意が必要だという。「感謝の言葉」を求めて街を奔走する鷹の爪団とザハル ・美冬たち。次々とゾンビを退けたり、退けてもらったりするが……

街の人々から感謝の言葉を集め、再び集結した鷹の爪団と仲間たち。しかし、集まった善意は100万ポジティブには遠く及ばない。敵の猛攻をくぐり抜け、家電量販店に逃げ込む一行。そこであるものを目にした吉田のひらめきが窮地を救う！？感動の最終回！